冬の海藻 第2弾 生こんぶ : 函館塩ラーメン 五稜郭

生こんぶって、北海道道北地区出身の私でもちょっと馴染みがないですが、本来何年か育てるはずの昆布をあえて早めに摘み取り乾燥させたものがいわゆる早煮昆布でその生の状態のものだそうです。
昆布って思いのほか高価なので、早めに摘み取るのはかなりもったいない事で、しかも生となると傷みも早く、恐らく地元の漁師さんとかしか食べられないやつだと思います。
トッピングを注文するとラーメンに入った状態で供されますが、はじめは真っ黒で、湯がくと鮮やかな緑に変化するそうです。
食感は昆布というよりむしろワカメの高級版といった感じで昆布特有の噛みごたえ的なのはありません。
干した時ほどの旨みはないですが、新鮮な海藻のフレッシュ感は鮮烈でまさに今しか味わえない貴重品です。

ご店主に聞いたところ、今月一杯くらいは提供出来そう、ということなのでお早目の訪問をおすすめします。

真冬のごく短い時期のみ提供される限定トッピング、本鮪でおなじみ函館戸井産の「生ふのり」が始まりました。
岩海苔とはまた違った爽やかかつ穏やかな 磯の香りと心地よい食感。
こちらの完成された塩ラーメンに入っても違和感なくむしろ函館感がUPしますｗ

さらにこの日はこれまた期間限定の全粒粉入りの麺に変更されており、全体としては大きな変化はないものの、むしろいつもの麺よりは若干小麦感は抑えられつつバランス良く仕上がっています。

生ふのりの方は去年は一カ月弱の提供でしたので、ご希望の方はどうぞお早めに～

といっても内緒ってわけではなく店内ホワイトボードの告知のみ。

豚清湯ベースに厳選素材の乾物から丁寧に抽出されたそれはそれは手間暇のかかった塩ダレをあわせた神スープは、淡麗ながら旨み爆発。そこへ手揉みを施したくじら食堂の麺をあわせると多加水特有のふわっとしてそれでいて意外にも腰のある食感がなかなかのマッチング。デフォの出口製麺謹製の麺にも勝るとも劣らない相性でめっちゃ得した気分。

今までもお試しで何度か他店の麺や出口製麺の他の麺をいただきましたが、中でも今回のはトップクラスの相性でした。
デフォで麺が選べたりしたらいいのに・・・まあ、無理かｗ

ニワカ五稜郭ファンの私にとって、憧れだった限定の冷やし。
八幡山時代は存在すら知らず、去年は移転したばかりで９月末に３・４日のみの提供で涙を呑んだ。
ブログ等の過去記事からその評価の高さがうかがい知れる逸品。今年こそはと、来るべく夏に備え虎視眈々と情報収集にいそしむ毎日。
そんな時不意にとぼけたツイートが。

暑いので、今日と明日「冷やし塩ラーメン」やります。

ちょっとｗ急すぎるしｗしかも明日と明後日じゃなく今日と明日なのかｗｗｗ今日はもう夜だけじゃんｗｗｗｗ
ツイートは14：23。その日は出かける用があり、翌日の夜に賭ける事に。
そして火曜日、お店到着は１８時半くらい。いつものこの時間はわりと余裕のある感じなのですが、さすがにこの日は空席２。
ビール注文と同時に冷やしの有無を確認。よしっ！で念願の冷やしの到着を待ちます。

ビジュアルは、函館感皆無のオシャンティーな出で立ちｗ
スープは専用の鶏スープにデフォの塩ダレ。多重層の旨みが汁そばの時よりはるかに強く感じられる。塩味も強め。
麺はいつもの麺を氷で〆たもの。予想していたよりパツ感はなく、滑らかでのど越しよい仕上がり。
上には半味玉・チャーシュー・野菜たっぷり・味変用のレモン。別皿（写真失念）でこれまた味変用、青唐の塩漬け。

スープも麺も冷え冷えで、清涼感もハンパない。
でもってスープの強さはデフォの塩をも凌駕する旨みの波状攻撃。
前半塩味強めで、氷が溶けて後半飲むのに丁度いい塩梅に。
そのタイミングで味変アイテムのレモン＆青唐投入。酸味とエスニック感すら覚える辛さのハーモニーでフィナーレを迎える。

以前から美味しいと話には聞いていたものの、実物は予想をはるかに上回る、自分が食べた中でNO１の絶品冷やしでした！
今回はあくまで試験的な限定営業で本格提供はまだ先になるようですが、これから公式ツイートから目が離せません。

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１月の限定トッピングの生ふのりがとても美味しく、その際ご店主から春のアスパラもかなりいいですよ～とのご案内を頂いていました。
４月某日、ついにお店のTwitterにてアスパラ到着との知らせが！はやる気持ちを抑えて荻窪へ向かいますｗ
この日はアスパラ解禁初日ということもありなかなかの盛況ぶり。ビールとおつまみチャーシューでしばし過ごしながら、本命の到着を待ちます。
一工程増える感じなので、いつもよりちょっぴり時間がかかるかな？っていうタイミングでの着丼。早速いただきます！

結論からいくと、これやばいですｗ
私も元道民なので、アスパラは実家に頼んで毎年送ってもらっているのですが、正直モノが違います。過去見たことないくらいの極太ながら、香り・瑞々しさ・甘み・歯ごたえともに未体験ゾーン。　ラーメンとの相性も抜群で、研ぎ澄まされたスープに小麦の香り豊かな麺。そこにフレッシュなアスパラが加わり・・・とにかく美味すぎです。　しかも・・・２５０円。おいおいって感じｗ

このアスパラ、聞けば一般的にはほぼ流通しておらず、出荷の時期も極めて短くお得意様のみへの販売で終了してしまうものとのこと。

売り切り終了で、提供から恐らく１週間は持たない感じだそうです。食べたい方は是非、お早めにｗ
貴重なものをありがとうございましたm(__)m

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北海道が地元なのですが、正直北海道のラーメンに関してはネガティブなイメージしかない私。
近所の荻窪に移転という情報がありながら、今一つ食指が動かず遅めの訪問にｗ

注文したのはラーメン卵といかめし。　・・・っといかめしは売り切れ ｼｸｼｸ・・・。早速の洗礼ですが、気を取り直してラーメンを頂くことに。スープを一口。　・・・おお・・・こっこれは！！めっちゃおいしい！　地味～なビジュアル(失礼)からは想像できないクリアーな動物系とやばそげな魚介の香り＆旨みあふれるスープ！　のちに伺ったところ、豚９鶏１に乾物数種でとった出汁を合わせているそうで、しかもその乾物は猿払産干し貝柱・茅部産真昆布を・・・って、美味しさよりむしろいろんなことに対する心配が先にたちますｗ 麺は函館出口製麺さんのスープをしっかり纏う細麺。油が全然ないので組み合わせるのに苦労してるだろうな～ってところでのこれ以外ない良いチョイス。トッピング類も函館全開のビジュアルでとにかく１つ１つ丁寧な仕事。

ご当地アレンジ的なのとか、ご当地そのまま、っていうのはたくさんあるとは思いますが、まずは“函館ラーメン”であるという不動の前提ありきで、そこから素材を厳選、ていねいに作る、って言うのは簡単ですが大人の諸事情によりなかなかできないことを、しっかりとやったらこうなりますよ～、というお手本のようなラーメンで、完全にKOされましたｗ　

P.S.　いかめしにありつけなかったのは初日だけで、その後何度か伺った際には毎回食べれてますｗ　２００円とは思えないクオリティーで必食ですよ～！