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食べログ ラーメン TOKYO 百名店 2023 選出店
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店名 |
函館塩ラーメン 五稜郭(ゴリョウカク)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
ラーメン 百名店 2023 選出店
食べログ ラーメン TOKYO 百名店 2023 選出店
ラーメン 百名店 2022 選出店
食べログ ラーメン TOKYO 百名店 2022 選出店 |
ジャンル | ラーメン |
お問い合わせ |
不明の為情報お待ちしております |
予約可否 |
予約不可 |
住所 |
このお店は「杉並区上高井戸1-1-7」から移転しています。 |
交通手段 |
荻窪駅北口から徒歩6分。 荻窪駅から233m |
営業時間 |
|
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
6席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
料理 | 英語メニューあり |
---|
利用シーン |
|
---|---|
お子様連れ |
子供不可(カウンター席のみの狭い店の為、申し訳ございません) |
公式アカウント | |
オープン日 |
2013年3月28日 |
備考 |
English OK! |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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荻窪駅周辺のラーメン店は数多食べ歩いてきた
つもりだけど不思議と「函館塩ラーメン五稜郭」
は未訪で、今回その塩ラーメンを食べに訪問し
てきました。
荻窪駅北口を出て、新青梅街道の信号を渡り、
狭い路地に入って少し進んだ三叉路の左側に
お店はあります。駅からは徒歩3分ほど。
この通りの先にはかき氷で有名なラーメン店
「ねいろ屋」があり、その途中に「函館塩ラーメ
ン五稜郭」があったことは4年も前のことだが
記憶に残っていて、今回はその記憶を頼りに
駅からの道のりを辿ってきた。
到着した時刻は18時半、店内には先客2名、
後客数名おられたが、7席あるカウンター席
が満席になることは無かった。
券売機はなく、女将さんとおぼしき方から
「注文が決まったらお声掛け下さい!」と言わ
れ、カウンターの端席に座ってメニュー表を
探すもそれらしきものが無い!、よくよく見
ると、紙ナプキン入れの小さなケースにメニ
ューが書かれていて、そこには「ラーメン」と
いう文字のみ。それ以外はトッピングに、
いかめし、北海道限定のサッポロビール缶、
ガラナ(北海道定番の炭酸飲料)、は北海道な
らではのメニュー。
選びようはないので「ラーメン」に最初はトッ
ピングの「たまご」を注文したが、よく見ると
「がごめ昆布」という五稜郭ならではのメニュ
ーがあったので、がごめ昆布に変更してもら
いました。「がごめ昆布」と言えば、三鷹の「
ラーメン健やか」で何度も食べているつけ麺
の昆布水に使われており、フコイダンと呼ば
れる水溶性食物繊維が豊富で粘着性が強い。
このがごめ根昆布をトッピングで付けて頂く
のが函館塩ラーメンにはピッタリと合うよう
な気がしました。
暫し待ったところに「ラーメン」のご登場!
外観すると、スープは透明度の高い塩清湯。
ただうっすらと黄金色に染まっていて、塩の
可能性もあるが、出汁に使われている昆布出
汁のように感じた。具は、支那そばを彷彿と
させる豚モモ肉の焼豚が2枚、細メンマ、
函館塩ラーメンではお馴染みのお麩、薬味の
刻み小ネギといったところで、トッピングの
がごめ昆布は丼の中央にガッツリと盛られて
いる。
早速スープから頂いてみると、実にまろやか
でシンプルな味わい。出汁は北海道産の真昆
布、北海道最北端猿払産の天然五年物の干し
貝柱を主に、干し椎茸などの乾物類を少し合
わせているだけのようで、その分昆布の旨味
がクリアで澄みきった出汁感だ。貝柱もラー
メンでは必ずと言っていいほど出汁やカエシ
に使われるが、猿払産ゆえか甘味が特徴的で
真昆布からも甘味が出るので、塩のカドを消
すほどにまろやかでいい味わいだ。スープは
豚骨の厚み感はあるものの、低温でじっくり
丁寧に炊いているゆえかクセがなくあっさり
とした味わいで、その分魚介の旨味が引き立
ってくるようにも感じる。
麺は、函館の老舗「出口製麺」製で空輸してい
る。空輸している間に熟成が進んでしまうた
め加水は低めにするなど工夫しておられると
のこと。実際にその麺を啜ると一口で旨い!
と唸ってしまった。想像していたほど細くな
く柔な麺でもない。中細で麺に粘りのあるコ
シと旨味に特徴があり、しかも歯切れがいい
ので口にいっぱい運んでも箸が止まることは
無い。北海道産小麦100%とのことなので、
おそらく「春よ恋」「ゆめちから」「きたほなみ」
といったブランド小麦のブレンドではないか?
と思うが、この麺であれば、塩だけでなく醤
油で食べても美味しいと思えた。
後客のリーマンの方々が、皆さん大盛で注文
されていたのも頷ける。
具のチャーシューは豚モモ肉の焼豚だ。脂身
が少なく肉の歯応えがありつつサクッと噛み
切れ、外側は焼きめの芳ばしさがあり、実に
美味しいチャーシューだ。オープン当初は豚
バラとの2種だったようだが、モモ肉2枚に変
更されたのは正解だと思う。何故なら、脂身
の多い豚バラは、魚介を軸にしたあっさり系
のラーメンには合わないからだ。
お麩は、函館塩ラーメンの象徴のようでもあ
るが、スープの出汁が染みた味わいは最高!
今までお麩の入ったラーメンは何度か経験は
あるけど邪魔くさく思うこともあった。ただ
今回このスープで頂いたお麩は一番しっくり
ときて、必然性すら感じました。実に美しい
トッピングのがごめ昆布は、スープに馴染み
しかも口に含んだときの風味と旨味は筆舌し
難いほどに素晴らしい!、デフォの具になっ
てもいい!と思えるほど一体感がある。
食べ終えて、いやー美味しかった!、また来
よう!、素直にそう思いました。
今時のインパクト重視のラーメンが多い中で
クラシックな本場函館塩ラーメンをベースに
自ら理想とするラーメンに拘った一杯は、素
材も北海道産でシンプルゆえに素材の良さが
十二分に活かされ実に美味しい一杯でした。
ごちそうさま!
《味の評価》
・スープ★★★★☆
・麺★★★★★
・チャーシュー★★★★☆
・他の具★★★★☆
《全体の評価》
・ビジュアル★★★★☆
・ボリューム★★★☆☆
・トータルバランス★★★★☆
以上