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高円寺:クアトロ復活!
2020.07
自粛ムードの間はテイクアウトも中止して完全OFFで耐えていたクアトロ、満を持して復活です。
まだ食材が完全に廻っていない再開初期の訪問だったので、お任せで適当に盛り合わせてもらいました。(訪問から1ヶ月以上経っているので、今はギアがセカンドに上がってるかも)
◆ソパdeアホ
スペイン料理の定番、ニンニクスープ。
クアトロ版は真っ白なクリームスープで、相変わらず綺麗なビジュアルに唸ります
今回は冷やしスープでニンニクは表に出すぎず、コクを支える裏方の、でも太い柱の存在。
◆前菜盛り合わせ
今回は冷たい前菜の盛り合わせです。
スペインオムレツ、パプリカとズッキーニ、キノコのマリネ、そしてパテ。
パテは肉の脂感を上手く残したもので、冷たくても旨味が染み出しくる面白い作り込みでした。
◆白魚のアヒージョ
いつも必ず頼むクアトロの超定番です。
塩味とオイルのバランスが完璧で、パンが進み過ぎる危険メニュー。
今回は適当セットだったので遠慮せずにパンを浸しまくり&食べまくりでしたが、コースの時は食べすぎると後半が危険です・・・・
◆豚肉のトマトソース煮込み
当夜の〆は豚肉で。
これも定番メニューで、火入れの絶妙さとトマトソースのフレッシュ感が素晴らしい。
まだ食材の流通ルートが不安定で、昔のような超複雑フルコースに戻るには時間がかかりそうですが、技術は健在です。
当面は電話で「料理予算が税込これくらい。組み合わせは適当に、仕入れ具合に応じて任せた!」という感じの頼み方が良さげです。
復活のクアトロ、ぜひ機会を作ってお試しいただければと思います。
あっ、料理以外の写真は自粛中にオーナーシェフがハマった折り紙。(オーナーシェフのFBから頂きました)
折り紙の新作は入れ替わりで店にディスプレイされているので、興味のある方は、こちらも・・・(キングギドラは本当に凄いし、茶色いハリネズミは何と1枚紙!?)
高円寺:スペイン料理ガッツリの会(#4)
2018.11
「いつ出禁になるか?」とドキドキしながら店にお願いしているマリアージュの会、今回が4回目です。
趣旨は前回と変わらず、「モダンレシピと古典レシピを組み合わせてスペイン料理の凄さを感じさせて欲しい。でもって、全ての皿にグラスワインをハーフサイズでマリアージュさせて欲しい。あっ、サラダは季節替わりのフルーツサラダ希望、新作がいいかな・・・」というものです。(鬼幹事)
予算を含めて店との念入りな事前調整が必要な会ですが、パエジャを2皿並べられるくらい人数が揃えば、メチャ楽しくなります。
今回は、ジャスト10人の会です。
◆前菜盛り合わせ
まずはキックオフとして、チョリソーのトースト、生ハム、オリーブを並べてくれました。
少し時間を置いて出してくれたのが、クアトロ名物の串と小皿のセット。
串は本来6種類なのですが後半に余力を残すため幹事依頼で敢えて3種類に抑え、チキン&マッシュルームのパテ・キビナゴの酢漬け・パリパリチーズを並べてもらいました。
そして完全お任せの小皿は、真蛸のエスカベチェ&カヴァのジュレ、黒いレンゲに乗ったムール貝の冷たいアヒージョ、そして白いレンゲに乗った「サルモレホ」(オレンジ色のペースト、ガスパチョの源流の古典料理)です。
一口ずつ色々な前菜を味あわせてもらうことができ、これだけでも一食分以上の満足感が得られたりします。
合わせた酒は、自家製サングリアを赤白計2種。
◆柿とマスカットのサラダ
サラダは毎回「季節のフルーツ」を組み込んでもらっています。
第1回は「梨と胡桃のサラダ」第2回は「ブラックオリーブと苺のサラダ」第3回は「葡萄とドライトマトと木の実」、そして今回の「柿とマスカット」は葡萄の軽やかさと柿の深みを完璧なバランスで仕上げてくれたもので、本当に美味い。
合わせた酒はカヴァです。
◆白魚のアヒージョ
クアトロ名物の白魚のアヒージョ。
パンが進むので満腹中枢に危険な一皿、1人で完食すると危険なので今回は3人でシェアします。
しかーし、今回も塩っけが絶妙なバランスで、パンと酒が止まらなかったりして・・・
◆玉ねぎのポタージュ
クアトロのスープは季節替わりですが、今回は特にお願いして玉ねぎを頼んでみました。
というのも、ほとんどのスープは隠し味の酒との相性が良く、隠し味がグラスワインとの「仲立ち」を素直に果たすのですが、玉ねぎとシェリーの相性は仲立ちを超えたマリアージュを達成してくれるからです。
今回もシェリー酒アモンティラードとクアトロチョイスの玉ねぎとの相性は抜群だったと思っています。
◆ラムのロースト ミガス添え
肉料理は、オックステールのチョコ煮込みを組み込みたかったのですが、流通の関係で断念。
今回はクアトロ定番のラム&ミガスをお願いしました。
クアトロのラムの凄いところは、焼きの完璧さだけでなく、添えられているミガスの存在感。
自家製パンを荒削りし、生ハムを含むコク系食材と一緒に炒ったスパイシーなアクセントで、ラムとの相性は完璧です。
たっぷり掬ってラムにまぶして食べ進むと幸せになれます。
合わせた酒は、リオハ(葡萄はテンプラニージョ)です。
リオハはボトル選びが難しいのですが、今回はスパイシー感がある面白いものを出してくれました。
◆パエジャ2種
ここから宴は〆へ。
1皿めは、クアトロ名物の「イカ墨のフィデウア」。
細麺パスタを使ったパエジャで、具はイカとドライトマト等。
細麺のパリフワ食感とイカスミの深みとトマトの酸味を味わえる面白い一皿です。
2皿めは秋の定番「豚バラと栗のパエジャ」。
これは王道の美味さで、お焦げを含めて根こそぎ食べていきます。
合わせた酒は、ガルナッチャ(ガルナッシュ、赤)。
という感じのスペイン料理をフルフルで味わう会でした。
クアトロの全力の会は、やっぱり面白い。
シェフに全面お任せが事前調整の基本方針ですが・・・え!?、注文つけとんちゃうん?ですか?
いや、まぁ、この辺のシェフに土下座しながらの事前調整も幹事の醍醐味の一つではあります。
ですが実現できれば都心でも滅多にお目にかかれない、オンリーワンかつナンバーワンの凄い宴にできると思います。
パエジャを2種並べする場合は多人数(男子だけなら8人以上、女子が入るなら10人以上)が理想ですので、ぜひ人数を確保した上で機会を作ってお試しいただければと思います。
今回のメンバーに改めて感謝します!
高円寺:リゾットの美味さが凄かった夜
2017.06訪問
ハードの週が続いたので、自身の慰労を兼ねて中央線最強のスペイン料理の店で独り飯してみました。
今回は「酒別で予算○○。腹減った。」とだけ伝えて後はお任せ。
◆前菜6種盛り
「普通はカップル向けに出すボリュームですが、1人でも大丈夫ですよね?」と言い添えて出してくれた6種です。
過去に食べたことのある定番5種は流石の美味さ、そして今回のmyベストは写真下段中央のパプリカ&茄子マリネです。
素材の味を濃く残しつつ絶妙な酸味で食べさせてくれましたが、美味さに唸ります。
2分も経たずに6種を完食してしまいました。
◆白魚のアヒージョ
何度食べても美味いクアトロの定番スペシャリテ、今回も染み込む美味さでした。
◆ミートボール・スペイン風
これも定番ですが、肉の旨味・トマトソースの仕上がりとも盤石でした。
◆いかすみのメロッソ
そして当夜の最大の収穫。
リゾットではなく、食感柔らかめのメロッソです。
「最近米を替えたら出汁の染み込みが凄くてリゾットが美味すぎる。今回は柔らかくメロッソで。」と言い添えて出してくれた一品は、超絶美味い芸術品でした。
という感じの「ふらっと立ち寄り晩飯」でした。
すべての料理の仕込みが丁寧ですし、リゾットの進化には本当に驚きます。
大人数なら予約必須ですが、フラっと1人ならカウンターが空いている日が多いと思います。
ぜひ機会を作ってお試しいただければと思います。
閑話休題
オーナーシェフ、ボルダリングを趣味にしてます。
そして店内の内装にボルダリングの訓練グッズをセット。
「まさか、ここに取り付ける?」という場所にアレがあります。
シェフ曰く「いつでも指をかけて懸垂できるようにしてます。」とのことですが、ボルダリングに興味のある方、ぜひ探してみてください。
オトナのスペイン料理の会
2016.10
各料理にハーフサイズのグラス酒を合せてマリアージュさせるクアトロ特別会、第3回はオトナの方々に集まっていただき、更にディープな会にしてみました。
会費はチョイお高めですが、7人でシェアした料理は、前菜からメインまで素晴らしいものでした。
◆ピンチョス盛り合わせ
クアトロ名物のピンチョス盛り合わせ、今回は3段構え。
キックオフはミニサイズのサルモレホ(古典ガスパチョ)とレバペw/リコットチーズ。
中盤はいつもの串並べディスプレイで、定番のキビナゴ&オリーブ、チョリソー、チキンとマッシュルームのパテ、トルティージャ(スパニッシュオムレツ)、カリカリチーズ、そしてムール貝の冷たいアヒージョです。
そして最後は新作3種盛りで、豚耳の赤ワイン煮w/リンゴのピューレ、ボンジリのオーブン焼き、ピキージョとアンチョビのコカです(コカがパンの意味で今回はカリカリ焼き、そこに味付けした赤ピーマンとアンチョビをトッピング)。
定番5種は爽やか系、新作3種は濃い目の味付けで、何れも丁寧な仕上げでした。
マリアージュの相棒は、クアトロ定番の自家製サングリアの白&赤。
◆季節のフルーツを使ったサラダ
毎回「新作ヨロ」と頼んでシェフを悩ませるサラダ、今回はブドウをメインにドライトマトとハーブを合せたものです。
砕き木の実がアクセント。
相棒はカヴァのスパークリングで、これがまた絶妙なマリアージュ。
◆白魚のアヒージョ
クアトロの定番中の定番、これにはダルデル、ガルナチャブランカを合わせてくれました。
◆ソバデアホ:大蒜スープ
黄色みが強く粘度の高いスープです。
クアトロお初でしたが、ただただ美味い。
スープにシェリーを合わせるのがクアトロ流です。
今回は、アモンティリャード。
◆オックステール・チョコ煮込み
本場っぽくチョコ煮込みで仕上げてくれました。
甘い煮汁が染み込んだクニュクニュ食感のテールは、極上の味です。
相棒はグラディウム・レゼルヴァ、テンプラニーニョで、独特のスモーキー感がチョコソースと絶妙に合う、メンバー感嘆のマリアージュでした。
◆パエジャ2種
ここから宴は〆へ。
1皿目は定番のイカスミのフィデウア。
今回もフレッシュ感のあるイカスミ、旨味も十分です。
2皿目は、バレンシア風パエリア。
うさぎの肉を使ったスペイン名物で、今回は遊び心でこんがり焼けたウサギちゃんのお顔がコンニチワ。
2皿に合せたのは、カヴァのロゼ、ガルナチャです。
◆クレマカタラナ
デザートは、クレマカタラナを2種です。
平皿がノーマル味で、ただし食感をトロトロに仕上げたバージョン。
でもって深皿がアレンジ版で、デザート酒のどんぐりのリキュールを効かせたものです。
どんぐりのリキュールはお初というメンバーが多く、面白い組み合わせでした。
という感じのオトナのスペイン料理の会でした。
シェフには色々苦労をかけてしまいましたし(そろそろ出禁か!?)、予算もオトナ向けではありますが、スペイン料理好きにはベストの会にできたのではないかと思います。
参加してくださったメンバー、そして何より我儘に付き合ってくれたシェフに感謝します。
**************************
2016.01訪問 古典&現代スパニッシュの会を再び、ワインとのマリアージュで
「古典&現代スパニッシュ」とワインのマリアージュを楽しむ会を、再びお願いしてしまいました。
今回も素晴らしい内容で、改めてシェフの引き出しの多さ、というか深さを感じさせてもらいました。
◆生ハム(小前菜として)
当日は超満席ということもあり、まずは小前菜から。
脂の美味さが上質さを証明する生ハムで宴をスタートです。
◆サルモレホ
古典ガスパチョと言ってよい一皿。
クアトロのスペシャリテでもあり、毎回お願いしています。
トマトとニンニクとオリーブオイルという素材を驚きのビジュアルと味に仕上げる一皿、絶対的なおすすめです。
◆ピンチョス盛り合わせ
定番のピンチョス盛り合わせ、今回も圧倒的なビジュアルでチョリソー、パテ、オムレツ、カリカリチーズを揃え、更に今回は一口サイズのセビーチェも添えてくれました。
ここまでの前菜シリーズに合わせたワインは自家製サングリアの白と赤で、フルーティーさが素晴らしい。
◆スペシャルサラダ
毎回、「前回と違うものを・・・」とお願いしてシェフを悩ませてしまうサラダ、今回もスペシャルでした。
「ブラックオリーブと苺のサラダ」と銘打たれた一皿はクアトロならではの作りこみで、カバのジュレがたっぷりかけられており、粉チーズに見える白い粉は驚きの○○。(気になる方は、店で聞いてみてください。)
合わせたワインはベリー系のニュアンスがしっかり立ったRamon Bilbao の Rosado です。
ただただ感動の一皿。
◆白魚のアヒージョ
毎回これだけは絶対に外せない、クアトロのスペシャリテ。
白魚自体も美味いのですが、オイル自体の味も素晴らしく、まさにオンリーワンの味です。
火が通りすぎない内に、というかあっという間に蒸発した一皿でした。
合わせたワインは、甘い香りながらすっきり系のPasion de moscatel。
◆トリッパ古典&モダン
今回のシェフの「遊び心」は、トリッパ(胃の煮込み)を2種、古典とモダンで、というものです。
古典はお馴染みのビジュアルですが、ものすごく柔らかく煮込まれており、しかもシェリーの効いた煮汁の染み込みが凄い仕上がり。
ひよこ豆の食感の違いを楽しみながら、ドライシェリーに合わせます。
モダンは、写真のとおり透明感のあるスープ仕立てで、古典とのビジュアルの違いにメンバーが驚いた一皿。
モダンの煮汁にもシェリーが使われており、同じくドライシェリーとのマリアージュを楽しませてもらいました。
◆蝦夷鹿の赤ワイン煮
濃厚な煮込みは、オリーブオイルとハーブがアクセントになった面白美味い一皿です。
合わせたワインは、煮込みにも使われたテンプラニージョ、Ramon BilbaoのSingle Vineyardです。
◆ラムのロースト、ミガス添え
これも毎回絶対に外せないクアトロのスペシャリテ。
素晴らしい焼き具合のラム、それにオリジナリティ溢れるミガスがたっぷり添えられます。
ミガスはスペイン料理の重要パーツですが、自家製パンを崩し、生ハムの端肉等を加えて炒ったクアトロ版ミガスは、一味も二味も違います。
合わせたワインは前回と同じ Vin i Llegendes です。
◆イカスミのパエジャ
仕上げは、パエリア。
ビジュアル的にも味的も素晴らしい完成度で、ただただ美味い。
という感じで、今回も素晴らしい料理を並べてもらえました。
しかも酒とのマリアージュも完璧、シェフの引き出しの多さと深さを改めて感じた会でした。
予約必須ではありますが、ぜひ機会を作って調整していただければと思います。
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2015.11 モダン&古典の技術を併せ持つスパニッシュで主宴を
不定期UPの遠征シリーズ(高円寺編)
輪番制幹事のOGT48の定例会、今回は駄犬幹事の下、メンバーに高円寺に集まっていただきました。
一軒目のビリエットで前菜系をたっぷり食べたメンバーが向かったのは、モダンと古典の両方のスパニッシュに出会えるコシーナ・デル・クアトロです。
スペイン料理への造詣の深さと技術の高さが分かっていたので今回はシェフの御好意に甘えてコアな企画も組み込んでみました。
それは、「グラスワインをハーフポーション、全ての皿に種類を変えて添え、マリアージュを達成して」というものです。
今になって思い返すと出入り禁止になってもおかしくない酷い依頼でしたが、シェフは全力で答えてくれました。
随所で凄いマリアージュが達成され、個人的には改めてスペイン料理のファンになりました。
◆ピンチョス盛り合わせ
クアトロを初訪問した人が驚くピンチョスのディスプレイ、今回も綺麗な彩りで仕上がっていました。
内容は、定番の5種類(キビナゴ&オリーブ、チョリソー、チキンとマッシュルームのパテ、トルティージャ、カリカリチーズ)に加え、今回は幹事お願いとして「ムール貝の冷たいアヒージョ」を一口サイズで加えてもらいました。
定番5種は今回も上々の味で、安定した美味さ。
そして冷たいアヒージョも素晴らしい。
事前調整会の時に感動して「白魚のアヒージョと両方食べたい。どうすべ・・・」と相談したところ、(関西弁で)「ほんならムール貝の方を冷やしてピンチョスに添えますか? 冷やしても美味いんですわ・・・」との嬉しい返しだったので、即決した一品です。
予算との相談もあると思いますが、個人的にはピンチョスへの冷やしアヒージョの追加は強くおすすめします。
合わせた酒は自家製サングリアの白&赤で、いずれも爽やかな呑み口で満足感の高いものでした。
◆サルモレホ
黄色い謎のペースト。
これがクアトロ以外では中々お目にかかれない「古典レシピ、現代ガスパチョの源流」です。
トマトとニンニクとオリーブオイルという材料は、本来は現代ガスパチョに向かう運命。
これがシェフの手にかかると、独特な風味の古典ガスパチョ(の源流)に変化します。
見た目と裏腹にトマトのニュアンスも残り、でも複雑で独特の味に仕上がる、チョー面白美味い一皿でした。
これも前菜の延長なので、サングリアを合わせます。
◆梨と胡桃のサラダ
前回のオレンジとブラックオリーブのサラダに感動した勢いで、「季節モノのサラダを、よろ」と軽いノリで頼んでしまったのが発端。
シェフは相当悩んだようですが、最終的に出してくれたのはメンバーも驚く梨と胡桃の組み合わせ。
その組み合わせだけでも凄いのですが、そこにミントが絶妙なアクセントとして加わっています。
合わせたワインは、カヴァのサッパリ系です。
冬のサラダは、何かな・・・今から楽しみです。(シェフから「えぇ加減にしてください」と言われそうではありますが)
◆白魚のアヒージョ
メンバーにぜひ食べて欲しかった一皿。
非常にシンプルに見えますが、オイルの味付けが白魚と絶妙に合っており、息を吐くのがもったいない素晴らしい余韻が残ります。
メニューにあれば、注文必須だと思います。
合わせたワインは、アルバリーニョを使ったソビエル。
◆アモンディリャード風味の玉ねぎのポタージュ
真っ白なポタージュ、正体は玉ねぎです。
合わせた酒は、名前のとおりアモンディリャード。
スープ自体は淡麗に仕上げており、沈められている具に味付けする作りこみ。
単品で味わっても美味いのですが、シェリー酒を舌に乗せた後にスープを啜ると、風味の膨らみ方が倍増します。
アモンディリャードがポタージュ自体にも風味付けで使われていることもあるのか、ホント美味いんです。
この辺りのシェフのセンス、凄いとしか言いようがありません。
◆ラム肉ロースト・ペドロヒメネスのソース・ミガス添え
クアトロのラムは、肉も焼き加減も凄いんです。
ですが、それだけで感動するような食べロガーではありません。
ポイントはミガスで、元々はパンくずを意味する言葉ですが、クアトロでは一味も二味も違います。
自家製パンの残りを崩し、生ハムの端肉等を混ぜ込んで煎るという手のかかったもので、ラムとの相性は抜群です。
残さず掬い取って肉にトッピングしながら食べ進むと本当に幸せになります。
合わせたワインは、プリオラート産のヴィン・イ・レジェンデス。
◆イカスミのフィデウワ
締めの一皿目は、定番の細麺パエリア。
米ベースではない独特の食感の細麺、これがイカスミと絶妙に合います。
レギュラーメニューなので、これは是非に。
◆豚バラと栗のパエリア
今回の米ベースパエリアは、栗をたっぷり使ってくれています。
これもまた素晴らしく美味い。
あっ、シェフから締めの2皿は好みで選んで欲しいとのリクエストだったので、とりあえず残りの酒を合わせたことを付記します。
という感じの2軒目でした。
いやー、やはりクアトロは素晴らしい。
今回のコースは、事前に店に行って直接頼めば十分に実現可能です。
ぜひ機会を作ってお試しいただければと思います。
最後になりましたが、今回のコースを実現してくれたオーナーシェフと、参加してくれたメンバーに感謝します。
ありがとうございました。
(実は、最後のカフェに行ったのですが、迂闊にも記憶が飛んで・・・要は寝てしまいました・・・ので、OGT定例会のレポは、ここまで。ちゃんちゃん。)
**************
(おまけ)
最終打ち合わせの際の写真を添付します。
◆ムール貝のアヒージョ(熱々バージョン)
今回の冷製アヒージョの原型です。
白魚のアヒージョと同じオイルを使い、でも底に沈められていたガーリックでコクが加わり、そして全体的にスパイシーさも加えられた面白い一皿。
白魚のアヒージョも美味いのですが、これも方向性が全く違う、でも本当に美味いものでした。
◆ミートソースパスタ
愛妻家のシェフがマダムのリクエストに応じて作る裏メニュー。
裏と言いつつ、FBで公開されており、情報が流れると常連が一斉に食べに来るそうですが・・・・
www.facebook.com/lacocinadelcuatro/
コクのあるソース、これにも生ハムの端肉を混ぜ込む等のクアトロならではの工夫が加わり、オリジナリティ抜群です。
そして細麺ではなく短パスタは固めに茹でられ、これもソースとの相性が抜群でした。
という感じで、普段飯のクアトロも素晴らしい・・・
(おまけ終わり)
**************
2015.08 技術のレベルが一桁違う・・・
ニャンさんから「ここ凄いっす」という誘いをもらい、行ってみました。
関西弁バリバリのシェフは、ぱっと見ノリノリ系で若いのですが、引き出しの多さも深さも揃った技術の高い人でした。
4人会だったので適宜のシェアで10皿+αを並べて・・・・
◆キノコ(シメジ)のピクルス
まずは軽めの前菜から。
マリネっぽく見えたのですが酸味が効いており、ピクルス仕上げのようです。
面白いスタート。
◆生ハム ハモン・イベリコ・ベジョータ
脂身が抜群に美味い生ハムで、素材の良さを感じさせてくれます。
ここまでがプロローグ。
次からシェフの魔法にハマっていきます。
◆ピンチョス盛り合わせ
単品前菜を少量ずつ串に刺して盛り合わせてくれました。
写真のとおり、目を引くビジュアルの前菜盛り合わせです。
チーズのカリカリ揚げ チョリソー
きびなごとオリーブ アボカドオムレツ
パテ
サルモレホ(これはスープなのでミニグラスで)
味も上々で、オムレツは具の素材感と味をしっかり残してくれていますし、パテのソース(梅かフルーツ系?)というアクセントも面白いですし、オリーブは丁寧に種を抜いてくれてますし、仕事の丁寧さはもちろん、素材と向き合うセンスにも感動です。
さらに一番の驚きが、「サルモレホ」で、参加者も「これは初めて。面白い!!」と盛り上がります。
サルモレホは、ガスパチョの原型らしく、トマトの酸味と玉子のボディ感ぽい柱もあります。
「超濃厚オーロラソース」という幹事さんの説明に一同、「何それ?」と突っ込みながらも「確かにオーロラソースか・・・納得」という感じに落ち着きました。
レギュラーメニューだとは思いますが、予約時に確認し組み込みマストだと思います。
いずれにせよ、今回のピンチョス盛り合わせは完成度がチョー高く、本当に満足しました。
絶対のおすすめです。
◆オレンジとブラックオリーブのサラダ(黒板メニュー¥580)
前菜で盛り上がった後は、サラダ。
サラダというよりはオレンジが主役の一皿ですが、これがまた美味い。
ドライトマトとブラックオリーブのアクセントも素晴らしいのですが、何よりオレンジとオリーブオイルの一体感には、ただただ感動です。
見た目はシンプルですが、皿全体を凄い完成度に押し上げるシェフは只者ではありません。
これもメニューにあればオーダー必須だと思います。
◆ほうれん草とひよこ豆の煮込み(グランドメニュー¥680)
ここから、少し落ち着きモードに。
何気ない家庭料理系ですが、豆を絶妙に柔らかく仕上げ、更にほうれん草ペーストの濃厚さとマッチさせるところは、流石のシェフでした。
◆マッシュルームと生ハムのソテー(黒板メニュー)
これも美味い。
濃厚な味付けがマッシュルームの美味さを引き上げてくれています。
◆しらうおのアヒージョ(グランドメニュー¥600)
出てきた瞬間に「え? 白魚??」と驚いた一皿。
これがまた超絶美味いんです。
「白魚いのち短し、早く食べませふ」との幹事号令の下、黙々と食べ進みます。
白魚とオリーブオイルのマッチ感がこんなにあるのか!?と心底驚き、感動した一皿でした。
そして、このあたりで気づきます。
この店のオリーブオイル、本当に美味い・・・
そしてオリーブオイルを素材に完璧に合わせるシェフの技術、本当に凄いです・・・
◆ミートボールのトマト煮込み(グランドメニュー¥840)
チョリソーベースのミートボールは面白く、そしてトマトソースが美味い一皿。
幹事いわく「いつもより味が若かった」とのことだったので、肉とソースの熟成が少し浅かったのかな、と。
でも、定番メニューとして評判が高いとのことでした。
◆ラム肉のシェリーソースがけ
肉料理の2皿目は、これまた超絶美味い一皿。
ラム肉の焼き加減とシェリーソースの仕上がりも素晴らしいのですが、下に敷いてある甘い仕上がりの「生ハムをカリカリに焼いたものとクラッシュナッツ」をまぶしながら食べると、美味さの次元が1段階上がります。
料理の名前に何も入らないところに何気なく手をかけ、食べる側に大きなサプライズを与える、お茶面感にも感謝です。
◆イカスミのフィデウワ(パスタのパエリア)
米の替わりに細麺パスタを使ったパエリアです。
初めての食感で、かなり面白いニュアンス。
イカスミソースも濃厚で、作り込みの丁寧さを感じさせてくれます。
◆イワシのパエリア(グランドメニュー)
最後は定番の米系パエリア。
定番ですがイワシを使うところにサプライズ感がありますし、何より美味い。
米の食感といい、お焦げの作り方といい、これまで食べてきたパエリアの中でもトップクラスの味でした。
ドリンクは面白いカクテルも多く用意してくれてますし、度数低めの草食男子会から度数高めの肉食女子会まで幅広く対応してくれます。
フロア担当のアルバイトさんは修行中ですが、シェフは料理以外にもフロアへの目配りを忘れず、オペレーション上は全く問題ないと思われます。
料理については本当に素晴らしく、素材と火の通しだけでなく、今回は特にオリーブオイルの使い方、というか真の美味さに気付かされました。
幹事に深く感謝します。
ありがとうございました。
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よーぜふ (K)
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よーぜふ (K)さんの他のお店の口コミ
店名 |
ラ コシーナ デル クアトロ(La Cocina del Cuatro)
|
---|---|
ジャンル | スペイン料理、ワインバー |
予約・ お問い合わせ |
050-5590-4154 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
高円寺南口から徒歩2分 高円寺駅から201m |
営業時間 |
|
予算 |
¥4,000~¥4,999 |
予算(口コミ集計) |
¥5,000~¥5,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY) |
席数 |
18席 (カウンター8席 テーブル10席 (テーブル最大着席数12名/ベンチシート)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可 |
お子様連れ |
子供可 ベビーカー、車椅子可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2010年12月1日 |
電話番号 |
03-3315-0775 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
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2021.01
「いつ出禁になるか?」とドキドキしながら店にお願いしているマリアージュの会、5回目の今回はマスク宴会で・・・
予定メンバーの都合の変化で酒とのマリアージュは限定したのですが、4人会にも関わらずパエジャを2皿頼むという腹パンの会にできました。
サラダやオックステールについては、予算を含めて店との念入りな事前調整が必要な会ですが、パエジャを2皿並べられると相当面白くなります。
◆前菜盛り合わせ
まずは小前菜のオリーブ&生ハム。
クアトロのオリーブはフルーツを効かせた漬け込みで、メンバーの1人がハマってお代わりしまくり、単独で計30個以上食べてました・・・(店もびっくり)
削りたて生ハムも当然の美味さ。
でもって、お初のエンパナーダ(スペイン風の揚餃子のイメージ)はマグロとパプリカを使った面白い味です。
そしてキャッチーなビジュアルの串盛り合わせ。
串6本が本来の姿ですが、特注レンゲセットとのバランスを考えて4本セットに変更してもらいました。
パテ(鶏&マッシュルーム)、キビナゴの酢漬けオリーブ挟み、パリパリチーズ、そしてサラミ、どれも安定の美味さ。
でもって特注レンゲセット、黒いレンゲがムール貝の冷たいアヒージョ、白いレンゲが「サルモレホ」です。
オレンジ色ペーストのサルモレホはガスパチョの古典レシピで、トマトとニンニクとパンを使ったシンプルながら絶妙にハマる味。
◆葡萄と木の実のサラダ
サラダは毎回「季節のフルーツ」を考えてもらっており、「梨と胡桃のサラダ」「ブラックオリーブと苺のサラダ」「葡萄とドライトマトと木の実」「柿とマスカット」に続く今回はコロナ下の流通事情もあり回顧版の「葡萄と木の実」。
葡萄の軽やかさと木の実のコクとハーブの風味が綺麗に揃ったサラダ、今回も素晴らしい味でした。
◆白魚のアヒージョ
クアトロ名物の白魚のアヒージョ。
パンが進むので満腹中枢に危険な一皿、各人配膳だとパンが進みすぎて危険なので4人でシェアします。
しかーし、今回も太っちょ白魚と塩っけが絶妙なバランスで、パンのお代わりコールが・・・(腹パンを心配したのですが結果的には杞憂。胃丈夫なメンバーで「パエジャの3皿目が欲しい」との呟きを終盤に聞いて目が点になった幹事でした。)
◆ソパ・デ・アホ
スペイン料理の定番、ニンニクスープです。
今回は濃厚仕立てでパンを沈めてハーブも使うという面白バージョン。
クアトロのソパデアホはシェリーを隠し味に使うので、呑まない2人には恐縮ですが、幹事と呑んべぇ計2人はシェリー酒のグラスを合わせてスープとのマリアージュを堪能しました。
◆オックステールのチョコ煮込み
前回は流通事情で諦めたオックステールですが、今回はラッキー入荷。
チョコをたっぷり混ぜ込んだ赤ワインベースの煮汁とオックステールのコンビは素晴らしくオンリーワンの味わいです。
しかも煮込み具合が完璧で肉も骨髄周りも旨味十分、手掴みで中心部を少し残してしゃぶり尽くします。
◆パエジャ2種
いよいよ宴は〆へ。
パエジャ1皿目は細麺パスタを使ったイカ墨パエジャ。
日本では珍しいレシピで、味付けのイカ墨・具の烏賊とトマト、これが表面パリパリ・食感フワフワのパスタと絶妙に合います。
パエジャ2皿目は「バレンシア風」で、特別に手配してもらったウサギちゃんを使ってもらいました。
ご飯の味付けは他のパエジャと共通ですが、香ばしく焼かれたウサギちゃんを堪能できました。
という感じのクアトロ多種並べの会でした。
幹事はオックステールの辺りから満腹中枢カラータイマーでしたが、メンバーは割と余裕・・・凄いわ。
やっぱり多種並べは面白い。
店との念入りな事前調整が必要な会となりますが、実現できれば思いっきりオンリーワンにできます。(毎回「新作プリーズ」と言ってシェフを困らせる現幹事はそろそろ出禁かも・・・)
ぜひ機会を作ってお試しいただければと思います。