ここまで行くと、私の舌は当てになりませんが : 峯八

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峯八

(みねはち)

このお店は休業期間が未確定、移転・閉店の事実確認が出来ないなど、店舗の運営状況の確認が出来ておらず、掲載保留しております。店舗の掲載情報に関して

この口コミは、野生のカンタさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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4.5

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味4.5
  • サービス3.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク-
2011/12訪問1回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス3.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

ここまで行くと、私の舌は当てになりませんが

「真希」と同じく、ティップネスのあるビルの地下にある店である。
この店のレビューはコピーしてあったので、
ちょっとだけ修正してアップします。

初レビュー(2011/08/20):‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
地下への階段の降り口、
他の店の看板よりも少し引っ込んだところに置いてある小さな手書きの看板が目に入った。
「ちらし寿司1000円、にぎり寿司1500円」のランチメニューである。
階段を下りて左側にこの店はあった。
飾り気のない凛とした店構え。
引き戸を開けると、お客さんは女性とその息子さんと思われる二人だけ。
カウンター席の一番奥に座り、ちらし寿司を注文。
カウンター席以外にも小上がりのテーブル席が二つある。

母親が店のご主人に話しかける。
それまでの話しの続きなのだろうが、
「このビルができる前からここでお店をやっていらしたのですか?」と。
70歳を超えているかもしれない頑固な職人気質を絵に描いたようなご主人が答える。
「昭和20年から父親の代の頃は西新宿でやっていましたが、
超高層になってしまい、こちらに引っ越してきました」と。
このビルができる前のこの辺りの様子を話そうかとも思ったが、ここで話しかけてしまうと、
食べている間もずっと会話を続けることになるかもしれないと思い、思いとどまった。
寿司屋のカウンターでご主人と話しをするのはあまり得意ではない。
ある意味で似た者同士、
どちらも意見を曲げようとせずに、ぶつかることが時としてあるからである。

二人が食べている握りを見ると、シャリに微妙に色がついている。
ちらしも同じシャリだったが、帰りがけになぜなのかを聞いてみると、赤酢を使っているとのこと。
私には「ふーん」と言うことしかできなかった。

奥さんからシャリの入った塗りものの器を受け取り、
奥に引っ込んだ奥さんに「・・・はどこ?」と聞く。
奥さんが「もう自家製のものしかありませんよ」と言うと、
「頼んでおけよ」と言い、板場の下にある冷蔵庫からラップのかかったバットを取り出す。
それをシャリの上に散らしながら私に「この・・・は自家製ですから」と。
肝腎の「・・・」が聞き取れない。
「何の自家製ですか」と聞き返そうとも思ったが、聞くタイミングがつかめない。
ご主人が一つずつ丁寧にネタを乗せていく。
小肌やマグロなどは二つ折りにし、イカは細めに切って。
他にも、たこ、げそ、海老、煮帆立、鯛、そして、蒲鉾、玉子、きゅうりなども。
最後にご主人が乗せたネタの数を指先で数えて確認し、奥さんに手渡す。

私はタコとイカの刺身があまり得意ではないが、イカは甘く、タコは酢で軽く〆てあり美味しい。
マグロは赤身だが、回転寿司のようなのものではなく、ねっとりとした食感が。
帆立の煮具合も絶妙。
ゲソは火を通したもので薄い味がついている。
玉子は、隣の二人に出すときに「これが寿司屋の玉子です」と言っていたが、
形が多少いびつになっていたので、こちらも自家製のよう。
「・・・」は黄色い色をしていたが、どうも魚の卵に手を加えたもののよう。
サーモンやカンパチといったネタを使っていない
すべてに一手間かけた昔ながらの江戸前寿司である。

ご主人の後ろには寿司ネタとその産地(水揚地?)が木の札に書かれて掲げられているが、
青森や宮城のネタはない。
やはり大震災と原発事故の影響かと思い、お会計のときに聞いてみた。
ご主人曰く、「青森はひらめですが、シーズンはこれからです。
でも、今日のマグロは大間のもので、ランチのちらしに大間を出すところは他にありませんよ」と。
「それでも1000円でいいのですか」と尋ねると、「もちろんですよ」と笑っておられた。

最初は面倒くさい店に入ってしまったかもしれないとも思ったが、
なんとも言いようのない感じのいい店。
しかし、夜は高いんだろうなあと思いつつ、別の方のレビューを見ると、やはり一万円は超えてしまうよう。
そういう寿司をお腹いっぱい食べることのできる身分になりたいとも思うが、
歳を考えると、この生涯では無理のような気がする。
とりあえず次は、1500円のランチの握りを食べてみたいと思う。


再レビュー(2011/10/28):‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
今日、通りかかったときにランチメニューが目に入った。
「やっぱりそうだよねえ」と思わざるをえなかった。

以前は「ちらし寿司が1000円、にぎり寿司が1500円」だったが、
ちらしが1000円と1500円の二種類に、
そして、にぎりが2500円と3800円に変わっていた。
夜は一万円以上する中野では珍しい高級寿司、
仕方がないなと思いながらも、
もう少し早くランチのにぎりを食べておけばよかった!


再訪問(2011/12/09):‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
妻と二人で再訪問。
なぜかこの店にくると、入る前から緊張する。
ご主人の眼力に負けないようにしようと思ってしまうからである。

引き戸を開ける。
ご主人はおらず、奥さんだけ。
奥にいるのかもしれないので油断をしてはいけない。
奥さんが「今日はちらしだけですがよろしいですか」と。
最初からそのつもりだったが、一瞬迷ったような振りをして「いいですよ」と。
「ちらしは一種類だけでしたっけ」と、知らなかったそぶりをして続ける。
「1000円と1500円があります」
「1500円のを二つください」と。
奥さんが微笑む。
うん、ここまでは完璧である。

奥に引っ込んだ奥さんが酢飯の入った塗り鉢をもって出てくる。
いよいよご主人登場かと思ったが、奥さんがネタを切り分け、次々と塗り鉢に乗せていく。
そのスピードはご主人の倍以上。
あっという間にちらしが完成。なんとなく味気ない気もした。
儀式めいたご主人の仕事を妻にも見せたかったのに!
ネタは——

 まぐろ
 はまち
 いか
 げそ
 かずのこ
 いくら
 うに
 帆立の煮たもの
 えび
 たい
 しめさば
 あおやぎ
 玉子
 かまぼこ
 かいわれ
 ガリ
 さび

これだけだったと思うが、これ以上は思い出せない。
やはり以前いただいた1000円のちらしよりも豪華である。
味噌汁は温かく、揚げと豆腐となめこが入っている。
味噌汁も手を抜いていないのがなんともいい。

まぐろを一口、
この前は大間のまぐろだったが、今回はどうなのだろう。
前回同様ねっとりとした食感だが、本当のところは私には分からない。
私の好物の〆サバは肉厚で中心部分は赤く、〆加減も絶妙。
酢飯にはもちろん赤酢が使われている。
そのとき気がついた。
前回何だったか分からなかった「・・・」が酢飯の上に乗っていない。
今日こそは聞いてみようと思っていたのに!

妻が「おいしい」と繰り返しながら、ネタを次々と口に運び、酢飯を頬張る。
ちらし寿司を妻がこれほど褒めるのは珍しいことである。

私はこれまでウニとイクラがあまり好きではなかった。
特にウニは生臭い匂いが鼻に抜けるからである。
しかし、ここのウニとイクラは美味しかった。
回転寿司と比べては申し訳ないが、私が回転寿司でウニの皿を取ることはまったくなく、
居酒屋の刺し盛りにウニが乗っていても、一口食べて、あとは妻に任せることになる。
やはりこれまで本当においしいウニを食べたことがなかったようである。

美味しくいただいてお勘定。
今日は昼ビールを自重したので、もちろん二人で3000円。
「今日はご主人はいらっしゃらないのですね」と尋ねると、「曜日によっていないときがあります」と。
思わず口から出てしまった、「デーサービスじゃないですよね」
奥さんの表情がくもる。またつまらない冗談を言ってしまった!——すみません。

階段を上がりながら妻が言う、「また来よ。ほんと美味しかった」と。
パスタばかりに付き合わさせる私にとってなんとも嬉しい一言である!
しかし、最近この辺りでランチでいただく金曜日にはランチをやっていない。
また値上げしないうちに、ランチの握りを食べてみようと思ったのに・・・


追伸:
実はこの「・・・」については、寿司についてお詳しい「まてぃす」さんと「酔狂老人卍」さんの
お二人が激論を繰り広げた。
「からすみ」ではないか、いや「おぼろ」の可能性もある。いや、魚の卵なら「とびこ」かもしれない。
いやいや、「とびこ」ならmashinabiruさんでも知っているはずなので、やっぱり「からすみ」ではないか。
高価な「からすみ」をランチのちらしに使うのは考えられない・・・などなど。
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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
掲載保留 峯八(みねはち)

このお店は休業期間が未確定、移転・閉店の事実確認が出来ないなど、店舗の運営状況の確認が出来ておらず、掲載保留しております。店舗の掲載情報に関して

ジャンル 寿司
住所

東京都中野区中野2-25-6 ノイビル B1F

交通手段

中野駅南口左手、
ティップネスのビルの地下。
駅から歩いて一分足らず。

中野駅から100m

営業時間
  • ■営業時間
    17:00~21:00(L,O)

    ■定休日
    無休
予算

¥8,000~¥9,999

予算(口コミ集計)
¥15,000~¥19,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

サービス料・
チャージ

無し

席・設備

席数

7席

(カウンター7席)

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

空間・設備

カウンター席あり

メニュー

ドリンク

日本酒あり、焼酎あり

料理

魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

一人で入りやすい 知人・友人と

こんな時によく使われます。

お店のPR

寿司職人40年の主人が握る、昔ながらの江戸前寿司。3つのコースからお選びください。

職人歴40年の主人が握る、天然近海の旬の魚だけを使用した江戸前寿司です。赤酢と塩のみを使ったシャリ、茨城産の新生姜のガリなど、随所にこだわりがちりばめられています。3つのコースの中から、ご注文ください。

初投稿者

夢民夢民(224)

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