立ち食いそば界の槙原寛己(三本柱) : 名代 富士そば 荻窪店

立ち食いそば界の槙原寛己(三本柱)こと富士そばにやってきました。この日のスタジアムは荻窪スタジアムでの決戦です。なぜこの富士そばが立ち食いそば界の槙原寛己と呼ばれるか。それは槙原寛己は巨人投手三本柱の一角を担い、2017年現在、最後の完全試合達成者です。立ち食いそば界の三本柱と言えば、斎藤雅樹(小諸そば)と桑田真澄(ゆで太郎)ですね。
まず、小諸そばがなぜ斎藤雅樹と呼ばれるか。まさに平成の大エースで、三本柱の中で最も勝ち星を挙げたことと、僕が一番大好きな事に由来します。
次にゆで太郎が桑田真澄たる所以は、ゆで太郎は積極的に地方進出を展開していることが、桑田真澄がメジャーにチャレンジした姿と酷似するからに他なりません！
そして富士そばが槙原寛己と呼ばれる所以は、三本柱の中で、僕の中では3位の存在であること。そして社長は作詞家であり、演歌歌手をプロデュースしているところが、プロ野球選手引退後、芸能界へと転身した槙原寛己のタレント性が酷似するからに他なりません！

さて、槙原 寛己17ですが、愛知県半田市出身の右投右打の投手です。大府高校在学時から同期の工藤 公康47、浜田 一夫とともに愛知三羽烏と呼ばれ、剛速球投手として全国的にも注目を浴びます。 1981年の第53回選抜高等学校野球大会に出場するとストレートが当時の甲子園最速記録となる147km/hをマークします。 1981年11月25日のドラフト会議にて金万球団読売巨人軍から1位指名を受け入団となります。 入団1年目は二軍での体作りに専念したため登板機会はありませんでしたが、150km/hを超える速球派投手として球団から期待されます。 1983年、春のグアムキャンプの一軍メンバーに選抜されると、藤田 元司監督 から大きく曲がるカーブを教わり、速球を生かした投球術を伝授されます。 キャンプから若手の成長株として評価され、一軍に初昇格して活躍した同期生の吉村 禎章55、1歳年上の駒田 徳広50らとともに50番トリオと呼ばれます。 開幕一軍入りを果たすと、4月16日の阪神タイガース戦で一軍初登板で初先発すると、延長10回を5安打9奪三振、1-0で完封という鮮烈なプロデビューを飾ると、4月24日の我らがヤクルトスワローズ戦に先発し、プロ入り2試合連続で完投勝利します。 この年は先発ローテーション入りを果たし、12勝1セーブの成績を挙げ、チームのリーグ優勝に貢献。記者投票で213票という圧倒的な票を集め、新人王に選出されます。 同年の西武ライオンズとの日本シリーズでも第3戦、第6戦に先発登板。 後楽園球場での第3戦は、2-1とリードした6回表にテリー・ウィットフィールドに1号3ランを打たれ、5回1/3を4失点。 西武球場での第6戦は、1回表 原 辰徳8の適時打で1-0とリードするも、5回裏に石毛 宏典7に三塁打、6回大田 卓司に1号本塁打を打たれて1-2と逆転され、6回2失点。いずれも勝ち負けはつきませんでした。 1984年、ストレートの最高球速がボール球ながら155km/hと当時の日本最速スピードを記録。 翌年に西武ライオンズに入団した郭 泰源18 が156km/hを出し更新されるが、1984年に記録した155km/hは終速表示であったため 「 日本人で最初に160km/hを記録するのは槙原 寛己17では」と言われるほどでした。 同年の日米野球では、槙原 寛己17 はボルチモア・オリオールズの主砲エディ・マレーと対決し、マレーに超特大の場外本塁打を被弾するも、後に自分が完璧に投げて、それでも打たれた本塁打だったと述懐しています。 1985年4月17日の阪神タイガース戦で佐野 元国 とバッテリーを組み、7回表にクリーンナップであるランディ・バース44、掛布 雅之31、 岡田 彰布16 に3者連続でバックスクリーンへの本塁打を被弾し、いわゆる 「 バックスクリーン3連発 」 を喫っします。 それから2か月後の6月28日の同カード13回戦に先発し、チームは球団記録となる1試合8本塁打を記録、自身も球団通算5000号本塁打となる現役生活で唯一の本塁打を打ち、 大量14点の援護点もあり1失点で完投勝利を果たします。 ところが、降雨ノーゲームとなった7月14日の阪神タイガース 16回戦の1回表にランディ・バース44 の打球が右足のスネに当たり、撥ね返った打球を捕りにいくときに転んで、左股関節骨折の重傷を負い、以降のシーズンを棒に振ります。 1986年、イースタン・リーグで調整登板を重ね、5試合に登板して計33回を投げ、36奪三振、6失点、また2日の金沢での西武ライオンズ戦で完封するなど 「 怪我の後遺症がなくなった 」 と判断されたため、5月4日、10か月ぶりに一軍登録されます。 5月11日の広島東洋カープ 戦に先発して前年7月14日以来300日ぶりに復帰登板となりおますが、 3回2/3、6失点で降板。 後半戦は、8月に4勝1敗、3完封、防御率0.63で月間MVPを受賞するなど、投手陣の柱としてチームを支え、広島東洋カープとの優勝争いの原動力としての活躍を見せます。 しかし、10月7日の我らがヤクルトスワローズ26回戦では マーク・ブロハードに逆転本塁打を打たれ、 広島東洋カープ が首位に浮上し、金万球団読売巨人軍は2位に転落する痛恨の敗戦となり、12日に広島東洋カープがリーグ優勝を決め、金万球団読売巨人軍は広島と僅差の2位に終わります。 現役引退時に、「 一番悔しかった 」 試合として阪神戦での3連すも続被弾ではなく、この試合を挙げています。 1987年は、新人王を獲得した1983年以来4年ぶりに2桁となる10勝を挙げ、チームの4年ぶりのリーグ優勝に貢献します。 西武ライオンズ との日本シリーズでは第4戦に先発し、3安打11奪三振で完封し、シリーズ初勝利を挙げます。 シリーズは2勝4敗で西武ライオンズに敗れたものの、優秀選手賞を受賞しています。 1988年は、プロ入り後初めて年間200イニングを突破。 また、当時はリーグ連盟表彰の対象ではなかったが、リーグ最多の187奪三振を記録しています。 1989年は、開幕から先発とともに登板の合間にはリリーフも兼ねるなど、オールスターゲーム前までに12勝3敗4S、防御率1.75という活躍を見せつけます。 しかし、後半戦の開始となった7月29日の広島東洋カープ戦で、2回裏一死後、植田 幸弘へ3球目を投げた後に軸足の右膝をひねったため降板。 31日、東京・慈恵医大病院での精密検査で右膝内側半月板損傷と判明し、治療のため残りのシーズンを治療とリハビリに当てます。 チームは2年ぶりのリーグ優勝を果たし、槙原 寛己17 もリハビリを終えて近鉄バファローズとの日本シリーズに出場有資格選手入りを果たし、10月24日の第3戦に3番手で登板し、約3か月ぶりに実戦登板を果たします。 1990年も、前年の怪我が尾を引き、4月に2勝したものの、その後は打ち込まれる試合が続き、5月末に不調による再調整と足に打球を受けた治療を理由に二軍落ちとなります。 夏に復帰し、それから調子を上げますが、 この年の公式戦最終戦の10月10日の広島東洋カープ戦に先発するも敗戦投手となり9勝に終わり、シーズン全体でも規定投球回に到達せず、 西武ライオンズとの日本シリーズでは、終盤の好調さを買われ第1戦の先発に起用されるも、その初回に西武のオレステス・デストラーデ44に、カウント0-3からの4球目が 「 ボール気味に投げたつもりが、ど真ん中 」 となって1号3点本塁打を打たれます。 西武ライオンズは無傷の4連勝で日本一となり、このオレステス・デストラーデ44 の本塁打は「シリーズの流れを決めた本塁打」と評されました。 1991年7月19日の中日ドラゴンズ戦に先発し、7回まで8-0と大量の援護点を貰いながら、 その裏1失点、8回に一死満塁のピンチに二点適時打を打たれた所で降板させられます。 しかし、救援した木田 優も失点を重ね中村 武志に代打満塁本塁打を打たれて同点、そして延長10回にまたも中村にサヨナラ本塁打を打たれて、球団史上初の8点差からの逆転負けを喫します。 オールスターゲームでは、第1戦で先発したため、第2戦では登板予定がなかった。 しかし、第2戦が延長戦に突入し、他チームの選手を無理に引っ張ることのできなかった全セ藤田 元司監督は槙原 寛己17 を登板させますが、槙原 寛己17はビジターのゲームと勘違いしていたため、ホームのユニフォームを忘れてしまい、ユニフォームと同じデザインのTシャツで投げることとなります。 これを最後にNPBのオールスターは、延長戦なし・9回打ち切りとなっています。 1992年は、開幕から順調に勝ち星を伸ばし、前半戦だけで10勝し、3年ぶりの2桁勝利を記録するも、 オールスター後は2勝8敗と調子を落とし、自己最多タイの12勝を挙げる一方で、負け数が13で2年連続で負け越すシーズンとなります。
1993年には斎藤 雅樹11、 桑田 真澄18 が軒並み調子を落とす中で孤軍奮闘し、自己最高の13勝、防御率2.28の好成績でチーム最多勝、FAの権利を取得しました。 シーズンオフになり槙原 寛己17 はいくつかの球団から誘いを受けるも、 金万球団読売巨人軍フロントが慰留などの態度を一切示さないことに不信感を持ちFA宣言します。 その後、当時監督を務めていた長嶋 茂雄3が槙原 寛己17 の自宅を訪問、説得を受けて残留を決めます。 この際に長嶋 茂雄3が槙原 寛己17の背番号と同数の17本のバラの花束を持ってきた逸話が残されているが、実際は20本だったといいます。 1994年5月18日に福岡ドームで行われた広島東洋カープ戦で平成初の完全試合を達成。 平成唯一および20世紀最後の達成者となります。 現役引退後には「ミスター・パーフェクト」として紹介されることも多く。 完全試合達成は引退会見の際に記者からの質問で 「 一番思い出に残っている試合は? 」 と聞かれた際、「 そりゃ、あれですよ。あれしかないですよ 」と答えた程で、本人にとってプロ野球人生の中で最高の思い出となっているといいます。 しかしながらこの快投は、前々日の門限破りで外出禁止1か月を言い渡されたため、好投してこれを解こうと奮起した結果であると大久保 博元22 と「おしゃれカンケイ」に出演した際に話しています。 ちなみに同試合で広島の両主砲、江藤 智33・前田 智徳1はともに欠場した。 同年の西武ライオンズとの日本シリーズでは第2戦と優勝決定の第6戦で完投勝利、2勝0敗・防御率0.50と、今までの勝負弱いイメージを払拭する活躍でシリーズMVPも獲得しています。 1995年オフにレーシック手術を受けたが、最初の手術で左目に痛みが出て物が二重に見えるようになってしまい、翌シーズン直前に新しいコンタクトレンズを用意し、シーズン終了後再手術をすることとなりました。 1996年は、6月19日のナゴヤ球場での中日ドラゴンズで音 重鎮、山崎 武司、大豊 泰昭に、3連続本塁打をまたも打たれます。 7月 胸の痛みを訴えて入院。 肺気胸と診断されます。 その前日に球団トレーナーが行った鍼治療で電気針を深く打ちすぎたのが原因で、槙原 寛己17 は鍼が原因との自覚を持ちながら、トレーナーを庇うため表沙汰にはしなかったが、球団側が槙原 寛己17の名誉のために事実を公表。治療を行ったトレーナーを減俸にするなどの処分を行い、槙原 寛己17 には公傷を認めた。槙原 寛己17は「起きたことは仕方がないので、早くリハビリをして復帰の準備をしたい」などとコメントします。 1998年、開幕から出遅れ4月半ばにシーズン初登板となり5月の頭にシーズン初勝利が通算150勝目の記録となります。 しかし初登板から不調な投球が目立ったものの、5月16日の我らがヤクルトスワローズ戦の延長戦でチームは勝ち越すも、リリーフ投手を使い切りベンチ入りしていたこともあり登板すると無失点で抑え6年ぶりのセーブを記録。 この登板を境に調子を取り戻し次の試合ではシーズン初完封し更に三連勝を記録。 しかしその頃チームがストッパー不在に苦しみ6月末からストレート、フォーク、スライダーのキレを買われて、ストッパーに転向となります。 リリーフでの成績は2勝2敗18S防御率2.93を記録し、27試合の登板で無失点で抑えたのは23試合ありセーブ機会での失敗による敗戦は一度だけでした。 7月15日の横浜DeNAベイスターズ 戦では、3点リードの8回に登板。1点を失い、なおも走者一塁のピンチも佐伯 貴弘をライトフライに打ち取りチェンジかと思われるも、ボークが宣告され打ち直しとなり、直後に同点2ランを打たれ、続投した9回にサヨナラ負けを喫する結果となります。 全国中継が多いチームの宿命からか少しの失敗だけで一部マスコミ等では 「 ダメ魔神 」 と呼ばれてしまいます。 これは当時横浜ベイスターズのリリーフエースだった佐々木 主浩22の 「 ハマの大魔神 」のあだ名をもじったものであり、このフレーズは、自虐ネタの達人である槙原 寛己17が自ら売り込んだほど。契約更改では翌年もリリーフでの登板が濃厚で 「 200勝は諦めます 」 と記者会見で発表したほどでした。
1999年6月12日の阪神タイガース戦では、12回裏同点一死一・三塁の場面で打者の新庄 剛志1を敬遠しようとしたが、新庄 剛志1 に敬遠球を打たれサヨナラ負けした。なお、槙原 寛己17 にとってはこれが現役最後の敬遠でした。 年間ではプロ入り初の全試合リリーフ登板をしたが、シーズン終盤に不振の投球でストッパーの座は桑田 真澄18に代わりました。 2000年も開幕から引き続きストッパーとしてシーズンを迎えたが敗戦投手にはならないものの投球内容が悪く、7月15日のヤクルト13回戦の9回に登板するも一死も取れないまま降板し更に足を負傷、チームは逆転負けとなります。 その後シーズン終盤に一軍復帰し福岡ダイエーホークスとの日本シリーズ第1戦に同点の9回にリリーフ登板するも、メルビン・ニエベスに決勝本塁打を打たれ負け投手に。 故障後に日本シリーズに合わせ無理に体を作ったことで、それまで一度も怪我が無かった肩を負傷、直球が130km/h台に落ち込む結果となります。 2001年、肩の怪我からの再起を目指したが一向に回復せず、このシーズンの一軍での登板は引退試合の1試合の登板に留まり、現役引退を迎えます。 引退試合は9月30日の横浜DeNAベイスターズ戦で、この試合では槙原 寛己17 から同年引退が決まっていた斎藤 雅樹11 にリレーされ、2人の球を受けたのは同年引退が決まっていた村田 真一でした。

さて、立ち食いそば界の槙原寛己(三本柱)こと富士そばですが、業界内の先駆者的に｢生そば｣を採用しています。製麺業者を興和物産と紀州屋製麺の2社で競争させ、高品質や低価格を企業努力としています。ダシは各店で仕込み、各店のオリジナリティを追及しています。そのため「店舗ごとに味が違う」「バラつきが大きい」というご意見があるのも事実です。
さて槙原寛己(三本柱)こと富士そばのストレート(そば)ですが、かつて巨人のエースだった西本聖26から「歴代見たピッチャーの中で文句無しにマキが一番球が速い。デビュー当時は江川さんより上だと思った」と評価されるほどのストレート(6:4そばで美味しいです)です。しかしながらだしや全体感は前述の通りばらつきがあることが特徴です。これは槙原寛己(三本柱)は近視で視力が非常に悪く、コンタクトレンズをつけても視力は0.5でした。引退後「実はプロ生活20年で捕手のサインが一度も見えなかった」と告白しているほどバラツキと大いにリンケージしますね！！

この日は、チーズそば、別日にはチーズうどんをスタメンにラインナップしましたが、なんとなんとこのチーズそば・チーズうどん、どこかで見覚えが・・・そうです！全世界の立ち食いそばファン=プロ野球ファンならもうお分かりですね！！JR東海 静岡駅の富士見そばにあるモッツァレラチーズ入りのチーズそばにそっくりくりそつ！です。富士そばと富士見そば。。。この因縁は、メジャー史に残る名投手ハーシュハイザーに「あの17番はメジャーで通用する」とメジャーリーガー達を驚嘆させたほどの伝説と酷似しますね！！！

このチーズそば・チーズうどん。私の槙原寛己(三本柱)の評価をV字回復させてくれたことは確かです！