いまどき、スケールダウンする気概 : 地酒と季節料理 おかやん

久しぶりの訪問。
5時開店に待ち客3人。10分遅れでオープン。

立ち飲みのレイアウトが変わっていた。
貼り紙があり、「開店10周年を迎えて、サービス品質を目指して席数を10席から8席に減らしました」などとある。

なんと良心的なスケールダウンだ。

お通しは白子厚揚げカブの煮物。

浜千鳥のぬる燗に、刺身三点盛り800円。
ブリ、生シラス、赤貝。
鮮度、ボリュームとも言うことなし。

2杯目は滋賀の不老泉。あいなめのかまハラス焼。

ご馳走様でした。

平日5時、久しぶりに来たが、おかやんはまだ開店準備中。
あと15分くらいかかります、といわれ、界隈をぶらついてから到着^^;

お通し100円がつくようになっていた。
赤貝とクレソン入りの白和えだったが、これはお得。

まずは、愛媛の「石鎚」をぬる燗で。
薄手のちろりで燗されて出てくる。

刺身三点盛りは、カンパチ、生しらす、赤貝。
文句なし。

京都の「玉川」に切り替える。
玉川は京丹後の小さな酒蔵だが、杜氏がなんとイギリス人だとか。優しい味わいです。
http://www.hiroshimaya.ne.jp/user_data/tamagawa2.php

板場前の短冊に、マグロ血合い串焼き300円とあり、好奇心で注文。

串に大きな肉塊をさしたのをガス網であぶり出した。

血合いの臭みは全くなく、スジも加熱により溶けていて、フンワリと柔らかい。おろし生姜、ニンニク、ワサビの三種が添えられている。
実に旨い。

隣のお客が頼もうとしたら、もうありませんとのこと。

お一人様、限定品の珍味でした ^_^

2016.6.21

梅雨の中休み、平日の5時訪問。

冬場のビニールシートが、スダレとノレンに変わっている。

まずは、刺身3種盛り、カツオ、生シラス、ボタン海老2尾。

酒は、佐賀の幸姫(さちひめ)

グラス生ビールに、くじら軟骨と胡瓜梅だれ。
鮭の氷頭なますと似ているが、それよりもさらにコリコリした食感だ。人生初体験！

サービスで川エビの甘辛煮。

広島の天寶一(てんぽういち)には、水ナスの浅漬け。

珍しく、客は二人だけでした。

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2016.1.20

明日は大寒。さすがに冷える。

5時に来てみると、まだ開店準備の最中。
10分ほどあたりをうろついてから入店。

こんな日はとりあえず、燗酒。
福島は奈良萬の無濾過純米。
おでん鍋にちろりを入れ、熱燗に。

刺身は、ブリ、マダコ、生シラス。
寒ブリは身が引き締まり、脂が乗っている。

2杯目は、早瀬浦の生酒を冷やで。
ナマコ酢をあわせる。

この季節、おでんは、おめあての鯨本皮串と大根。鯨皮は、一年前よりサイズダウンしていた。ありゃまあ。

締めは、ドブというにごり酒を半合。

こちらは、2月8日から2週間ばかり、春休みとなります。

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2015.9.10

台風の余波で時折、小雨がちらつくなか、数か月ぶりに訪問。
６時前だと、まだ席に余裕がある。

ようやく日本酒の季節だ。
「巌　ライジングサン　純米にごり」（群馬）を冷で。
刺身三点盛りは、青だい、コハダ、赤貝。

「香住鶴　山廃生原酒」（兵庫）には、釜揚げシラスの生海苔あえ。
シラスは、やはり生のほうがうまいな。

締めは、鰆（さわら）のカマ塩焼きに、大山（山形）を常温で。
鰆の身が甘い。

しめて３１００円。

おでんは１１月からだそうだ。

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2015.4.9

1か月ぶりの訪問。
世は桜の季節。

こちらの店のお酒も、四季桜、御代桜など桜にちなんだ品ぞろえだ。
私は、越州の「桜日和」をぬる燗で。

刺身は、さごち（鰆）、柳だこ、青柳の三点盛り。
さごちは、魚偏に春ということで、まさに桜の季節を満喫。
追加は、秋鹿（春鹿ではなかった）に、鯨さえずりと大根のおでん。
おでんは、4月16日で終わりだそうです。

一人、散りゆく春を惜しむ、立ち飲みでした。

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2015.3.1

こちらの燗酒は、薄いアルミ製のちろりをおでん鍋で温めるスタイル。
ちろりには温度計がさしてある。

鍋からあげたちろりには、わずかにおでん出しの香りも混じる。
外は冷たいビニール―シートの立ち席で、燗酒の柔らかい温かさがたまりません。

純米の生酒でも、燗酒をすると、酒のうま味がたってくる。

家飲み用にも、ちろりを買いたくなったきた。

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2015.1

1月の冷たい雨がビニールシートを打ち、その内側に、皆さんお立ちです。
さながらSF映画「ブレードランナー」の世界だ。

刺身三点盛りは、ブリとタコと生シラス。
卓上の甘口醤油とあいまって、これはかなり美味い！

酒は賀茂金秀の熱燗、おでんの鍋に薄手のチロリを入れて暖めるスタイル。 たまらん。

おでんは、大根とクジラ本皮串。
クジラ本皮は、多分生まれて初めて食べる。
厚い皮下脂肪の部分は長時間下処理され、フワフワの歯応え。黒い皮の部分は多少弾力があるが、
鯨が哺乳類であることを納得させるごくわずかの乳臭さを感じる。それにおでんの出しが染み込んで、絶妙のバランスを醸し出している。

世の中に、こんな玄妙な食べ物があったんだ！
捕鯨反対なんてどこ吹く風だ。

熱燗おかわりで、生海苔とシラス入りの出汁巻き卵。

締めは、前割り麦焼酎のお湯割り。

東京立ち飲み居酒屋のマイベストスリーに入れました。