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扉を開けていこう~JUHA~
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://blog.livedoor.jp/wickie91/archives/37518534.html
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せくれたりー
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店名 |
JUHA(ユハ)
|
---|---|
ジャンル | カフェ |
お問い合わせ |
不明の為情報お待ちしております |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR西荻窪駅から徒歩約5分 西荻窪駅から299m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
14席 (カウンター席3席、テーブル席4卓11席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
公式アカウント | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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毎月一度、飼い犬をトリミングサロンに連れて行きます。サロンに預けてから再び迎えに行くまでの時間は微妙な長さで、一旦家に帰ってからまた出直すには少々せわしないので、この待ち時間は大抵どこかのお店に入って、コーヒーを飲みながらの読書タイムと決めています。
同じことは自宅でも出来るけれど、日常生活の片鱗がそこかしこに見える空間とは違う空気や音楽の中で、純粋に本に集中できるのが心地良く、一か月に一度のささやかなお楽しみともなっています。今月は、西荻窪の「JUHA」さんに伺いました。前回初めてそのドアを開けてからの再訪です。
コーヒーは前回と同様、深煎りのストロングブレンド。かなり好みに合うブレンドで、+300円で2杯目のお代わりが出来るのは、コーヒー飲みにとっては嬉しいサービスです。
コーヒーのお供には、私の好きなもの全部が載ったゴルゴンゾーラ×ナッツ ハニートーストを頂きました。
ゴルゴンゾーラの塩気と蜂蜜の絶妙な甘じょっぱさに、焦げ目がついたナッツの香ばしさがアクセントで、もちろんコーヒーにも合う味わいなのですが、このパンの厚みとしっとり食感とのベストマッチとしては、前回頂いた名物「あんトースト」に軍配を上げたいと思います。
このお店の居心地の良さは、変わりません。ぽつぽつといらっしゃる他のお客さんの存在があまり気にならず、店内に流れるジャズの調べのように、皆それぞれがゆったりとしたお店の空気に身を委ねている感じが、なんとも言えず心地良い空間を形作っているのでした。ささやかながらも至福の読書タイムの場としても、ぴったりのお店です。
店主の方はお若いながら、腰に痛みをお持ちのようなのですが(常連さんが親身にアドバイスをしていらっしゃいました)、密かに心配しております。どうかお体にご負担のない範囲でお店を続けて頂けるよう、切に願っております。
コーヒーを2杯頂き、本の間の栞も大分後ろに移動しました。そろそろ犬の手入れが終わる頃合いです。この日頂いたトースト用のパンを作っている、近所の「ぐーちょきパン屋」さんの前を通りながら、犬を迎えにいくといたしましょう。
ごちそうさまでした。
(2015.9.29 写真2枚を追加)
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西荻窪は南口にある「JUHA」さんは、白い外壁に茶色いドアと小窓がついたセンス良い外観で、たびたびお店の前は通りかかっていたのですが、いかんせん店内の様子が少々拝見しづらく、ドアを開ける機会を逸したままでおりました。
このお店に関してある情報を聞きつけて、晴れた日の午後、開店間もなくの時分に伺ってみました。いつもはぴったり閉じられている鉄製のドアの重厚感にやや気圧されてしまっていたのですが、店主の方が開店準備で開けていらしたので、すんなり足を踏み入れることが出来ました。
意外にも、中は天井高も奥行きもあって、すっきり広々とした感じ。奥にカウンター席が4つ、程よい間隔で配されたテーブル席が4つ。外から見ると店内が薄暗く思えるのですが、小窓から差し込む外の光と天井からのペンダントライトの光が、向かって右側の美しいブルーグレーに塗られた印象的な壁と白がメインの店内の色に映えて、落ち着いた雰囲気です。外観同様に店内もシンプルながらセンス良く飾られ、一目で気に入ってしまいました。
私たちが座った入口側の窓際席は白くペイントされた木のテーブルも味わい深く、運ばれてきたコーヒーカップといい、添えられた花型のスプーンといい、シュガーポットといい、大人向けの可愛らしさのような小物使いがいちいちツボにハマり、「あぁ、何もかもいい感じ」と静かに興奮。ほどなくBGMのジャズが店内を満たし、すべてがおさまるべきところにおさまった「JUHA」さんのお店の空間に、たちまち魅了されてしまいました。
この日頂いたのは、コーヒー、「ミューク・ペッパルカーカ」、お目当ての「あんトースト」。
フォルムが可愛いオリジナルカップで供されるコーヒーは、深煎りタイプをお願いしました。苦みしっかり酸味抑えめなのにすっきり飲みやすく、カップは小ぶりに見えるけど量も申し分なし。
「ミューク・ペッパルカーカ」とは、スウェーデンに伝わるスパイスケーキなんだそうです。ジンジャークッキーやスペキュロスなど、スパイスを使ったお菓子に目がない私にとって手を出さずにはいられないメニュー。フォークを入れるたびにスパイスがふわっと香り、ベイクしたケーキ特有のざくっとした素朴な口当たりが、コーヒーのおともにぴったり。
そして木製トレイに鎮座した「あんトースト」は、こんがりバタートーストにつやつやのつぶ餡がぽってり。生クリームを添えて食べるのがおすすめとメニューにあり、一緒にお願いしました。バターの塩気×控えめな甘さの餡×まろやかなホイップクリームがいい具合に混ざり、カリふわのパンの厚みとちょうど良いあんばい。あんトーストって、ひなびたような懐かしさもあり、それでいてちょっとモダンな風情もあり、北欧の香り溢れる店内でもしっくり馴染む軽食なんだなぁと面白く感じました。
このメニューのレシピの出典は、かつて下北沢にあった有名店ジャズ喫茶「マサコ」さんだそうですが、私は一度だけ、そのお店に伺ったことがあったのです。京王線沿線に生家がある私にとって、高校生の分際で手軽に足を延ばせる繁華街といえば渋谷、下北沢、吉祥寺、新宿などでしたが、とにかく背伸びをしたくてたまらない年頃。私服高校で老け顔だったのをいいことに、いっぱしの大人になったつもりで、あちこちの店に潜り込もうとしてばかりいました。
「マサコ」さんに入ったのも、ジャズ喫茶が何たるかも分かっていないくせに「渋い喫茶店に出入りする私」に憧れた末のことです。決して来る者を拒む雰囲気ではなかったのに、薄暗い明りに黒革の椅子などカッコいい店内の雰囲気に勝手に気圧された私は、「この洒脱な空間に身を置くにはまだまだな自分」に
気づき、残念ながら素敵なお店の雰囲気を満喫できないまま、すごすごと帰ったのでした。
のちに名物のあんトーストのことを知ったのですが、日本を離れたり就職して忙しくしている間に下北沢の再開発の影響による閉店と相成り、再訪は叶いませんでした。そんな個人的な思い入れがあり、「JUHA」さんがその味を受け継いでいると知って、このたびは矢も盾もたまらず伺った次第です。
行動範囲も見えている世界も狭かったあの頃に、電車で行ける繁華街にすらドキドキしていた小心者で世間知らずだった私は、その後アメリカに暮らし日本や世界各地を旅出来る大人になっても、未だ近所の喫茶店のドアを開けることさえ臆するへタレっぷりを、自分の中に見出すこともしばしば。けれど、ひとたび扉を開けてしまえば、こんなふうに居心地良い空間に出会えるチャンスもあるってことも扉を開けるためには実はそれほどの思い切りを必要としないことだって、実はもうわかっているのです。
この日開けてみた扉によって、幻の味となっていたあんトーストに出会えたばかりか、「ダンテ」さん、「どんぐり舎」さん、「一芯ニ葉」さんなど西荻窪の大好きな喫茶店に加わるお気に入りが、またひとつ出来ました。もっとも、このお店がお気に入りの方はたくさんいらっしゃるようで、一人二人とお客さんが扉を開けて入って来られます。美味しくて二杯目をおかわりしたコーヒーも飲み干したところで、そろそろ失礼を。
「JUHA」さんの店内に置いてあった「西荻ごちそう様手帖」を頂きました。74ページもあって、オールカラーで紙質もいいとても立派な装丁なのですが、なんと無料。というわけで、で密かな人気の一冊なんだそう。もちろん「JUHA」さんも紹介されていました。店名はカウリスマキの映画「JUHA」(邦題は「白い花びら」)が由来なんですって。
カレーやスープなどお食事のメニューもあったので、また近いうちに寄らせて頂きます。
ごちそうさまでした。