荻窪の最終兵器彼女　遠距離攻撃形態 : オギクボ ミオピッツァ

2021年6月某日にUber Eatsにて。

そもそも現在はコロナ禍のためにテイクアウト専門で営業されている模様。早くまたハートランドの小瓶（別に根に持ってるわけではありません）とピッツァでぷしゅーっと飲りたいものです。

◇ハラペーニョ　1400円
◇パンチェッタ　1450円
◇アッチューゲ　1500円

※価格はUber Eats利用版を記載

ちなみに現状配達料は100円とだいぶお安め。ピザの価格もお店でいただく場合に比べ、大体200〜300円お高いぐらいでしょうか。まあ宅配ピザを頼むよりもよっぽど満足できるからね。十分許容範囲なアレなんじゃないかと。

初体験のハラペーニョは、まんまたっぷりのハラペーニョがもたらすバリバリの辛味と独特の旨味成分がたまんない。さらに追いタバスコを試みるのも良かったやも。痛恨の失念。

ちなみに最近ではトッピングを簡素にした分、価格もお求めやすくなったシンプルピザなるシリーズも販売されているんだとか。Uberだと1000円均一、持ち帰りだと650円均一で購入できるそうですよ。めちゃくちゃお買い得やんけ！

そりゃお店で焼き立てを頂戴するのが一番なのは言わずもがなですが、ほんのりあたたかピッツァをご自宅でのんびり頬張る愉悦もプライスレスっていうね。Uberの配達パートナーさん、暑い中をアザッス。

今宵は荻窪界隈に詳しい知人に連れられてのぶらり旅。
魚政宗さんを出た我々4名が次に向かったのは、こちらのミオピッツァさん。環八通りを越えた線路際近く、黄色？山吹色？の庇が特徴的な小さなピッツェリアです。どうやらテイクアウトでの利用も可能みたい。

店内はカウンター数席と4人掛けテーブル1つとこじんまりしていながら、厨房の中央には大きな石窯が鎮座。これは本格的なピッツァが楽しめそうですね。

店員さんは男女の2人体制。ご夫婦での切り盛りなのでしょうか。
割とお若めな印象でしたが、とても細やかで感じの良い接客。カウンター上には様々な種類のワインボトルが並ぶなど、カジュアルな雰囲気も素敵で、早くも好感度急上昇であります。

好感度の昂りに合わせ、ドリンクはテーブルワイン赤のデキャンタ(1500円)を注文。
容器に並々注がれており、お得感はかなり◯
お味については特筆点はなけれど、普通に美味しくいただけました。

追加でハートランドビール(500円)も発注。
こちらはもしや中瓶かもと思いきや、残念無念の小瓶でのサーブ。
まあでも妥当といえば妥当。キンキンに冷えたハートランド専用グラスで飲めるのはありがたいです。


お料理は定番のピッツァ各種に、黒板の日替りメニューがいくつか。その中から以下のお品を選択いたします。

・インカのめざめのポテトサラダ 600円

お芋の形が丸々残ったゴロゴロしいスタイルのポテサラ。インカのめざめならではの上質な甘さにマスタードの風味がよく調和しています。
横に添えられた赤玉ねぎのピクルスと生ハムも心憎し。量も多く、ボリュームも申し分なしです。

・鶏白レバーのパテ 900円

ピッツァ生地と同質と思しき大きめのパンが2つも付属。いっそお一人様のはしご酒なら、これだけで満足してしまうような…
しかもこのパンがまた香ばしくてモチモチで実に美味。即ちピッツァにも期待ができるというものです。
そして肝心のパテも臭み皆無の秀逸な仕上がり。見た目はやや無骨風であるものの、丁寧にこしらえられた滑らかな口当たりと、白レバー本来の甘み＆蜂蜜の甘みがBuonissimo!!(すごい美味しい‼︎)


ピッツァは3種類をチョイス。
6Pカットでの提供で、食べ応えもけっこうあり。上記パンの出来栄えからの期待通り、とても完成度の高い生地でした。

・アッチューゲ 1100円

トマトソース、モッツァレラ、アンチョビ、ガーリックの構成。
アンチョビの旨味と塩味が良いアクセントになっています。モッツァレラチーズのジューシーさもたまりません。

・パンチェッタ 1200円

具材はモッツァレラ、スモークベーコン、生クリーム、青のりという変わり種。
考えてみれば生クリームと青のりって合いそうなのに、今まで試したことがありませんでした。
クリーミーな優しさとスモークベーコンの塩っぱさが塩梅よし。さらに鼻腔をくすぐる青のりの磯々しさが、爽やかさも加味してくれます。

・クアトロフォルマッジ 1300円

ゴルゴンゾーラ、タレッジョ、モッツァレラ、グラナパダーノのクアトロチーズ祭り。
各チーズのクセが重なり合う絶妙なハーモニー。蜂蜜をかけて食せば…もうこれ以上語る必要はありませんよね。


その他にもグラスワインの白や食後のコーヒーをいただいたりしまして、大体1人換算3杯程のドリンクをたいらげたにもかかわらず、なんとお会計は2000円弱！
加えて席料等の徴収もない模様。正直そのリーズナブルぶりには感動のレベルです。

ピッツァの美味しさは言わずもがなですし、モッツニストの私としては鶏白レバーのパテの完成度の高さにも大満足。
ホットコーヒーについても250円と安価なのに、だいぶ本格的な味わいで驚きました。

ということで、流石に埼玉県民の私が通うのは困難(ほんとは通いたいけど)としても、近隣にお住まいの方であればヘビーローテーション必至かと。
また、締めの炭水化物と飲みを同時にこなせるのも魅力的！
そんなお洒落精神皆無な理由のもと、私も荻窪遠征の折には、当店を最終兵器とさせていただこうかな。