駅から数分で歩けばフランスの香り 伝統菓子 そして日本との美しい融合～幸せのbrun : アルカション 本店

☆F.O.C 580円

白い無花果の飾り

赤ワインジャムのプルーンの濃厚な甘さ、アクセントのクランベリー、大ぶりな無花果

その干し果実たちのジャムの甘味と飾りは
重厚な滋味溢れる味わい

シナモンの色と香りが淡く染めたレアチーズ

サクサクとしてしっかりした焼き具合
いつも、とてもおいしいアルカションのタルト

その重なりのベージュの色彩は
冬の美しいカシミアのコートのよう

☆タルト シュクル
フランス菓子のシンプルな砂糖使い
何故こんなにも美味しいのか
現地のブーランジュリーの定番クレープシュクル(砂糖だけのクレープ)の引力と同じく

優れたタルトをシンプルにいただける
シャリシャリとした砂糖の食感と甘さ
タルトとそれだけがおいしいお菓子

☆クグロフ(ミニ)
ブリオッシュ、のような生地の食感の心地好さ
一口目に香るリキュールの華やかさ
レーズンはそれらを楽しむためには
ほんのすこしでよく
それも叶う
私は大きいクグロフを切ったものより
まぶされた砂糖と焼きめが全部付く
それを一口で頬張れる
アルカションのミニサイズが大好き

☆パン・ア・ラ・クレーム
お菓子やさんのクリームパン
最高でしかない逸品
持ち運びやすさも良くお土産にも最適

〔ラルム ドゥ ラリューム〕☆☆
550円(税込)2021年訪問

まるで硝子レンズのような水まんじゅう
色鮮な夏の季節の果実を宝石のように閉じ込め
ちりばめてそこのクリームブリュレがおいしくてきらきらさせる

真昼のプラネタリウム
真夏のスノードーム

蜜は真昼に夜空を魔法のように描き出す
もやもやとしたたなびく甘い暗闇
これは「逆」天の川

星たちはほんとうの昼にも夜と同じく空一面にいる
みえないだけでいることは変わらない

素敵なお菓子で夢をたくさんくれる
ここの国(日本)の物語はいつでも自由

〔シュー ア ラ クレーム〕☆
注文後にスタッフの方が店頭の焼き上げられたシュー皮を奥の厨房へ持ち込み、パティシェがたっぷりのクリームを入れたものをその場で箱詰めしてもらえます。珍しくはないサービスですが、シュー皮のサクサクパリッとした具合を楽しめるのはやはり嬉しい。
甘さが控えめでとろみが強く、豊満で実に魅力的なアルカションのクレームで満たされる逸品です。

〔エキノクス〕☆
雫？勾玉？この流線形は美しいですね、とても難しい。
フランボワーズのミニマカロンが素晴らしい
それからつややかなチョコレートのグラサージュ
包まれるのはベリーで揃うチョコレートムース
そしてミルクティーのクレームブリュレ
下はココナッツ生地の不意打ちからの統一感。

〔タルト フィグ〕◎
旬の無花果のやわらかで青々しい薫りが漂います。
香ばしいタルトがクリームと果実を受け止める安心感。

〔トゥティ フルティ〕◎
トロピカルなイエロー
白いジェノワーズにフレッシュフルーツ。
パイナップル、苺、キウイ、マンゴーたちはとてもボリューミー、そしてクリームの調和。
 (季節限定) 500円

〔ミルフィーユ フランボワーズ〕☆
クリームにフランボワーズがちりばめられた、枯れ葉のように軽やかで心地の良いミルフィーユ。

〔デュネット〕☆
缶を開けるとコニャックと焼き菓子らしいバターの薫りが溢れ、それだけでもう素晴らしい。
しっとりとした生地とチョコレート、松の実の濃厚な味わいは欧州らしいバランスで素敵。
日本でも胡桃や栗、実りのおいしさは昔から継がれていますね。この海を超えたおいしさをいただけるのは実に幸せです。
美味しいものを別の何かに例えるのは気がひけるのですが日本菓子に例えるとbamboo shootの超SSS最上位と書いてみます。日本人にも幼少期から慣れ親しんだそれに心当たりのある方は勿論、お好きな方へのプレゼントによろしいかもしれません。

☆カプリス
ベリーピンクキラキラ、甘い薫り、熱を煎れた瞬間のマシュマロのようなとろみのメレンゲは繊細なレースで仕立てたドレスのようで。

苺、バナナ、数種のフルーツの甘酸っぱさがとろとろのメレンゲの甘さと溶け合います。
スイーツ大好き！でも乳クリームが苦手…そんな方には最適解のひとつかもしれません。

「フルーツとカスタードクリームの入ったメレンゲタルト」アルカション公式サイトの一文と写真にいてもたってもいられずこちら目当てに訪問。
ショウケースに並ぶ実物のカプリスは写真以上の輝きに目を奪われました。アルカションのオーラを感じます。

◎タルトタタン
キャラメリゼされたりんごは濃厚でなめらか。
昨今ランダムな焦がしの強弱をひとつのタルトタタンで楽しむ店もある中で、完全に計算された甘さそのままを味わえる密な味わい。大きく絞られた生クリームも嬉しい。

◎ガトーバスク スリーズ
大好物のガトーバスクにクリームと大好きなさくらんぼがサンドされている夢のようなお菓子。ショウケース上に並べられた一切を注文。乾いた季節が愛おしくなる味わい。

☆シュー ア ラ クレーム
キャラメリゼ&ナッツのコーティングがたっぷりのシューアラクレーム。
焦がし砂糖とナッツの濃い琥珀のような半透明な主張強めの香ばしさ、しっかりめのシュー生地、バニラクレームのボリューム、全ての重さがおいしいバランス。ここでないと食べられない、存在感。

◎クリーム ブリュレ
クレームを素直に楽しめる。食後のデザートによい小ぶりなサイズと価格は日常に馴染む幸せ。ケーキともうひとつ添えるならこちらかと。

◎バイヨンヌ
フォークは軽く通らない、それはミルフィーユ以上の悩ましさ、そして悦び。
上部に絞られたチョコレートの粘度、やわらかなアーモンドのクリーム、ザクッとした天地はチョコレート掛け。クリームとチョコレートのザクザクとした食感、そのコントラストが愉しく続きます。
子供の頃生まれて初めて食べたハーゲンダッツのクッキー&クリームのようなハッピーなサプライズ感。

☆パン ア ラ クレーム
アルカションのケーキのカスタードクリームの入ったパンは絶対に食べたい、という思いがそのまま目の前で具現化したパン。重さが幸せで、生地とクレームの相性も幸せで、これをまた食べたいという希望が人生に生まれたパン。今求めるのは華やかさではなく癒しと安らぎの味わい。
☆クグロフ
お一人様サイズ

☆シシリアン
こちらシシリアンというアルカションのお菓子は、訳はそのままですと、シシリア島のという意味。シシリア島のお菓子＝名産品のピスタチオの菓子、そのダックワーズです。
ピスタチオがダックワーズ、なめらかなナッツの油分と薫り、自然なピスタチオグリーンに粉砂糖、ふんわりとしっとりとさっくり、そして口溶けは最高としかいえません。山ほど食べたいお菓子です。

そもそも小判型のダックワーズは日本発で、そのやわらかさと軽やかさはとても日本の湿度にあうお菓子だと思います。
ギリシャやシシリア島(随分前ですが)では、日本の観光地で見かける大袋の落花生や豆菓子、おつまみのごとくあちらこちらでピスタチオが売られていたことを思い出します。

◎サブレ シトロン
檸檬のビターさ、現地らしい味わいと固さ(やわらかさの)サブレ。チョコレートがけの一枚を下にアイシングの一枚に檸檬のコンフィチュールを塗り重ねたもの。

◎クロッカン
小粒でハードなアーモンドメレンゲ。手が止まらなくなる。『カリッとした食感』の訳、そのままを口で学べます。

◎フリアン ココ
◎ラスク ショコラ
◎マドレーヌ
◎ラスク ショコラ
ビター寄りのショコラをたっぷり染み込ませた固すぎないラスク。クグロフのと並び甘さと軽い酸味の刻みドライフルーツがアクセント。大人のラスク。
☆カヌレ

品揃え、漂う香り…

ドアを開けると、そこはフランスの街角に迷い混んだような美味しい雰囲気。品定め前から既に定期的に通う予感が。予定を変更し、目星を付けていた定番品ではなく今日は期間限定品を優先に購入することに。

☆ラルム ドゥ ラ リューム550円
縁取りは季節の果物のマリネ。桃、苺、ブルーベリー、柑橘果実。淡いイエローベージュのクリームブリュレはバニラビーンズの黒い粒が散らばる。
ドームレンズのような水まんじゅうがそれらを閉じ込める。
差し込まれたスポイトで中から黒蜜を注ぐと薄靄のようにそれが広がる仕掛け。夢のようなおいしさ。和を取り入れた西洋生菓子で一番美味しい体験。

☆ルージュ ソバージュ500円
ラズベリーとブルーベリーを冠にした4種のベリーの荒濾しフルー粒な食感と乳のなめらかさが素敵。

☆タルトペーシュ500円季節限定
桃を守る繊細なコート。ピスタチオの枝も小さな桃そのままを象りとてもかわいらしい。もぎたての果実が皿を彩り、それらがおいしいケーキという幸せ。
山梨県笛吹市の農家さんと契約されているという桃はとても瑞々しく果汁が染みます。受け止める焼きのしっかりした生地に詰められたクレーム・ダマンド・ピスターシュの相性も美味。

☆モンブラン510円
洋栗モンブランは甘さは濃く、中はミルキーで固めに泡立てたクリーム、チョコレートがけ、タルトはこちらも焼きが好きなバランス。

☆カヌレ230円(大)
歯触りの心地好い褐色の表、卵黄の黄色の中は空気感がない濃密空間、もっちやわ、掌で感じる重量感、香り、全てが本場のあの美味しさ。あと足りないとしたら？足りないものはなく、余分なのが日本の湿度だけかな。冬にまた食べることを約束したいカヌレでした。サイズが大小あるのもよいですね。近所ならきっと毎日通い詰めで食べてしまう…！

☆バゲット340円
細身で気泡が少ない密度が美味しいバゲット。サンドイッチにも最適な固さ。近所であれば、朝食用に定期的に通うこと間違いなし。

☆キッシュ シャンピニオン (250円と300円台のの店頭の表記がありました。レシートは300円台だったので、サイズはもう少し小さめでも指定できるのかもです？)
パートブリゼの濃い茶色く焼きしめられたザクサク食感。塩気のしっかり効いたアパレイユにマッシュルームとベーコンもぎっしり詰まっています。この「濃い×濃い」バランスが旅行先そのままのようで満たされます。
あれこれ食べる楽しみが多いので小ぶりなサイズのも嬉しい。

☆クリームブリュレ340円
フランスそのままと、日本の創作洋菓子を完成に導いた様な、それでいて親しみやすいお菓子が豊富に並ぶ、とても魅力的なお店でした。
ショーケースやその回りすべての品揃えが教会帰りの日曜日の昼のパティスリーやブーランジュリーの風景そのまま。ノーパスポートで旅気分も味わえる幸せ空間です。

※こちら本店のレビューは当方のミスで練馬店にしていたものを、そのまま移動させていただきました。ご指摘ありがとうございます。移動完了に伴い練馬店のレビューは削除させていただきました。