ランチの「サービスうな丼」は大人気 : 川勢

神泡認定店

川勢

(かわせ)
予算:
定休日
日曜日

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3.6

¥2,000~¥2,9991人
  • 料理・味3.9
  • サービス3.3
  • 雰囲気2.8
  • CP3.8
  • 酒・ドリンク3.5

3.5

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味3.5
  • サービス3.0
  • 雰囲気2.8
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
2021/06訪問2回目

3.5

  • 料理・味3.5
  • サービス3.0
  • 雰囲気2.8
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

ランチの「サービスうな丼」は大人気

 梅雨空の土曜日の昼、荻窪の駅から5.6分の所に在るこじんまりとしたホールで催された、新進ピアニストのリサイタルに出掛ける。
 当初昨年の5月の予定だったが、再三にわたる延期の後にやっと開催に漕ぎつけることの出来た、思いが込められた演奏会である。

 その前の食事処として、当初予定していたのは駅から近く会場への便も良い「東家」だったが、行って見ると店のシャッターが下りており6月20日まで営業休止とのこと。
 鰻が食べたい気持ちは抑えがたく、急遽地下道を潜って北口に向かう。
 目指したのは大衆鰻屋として知られたこちら。
 人気店なので混んでいたら諦めるつもりだったが、到着すると此処は12時オープンなので開店まで10分ほどで、6.7名の並びは有るものの一回転目で入店出来そう。

 定時より2.3分早く店が開き、カウンターの奥から席が埋まり始める。
 相変わらず狭小で薄暗く、雑然とした雰囲気である。
 ギリギリのところで、手前の角に近い椅子に座ることが出来た。

 普段なら昼でも一杯やる客が多少混ざるが、酒の出せない現状ではみな食事オンリー。
 昼にはサービスの「ランチうな丼」:1,400円(税込み)が用意されており、ほとんどの客がこちらを注文。
 私もゆっくりするつもりは無いので、こちらを頼む。
 30歳代のご主人夫妻を中心の家族経営で、焼きに専念するご主人をチャキチャキした女将さんがサポートしている。

 予め粗方の作業は済ませてあるため、仕上げの焼きが施されタレを潜らせたものが、丼のご飯の上で串を抜かれて完成。
 一式が並んだ角盆が、カウンター越しに女将さんより手渡される。
 うな丼と吸い物の椀、お新香の小鉢が乗っている。

 鰻は時々で形状が変わるようで、この日はやや大振りのサイズの1/2ほどが、上手く纏めて一人前に串打ちされている。
 焼き色は薄目で、大きさはそれほどでは無いが結構身に厚みがある。
 もう少し焼きが強い方が好ましく、特に皮目の炙りは足りない印象だが味は悪くない。

 タレはあっさり目だが、ご飯への掛かり具合は程よい。
 ご飯自体の質は今一つだが、炊き加減はまずまず。

 吸い物は三つ葉と蒲鉾が少量入るが、薄目の加減は好ましい。
 お新香は胡瓜の浅漬けとキャベツの一夜漬けだが、特にキャベツは夜にお通しで出てくる「キャベツの紫蘇の実和え」そのものだが、たっぷり出てくる点は良い。

 10分ほどでせかせかと平らげてしまったが、うな丼を食べたと言う満足感は得られた。
 鰻のボリュームや焼き加減などに多少の不満はあるが、1,400円の値段からすれば文句は言えない。

 店を出ると12時半前で、外には20人ほどが並んでいる。
 10席に満たないカウンターだけのやや密が気になる店だが、ほとんどの客が「サービスうな丼」目当てのため鰻屋にしては回転は早い。
 酒が解禁になるとまた事情が変わるだろうが、商売としてはこの方が効率が良いと思われる。
 雨が降ってもアーケードに覆われて安心なのも利点。

 急遽こちらに寄ることとなったが、決して悪い印象はしなかった。
 駅近の便の良さもあり、空いた時を見計らってこれからも利用すると思う。

  • 川勢 - 「ランチうな丼」一式

    「ランチうな丼」一式

  • 川勢 - トータルで半身程

    トータルで半身程

  • 川勢 - 途中で山椒を振り入れる

    途中で山椒を振り入れる

  • 川勢 - 「吸い物」

    「吸い物」

  • 川勢 - 「お新香」

    「お新香」

  • 川勢 - やや雑然とした店頭

    やや雑然とした店頭

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2017/05訪問1回目

3.6

  • 料理・味3.9
  • サービス3.3
  • 雰囲気2.8
  • CP3.8
  • 酒・ドリンク3.5
¥2,000~¥2,9991人

うな串で一杯

 南阿佐ヶ谷の「ふるやま」を出てから、最初は青梅街道まで戻ってパールセンターを抜けて、阿佐ヶ谷の駅に戻るつもりでいたが、陽気に誘われてもう少し歩きたくなる。
 逆の南に進路を取り、善福寺川の方向に道をだらだらと下って行く。
 この辺りの川の両岸は広めの緑地帯を有する公園となっており、散策するのに好適で、木陰にはベンチが置かれており時々休むにも丁度よい。

 小一時間ほど歩いた後、夜もどこかに寄ってから帰ろうかという気持ちになる。
 昼が蕎麦だったので、何となく鰻の気分。
 思い浮かんだのは、このまま川を遡って辿り着く荻窪の「安斎」。
 あそこは確か17時開店で到着時刻に合わせて予約を入れようとしたが、偶々休みなのか電話を掛けてもつながらない。

 気持ちが鰻に傾いているため他店を思い巡らすが、このくらいから開いている店と言えば、おのずとこちらが浮かんできた。
 早い時間帯から混むことは承知しているので、線路を北口にくぐる地下通路を抜けて足早に向かう。
 こちらには10年ほど前、一度昼時にうな丼を食べに寄ったことが有る。

 入って見ると案の定カウンターは8割が埋まっていたが、何とか席を確保できた。
 店内は鰻を焼く油煙でくすんでおり、お世辞にも綺麗とは言えない。

 まずビールをもらうが、ラガーの大瓶が出て来るのがいかにも古い居酒屋スタイル。
 無造作に千切って軽く塩を振り紫蘇の実を混ぜただけ、といった「キャベツの浅漬け」がお通しとして出されるが、これには竹串2本が添えられている。
 卓上に箸箱は有るがこれは食事客専用で、呑み客はこれで摘めと言う事のようだ。
 新キャベツの時期なので、柔らかく甘味も有ってなかなか美味い。

 串焼きを注文しようと目の前のご主人に声を掛けると、串は6本のセットが基本とのことなので、これでお願いする。
 内容は最初に「きも焼・ひれ焼・ばら焼」の3本が、その後で「八幡巻・れば焼・串巻」の3本が出された。
 キモ焼は、腸管部分のみで、処理がきちんとされているため苦味などは一切ない。
 ひれ焼は、背びれの部分でニラを巻いてあり面白い食感。
 ばら焼は、腹の部分のみを集めて刺したものらしいが旨みが深い。
 八幡巻は、定法通りに棒状の煮牛蒡に巻き付けてあり、丁寧な仕事が感じられる。
 れば焼は、レバーの部分だけを並べて刺されており、濃厚な味わいが良い。
 串巻は、細く切った身をくねらせて刺してあり、たっぷりの食べ応え。

 酒を頼もうとカウンター上部の掲示を見ても、すすけているのと店内の薄暗さでよく読めないが、とりあえず'冷や酒一杯'と頼む。
 下の受け皿も溢れんばかりの、コップ酒のスタイルで出される。
 後で確認したら純米酒の「両関」も有るようだが、黙って頼めば普通酒の「太平山からくち」が出て来るようだ。
 別にこだわらないので、これで十分に美味かった。

 焼き物の追加に、ケースの中で目に付いた「ぎんなん」と「ししとう」を頼む。
 軽く塩が振られており手渡しで出されたが、何れも美味かった。
 
 当初はこの後はうな丼でも食べようかと思っていたが、昼が遅かったのでこれまでで結構な満腹感。
 他の客が注文した、細かく切った蒲焼と三つ葉をご飯に混ぜたと思われる「まぶし丼」が大いに気になるが、欲張らずにお勘定にする。
 〆て3,000円でおつりが来るのは、極めてリーズナブル。

 開店早々からカウンターに居並ぶ面々は、何れも常連さんのようだ。
 和気あいあいとした雰囲気は決して悪く無い。
 
 店を後にすれば、駅前広場はすぐそこ。
 丁度やって来た中村橋行きのバスに飛び乗り、満ち足りた気分で家路に着いた。

  • 川勢 - 「串物セット」①

    「串物セット」①

  • 川勢 - 「串物セット」②

    「串物セット」②

  • 川勢 - 瓶ビール(大)・お通し

    瓶ビール(大)・お通し

  • 川勢 - 「きも焼」

    「きも焼」

  • 川勢 - 「ひれ焼」

    「ひれ焼」

  • 川勢 - 「ばら焼」

    「ばら焼」

  • 川勢 - 「串巻」

    「串巻」

  • 川勢 - コップ酒

    コップ酒

  • 川勢 - 「ししとう焼」

    「ししとう焼」

  • 川勢 - 「ぎんなん焼」

    「ぎんなん焼」

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蓼喰人

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店舗基本情報

店名
川勢(かわせ)
受賞・選出歴
うなぎ 百名店 2018 選出店

食べログ うなぎ 百名店 2018 選出店

ジャンル うなぎ
お問い合わせ

03-3392-1177

予約可否

予約不可

住所

東京都杉並区上荻1-6-11

交通手段

荻窪駅北口より徒歩3分
荻窪北口駅前通り商店街

荻窪駅から149m

営業時間
  • 月・火・水・木・金・土

    • 12:00 - 14:00
    • 17:00 - 21:00
    • 定休日
  • ■ 営業時間
    売切れ次第終了

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算(口コミ集計)
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999

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支払い方法

カード不可

電子マネー不可

席・設備

席数

24席

(1F/カウンター12席 2F/4人卓×3席、小上がり2卓)

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席喫煙可

昼:禁煙・夜:喫煙可

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駐車場

空間・設備

カウンター席あり、座敷あり

メニュー

ドリンク

日本酒あり、焼酎あり

特徴・関連情報

利用シーン

一人で入りやすい 知人・友人と

こんな時によく使われます。

備考

初投稿者

もも吉もも吉(14)

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