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通常利用外口コミ
この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
テイクアウトのランチボックスは「洋風懐石弁当」の趣
ディナーはさらに満足度が高い
先月ランチで訪れて好印象だったため、今回は夜に友人を誘って訪店。
土曜日の19時に予約を入れておいた。
先客は2組5人で、我々を含めて3組で貸し切りとなっていた。
前もって「冷前菜・温前菜・パスタ2種・メイン・デザート・飲み物」の3,980円のコースを頼むことを告げておいた。
尤も料理のすべてがメニューを見て選べるプリフィックススタイルなので、独自のコースを組み立てられる楽しみもある。
まずは食前酒を訊かれたので、スパークリングワインに季節のフルーツを合わせた2種類のカクテルをそれぞれもらう。
私は「九州産 デコポンのミモザオレンジ」、お相手は「山形産 桃のベリーニ」。
お互いに少しずつ味見をしたが、どちらも爽やかな味わいで上々のスタート。
合わせて付き出しとして「パルミジャーノ入りの温かいグリッシーニ」が出された。
メニューに目を通すと、どれも垂涎ものが並んでおり大いに迷う。
品目によっては多少の加算が必要だが、なるべく多くの味を欲張りたい気持ちから次のようなラインナップとなった。
'冷たい前菜'は別々の2品を頼み、少しずつ分け合って味わう。
「キャビアを添えた、宮城産 焼き穴子 根セロリのピュレ」(+500円):白焼きにされた穴子は味が濃く、結構たっぷり乗ったキャビアの塩気が味を纏めている。
「まぐろのカルパッチョ いちじく添え」:鮪の角切りが生の無花果の上に盛られており、振りかけられたカラスミのパウダーが効果的。
'温かい前菜'もそれぞれに注文しシェア。
「千葉産 若鮎のフリット サマートリュフ」(+500円):2尾の稚鮎がきれいな姿で揚げられており、添えはポレンタでコーンのひげも揚げて飾られている。
さらに卓上でサマートリュフが削られるサービスが施された。
「長崎産 いとより鯛のポワレ」:淡白なイトヨリの皮目はパリッと仕上がり、添えは万願寺唐辛子のソテー。
柑橘系のソースはエスプーマ仕立てで爽やかさを演出。
'パスタ2種'は半量ずつを分けて供される。
「根室産 生うにのクリームソース タリオリーニ」(+500円):ソースに加えられた他に、生の雲丹もたっぷりと乗った豪華版。
濃厚な旨味が手打ちパスタに良く合う。
「鴨肉とファジョッリのラグーソース ビーゴリ サマートリュフ」(+300円):鴨とインゲン豆のようなファジョッリが煮込まれたソースは味が深く、トリュフは細くカットされて上に盛られている。
’メイン'はテーブルごとの注文となる。
「仙台牛(A5)イチボの藁焼き」(+1,000円):脂分の無い上質な赤身肉は精妙な火通り。
ソースはあっさり目で、ジューシーな旨味をストレートに堪能。
ガル二はマッシュポテトと花ズッキーニだが、花弁の中にはラタトゥイユが包み込まれていた。
パンは「フォカッチャ」と、両端がすぼまった紡錘型の「プチフランス」の2種類が出された。
リーンな味わいで、ソースを拭って頂くにも好適。
ワインは白と赤の両方を楽しみたかったので、やや多いと思ったが共に500㎖のデカンタでもらう。
白はアブルッツォの「フォッソ コルノ チーマ ビアンカ」、赤はシチリアの「カンティーネ コローシ」と言う銘柄。
いずれも実に美味しく、料理とともに大いに楽しめた。
デザートは6種の中から選べる。
品切れのものもあったが、私は「ショコラテリーヌ」お相手は「マンゴーソルベ」を選択。
ともに良い出来で、起伏に富んだコースの締めくくりに相応しい。
飲み物に頼んだ「コーヒー」も美味しく、これにはミニャルディーズとして手で摘まめる「フィナンシェ」が添えられた。
実に満足度の高いひと時を過ごせた。
ランチ以上に丁寧な仕事が随所に認められ、そのため料理の提供が多少ゆっくり目だが何ら問題ない。
イタリアンと言うより高級フレンチに近い部分も感じられ、ご主人の確かな技術力とセンスの良さが披露されている。
お勘定は個々の料理への加算と、ワインもたっぷりと楽しんだため2人で2万円ちょっととなったが、充実した内容に照らせば極めてリーズナブル。
接客全般を担当する、マダムの穏やかな応対ぶりもゆかしい。
都心に在れば、超人気店となるのは必定の佳店と言える。
これからも定期的に訪れたい。
ハイレベルなランチを堪能。もっと注目されて良い佳店
我が家からそれほど遠くない江古田に、4年ほど前に洒落たイタリアンが出来たことは聞いていたが、なかなか訪れる機会が無かった。
ランチなら気軽に寄れそうなので、日曜日の昼に足を運ぶ。
場所は千川通りを越えた、住宅街に入りかけた所。
マンションの一階に組み込まれているが、間口も奥行きも思ったより広く、表にはテラス席も用意されている。
開店時刻の11時半直後に入店。
店内にはテーブルに12席、カウンターに3席が、ゆったりと配されている。
オフホワイトの色調ですっきりと纏まっており、大きな窓に掛かったレースのカーテンがエレガント。
照明の使い方が上手で、ブルーの布張りの椅子などの調度類や壁に掲げられた絵画も、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
ホールはマダムと思しき、物腰柔らかな妙齢の女性が担当している。
1人の私は、カウンターの左端の席を勧められた。
目の前には動物を模した、可愛らしい小物が並べられている。
ランチメニューはプリフィックスのコースが3種類で、価格はすべて税込み。
Aは、本日のスープ・前菜盛り合わせ・パスタ(3種より選択)・デザート(3種より選択)・ドリンクで1,680円。
Bは、前菜盛り合わせ・温かい前菜(4種より選択)・パスタ(6種より選択)・デザート(6種より選択)・ドリンクで2,480円
Cは、Bにメイン料理(2種より選択)が加わり3,980円。
Bが面白そうなのでこちらを注文。
パスタは2名で訪れる場合は違ったものを別々に頼み、2皿に分けて提供されるのが通例のようで、一人の私にも2種類を出してくれるとの嬉しい申し出があり、有難くそれに従い2種をチョイス。
飲み物はまず、食前酒にスプマンテを一杯もらう。
ヴェネト州の「Lunetta Prosecco」だが、爽やかな味わいが好ましい。
暫しの後に「前菜盛り合わせ」の皿が登場したが、内容は次の通り。
「イワシのマリネ 穂付きアスパラ添え」「パテ・ド・カンパーニュ 無花果のジャム添え」「カポナータが添えられたフリッタータ」「グリンピースのムース 白ワインのジュレ添え」の4種で、いずれも繊細な技が施されており、盛り付けにも神経が行き届いている。
特に印象に残ったのは、〆すぎていないイワシの味わい、キャロットラぺやマスタードも添えられたパテの美味さ。
温かい前菜は「大分産のいさき ポテトのカダイフ包み焼」で、4種の中からこちらをチョイス。
いさきの身はしっとり、包んであるポテトのカダイフはサクサクの仕上がりで、食感の対比が面白い。
ソースは春キャベツを使ったエスプーマ仕立て、添えの野菜はグリーンアスパラと芽キャベツのグリル、さらに丸く繰り抜いたビーツの色がアクセントとなり、見た目も味も見事な一皿に仕上がっている。
メインの魚料理としても遜色のない、完成度の高さ。
パスタの1皿目は「魚介のラグー 松の実・パルミジャーノ・大葉のソース」。
ラグーと言うとボロネーゼのような所謂ミートソースを思い浮かべるが、魚介を使ってもこう呼ばれるようだ。
粗く刻んだ烏賊や帆立が軽く煮込まれたソースに、松の実の食感・チーズの風味・大葉の香りと色が効いており、あっさりとした塩味だが旨味は十分。
パスタは乾麺のリングイネを使っているが、アルデンテの茹で加減が精妙。
パスタの2皿目は「根室産生うに クリームソース 自家製タリオリーニ」。
こちらはまったりとした濃厚な味わい。
雲丹はソースにたっぷりと入り、さらに上にも乗っていて満足感が高い。
こちらのパスタは生麺のタリオリーニで、もっちりとした食感がこのソースに良く合っている。
ワインは当初、スプマンテの後はグラス単位で頼むつもりでいたが、前菜の内容からしてこれでは足りないと判断し、白を500㎖のデカンタでもらう。
「Sensi Canto」と言うテーブルワインだが、どの料理も合い値段の割にはなかなか良かった。
パンについてが後になったが、紡錘形の自家製のフランスパンが出され、なかなか美味しい。
これで皿に残ったソースも、余すことなく頂く。
デザートは6種の中から選べ、どれも面白そうで迷ったが「クレームブリュレ」をチョイス。
冷製で供されたが、キャラメリゼされた表面のパリパリ感が楽しく、甘さ控えめな味わいも上々。
飾り切りされた季節のサクランボと、ベリーのソースもお洒落。
飲み物は「エスプレッソ」を選択。
これにはさらにミニャルディーズとして、温かい「フィナンシェ」が添えられた。
暫し充実したコースの余韻に浸る。
全般的に丁寧な仕事が貫かれており、確かな技術力と繊細さが感じられる。
料理の出はゆっくり目だが、ワインのグラスを傾けながら一品ごと丹念に味わうには問題ない。
ランチにしてはちょっと贅沢をし過ぎたが、極めて満足度の高いひと時を過ごせた。
ランチの価格設定は少々高いと感じる向きもあろうが、内容に照らせばむしろリーズナブル。
広々として落ち着いた雰囲気は、江古田駅の周辺や我が家の近所の桜台に点在するイタリアンに比べても、はるかに優れている。
穏やかな接客ぶりも好印象。
帰り際にシェフにもお目に掛かったが、思ったより若い方で助手にもう一人の女性が居た。
家族経営なのかは定かではないが、ゆっくりと流れる空気感は実に快適。
この日は梅雨空の休日のせいか、13時近くまで滞店したが私の後には一組の予約客が訪れたのみ。
平日の状況は分からないが、もっと評判になり人気が高まっても良い店である。
夜はさらなるハイレベルな仕事が望めそうで、豊富なワインの品揃えも魅力的。
良い店を発見した。
これからも折を見て通いたいと思う。
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蓼喰人
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店名 |
OBER(オーブル)
|
---|---|
ジャンル | イタリアン、洋食 |
予約・ お問い合わせ |
03-6325-8686 |
予約可否 |
完全予約制 当日のメニュー変更はできない為、ご予約の際には |
住所 | |
交通手段 |
西武池袋線 江古田駅南口 徒歩3分 江古田駅から180m |
営業時間 |
|
予算 |
¥8,000~¥9,999 ¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥8,000~¥9,999
¥5,000~¥5,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス・チャージ料なし |
席数 |
10席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 ※優先駐車場がありますので事前にご相談下さいませ。 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、車椅子で入店可 |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり |
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利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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サービス | お祝い・サプライズ可 |
お子様連れ |
お子様は中学生以上の方のご利用をお願いしております。 |
ドレスコード | 男性の短パン・Tシャツ・ビーチサンダル・ジャージでのご入店はお断りしております。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2015年10月1日 |
備考 | |
初投稿者 |
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折からのコロナ禍の影響で、我が家の近所のレストランも通常営業は休止しテイクアウトに絞ったスタイルをとる店が増えた。
応援したい気持ちから何軒かを試してみたが、正直言って値段の割に内容が伴っていなかったり、これならば自分で作った方がよっぽどマシと思える処が多いのが実情。
しかしそんな中で、出色だったのがこちらの「ランチボックス」。
この店には昨年中にランチとディナーで訪れて、いずれも好ましい印象が残っている。
昼に自慢の料理が盛り合わせられたランチボックスを、手ごろな値段で提供していることを知り、前日に予約の電話を入れておいた。
指定時刻の正午に、隣町の江古田まで自転車を走らせる。
換気のため開け放たれた扉から入ると正面にテーブルが置かれており、日替わりのランチボックスの内容が手書きされた紙が置かれており、それと一緒に販売されている7.8種類の自家製パン、さらにワインやドリンクの瓶が体裁よく並べられている。
名前を告げるとご主人は、最後の仕上げに掛かっている様子。
マダムからはパンを勧められ少し迷ったが、「ライ麦とくるみぱん」と「ブリオッシュ」の2種を選択。
奥から調整された厚紙製の箱を持ってご主人が現れ、中身を確認させた上で包装された。
このランチボックスは1,400円でパンは2種で520円、いずれも税込みで支払いは1,920円也。
早速家に帰り蓋を開けると、予想以上の豪華さに目を見張る。
皿に移して盛り付けつけようとも思ったが、箱自体がお洒落なのでこのまま頂く。
次のような品々が、びっしりと詰め合わされていた。
「スズキのカルパッチョ、カボチャのサラダ添」「スモークサーモンと茸のマリネ」「3種のシャルキュトリ(美桜鶏とふきのとうのロトロ・鴨ロース・パテドカンパーニュ)キャロットラぺ添え」「ミニコロッケバーガー」「スフレオムレツ」「レンズ豆の煮込み」「鱈・アーティチョーク・オクラのフリット」「シラスがトッピングされた毛ガニと大根の煮物」というバラエティに富んだ内容。
すべてに繊細な技が感じられ、味についても申し分ない。
特に印象に残ったのは、刺身のように厚めにカットされたスズキ、蕗の薹を巻き込んだロトロ、食感が面白いレンズ豆、カラっと揚がったフリットなど。
脂の強いものは入れずに冷めても美味しい工夫が施されており、味が混ざらないように汁気の多いものが外されている点にも感心。
これは「江戸前幕の内弁当」の手法が、反映されているように思う。
パンはマダムの助言に従い、レンジで20秒ほど温める。
いずれも香りが立ち、食感も良くなり美味しかった。
これだけの料理を前にすれば、酒が欲しくなるのは必定。
一品ごと丹念に味わいつつ白ワインのグラスが快調に空いていくが、昼なので何とかボトル半分ほどで打ち止めにする。
実に満足度の高いランチタイムとなった。
ランチボックスはシェフの確かな腕前と繊細な仕事振りが集約された、まさに「洋風懐石弁当」の趣。
充実の内容と品数からすれば、1,400円は極めてリーズナブルである。
品目は毎日少しずつ変わるようで、少し間を置いてまた頼みたいと思う。
※ このようなテイクアウトは'通常利用外'とのご指摘があり、修正の上再度アップさせて頂きました。(5/1)