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どんぶりの外側で語るべき名店
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ポックリボーイ
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店名 |
中華そば みたか
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
お問い合わせ |
0422-71-6787 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR中央線・総武線「三鷹」駅南口徒歩3分 三鷹駅から196m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
10席 (カウンター椅子7席+長椅子1本) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可) |
ドレスコード | なし |
公式アカウント | |
オープン日 |
2010年5月1日 |
備考 |
auは、ほぼつながりません。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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僕が吉祥寺界隈に住みはじめたのは1999年(平成11年)なんですよ。
それからずっと僕は『みたか(江ぐち)』に通っているわけです。
ものすごく月並みにこの店を表現すると「庶民的なラーメン屋」ということになるわけですが
持っている背景やドラマの深さは尋常ではない。
初めて入ったときはまだ店名が『江ぐち』で、小柄な名物おやじの井上さんが前線に立って厨房を仕切っていた。
ただでさえ細い目を笑顔でさらに細めてましたね。
井上さんは「いらっしゃーい!」というより「はいささーい!」的な発音で出迎えてくれるんですよね。
ちょっと音を崩しすぎみたいな感じで。
で、こう、すごく小刻みというか雑というか極めてミステリアスで独特な所作で中華そばを作ってくれる。
いまの世の中じゃ考えられないかもしれませんが井上さんは厨房タバコもキメていましたね。
あれがナチュラルですごくよかった。
「厨房でタバコなんてけしからん」みたいな野暮なことをいう客は絶対に来ちゃいけなかった。
極論をいえばここって
雑誌に載ってるような店を追うラーメンマニアが来てマジメに味を語るような店じゃないですね。
そういうことをこの店にやっちゃうと失礼という以前にそもそもお門違い。
どこどこのブランド地鶏を使っているだとか
どこどこの天然岩塩を使ってるだとか無化調がどうだとかそういう話じゃないんです。
むろんそういう路線で味を追求するラーメン屋にはそういう路線で話してもいいんだろうけど、
『みたか』にその基準を押しつけるのは無粋の極みです。ぜんぜんダメ。論外オブ論外。
『みたか』は作務衣を着てハチマキ巻いたような
昨今ありがちな職人系ナルシズムのラーメン専門店じゃないですからね。
ようするにどんぶりの内側だけで語るべきラーメン屋ではないんです。
ここはどんぶりの内側というよりどんぶりの外側に価値がある。
空間が最高の調味料になっているのが『みたか』です。
誰も緊張してない。誰も気張ってない。お客さんはみんな自分の時間を自分だけのために使っている。
名物のチャーシュー皿とビールの組み合わせはその真骨頂です。
『みたか』ほど居酒屋に近いラーメン屋はそうそうないというくらいビール率が高いですね。
2010年の1月に創業から60年を経て『江ぐち』は終わり、
2010年の5月に代を変えて『中華そば みたか』として復活しました。
味は変わってしまいました。
っていうと否定的に響くかもしれませんが逆ですね。
あからさまに美味しくなってるんです。
雑な時代の『江ぐち』のままでも美味しいんだけど、
いまの代は『江ぐち』の本質を見事に保ったまま驚異的に美味しくしています。
前から通っていた古参のファンもこのエッセンス底上げはうれしいはず。
水は真夏にはぬるすぎた水道水(それはそれでよかった)ではなく炭と氷入りのピッチャーになりました。
出汁もすごく深みを増して濃くなった。
ネギは『江ぐち』時代のままのデカネギの他に刻みネギもありますね。
これは注文時に隠しメニュー的に選べます。
そんな感じで多様な面でのコンテンツの充実っぷりが体感されます。
いまの『みたか』には、先代が守ってきた『江ぐち』の心髄を
汚すことなくしっかり受け継いで進化させていこうとする気構えが凛然と備わっています。
どんぶりの内側だけではなくどんぶりの外側で僕たちに幸福を運んでくれた昭和の大スター『江ぐち』。
その店名はこの平成の世の途中で失われてしまいました。
でも、その理念はいまもこれからも雑居ビルの地下で確固たる普遍性をもって燦々と輝くのです。