初回ほどの感激は無かったがランチは相変わらずお得 : 味三昧 中村橋本店

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3.6

¥2,000~¥2,9991人
  • 料理・味3.6
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP3.8
  • 酒・ドリンク3.5
2021/07訪問2回目

3.6

  • 料理・味3.6
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP3.8
  • 酒・ドリンク3.5
¥2,000~¥2,9991人

初回ほどの感激は無かったがランチは相変わらずお得

 この日は午前中の用事が長引き昼食が遅くなったが、折角ならきちんとしたものをと向かったのは中村橋の和食割烹。
 かつて新橋に在った名店「京味」出身のご主人が設けた店で、この辺りでは光る存在の和食料理店。
 近隣の皆さんを中心に会食や宴会の場として利用されることが多いが、昼にはお得なランチを出しており、一年半ほど前に訪れて好ましい印象が残っていた。

 13時半ごろに入店したが、先客はカウンターに一人と言う状況。
 私もそこの反対の端の席に通された。

 まずはビールをもらうが、生も有るが今回は瓶(ヱビス中瓶)を選択。
 昼でもお通しが付き、少量ずつ3品が長皿で出されるのは気が利いている。
 「鰻中骨唐揚げ・白滝と蛸の胡麻和え・胡瓜の金平」で、なかでも胡瓜をさっと炒め煮にした金平が面白かった。
 ちなみにお通し代は330円。

 昼は'日替わりランチ'(968円)をはじめ手ごろな価格の何種類か用意されており、今回は「彩り御膳」(1,320円 税込)を選択。
 暫しの後に一式が大きな角盆で登場。
 内容は次の通り。

 「三品盛合せ」は「鰆照り焼き・天ぷら・冷奴」。
 鰆はやや焼き過ぎで硬かったが、天ぷら(鱚・南瓜・しし唐)はまずまずの出来。
 「刺身」は「イカ・帆立・鯵・サーモン」で、質は悪くないがそれぞれのポーションは小さ目のため、満足度は今一つ。
 「茶碗蒸し」は、鶏肉・椎茸・三つ葉が入り、味も良く結構大ぶりの器で食べ応えが十分。
 「小鉢」は「白瓜の煮物」だが、箸休め的に丁度良い。
 これに「ご飯・味噌汁・香の物(胡瓜浅漬けとべったら風の大根漬け)」が付いたが、いずれもきちんとした仕事。

 前回はワンランク上の「旬菜コース」だったためか、より充実した内容で楽しめた。
 今回は多少印象は劣るものの、値段からすれば納得の範囲で満足度はまずまず。
 夜に寄る機会は中々無いと思われるが、これからも昼のお得なコース目当てに通いたいと思う。

  • 味三昧 - 「彩り御膳」一式

    「彩り御膳」一式

  • 味三昧 - ビール

    ビール

  • 味三昧 - お通し

    お通し

  • 味三昧 - 「三品盛合せ」

    「三品盛合せ」

  • 味三昧 - 「刺身」

    「刺身」

  • 味三昧 - 「茶碗蒸し」

    「茶碗蒸し」

  • 味三昧 - 小鉢「白瓜煮物」

    小鉢「白瓜煮物」

  • 味三昧 - 「ごはん」

    「ごはん」

  • 味三昧 - 「味噌汁」

    「味噌汁」

  • 味三昧 - 「香の物」

    「香の物」

  • 味三昧 -
  • 味三昧 -
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2020/01訪問1回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.5
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク3.8
¥3,000~¥3,9991人

昼のランチでハイレベルな仕事を確認。夜の再訪は必至

 昼に出掛けたのは、中村橋の和食割烹の店。
 こちらは誕生してから20年近く経つようだが、実際に評判を耳にするようになったのは最近のこと。
 まずはランチで手応えを確かめようと、新年早々足を運んだ。

 場所は中村橋駅から千川通りを富士見台方向に4.5分歩いた、マンションの1階に組み込まれている。
 11時半の開店直後に入店すると、ベテランのお姐さんが明るく迎え入れてくれた。
 靴を脱いで上がるが、下足はきちんと仕訳けて収納される。

 店内は結構広く小ぎれいに纏まった明るい雰囲気で、幾つかに区分けされた客席には50人ほどは入れるようだ。
 磨きこまれた廊下を抜けたカウンターの端の席に通されたが、掘りごたつ式になっており足温装置が施されているのも有難い。

 卓上に置かれたメニューは大部で、内容も多岐にわたっている。
 ご主人は新橋の名店「京味」出身とのことで腕前は折り紙付きだが、コース料理の他一品料理の充実には目を見張る。
 季節がら用意されている鍋物も、蟹しゃぶ・ふぐちり・鮟鱇・すっぽん・鴨と多彩。
 別冊になっている酒も、目を通すだけでもかなり時間が掛かるほどの品揃え。

 昼にはお手軽なセットメニューが幾つか用意されており、値段も880円からと安めの設定。
 一通りの仕事が楽しめそうな「旬菜コース」(2,000円)を注文。
 合わせて平日限定の飲み物から「ランチビール」(300円)を頼む。

 コースの内容は次の通り。
前菜三種」:「鶏肉の揚げ浸し」「いかの明太子和え」「若芽の酢の物」が横長の皿で登場。
 いずれも丁寧な仕事が感じられ味も良いが、中でもしっかりした歯応えの若芽とその酢加減に感心。

お刺身盛合せ」:鮪赤身・〆鯖・サーモン・帆立・烏賊の5点盛り。
 本鮪と思われる赤身が美味しく、一見〆ていないように見える鯖にもきちんとした仕事が施されている。
 茗荷の細切りなどのつまにも包丁技の冴えが感じられ、山葵も上物。

 ここで料理の流れから、どうにもビール一杯では済まなくなり酒を注文。
 「吉乃川」を熱燗でもらうが洒落た酒器で供され、芳醇な味わいが染み渡る。
 料理の美味さと相俟って、心地よい時間が流れる。

雛鳥竜田揚とサラダ」:こちらの名物料理のようで、皮を外した鶏もも肉が一口大にカットされ、下味を付けてから香ばしく揚げられたものが3個で、結構なボリューム。
 一般的なとり唐揚げとは一味違った和食ならでは技法で、凝縮された旨味が楽しい。
 添えられたサラダは水菜が主体だが、醤油ベースのオニオンドレッシングとの相性が良い。

焼物盛合せ」:「金目の幽庵焼」と「沖さわらの山椒焼」が、それぞれ小鉢に盛られて登場。
 いずれもきちんとした仕事で、金目は柚子入りの大根おろしでさっぱり、沖かますはやや甘目のこってりとしたタレが印象的。

稲庭うどん」:ご飯代わりに付くが、料理で酒を楽しんだ後には嬉しいスタイル。
 麺にもつゆにも突出したものは無いが、のど越しの良さは好ましい。
 薬味に山葵が付くが、こちらは調合品のため、これならば生の生姜おろしの方が良いと思う。

水菓子」:2種類の中から「ティラミスアイスクリーム」を選ぶ。
 こちらも自家製で、量もたっぷりだが甘さ控えめな点は好ましい。
 ちなみに「水菓子」とは果物を指すという認識を持っていたが、最近は水羊羹や葛切りなどはもとより、スイーツ全般をこう呼ぶことが一般的になりつつあるようだ。

 食後に新たに供された煎茶を啜りながら、暫し余韻に浸る。
 足を運んだ甲斐のある、満足度の高い時間が流れた。
 ランチと言えども仕事振りには手抜きは無く、細かな部分までへの気配りが感じられる。
 
 ご主人はまだ40歳代と思われるが、かなりの匠と見受ける。
 カウンター越しに少し言葉を交わしたが、仕事に対する真摯な姿勢が感じ取れた。
 弟子として学んでいる若い衆の動きも清々しい。

 ランチコースは特別のサービス品だが、品数と内容の充実度からすれば大変お得。
 ビールと酒を付けて外税でも3,000円ちょっとは、申し訳ないようなCPの高さである。
 女将さんはじめ、接客スタッフの応対ぶりも好感が持てる。


 この日が新年最初の営業日だったためか、予約の電話がしきりと入っている。
 時節がら新年会の他に、慶弔の会食の場としての利用も多いようだ。
 それぞれの席に相応しい、きめ細やかな対応が図られることが窺える。

 この沿線にも和食の名店と呼べる店は何軒か在るが、こちらはひときわ光る存在と言える。
 ランチに気軽に寄れることも有り難いが、一度ゆっくりと夜に訪れたい気持ちも強い。
 新年早々良い店を知ったことを嬉しく思う。

  • 味三昧 - 「前菜三種」

    「前菜三種」

  • 味三昧 - 「お刺身盛り合せ」

    「お刺身盛り合せ」

  • 味三昧 - 「雛鳥竜田揚」

    「雛鳥竜田揚」

  • 味三昧 - 「焼物二種」

    「焼物二種」

  • 味三昧 - ランチビール

    ランチビール

  • 味三昧 - 鮪赤身

    鮪赤身

  • 味三昧 - 〆鯖

    〆鯖

  • 味三昧 - 竜田揚はしっかりとした味と食感

    竜田揚はしっかりとした味と食感

  • 味三昧 - 燗酒「吉乃川」

    燗酒「吉乃川」

  • 味三昧 - 「金目の幽庵焼」

    「金目の幽庵焼」

  • 味三昧 - 「沖さわらの山椒焼」

    「沖さわらの山椒焼」

  • 味三昧 - 「稲庭うどん」

    「稲庭うどん」

  • 味三昧 - うどんを啜る

    うどんを啜る

  • 味三昧 - 甘味の「ティラミスアイスクリーム」

    甘味の「ティラミスアイスクリーム」

  • 味三昧 - デザートも自家製

    デザートも自家製

  • 味三昧 - ランチメニュー

    ランチメニュー

  • 味三昧 - ランチドリンク

    ランチドリンク

  • 味三昧 - カウンターの様子

    カウンターの様子

  • 味三昧 - 店頭のメニュー

    店頭のメニュー

  • 味三昧 - 外観

    外観

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
味三昧 中村橋本店(あじざんまい)
ジャンル 日本料理、海鮮
予約・
お問い合わせ

050-5596-5871

予約可否

予約可

住所

東京都練馬区中村北4-12-13

交通手段

西武池袋線 中村橋駅 徒歩3分

中村橋駅から171m

営業時間
  • 火・水・木・金・土・日

    • 11:30 - 15:00

      L.O. 14:00

    • 17:00 - 23:00

      L.O. 22:00

    • 定休日
  • ■ 定休日
    第3火曜日(祝日が左記となった場合はその翌日)
予算

¥6,000~¥7,999

¥1,000~¥1,999

予算(口コミ集計)
¥15,000~¥19,999 ¥1,000~¥1,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

電子マネー不可

QRコード決済不可

席・設備

席数

50席

(カウンター6席、テーブル4席)

個室

(2人可、4人可、6人可、8人可、10~20人可、20~30人可、30人以上可)

掘りごたつ個室あり(4名~12名様用) 掘りごたつ個室あり(13名~24名様用) テーブル個室あり(2名~4名様用) 掘りごたつ個室あり(2名~4名様用) 掘りごたつ個室あり(2名~8名様用) ※個室の詳細はお店にお問い合わせください

貸切

(20人~50人可)

禁煙・喫煙

分煙(加熱式たばこ限定)

※煙が流出しないように仕切り・壁があります。 ※ご要望に合わせて対応可能

2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

駐車場

空間・設備

落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり、掘りごたつあり、電源あり、無料Wi-Fiあり

メニュー

ドリンク

日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる、ワインにこだわる

料理

野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 接待 知人・友人と

こんな時によく使われます。

サービス

2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト

お子様連れ

子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)

離乳食持ち込みOK・お子様用食器あり

ホームページ

https://ajizanmai.jp/

オープン日

1993年

電話番号

03-3577-7022

備考

【ランチタイムのサービズ】
デザート付きランチ

【化粧室】
様式:洋式(温水洗浄便座)
男女別:女性用1個
男女共用:1個
女性向けアメニティ:爪楊枝
男性向けアメニティ:爪楊枝
設備・備品:ハンドソープ・ペーパータオル・うがい薬・便座除菌スプレー

初投稿者

とんこんばっこんとんこんばっこん(250)

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