『素材への探求心、ヴィヤンド・ポルシーヌ愛に包まれたこだわりの強いビストロ。カジュアル・フレンチ』 : ラ　ジルエット

店名「ラ ジルエット」風見鶏。ネットで拝見。「看板メニューは、シェフの出身地・秋田から一頭買いする「十和田湖高原ポーク 桃豚（ももぶた）」のロースト。お腹いっぱい料理を堪能していただく・・」。秋田の銘柄豚「桃豚（ももぶた）」をメイン食材にされています。

店内に入りますと、窓が大きくとても明るく開放的な感じ。とてーも気持ちが良いですね。
たくさんの豚様たちに出迎えられて感動です。イメージはリヨンのビストロ・“ブション”・カジュアル・フレンチの趣です。

ランチメニューは、Aコース：前菜４種類、メイン４種類からそれぞれ選択。さらに４種類から選ぶデザートが付きます。

【前菜】
「自家製ベーコンとチーズ、半熟卵のガレット」
シンプルなメンバー、タマゴ、グリュイエールチーズ、自家製ベーコンのガレット！見た目からもうおいしい。半熟タマゴのとろっと感も好み！とろーり、とろけたタマゴの黄身でまろやかになって最高評価。サラダももりもりと盛られています。ガレットは焼き加減ばつぐんパリパリ。濃厚なベーコンとたっぷりチーズの塩気が効いていて淡泊になり過ぎず美味しいです。

いっこちゃんは【自家製ロースハムのサラダ】
中に入ってる自家製ジャンボンはさすが、質が良くてしっとりしてて初めて出会う旨味すごい。今までのハムは何だったんでしょう。

【パン】
「バゲット」
クラスト皮はやわらかめですがパリパリ感もあり、クラムの食感がフワフワ、の格差社会に楽しい食感。オーソドックスでメインをぬかない支える味です。４年に一度ベーカリーワールドカップ【マスター・ドゥ・ラ・ブランジェリー】にて優勝者の在籍されている【神戸屋キッチン】のもの、とのこと。

【メイン】
「鶏もも肉のコンフィと自家製ポークソーセージ」
油がわいたら９０度に保ち、油の表面が“ボコッボコッ”となるのが目安、のコンフィ。（またはオーブンでじっくり３時間半加熱。）ナイフを入れるとホロホロって骨からお肉が外れる様に剥がれます
表面は香ばしいけどしっとりと柔らかいお肉はしっかり味がついた塩気。口の中でも溶けるほどの柔らかさです。“玉ねぎのソース”味わいの中に、とろけるお肉。噛むとじわっと鶏の旨味が出てきます。添えられている白いんげん豆がたっぷり敷き詰められて、とても良い食感に仕上がっております。
「自家製ソーセージ」メインはもう一つあって贅沢三昧。スペシャルな自家製ソーセージ。“ア・ラ・メゾン”というだけでご馳走、肉のうまみがギュッと凝縮されたソーセージが食べられて感動。ぷりっぷりを食べるのは格別です。えだ豆も入って手作り感満載。
いっこちゃんも同じ。普段ここまでおいしいお肉もない位おいしい、と堪能されていた。

【デザート】
「プラムの甘酸っぱいタルト・ヨーグルトのソルベ添え」
表面の焼けたクレームダマンドがいい香り、とっても美味しいタルトです。フレッシュなプラムとアマンドプードルの甘さがぴったり、魅力的すぎる。
「ヨーグルトのソルベ」
ヨーグルトゆえにあまあまな仕上がりかと思いきや、グラニテにされてるおかげで、かなりさっぱり、キュッした甘酸っぱさ。
ダブルキャストがいいですね。

【ドリンク】
「アイスコーヒー」
マイルドでおいしかった。

いっこちゃんは【ココナッツのブラマンジェ・赤い果実のソルベ添え】
ココナッツの柔らかい香り、プリンプルンのブラマンジェ。ほのかな甘味が美味しい一品です。苺ベリーの赤いソルベ、と白いブラマンジェの組み合わせは華やか！美しいもの。
【ホットコーヒー】
“フレンチロースト”ということ、濃ゆ過ぎたら、ということでホットミルクも別添え、というサービス。

ほかのAコースのメニュー
前菜・豚肉の田舎風パテ、エスカルゴのブルターニュ風
メイン・桃豚のソテー、ハンバーグ、牛肉のステーキ
デザート・濃厚チョコレートのテリーヌバニラアイス添え・クレームブリュレ
Bコースになると前菜に“豚のリエットと鶏のレバームース”“本日のポタージュ”が付きます。

カジュアルフレンチ店気さくな雰囲気で、美味しいフレンチを楽しめる貴重なお店です。普段は“魚タリアン”な私もお肉を存分に食べた！と満足したお食事でした。
“シャルキュトリー＆ヴィヤンド・ポルシーヌ”にも特化され、ほとんどが丁寧なお仕事アラメゾン。素材の魅力を熟練技で引き出して上質ながらお値段は破格級リーズナブル。デザートも充実しているので魅力いっぱい。周辺のみなさん、心から再開を待っていらしたと思います。かくいう私も塩漬けになってお待ちしていたのですが、この職人技にぞっこん、オーナーもとても親切丁寧なご対応にうれしく思いました。また伺います。