多磨の休日、お蕎麦な午後 : 地球屋

　昨年、春のＧＷに対しまして、暦の綾で、秋のＳＷが、御座いましたことは、まだ、皆様の、ご記憶にも、新しいものと、存じます。
　いつもの、私ですと、是非、旅に、出たいと、考えますが、今回は、①連休４日目に、息子の、お習い事の、発表会が、御座いますこと、②初のＳＷで、渋滞の場所や時間の予想が、つきにくいこと、などを、考慮致しまして、旅には、出ませんことに、致しました。

　しかし、気候の、良い、秋の休日に、何処にも、出掛けませんのは、勿体無く、思われました。
　そこで、連休３日目、朝から、お出掛けすることに、致しました。

　と申しましても、目的地は、比較的、ご近所に御座います、野川公園でした。

　息子を、遊ばせます為に、よく、訪れては、おりましたが、今回、息子の、自転車練習を、目的と致しまして、朝から、出掛けました。

　連休中ですので、バーベキュー目的の、方々など、朝から、賑わっておりましたが、自転車練習致します、空間は、確保出来ました。
　何度も、転びながらも、少しづつ、乗れますように、なって参りました頃、丁度、お昼時を、向かえました。
　野川公園に、参りましたら、是非、訪れてみたく、思っておりました、お店が、御座いました。

　それが、こちらのお店でした。

　東八道路が、野川と交差致します辺りの、周辺には、評判の良い、お蕎麦屋さんが、何軒か、御座います。
　その中でも、吉田屋玄庵さん、みやざわさんと、こちらのお店が、評判から考えましても、御三家と申し上げましても、過言では、御座いませんように、思います。

　吉田屋玄庵さんには、何度も、訪れておりますし、みやざわさんにも、咋春、一度だけ、訪れまして、何れも、好印象を、抱いております。
　こちらのお店にも、伺ってみたく、ずっと思っておりましたが、小さな子供の、入店を、お断りされておられますように、伺っておりましたので、諦めておりました。

　しかし、こちらのお店の、幾つかの、レビューに、コメントさせて頂いておりますうちに、子供でも、静かにしていれば、大丈夫ですよ、という旨の、お返事を、記して頂きました方が、いらっしゃいました。
　そこで、機会が御座いましたら、思い切りまして、家族で、お店に、伺いたいと、思っておりました。
　そして、その機会が、ようやく、訪れましたのでした。

　携帯版食べログの、地図を頼りに、野川公園の、東側の住宅地と、繋がっております、出入口を、出まして、住宅地を、歩きました。
　すると、お店も、程近いと、思われます角に、こちらのお店の、道標が、御座いました。
　道標を、頼りに致しまして、その方向へと、向きを変えますと、前方に、また、道標が、御座いました。
　その、道標の御座います場所に、お店が、御座いました。

　道路から入りました、お店の回りは、砂利敷きの、駐車場と、なっておりまして、野川に、面しておりました。
　何台か、車も、停まっておりましたが、時間帯が、宜しかったのでしょうか、お店の前に、並んで、お待ちになっておられます方は、見受けられませんでした。

　お店は、かなり、古い建物に、思われました。
　あるお方が、レビューにおきまして、昭和の公共住宅のようと、表現されておられましたが、正に、そのような雰囲気に、感じられました。
　ただ、自然な景観の、野川沿いには、相応しい建物にも、思われました。

　入口を開けまして、お店の方に、伺いますと、少々、お待ち下さいとのことでした。
　子供連れで、御座いますことを、告げますと、静かにすれば、大丈夫とのことでした。

　暫く、お店の外で、待ちますことと、なりましたが、お店の前は、屋根付きで、椅子も、備えられておりまして、ゆったりと、待ちますことが、出来ました。

　程無く、入店出来ましたが、ここで、駄目元のお願いを、試みました。
　こちらのお店は、写真撮影が、禁止されておりますことは、存じ上げておりました。
　そのことを、承知致しておりました上で、撮影許可を、お願いしてみました。

　しかし、お店の方に、丁重に、お断りされました。
　お店の方針ですので、仕方が御座いません。

　従いまして、久し振りに、店内及びお料理写真の御座いません、レビューの、掲載となりますが、ご容赦願います。

　お店に、入りますと、先ずは、靴を脱ぎました。
　入口の、すぐ左側に、お座敷のお席も、御座いますようでしたが、細く、短い廊下を、通りまして、右奥の部屋へと、通されました。
　その部屋は、板張りと思われまして、大きめの、テーブルが、二つ、御座いました。

　昔の学校の、何かの準備室のような、雰囲気にも、思われましたが、それはそれで、趣が、御座いますようにも、感じられました。

　メニューを、拝見致しますと、お蕎麦の、種類毎に、量も、幾つか、記されておりました。
　種類と量を、選びますようでした。

　また、色々な方の、レビューを、拝読致しておりまして、お野菜のお料理（特に煮物）を、是非、頂いてみたく、思っておりました。

　そこで、先ずは、もりそばに、お野菜の煮物が、付いております、「お決まり」を、お蕎麦の量、１３０ｇ（１８５０円）で、注文することに、致しました。

　他にも、一品料理は、気にならましたので、トマトの寒天寄せ（５００円）も、注文致しました。

　後は、やはり、レビューを拝読致しまして、気になっておりました、「野川そば」を１７０ｇ（１７５０円）で、それと、新メニューと、記されておりました、「利休そば」を１６０ｇ（１７５０円）で、注文致しました。

　まずは、お野菜の煮物と、トマトの寒天寄せが、出て参りました。

　お野菜は、夏野菜が、多いように、記憶しておりまして、お野菜のお味は、しっかりとしておりますように、感じられました。
　また、煮込み具合も、なかなかに思われましたし、出汁加減も、濃過ぎますことないように、感じられまして、頂き易く、口に合いました。

　トマトの寒天寄せは、トマトの酸味や甘味が、爽やかに、口に広がりますように、思われまして、とても、口に合いました。

　大人しくしなければなりません上に、携帯型ゲーム機の操作も、勿論、ご法度で御座いました為に、機嫌が、よろしくありませんでした、息子も、お野菜の煮物と、トマトの寒天寄せは、大人しく、頂いておりました。

　もりそばは、コシや風味は、普通に、感じられました。
　また、お汁は、かえしの醤油が、私どもには、少々、濃いめに思われました。

　野川そばは、レビューで、拝読しておりました通り、お茄子の揚げ物や、みょうがなどが、たっぷりと乗せられまして、タレの添えられました、ぶっかけ風のお蕎麦でした。
　そのまま、頂いても、良さそうでしたが、やはり、タレを掛けて、頂きました。
　お茄子の揚げ物や、みょうがが、爽やかに感じられまして、これ程、夏向けのお蕎麦は、なかなか、御座いませんように、思われました。

　野川そばには、小皿と致しまして、胡麻豆腐が、付いて参りました。
　胡麻の香りも、去りますことながら、お出汁が、しっかりと感じられまして、口に合いました。

　利休そばは、フリーズドライ致しました抹茶が、使われておりました、冷製のお蕎麦でした。
　朧げな記憶で、恐縮ですが、経験の御座いません、お味でした。
　お蕎麦の香りが、もう少し、濃く、感じられますと、抹茶との相性も、良くなりますようにも、思われました。

　少食息子を、含めました、家族３人で、４６０ｇのお蕎麦と、お野菜や胡麻豆腐などを、頂きまして、お陰様で、満腹致しました。
　お蕎麦と致しましては、個人的には、吉田屋玄庵さんや、みやざわさんの方が、口に合いますようにも、感じられましたが、お野菜のお料理は、なかなかに、思われましたし、お蕎麦の頂き方の、種類の豊富さは、面白く、感じられました。

　ご馳走様でした。

　それに致しましても、東八道路に程近くに御座いまして、お洒落な建物と内装の、吉田屋玄庵さん、住宅街の真ん中に御座いまして、ごく普通の民家としか、思われません、みやざわさんに、野川沿いの自然と、溶け合っておりますようにも感じられます、古い建物の、地球屋さんと、この辺りの、評判のお蕎麦屋さんは、どちらも、個性が、際立っておりますように思います。
　何れ、改めまして、じっくりと、頂き比べを、楽しみたく思います。

　この後、また、野川公園に、戻りまして、息子の、自転車練習の続きを、行いました。
　何とか、転びますことなく、１００ｍ以上、走りますことが、出来ますようになりましが、そんな矢先、まだ、ブレーキの掛け方に、慣れておりませんことを、原因と致しまして、他の自転車に、ぶつかってしまいました。
　その方も、息子も、転んでしまいましたが、幸い、双方に、怪我も御座いませんでしたし、自転車も、破損しておりませんでした。
　しかし、息子は、すっかり怖がってしまいまして、その後、自転車に、乗ろうとは、致しませんでした。

　こうして、連休の中日は、ちょぴり、残念な思い出となりまして、過ぎて行きました。

　翌日は、息子のお習い事の、発表会です。
　早く、お休み致しましょう。