無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
ネット予約
閉じる
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
050-5596-8215
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
©Loroさんの他のお店の口コミ
店名 |
おみの
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、ふぐ |
予約・ お問い合わせ |
050-5596-8215 |
予約可否 |
予約可 ※ランチのご予約は前日までにお電話でお願い致します。 |
住所 | |
交通手段 |
西荻窪から徒歩3分※Googleマップの場所が違うためご注意ください 西荻窪駅から218m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥6,000~¥7,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T7810543068034 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
22席 (カウンター:8席、個室:3室(2〜14名利用可)) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 14人 |
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可、8人可、10~20人可) |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 店前に灰皿のご用意があります。 |
駐車場 |
無 近くにコインパーキングがございます。 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可 |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 お子様用の椅子のご用意がありますが、少し大きめの為事前にご相談下さいませ。 |
電話番号 |
03-5370-3318 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
閉じる
當店は知る人ぞ知る西荻窪に店を構える日本料理店 御料理【おみの】。
店主である【小美野 晴愛】氏は数多くの料理人を世に輩出している京都の日本料理の
銘店【たん熊 北店】で修行を積まれ、その後 【たん熊 祇園店】の二番手として手腕を
揮われていた方である。
祇園町で数年間の時を過ごされ、東京に戻られてからは家業の店を引継いで自身の店
御料理【おみの】を西荻窪南口から徒歩5~6分程の現在の場所に開業された。
一世を風靡した料理人バトル番組【料理の鉄人】にも出演され【鮎】対決でフレンチの鉄人
【坂井宏行】シェフとの対決の上に惜敗されたことも記憶に新しいことである。
最近、何かと【たん熊】系の店に足を運ぶ機会が多くなったが當店は祇園に店を構える
割烹【ふじ原】の店主である【藤原 一駿也】氏より紹介された大阪以北の二軒の内の
一軒であり事前予約の上、友人と二人で初訪させて戴いた次第である。
余談であるが紹介された、もう一軒の店は北海道札幌市に店を構えられている店であり、
そちらの店にも六月の上旬に札幌の食べ友である M氏と訪問をしましたので後日改めて
札幌食べ歩きのレビューの中で紹介させて戴きます。
最近、日本料理を味わう際に自分なりの、ひとつの判断基準を金額で設けるようになった。
【京都】で戴く場合には料理代を【壱萬五千円】~として料理の質と味と完成度を比較する
ようにし、【京都以外】では料理代【壱万円】を基準として同様に対比してみることにした。
(閑話休題)
と云うことで今回、供して戴いた料理は料理代、【壱万円】也のコースである。
因みに當店のコース料理は、七千円、壱万円、壱萬五千円、弐萬円の四段階のコースが
用意されており今回は下から二番目の価格帯のコースを戴いたことになる。
先ずは瓶ビールを一本貰い互いのグラスに注ぎ合いグラスを合わせ、ひと呼吸したところで、
【茄子の煮凝り】、【生とり貝の黄身酢がけ】、【揚げと青菜と茸の炊いたん】の三種の料理が
豆鉢ではなく普通の小鉢に入れられ供されました。
【茄子の煮凝り】は【焼き茄子】を煮凝りにしたもので香ばしさとシャキシャキとした焼き茄子
の食感と煮凝りの清涼感に思わず頬が緩んでしまった。
【生とり貝の黄身酢がけ】は活けの【とり貝】の殻を開け剥いた身を一度湯通ししたものであり、
冷凍ものとり貝とは食感も味の差も歴然である。
生のとり貝は柔らかく噛むと甘みと味が出てくるが冷凍ものは噛んでも噛んでも口の中に残る。
黄身酢はクリーミーであり、ほのかな酸味が添えられた青菜や胡瓜との相性も申し分なし。
【揚げと青菜と茸の炊いたん】は京の【おばんざい】を彷彿させる味で箸休めとしては好適品。
ひと息つき、ほっこりとした気分にさせてくれます。
【金目鯛、しめじ、寄せ種の椀】の【吸い地】の出汁と塩加減は関東人向けにやや濃い目に
されており椀の味の輪郭ははっきりとしたものだった。
椀種の主役の【金目鯛】は、ひと口、口に含むとその脂ののりから【近海もの】と判るもので
あり淡白な白身の奥底に隠れている旨味を塩で引き出し、とても旨い物に昇華されていた。
皮ぎしの近くの脂身の旨みが堪らなく美味でありながら品の良い椀にまとめあげられていた。
當店の店主は房総勝浦産の【金目鯛】を好んで使われるそうである。
【造り】は目の前で豪快に捌かれた活の【伊勢海老】、他に鮪 赤身、中トロ、【縞鯵】、槍烏賊、
海胆と云う内容だったが旨いと思ったのは【伊勢海老】と【縞鯵】の二品のみ。
【伊勢海老】の身はプリップリで、ほのかな甘みが感じられ醤油なしでそのまま戴いても充分
に美味しいものであったし【縞鯵】も適度な歯応えがあり養殖ものと比べると脂は、あっさりと
しているが滋味深く格段に旨いものだった。
【鮪】、【槍烏賊】、【海胆】は不味くもないのだが特別美味しいものでもなく普通と云えば普通。
【太刀魚焼】の【太刀魚】も肉厚で脂がたっぷりとのった立派なもので【金目鯛】同様に房総産
のものを使われているそうである。塩焼きされた【太刀魚】の素朴な味と柑橘との相性は云う
までもなく、ほっくりとした身は柑橘の酸味が加味され、これまた美味なり。
添えられた【枝豆】は路地物の【香り豆】だろうか? しっかり味がのっている枝豆だった。
【湯葉と小芋の炊き合せ】も口に運ぶと、ふっーと肩の力が抜けてゆく優しい味の炊き合せで
地味な料理ながら和食ってやっぱりいいなぁ~とつくづく感じさせてくれるものでした。
【生海胆の湯葉とろろ蒸し】は、すりおろした【山芋】に【卵黄】と【出汁】を加え、とろろ汁より
濃いめの粘度のものの上に汲みあげ湯葉を置き、たっぷりの【餡】をかけたものを蒸しあげて、
仕上げに後のせで【生海胆】を天盛にしたもので、これも贅沢で滋味溢れる一品でした。
【揚げもの】は【海老真丈の蓮根はさみ揚げと金目鯛の立田揚げ】
京都では【ぐじ】(甘鯛)の油焼きや揚げたものを、この時期良く目にするが東の京の當店では
椀種でも使われていた【金目鯛】の身に片栗粉をまぶし立田揚げにし、【伊勢海老】の身を
すり潰して作った贅沢な【海老真丈】を蓮根で挟み同じく片栗粉をつけて揚げたもの。
【立田揚げ】と云うと一般的には鯨や鯖や鮪を連想しますが【金目鯛の立田揚げ】もなかなか
の味わいで揚げられた身は【ぐじ】(甘鯛)に勝るとも劣らぬ美味しさでした。
【伊勢海老】の身をすり潰して作った【海老真丈の挟み揚げ】も贅沢のひと言に尽きるもの。
揚物の後は、【もずくの酢の物】で口の中をすっきりと整え〆の食事へと向かう。
勿論、食事も供する時間を見計らって土鍋で炊き上げられたもので【かにの炊きこみごはん】。
硬めに炊き上げられた米粒のひと粒ひと粒に【かに】の旨みが染み渡っており何とも云えぬ
旨みに思わず口元が緩んでしまいます。
【椀物】は【伊勢海老の具足煮】で目と舌で【伊勢海老】を余すところなく味わい尽くします。
味噌汁には伊勢海老の旨みがたっぷりと溶けだしておりました。
口直しに【豆乳羹と丹波黒豆、苺とキウイ添え】が供され、食後に熱いほうじ茶を一杯戴き
コース料理はひと通りとなりました。
さて、今宵供された料理を振り返ってみると【伊勢海老】と【金目鯛】と云う【赤】×【赤】の
素材の重複が何回かあり、まるで【料理の鉄人】の俄か審査員に仕立てられた感じもする。
ただ使う素材は重複しても調理手法や味付けはそれぞれ異なり飽きずに愉しむことができた。
コースには計算された一連の流れが感じられ料理の温度の高低や味の濃淡、抑揚も上手に
つけられていたように思う。
店主【小美野】氏の素晴しい包丁捌きも目の前でとくと拝見させて戴いたし友人を含め
店主との"食べ物談義"にも華が咲き、とても有意義で愉しい時間を過ごすことができた。
目と鼻の先で繰り広げられた二時間半にも亘る料理ライブ、友人と二人でのジャッジの結果、
本日の勝者は文句なしに店主【小美野 晴愛】氏に軍配があがった(笑)
また、しばらく通ってみたいと思う店が一軒増えてしまったことはうれしいことである。
【追記】
と云いつつも、デジカメとPCにどんどん画像が溜っていきます。
やっと5月に訪問したレビューが終わりました。
一ヶ月以上の時差が生じておりますが、6月訪問レビュー紅葉が訪れる前にピッチをあげて
書かせて戴きますので宜しくです(笑)