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野方でもう一軒の手打ち蕎麦屋
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「アボカドとクリームチーズのわさび醤油合え」
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「おつまみ生姜焼き」
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「生ビール」
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「冷酒」
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「冷やしきつね」
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「冷しきつね」を啜る
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蕎麦湯はかなりの粘度が添加されている
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「ほうれん草お浸し」（初回の昼時）
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「天ぷら盛り合わせ」（初回の昼時）
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「せいろ」（初回の昼時）
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蕎麦の品書き
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夜の肴の品揃え
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＇冷やしたぬき・きつね始めました！＇
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酒のラインナップ
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飲み物の品書き
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蓼喰人
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店舗基本情報
| 店名 |
掲載保留
藤二郎
|
|---|---|
| ジャンル | そば |
| 住所 | |
| 交通手段 |
西武新宿線【野方駅】北口 徒歩２分 野方駅から162m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
～￥999
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特徴・関連情報
| 利用シーン |
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|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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野方には何軒かの蕎麦屋が在るが、こちらは最近まで未訪だった一軒。
場所は駅前から北に延びる「北原通り」の商店街の中。
店構えから一見古い店のように思えるが、以前から在った蕎麦屋に居抜きで入ったので、実際の誕生からはまだ3年ほどしか経っていない。
初回は休日の昼に寄ってみた。
場所柄か一杯やる客は少なく、昼間は出来る肴類も少ない。
蕎麦前には「天ぷら盛り合わせ」をもらったが、ボリュームの割に技術的にも味も今一つで、あまり良い印象は無かった。
締めには「せいろ」を頼んだが、手打の蕎麦は結構しっかりとしていたので、夜に再訪してからレビューすることにした。
この時期、外は明るい6時少し前に入店。
奥はまだ若いご主人と助手の若者、表はアルバイトの女の子という体制。
まずは「生ビール」。お通しは付かない。
肴の品揃えは、昼に比べれば多少増えている。
その中から2品を注文。
「アボカドとクリームチーズのわさび醤油合え」：取り合わせは悪くないが、念入りに混ぜ過ぎたせいかアボカドの食感が無く、単にチーズの和え衣のようになっているのが残念。
山葵もあまり利いていない。
「おつまみ生姜焼き」：名前につられて頼んでみたが、豚のバラ肉の薄切りと玉ねぎを炒めて、たれを絡めた一品。
肉はちょっと焼き過ぎで、カラカラの状態。
たれは甘さが勝っており、生姜の味もあまりしない。
酒の品揃えは一時に比べれば減っているようで、あまり選択肢は無い。
店内の掲示から＇おすすめ＇の「南部美人」を一合もらった。
蕎麦は何にしようかと、改めて品書きを眺める。
天ぷら系や、鴨やカレーなどは有るが、普通にありそうな、たぬき・きつね、江戸前伝統の花巻・おかめ・玉子とじなどは見当たらない。
しかし壁の掲示には何故か＇冷やしたぬき・きつね始めました！＇の文字が見える。
面白そうなので「冷やしきつね」を頼んでみた。
暫しの後に運ばれた大皿には、茹で上げた蕎麦の上に、甘く煮て一口にカットされた油揚げの他、胡瓜・貝割れ・人参・錦糸卵の細切りがたっぷりと盛られ、中央に刻み海苔が乗っている。
つゆは徳利で出され、好みで客が回し掛けるスタイル。
見た目はカラフルで、混然となった食感はなかなか面白いが、味の面は凡庸で特筆することは無かった。
蕎麦自体はまずまずだと思う。
つゆも突出した出来では無いが、甘さが少なく丁寧な仕上がりと見る。
蕎麦湯はかなりの粘度が添加されたドロドロが出て来たが、べたつく舌触りは〆としては残念。
味とは別の部分で気になったのは、BGMに店の雰囲気とは不似合いな「カーペンターズ」のナンバーが、常時流されていること。
先日の「武蔵野やぶ」のクラシックほどの違和感はないが、蕎麦屋にしては珍しい。
しかし我々くらいの年代の者にとって、懐かしいカレンの声を聴けば、全てを許してしまうような心持ちになってしまう。
今回も梅雨時の天候を払拭させるような、涼やかな歌声が心地よく、穏やかな気分に包まれた。
こちらは、新興の店ではあまり見かけない通し営業。
仕事振りに実直さは認められるが、店構えの古さも手伝って、個性や才気と言ったものが感じられない。
丼物とのセットメニューがウリの様だが、蕎麦の出来が悪くないだけに、単なる食事処として扱われてしまうのはもったいない気もする。
料理の品揃えや蕎麦の種物には、もう少し力を入れて欲しいし、そのためには＇通し＇でなくても構わないと思う。
店内のやや暗めな雰囲気も以前の店のままであり、明るく手直しした方が、活気が出るのではないか。
飲み物のメニューなども、現在無いものがマジックで消されていたり、値段が手書きで訂正されているが、少し気を使って小奇麗に整えれば、印象は良くなると思う。