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煮干しの香りを節で補強!?グイグイと食わせる個性がナイス!
<2015.02> 油そば+スーパードライ
【タレ:永福町系の汁無し!有りそうで無さそうで、何かに似ている】
<場所柄、煮干し風味の「武蔵野油そば」というフィーリング>
配膳の瞬間、三鷹駅から一駅先の武蔵境駅との中間あたりにある「珍々亭」を少しイメージしてしまいました。いわゆる「武蔵野油そば」というやつで、昨年は徐々に勢力を拡大していた汁なし系。すっきり醤油系ながら、どこか円やかな脂の甘味が後を引くタイプで、酢と辣油とネギでガツガツと食えるやつ。それと何となく似ているようなタレ感。
しかし、イコールではないと思えるのは、「煮干し」の感覚。大勝軒ですからね・・・煮干しが効かなきゃという期待を裏切りはしません。醤油ダレをじっくりと眺めていると、見て取れるほどの煮干しの欠片がエキスに滲みます。前面に押し立ててくるほどではないけれど、醤油のスキマに煮干しの甘さがしっとり寄り添うような感覚。煮干しとは言え苦みというより甘味の方が主体かな・・・。
それだけではなく、ちゃんと「柚子皮」があしらわれており、香りと微かな味わいに響くところは、しっかりと永福町系を守っているという感じかと。目新しさを感じませんが、素直な味わいです。
<カエシが軽やかで、好みに合わせてタレと胡麻油を投入する>
割と軽やかな仕上げの油そばです。だからでしょうか「タレ」と「胡麻油」のボトルが個別に提供されます。少しづつ試して投入みましたが、個人的には胡麻油少々というのが印象良かったです。また微妙に辣油を加えて、「ゴマ辣油」にしても秀逸。少し塩分を加える程度に、タレを投入というのが一番バランス良かったです。「良かった」と過去形にしているのは、このあと調子に乗って「酢」を投入したから。それはそれで大変旨かったのですが、酢+辣油が表に強く出てしまい、普通の油そばと全く同じ味わいになりましたもので・・・(悪くないのよそれでも)。
【麺:汁無し系で柔らか系という新境地かもしれません!エールを送りたいかも!】
<永福町系のあつもりは、スパスパスパスパッという切れ味で軽やか!>
麺の歯ごたえがとても興味津々でした。汁系で柔らかめにこだわる系譜で、油そばになるとどのような表情なのかと。実際に食してみると、柔らかさはありますが、それほど心配したほど頼りないということはなく、かといってコシは確かに淡いようです。前歯での切れ味が、スパスパっとこれほど小気味よく、リズミカルに続くというのはあまり記憶なく、いい意味でとても軽やかに食い切れます。密度感がどれほどないので、胃への負担少なく、消化も進みそう。奥歯へ運び込んでプレスするとクチ!っと短いタップであっけなく潰れるところがまた楽しからずや。今回は、並盛にしましたが、これならぜひ大盛りにしていただきたいかも。ビールに良く合いますわ~、負担ないから。
<にゅるつく滑りに、柔らか麺の雰囲気を感じます>
胡麻油を投入したあたりから、にゅるりん!とした滑らかさがとても出てきます。ハネは起こりにくく、勢いよくずぼぼぼぼぼぼぼーーーーと啜り上げても安心感あり。やはり口当たりのソフトな感覚が、この系譜の麺の表情があります。妙に刻み海苔にしなかった点も好印象。海苔は貼り付きやすいでしょうが、一枚海苔に合わせて丸めて食うと旨かったりする。
【具:いつも部品の共通化!? いやいや、挽肉の旨味を受け止めますよ〜】
チャーシューとメンマは、中華麺と全く同じ。カットして少しばかりアレンジなどという小細工はありません。スカスカな弾力が印象的なロース肉と、クニャリとした柔らかくて深みのある味わいのメンマも健在。油そばに合わないはずはなしです。
また面白いところも発見。挽肉が投入されてます。量的には微妙なんですが、歯ごたえ柔らかく、どちらかというと肉自体の甘味がタレに良い印象を与えているというフィーリング。普通の醤油タレにしては、煮干し以外に何か風味あるなと感じていたのは、この挽肉の余韻だったのかもしれません。
総じまして、「たくさん食うにはもってこいのシンプルな醤油汁なし系」という印象でしょうか。満腹腹いっぱい前提の永福町大勝軒でビールを飲むのは通常はしんどいでしょうが、この油そばならそれも適うかと思います。三鷹大勝軒は、ちょくちょくっと最近は寄らせていただきましたが、いつも常連さんがおられて、ディープには支えられてると思います。場所はとても三鷹駅近くとは言え、見過ごしがちなので、少々心配してましたが、地道に軌道にのっておられる様子。数が減りつつかるブランドですから、大切になさってくださいまし。なので詠います。
奥深く
妙に落ち着く
居心地に
静かにふける
みぞれ降る夜
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.02> 中華麺 中盛 麺カタメ
【スープ:やや豚骨の煮出し豊か・・・そんな忠実な永福町系!?】
<煮干しも香るが、やや豚コクのボリューム厚めなところが食べやすい>
当初は軌道にのるか少し心配していたのですが、こうやって土日の昼前にやってくると、私を含め地元の麺好きが集まっているようです。みな中年か少し下の代の男性ひとり客ばかりが、カウンターを埋め尽くす図。土曜日午前の光景らしい、男臭いけどホッとする一場面です。配膳は前の客とほぼ同時に完了。
なかなか深い濁りが相変わらずですが、重くない感じがする明るいブラウンは健在。醤油ダレの穏やかさが生きるという感じでしょうか?煮干しの香りもかなり軽やか。実際に味わってみると、煮干しの苦味は一切が排除されていて、甘みだけがすっきりと広がるといった感覚。煮干しの量を抑えたようでもなく、丼の縁には煮干しエキスが張り付いたのが見て取れます。
それにしてもしっくりと胃袋に来るというか、食べ応えがあって胃袋自身喜んでいるような腹持ち具合がいい!豚魚とまではいかないものの、少し永福町系の中にあって、そちらの方向だけ顔が向いているような感覚。魚介と言い切らないところは、醤油ダレのスキッとした後味が、うまく行きかけた意識を引きずりもどしてくれそうな気がして嬉しい。豚骨の煮出し丁寧さと、ラードの品質の良さが映えます。
<永福町未満程度のスパイス塩気がナイスかも>
つい先日、永福町に降りて食ってきたのだけど、すっかり忘れていたことが、まるでスパイスのような塩加減。その体感と似たようなニュアンスが、ここでも見受けられます。煮干しの甘さと豚コクというだけでは、シンプル過ぎて途中から飽きてしまいそう。しかし、そんな危惧をさらっと流してしまうような、軽やかなスパイス塩気が、食欲を最後まで一貫して導いてくれるようです。
そうそう、大切なことを忘れていた!柚子皮!!。これは、永福町系では必須アイテムだと改めて認識しました。麺をさらえてスープだけをゆっくりと味わうときに、柚子のじんわりとした味変化がとても新鮮に感じてしまう!麺を食ってる時は気にならなかったのが不思議なくらい。それで結局、残さずスープを平らげてしまうことになるのだが・・・・。嗚呼、またも腹がいっぱい100%。
【麺:つべこべ言っても、やはり定則に従った方が旨い!柔わらか系の麺世界】
<カタメとは言え、流儀の範囲>
入店前の直前のお客と同じ生産ロットにあって、「麺カタメ」のオーダーは、同時に配膳されるのだが・・・・、本当にカタメ時差があったのかとても不安。そして、やはりそこは、カタメとは言え一般的には、柔らかい麺。まあそれはそれでということで、こうも毎日永福町系を食べ続けるとだんだん慣れてくるというか・・・・柔わ麺に親しみすら芽生えてくるか。
スパスパっとした前歯のちぎりはリズミカルで切れ込み、奥歯のプレスでは一瞬にしてクチリと潰れしまう。そんな一連の流れの中でも、淡くモチモチとした多加水系の弾力はにわかに感じて、スープのまとわりもあり、それはそれで旨く啜れる。
<ラードをまとって滑らかな滑り感はマックス!>
やや縺れ気味なのか、いや表面がぬめり気味なのか・・・・、いやはやラード層をくぐり抜けまとってくるからか、とてもなめらかな全体のスベリです。柔らかい物腰もあって、全体的にはスベリは最高!マックスです。なのですぶぼぼぼぼぼぼーーーと一気にすすってしまうのだが、調子にのると熱い汁のために火傷をしてしまう。何回食っても懲りない私。
【具:いつものお目見えなんだが・・・なぜか飽きない】
<スカっと肉の脂の抜け具合と、スープの浸透具合がマッチ!>
具にいたっては、本当に一般的。決してバカにしていないです、オーディナリーさの偉大さといか、スカスカっとした脂の抜け具合が、いかにも大勝軒らしいロースの味わい。その隙間を埋めるように、煮干しのスープが染み込む。食むとじわりとテンピュールのように沈み込み、ジューシーな汁をにじませる。ベースはとても薄味なので、スープの味わいがここでも逆に生きるか。
<お行儀のとても良いメンマ>
深い染み込み感がありつつ辛くない。クニャリと感じる歯ごたえ。落ち着く味わい。特筆すべきところはないようで、実はとても安心感を与えるかも。それに、メンマは綺麗に並べられいるだけでも、美味しそうに感じるものだし。これはこれでとても好き。
総じまして、「シンプルの中に、忠実さと個性が埋め込まれた永福町系」という印象ですかね・・・・。やはり、永福町系は、腹一杯にはりきれんことを覚悟で臨んで食うものだと改めて再認識しましたし。シンプルで深い煮干しの味わいを腹一杯はち切れんばかりに食うところに、永福町系の良きところを語れる資格があるということか。銀のお盆を与えられなかったのは、まだ資格がありませんというアピールなのか・・・・。これはまた来なければなるまい。大盛りにするか、油そばにするか、大いに迷うところだがね・・・。なので詠います!
冬空の
突き抜け青く
風強く
沁みる煮干しと
舞い散る花粉
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2014.01> 中華麺 並盛
【スープ:さらっとした煮干しスープのなかに・・・じっとりとした食べ応え感】
<ラード感とプラスアルファな豚コクが効いて・・・心地よい永福町系?ってな感じで和みやすい>
あまり永福町系ってのは食わない方なのだけど、たった2回目の訪問なのに、この麺顔を見てなぜか帰って来たと思えるような安堵感。そんな油断を誘うオーディナリーな感覚がいいです。大きめの器はシンボルとポリシー。それに並盛麺とスープがたっぷりですから、全体的に洪水状態のような、一見真抜けたようなスタイルが、個人的には和むのでしょう。陶器のレンゲは使っていてやはり気持ちよい。・・・と感じながらスープを頂く。
いや〜、やはりラード層の蓋機能がいいですな・・・。さっそくクチの中の上部を火傷してベロ〜ンとなったけれど、その熱さもまた味わいであり、また脂の風味も立つというもんです。この系統だと、豚系の動物系より煮干しが香ばしく、個人的には食後の印象では魚介なのですが、この味わいは、豚のイメージが同等レベル。ラードの香ばしさにプラスして、豚の煮出しをじんわりと感じる・・・。醤油のカエシとは結びつかないけれど、なんだか独特の食べ応えを感じる汁感。豚ってのはコクの感じ方を分厚くするものだなと、深く感じるところもありなむか・・・。
<ちょいとスパイシーなエッジングを残す煮干し感が、柚子風味と結びつく>
さて本命の煮干し感ですが、白地の丼やレンゲには、煮干しの成分の貼り付きを視認することができるけど、ニボっていう感じはそこそこに抑えられている感覚。煮干しのふんわり感よりも、醤油由来の塩気エッジングと煮干しが化合しているような不思議な感覚。そこにやや金属的に感じる柚子の風味がさす・・・といったイメージ。その煮干し感がややじっとりとしているのだが、そこにも塩気を何故か感じる。そしてその煮干し感の後味が、・・・・どういう訳か、その日の体調もあってか、弱いながらも淡く「スパイシー」と感じてしまった。
調味料系の旨味と塩気の境い目のない・・・いわゆる「旨味」なのかもしれない。それがややさらっとした鶏ガラ系の脂と上手くマッチングしていると思えますよ。
【麺:やわらかさが、むしろ「強さ」と感じるトラディショナル多加水ストレート麺!としか言いようがないか?】
<頑固なまでに・・・麺はいかにも永福町的なやわやわ麺!これはもうポリシー!>
本当は、「麺カタメで」と伝え忘れたということだが、やはりデフォルトの柔麺ぶりがやはり伝統と思えますよね〜、この系統だと。モチモチ反発とか、クッシリ低加水などが、分かりやすく受けやすい一般風潮にあって、この「ゆるゆる」「やわやわ」な歯応え感が広く受け入れるところに、どこかラーメンそのものに、懐の大きさを感じてしまう。
頑なまでに、やわやわな歯応え。茹で過ぎという見方もあれば、本来スペックという見方もありましょう。でもこれは、「こういうもです」としか言いようが無い。このスープとの一体感とか、スープの持ち上げや絡みなどをトータルで考えると、非常によく出来た麺なのだと感じる。多加水ストレートの麺は、前歯で面白いほどにスパスパスパっと切れ込んでいて、奥歯のすり潰しでは断末魔のように一瞬でクチリと潰れて喉奥へと落とし込まれて行きます。これら一連の作業そのものがオモロいと言える・・・・。
<ラードと混じり合い・・・チュルチュルとした高速感にプラスした・・・じっとりとしたスベリ感>
この、やわやわっとした麺の最大のエンターテイメントは、「スベリ」に他ならないでしょう。ラード層をくぐり抜けたそのやわやわ麺は、ラードにコーティングされ、麺のお互いがマイナスイオンと、プラスイオンの結合のようなピッタリとした一体感があります。そこに、一縷のスキマにスープが入り込んで来て味わいを成すといった感覚かと。
きっと他にも進化した麺というのはあるのでしょう。しかし、このままで、長く広く受け入れ続けられたということは事実でして、実際に私義理の叔父はこういう麺が好きで、旨いものと言えばこれがあがる。コアなファンには受けるソフト麺ってなぜかどこかに矛盾を感じるけれど、そういうものなのだろうね・・・・。
【具:スカスカっとした中に上質さを感じる・・・・そんなチャーシュー】
<チャーシュー:密度感とカスっとした歯応え!そして周囲の香ばしさがいかにもトラディショナル!>
さて肉ですが、これはいかにもトラディショナルと言うしかないでしょう!確かに、赤身の中にも脂がさしているチャーシューってのは旨いに決まっている。だけど、筋肉質の旨さっていうのもあると思うのですよ。豚骨から出た旨味。脂身からでる旨味というのもありましょうが、やはり脂以外の肉質ってのも、非常に深い味わいというのがあると思える。
その味わいというやつに、周囲に広がる醤油ダレの香ばしさが実によい。食欲を更にそそらんでもない。サイズ感としては、極めて標準サイズ。このチャーシューの標準サイズってのも、時代によって変化しそうだけどね・・・。一方、メンマ。まさにオーソドックス!高級感もがっかり感もないが、等身大の気楽さがある。このくらいがオレにはちょうど良い。
総じまして、「次回は余裕をもって中盛り」でトライしてみたいと思う・・・。永福町系と言えば、やはりトレイに乗っかっていないと雰囲気でないかもだしね(笑)。
しっかし、その余裕って・・・いつになったら、やって来るのかが未だによく分からん。一年一年・・・段々と怖くなってくるわ、この数年間。1月は、まだ終っていないがなんだか重くのしかかったスタートであったが、来月はもっと思いやられるぜ・・・。なので詠います!
駆け抜ける
睦月忙し
風邪もひき
イベント続きの
如月怖し
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2013.07> 中華麺 並盛
【スープ:ふんわり煮干しと節のコク!そして豚コクが分厚くハーモニー】
<煮干しの香りを節で補強!?グイグイと食わせる個性がナイス!>
さて柔らかい煮干しのライト感と麺の重量感が印象的な永福町系。その頭で臨みますと少し意外性を感じて興味がそそられます。少し濃いめの煮干し系醤油ブラウンに、ラードの漂いが落ち着きを与えますな。いわゆる魚介系という個性でいっぱいです。スープ感も程よい動物系と煮干し系のまったりした濃度を感じます。
その味わいですが、煮干しのフレーバーがベースにしっかりと感じるものの、どこか節っぽい香ばしさが前に出てくる感覚。それ故に、味わいとしては、より円やか系にふれつつ、魚介系の重量感も少しばかり顔をのぞかせるという図式。ごくごくと十分に飲み干せるライト感も保ちつつ、どこか腹持ちよさそうなキャラクターがよいね。どんぶりの縁に、魚介の砕けた粉が張り付いているけど、そう粉っぽくもない。魚介のドライバーの効かせ方がいかにも大勝軒であるなと思いつつも、永福町系という感覚から半歩ずらした感覚が、実によいかもしれません。このスープの時点で、再訪問決定ですな(笑)。
<豚の煮出し感とラードのコクが食べ応え感あるね〜>
豚の煮出しも実によいと思えるのです。ラードのコクが厚みを増すばかりでなく、豚肉から滲み出るといった柔らかい肉味も魚介の合間に見え隠れするようです。この動物感が、「あー、食った食った」と腹を落ち着かせる満足感を与えます。甘みも増します。
スープを啜ったり、麺を引き上げたりするたびに揺らめくラードのペイズリー。一気に口の直付けでいただくスープの味わいに、腹落ちする食べ応えを重複して感じる・・・・。
【麺:柔らかい麺の存在感を思い知る・・・・しみじみとチュルピチっとした感覚!】
<やわ麺を改めて「よいな!」と見直してしまう>
はっきり言ってカタメ好きな私です。しかし、この系統の柔麺は別格と申せましょう。このスープとの一体感が実によいと思えてなりませんな。煮干しの濃厚さと絡む多加水系のもちもち感。反発係数としては緩いのだけど、スパスパと前歯で千切る感覚が楽しいし、束になって奥歯でモグモグとすり潰す弾力は、いかにも定番といった落ち着き感。
ところで大勝軒の柔麺はなぜか許せてしまうのは、なぜだろう。個人的には、流行的でないからでしょうかね。長い間支持されてきた何かがあると思えるのですが、もはやトレードマークのような存在感すら思えてならない・・・。
<チュルピチ!という馴染んだ高速滑りに心が和む>
やはり、滑りも無視できませんな。光沢ある地肌に、やや捩れたというか縮れたというような細麺。練り水の個性を感じる透明感ある小麦の色合い。弱い弾力から抵抗力もそれほどでもなく、ズボボとバキュームすると高速に滑って一気に口の中へ。のど奥の滑りもニュルリンとした感覚。口先のチュルリンとした滑り感覚もほどよく、なじみの滑り方がこれまた和むのですわ・・・。
【具:くっさりとした歯ごたえは・・・まるでクッキー(笑)?旨しなチャーシュー!】
ロース部分が非常に脂が抜けていてクッサリとした歯ごたえ・・・・。しかもパフのようなスカッとした柔らかさでして、それがまた醤油ダレを少し感じて旨しと思えてきます。小ブリなのだけど、この一枚を食むと自ずとチャーシュー麺への期待が高まります。スカッとした肉感にスープを染み込ませて尚旨しな肉。これで大きさが伴えば、言うことなしなのだけどな・・・・。チャーシュー麺は、何か成功したときに食う特別なものにしたいため、おいそれとは食えないな・・・・。
メンマも柔らかい系統ですが、しっとりとした全体感でして、これも好印象。ナルトと肉とメンマのシンプルな図式が和みの方程式ということね・・・。
総じまして、三鷹サプライズな一杯!ちょっと趣向をこらした永福町系ということで。家族的な雰囲気も良かったし、地道に流行ってほしいと思えてきます。ようやく面白くなってきた三鷹界隈。これから暑くなりますが、汗かきながら大盛り中華麺を食おうではありませんか!なので詠います!
空梅雨の
日差しの中を
チャリこいて
汗かき食らう
夏中華麺
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
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店名 |
移転
三鷹大勝軒
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
住所 | |
交通手段 |
三鷹駅から222m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
10席 (カウンター6席、テーブル4席) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
2013年6月28日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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<2017.03> 中華麺
入店時、先客2名。なんとなく分かる常連さんのオーラ。食べる様子を見てたら、初めてじゃない肌感覚て伝わると思いません?。そんな常連さん相手でも、ご店主はベタベタした様子もなく、ストイックな感じです。元来、料理人はそう言う人多いかもしれません。とは言っても開店時期はもう少し愛想良かったイメージだけど、慌てず地道にやってて、起動に乗った自信と言うものか。愛想と言うスパイスはないですが、微妙にお味に影響するかも・・・・。
汁:「永福町系の煮干しもさることながら・・・微妙に煮干し濃ゆい味わいと香味のバランスが進化した味わい!?」
ところが、これがすごく美味かったのだ。もともと永福町系でいい思い出がない。本店では叱られた(麺のカタサを指定したから)。某店舗では、味が薄く煮干しも単調で後半飽きてきてしまう。それが、今回は最後までハイレベルで楽しめたからすごい。個人的には、「飛田給」や「日吉」に近づいたかと思うほどのレベル。たまたまの上振れでないことを祈る。
煮干し感はいつもの通り「永福町系の淡く甘い出汁感覚」なのですが、少し違う。「濃ゆさ」と「エッジング」。微妙に煮干しが濃ゆくて生き生きしています。甘みと苦みも双璧で、そのどちらか強いかと探っていたら、実はスパイシーな風合いに辿り着いたりして・・・惑わされっぱなし。スパイシーなイメージがない永福町系ですから、最後までスープを飲み干して残存を確認しましたが、胡椒の粒子が残っているわけでもなく。いかにも不思議なスパイシー感覚が面白いです。
さらに追い討ちをかけるのが、柚子皮。柚子嫌いな方が多いかと思うけど、スパイシー塩気に柚子の軽い苦酸味は、絶妙に合うのです。さっぱりさせつつも、キリリと塩気のエッジを効かせたような味が痛快です。もちろん、ベースのスープも香味油も抜群。ベースは、煮干しを丁寧に煮出した感じがあって雑味がない。苦味と雑味は別物で、丁寧な仕事ぶりが伺えます。それがラードと他のオイルで混ぜたような香味油にじっとりとエキスを放出している。豚骨鶏ガラスープも、髄のえぐみを出さない程度に、さらりと煮出したエキス感が、全体にスッキリ感覚を与えます。
麺:「こだわり・ポリシー・信念などなど感じる柔麺!」
ご飯は、「固め」がうまいと思ってるから、自然と麺もカタメが好き。なのだけど、永福町系の柔らかい麺は、認めざるを得ませんな。これは、事実、スープの相性も柔らかいのが合いそうですし、さらにポリシーも感じます。この旨さは受け止めるしかない。
柔らかいからズボボボボボーって勢いよくすすって快感を得ようとすると、ラードの熱々層をくぐるから火傷する。でも汁をこれでもかと吸い込み、絡み合わせるから、麺自体の味わいはとても深い。本当は、すすって駆け抜けを鑑賞するより、咀嚼で味わいを楽しむべきもの。それがその咀嚼が頼りないから、どこか損しているイメージなのです。だが・・・、咀嚼して味わいに味覚を任せるなら、単純明快に旨し!。煮干しエキスを吸い込んだラードを含む香味油は、確実に麺に浸透しコーテイングしますから、うまいに決まってしまいます。
具:「メンマが素晴らしい過ぎる!ちょっと考えを改めてしまった・・・お店に!」
チャーシューは、調理過程で脂の抜け切ったところを、醤油だれを含み、麺顔に落ちた時点で煮干しスープも含み、うまいに違いないパーツ。醤油ダレの香ばしさが滲んでうまし。
しかし、メンマは意外だった・・・・。最初注目すらしてませんでしたが、食うと、見た目・味わい・歯ごたえともに総合点は高いです。見た目は細くて整った感じですが、サイズ感の揃いが綺麗すぎる点がポイント。そして味わいは、薄くもなく濃くもない。大衆的すぎず、上品でもない。歯ごたえは極め付けに良くて、繊維質が細かい上に、歯切れの良さが表現しきれないほどに格別。今年に入ってのベストメンマTOP3という感じです。
総じまして、「次世代永福町系の名店になるかも!?期待してます地元民としては!!」という応援気分でございます。場所がすごくわかりにくて、悪すぎるような気もしないですが、うまけりゃラヲタは通いますから・・・これからも精進を続けていただければと思います。次回は、「味付けメンマ」と「缶ビール」をセットでいただいてから、中華麺をいただこうかと考え中。これからもガンバてください。ということでこの一日全体を振り返って・・・詠います!。
次々と
フラれ続ける
火曜夜
辿り着きたる
質実煮干し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!