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店名 |
きんとき
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
0422-54-5580 |
予約可否 |
予約可 昼は3日前より4名~の完全予約制 |
住所 | |
交通手段 |
JR 三鷹駅 徒歩5分 三鷹駅から271m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料なし |
席数 |
13席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | ドリンク持込可 |
ホームページ | |
備考 |
3日前までの予約制仕出し弁当あり |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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ここのレビューを拝見した方々が実際に行ってみたいという話になり、僕はそれに便乗する形での訪問。三鷹駅近くのマンションっていうかビルの1階にお店はあるのだが、建屋の外観とはまったく対照的な店内はすごくハイカラな感じ。イマドキって意味じゃない。ドラマとか写真でしか見た事がない大正から昭和初期のような雰囲気が漂っているって僕は感じた。
戦前からあるようなのような「和」の感じではない。ClassicとかJazzとかがBGMで流れてもいない。無音の空間にテーブルにしわ一つない綺麗な真っ白なクロスがひかれていて、壁にはレトロな感じの振り子式の掛け時計が「コツ…コツ…」とメトロノームのように時を刻んでいる。
「大正浪漫」・・・僕の大した事がないボキャブラリーから思いつく範囲で言ったらそんな感じの雰囲気な店内。僕がいくらオッサン街道爆走中とは言っても本当に戦前の時代を体現している訳ではないので本当のとこはわからない。でも僕がこれまで行った歴史を刻んだ古典酒場のような良くも悪くもはるか前に時間が止まった感じではない。あいまいな言い回ししかできないけど、モダンとレトロが調和したやさしい空間。仮にここで古典的な洋食を提供していたとしても何かありかなって思ってしまうような気が僕はした。
今宵ご一緒する方々も揃い早速コースがスタート。この日は\6,300のコースをセレクト。先付から始まり椀、造り、焼、揚、食事、デザートの全部で8皿でボリュームもそこそこあり至極真っ当な和食のコース。
全部食べ終えての僕個人の感想になるけど、あえて言わせてもらえば1皿1皿に強烈なインパクトも、ビックリするような超絶技巧を施されていたりするとか、美味しさに感動してしまい言葉を失うようなものはない。そういう方が好きだっていう人はお金をかけて都心の有名店にでも行ったほうが良いと思う。
でもここのにはしみじみとするやさしさがある。ホッとするような温もりがある。それは1皿1皿の料理の味だったり、こちらを切り盛りしているご主人と女将さんの接客だったり、お店の雰囲気だったりと至るところにある。それが僕には居心地が良いし、食事も会話も弾む。
基本関東の和食なら当然の如く出汁は昆布ではなく鰹出汁だったりするんだけど、ここのは鰹節と鮪節と昆布でとった出汁とのこと。椀なら一番出汁で、料理によっては二番出汁を使ったりと使い分けているとフロアを担当している奥様に教えていただいた。出汁の味は控えめなんだけど、素材の味を邪魔しない。むしろ引き立てる、ほんのりと優しく。この出汁の効き方がここ料理の基本なのかなって思ったのは全部食べ終わった後の僕の感想。良くも悪くも強烈さはないけど、どれもが調和が取れた一皿一皿。出汁以外にも焼であればは味噌田楽風になっていたり野菜添えられていたりと単純な焼ってわけじゃなく一手間加えた事で丸く調和が取れた一皿に仕上がっている。すごくどの皿も一手間が加えられており、そして丸くてとてもやさしい。日本酒のセレクトも面白い。この日は愛知や栃木、愛媛の僕が知らなかったものに出合い、和食と日本酒とのマリアージュを楽しむ。ワインをこの手の和食に合わせる人も多い昨今だけど、僕はやはり和食なら日本酒の方が良い。日本酒のことも料理のことも懇切丁寧に案内してくれる奥様の接客も心地いい。そしてこの浪漫な空間と凛とした雰囲気、それが共にする人達とも会話も弾ませ、心地時間が過ぎていく。
お店の価値って一体なんだろう?単純に身震いするくらい美味しいものを提供してくれればいいものなのかな?そんな事を僕は家に帰る電車の中で考えていた。
確かにそういうものを出す店は素晴らしいと僕も思うし、実際感動に打ち震えたとこも多い。
でも僕はホントどうしようもないグダグダな呑み屋とか客とお店が場を造りだすようなとこも好きだ。味ってそこの店が出す料理とかだけじゃなくて人や雰囲気や空間も生み出すものだと僕は思っている。
そういうベクトルなら僕にとってはここは大事な人達と過ごしたいお店。大事な友達、恋人、家族なんかと。掛け替えのない人達と出会えた事と絆に感謝しつつここを楽しみたい。
丸くやさしい味とここの店が生み出すやさしさにつつまれたなら、きっとまた明日に歩き出せる。