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いやー、この気安さが最高
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眉香子
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店名 |
バーン・イサーン 高円寺店(BAAN-ESAN)
|
---|---|
ジャンル | タイ料理、アジア・エスニック、鍋 |
予約・ お問い合わせ |
03-3315-1005 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR線・高円寺駅南口 徒歩1分 高円寺駅から60m |
営業時間 |
|
予算 |
¥2,000~¥2,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、QUICPay) QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
お通し |
席数 |
40席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
備考 |
年中無休、朝5時まで営業!コアなタイ好きからも支持される本格的なタイ家庭料理 |
お店のPR |
【高円寺南口1分】本場のタイ料理が安くて旨い!格安 ランチ・宴会も◎
本場のシェフが腕を振るう「バーン・イサーン」は、コアなタイ好きからも支持される本格的なタイ家庭料理のお店☆ |
その他リンク | |
初投稿者 |
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久々の高円寺にて、じつはランチは別のタイ料理店に出向いた。北口出てほどない、地下の場所。店の雰囲気はとても素敵で、供されたプレートは、メインのパッタイ始め、生春巻きやスープなど、大変に豪華な組み合わせ。見た目はすこぶる美味しそうだったのだが、頂いてみると、かなりの期待外れ。うーむ、残念。
それで、晩ご飯もまたタイ料理とはこれ如何に、と思わないではなかったが、こちらの店は、高円寺に降り立つ度に、ずっと気になっていた。今まで入店の機会がなかったので、やはりここは行かねばなるまいと、店に向かう。
アール座読書館からの帰途、商店街を高円寺駅方面に向かって、ほどなく。派手な店構えは、気づかずに通り過ぎることは、まずあるまい。
入り口のガラス戸から店内の様子が自然と窺えるが、この光景で、この店の魅力の大半はすでに伝わるかもしれない。
店内は、予想より広くない。入って右半分が厨房。その前面に一人客用のカウンター席。ごく狭い通路を挟んで、壁側に、何だか急拵えで作ったかのような、窮屈そうだが手作り感あって、ある意味、居心地の良さそうなテーブル席が並ぶ。よく見ると、店の奥にもう一部屋あるようだが、そちらの様子は窺い知れない。
店員さんからはろくに案内もないため、とりあえずカウンター席の中ほどに、勝手に腰を降ろす。徐に写真入りのメニューブックを開くと、かなりメニューの数が多いのだが、どれもこれも、その値段の安さに驚く。
惹かれるものは幾つかあったのだが、晩ご飯をささっと頂く心積もりだったので、こちらの店の看板メニューらしき、マッサマン・カレーとライスを注文。
GW真っ最中の21時過ぎ。店内は、奥の別室以外はほぼ満席に近い。そのため、ちょっと隣のイスに荷物を置いてというわけにもいかないのだが、ちゃんと床に荷物入れのバスケットが用意されているので安心。
サーブには結構時間が掛かった記憶。まぁ、混んでいたからだろう。面白いのは、厨房の調理人が、時折、テーブルベルを鳴らすのだが、どうやら、それは注文品が仕上がった合図のようである。ベルが鳴らされる度、サーブの店員さんが当方の脇から手を伸ばし、出来上がった皿を受け取るのだが、このベルの鳴らし方が、きわめて雑というか、無造作に叩き鳴らすという感じで、笑いそうになる。いや、悪くないと思う。むしろいい。
さて、ようやく料理が到着。
タイ料理でカレーと言えば、いつもグリーン・カレーばかり頼んでいた。
ピーナッツペーストを使っているという、このマッサマン・カレーとやらは初体験である。
インドネシア料理だと、サテなど、ピーナッツクリームを使った料理が豊富であるが、タイ料理でこんなメニューがポピュラーだとは知らなかった。
見た目は、彩りがよいというわけではないため、食欲をそそるという感じはなく、ちょっと微妙。目の悪い当方は、この筑前煮、えらく汁気が多いなあと思ってしまいそう。
ただ、一口頂いてみると、うーん、とても美味しい。ココナッツミルクとピーナッツのペーストにより、甘めのコクが出ている。辛さはあまり主張せず、深みを感じさせる味わいである。
ほぼ原型を留めない例えで恐縮だが、イメージ的には、担々麺の胡麻をピーナッツに、麺をライスに変えた印象。
テクスチャーも担々麺の胡麻と同じようで、濃厚でこってりとはしていない。かと言って、薄くてあっさりしているわけでもない。ちょうどいい感じに、まったりしているというべきか。
具材も大きめの人参、玉ねぎ、ジャガイモなどの野菜が、ごろごろと惜しげなく入っている。豆みたいなのがやたらたくさん入っていて、何かと思っていたら、タマリンドの実とのこと。
あれ、鶏肉が見当たらないなあと思っていると、一番底に、団子になって入っていた。通常、肉は目立つよう一番上に、多少分散させて配置するかと思うのだが、この店にその手の作為はないようだ。気取らず飾らず、自然体。この店らしい、気持ちのいい盛り付けと言えよう。
ライスの、この長くてちょっともそもそした感じは、紛れもないタイ米。汁気の多いカレーにはうってつけで、申し分なく、よく合っている。
これで、たかだか千円程度である。今日の昼のランチセットでも、もっと高かった。夜にこれだけの価格で、こんなに美味しいものを頂けるとは。大満足である。
その美味しさと驚くべき価格に魅入られていると、後ろのテーブル席で、漫画家さんらしき二人組が、手塚治虫の偉大さを一生懸命に語っている。何せ、狭い通路を挟んですぐ後ろなので、聞き耳を立てなくとも、音が入ってきてしまう。いいなぁ、熱い議論。
こちらの店では、他人に聴かれたくない話はしない方がいい。また、この騒々しさでは、異性を口説くにも適さないだろう。是非、このワチャワチャ感を楽しめるシチュエーションにおいて来ていただきたいと思う。
いい感じのゆるさと、いい感じの熱量が、この店には渦巻いている。空間としても、料理にしても、とてもカジュアルで、何よりアットホームな雰囲気である。
ということで、店員さんにきめ細やかなサービスを求めてはいけない。それは、こちらの店では野暮な要求だと思う。
ここでは、ただ、美味しい料理を懐を気にすることなく、お腹いっぱい頂いて、グループ客は大いに盛り上がり、二人客は議論に熱中し、一人客は店内の空気を感じながら、黙々と食事する。調理人はせっせとフライパンを回しながら、ベルを叩き鳴らし、店員さんは淡々と仕事をする。というのが、望ましい姿ではないかと思えてくる。
客は、初来訪であっても、一人客であっても、酒を飲まなくとも、何ら疎外感を抱くことはなく、すぐに店に馴染めると思う。地方から上京したばかりの大学生や新入社員がここに連れてきてもらったら、緊張がほぐれて嬉しいのではないかなと思ったりもした。
一つだけ、仰天のサービスが壁に張り出されていた。昨年秋から始まったようだが、深夜0時を過ぎての入店は、食事代金が10%だか20%だか割引になるとのこと。
いやいや、普通はどちらかと言うと、深夜は割増料金になるのでは。ファミレス然り、タクシー然り。それが割引とは。その時間帯は来店者が少ないということなのだろうが、そういう場合、通常の経営判断では、むしろ閉店時刻を早めるとか、チャージ代金を取るとかになると思うのだが、失礼ながら、おそらく深くは考えてはいないのではないかと思わせる、ナイスなおもてなしである。
今回は一種類のメニューしか頂いていないので、評点は少々迷ったが、とりあえず頂いたメニュー限定として投じた。
一度しか来店していないのに、当方は、すでにこちらの店が大好きになってしまった。”常に新規開拓”を標榜する当方であるが、ポリシーはこの際措いて、きっとまた再訪すると思う。そのときは、是非いろいろと他のメニューに挑戦してみたい。
それにしても、こちらが家の近所なら、きっと自宅の延長線上のような感覚で、部屋着にサンダル履きで、ふらっと訪れてしまいそう。それでも、この店のスタッフも客も、きっと誰も気にしないし、商店街を行き交う人も、目も留めないだろう。
でも、こんな楽しい街に住んだら、気持ちが弛緩しまくって、もう働けなくなってしまいそうなので、今しばらくは、こうして時々訪れて、街の魅力を満喫するに留めよう。