Kyle's Good Finds（カイルズ・グッド・ファインズ＠中野）:資格ゲッターが行く！ : カイルズ・グッド・ファインズ

このお店とのお付き合いは1997年にさかのぼります。
素敵な縁で知ったこちら、中野駅からは徒歩10分。
駅から遠くて（ご近所さんでない限り）決してアクセスのいい場所ではないため、そう頻繁には伺えません。が、ほそーく長く20年以上にわたってお付き合いさせて頂いているお店です。

ペンシルバニア出身のカイルが営むケーキ屋さん。
素朴なアメリカのデザートの味で、「中野の逸品」にも選出されています。
かなり長いこと日本に住んでるのに日本語はイマイチ（人のこと言えないけど）、この日も
「バナナケーキは凍らせても大丈夫？」って聞いたら
「氷？アイス？」って聞き返された（笑
なんだかほっこり。

外観はこんな感じ。
マンション自体がこのヘンテコ（ゴメン）なピンク色。

この日頂いたのはトップの写真にある商品。
特に私が好きなのはキャロットケーキ。
カイルの作るキャロットケーキは世界一！
このフロスティングがたまらないのです。
アメリカのホームメイドの味わいなんだけど、日本人が相手なので甘さは手加減してあって実はアメリカの味よりちょっぴり上品。
昔も今も変わらず大好きな味なんだなぁ。

チーズケーキも美味しいけれど、続く推しはチェリーパイ。
酸味の効いたチェリーがたまらなーい！
クラストは淡白でクリスピー。
前述のチェリーとの相性もよくて、日本ではなかなか出会えない味わいです。
バナナケーキはしっかりした食感、でもしっとり感もあってこれも捨てがたい。
ということで今回は２つ購入。これが210円。
他のケーキは370円、チェリーパイが430円でした。

次回は間を開けず、近いうちにまた伺います！

初めてご紹介したのは2006年ですが、このお店とのお付き合いは1997年にさかのぼります。
素敵な縁で知ったこちら、中野駅から徒歩10分と決して（少なくとも私にとっては）便のいい場所ではないためそう頻繁には伺えません。が、ほそーく長く15年以上にわたってお付き合いさせて頂いているお店です。

外からお店を覗くと、お店番をしていたのはカイルではなく。
この日は奥様が辞書を使いながらパソコンで作業をされていました。
伺った時間が遅かったため、
「食べたいなあ」と思っていたチーズケーキはすでに売り切れ。
以前は銀座のGINZA 5（ギンザファイブ）内にあった「Burger 5 （バーガーファイブ）＠銀座）」でこちらのチーズケーキなどを購入することが出来たのですが、残念ながらバーガーファイブは閉店。その閉店を知ったら益々こちらのチーズケーキが食べたくなってしまって伺ったというのが本日、私がこちらに伺った理由です。

どうしよう、チーズケーキは売り切れちゃってるし。
と思ってショーケースの前で腕を組んで考えていると
「パンプキンパイが今日は美味しいですよ」とマダムからのサジェスチョン。
そうゆうのには素直に従う性質のたけ。
迷わずそれと、最初から決めていたブラウニーを購入です。
お会計は合わせて590円。
以前も書いていますが、フランスのパティスリーが提供するような宝石みたいにキラキラしたお菓子とは異なります。
こちらのお菓子はアメリカのママの味。
派手じゃないし、日本的でもありません。
パンプキンパイは甘さは控えめながらナチュラルなかぼちゃの味わいと、強めのシナモンが印象的です。
パイはさっくりしてライトな食感、それがしっかりかぼちゃのペーストを受け止めて、いいバランス。
マダムが仰ったように確かに美味しいなあ。
ブラウニーは、ちょっと前に比べるとかつてのような甘さが復活。ねっちり感もいい感じ！ブラウニーはチャンキーじゃないとね。
アメリカッぽさも復活して、やっぱりその素朴さとか雑さみたいなものが日本のとはちょっと違って美味しいだよね。

あー、美味しかった。
旦那さんと一緒に食べようと思っていたのに、結局は自分の中で色々と言い訳しながら一人で食べ切っちゃった。
次回はホールのケーキかな。
そしたら一人で食べ切っちゃうことはないものね。
ちなみにこちら、これも美味しいですよ。
*****
Jan 2010
中野駅から中野通りを北上し、早稲田通りを越えたら3,4分。
趣味の悪い（失礼！）ピンク色した壁のマンションの一階です。
ショーウィンドーに描かれたカイルの似顔絵が目印。
カイルが日本でこのご商売を始められたのは、周囲の薦めがきっかけだったんだそうです。

【キャロットケーキ＠＠340円/1p】
「中野の逸品グランプリ2008」で「優秀逸品賞「世界の中野賞」」を受賞した逸品です。
日によって焼きあがり具合に差があったりするのはご愛嬌。
今日はちょっと色黒ですねー
実際、若干焦げっぽい印象がありました・笑

少々スパイシーでヘルシーなにんじんの味わい。
上に掛かっているのはチーズのフロスティング。
にんじんのケーキとフロスティングの相性、これが絶妙なんだよねー
アメリカのお母さんが焼いてくれるような、素朴で自然でソリッドな味わい。
フランスの繊細で絵画のようなスイーツとは対極にあるざっくばらんな味わいなので万人受けするとは思いづらいのですが、「アメリカのスイーツ大好き！」という方には是非試してみてもらいたいな。

【ブラウニー　210円/１P】
キャロットケーキと並んでこちらの定番。
ホール買いすることも可能ですが、その場合は事前連絡が必要です。

以前に比べるとかなり甘さ控えめ、チョコレートのねっちりした食感も弱くなってしまいましたが。
外はかりっと、中はねちっと。
たっぷりクルミが入ったそれは、いかにもアメリカのレシピ。
決して上品な味ではなく、焼きっぱなしの気取りのない素朴な味わいで、あぁこれがアメリカの家庭の味なのかなぁなんて。
そういえば、旦那さんがアメリカ人のご家庭は、奥さんだけでなく旦那さんもブラウニーを焼くお宅が多いような気がするのは気のせいですかね。
そして男性の焼くブラウニーの方が荒っぽく力強く、「ブラウニー」というお菓子の持つイメージに合っていて私の好みだったりすることが多いのです。

決してファンシーじゃないお菓子たち。
果たして日本人の口に合うのか・合っているのかは少々疑問なのですが、いつまでも素朴なお菓子を焼き続けて欲しいですね。
******
Aug 2006
入社直後に可愛がってくれた先輩には離婚歴があって、でも私が出会った頃には違う男性とお付き合いをしていました。
「黒人のあの匂いがたまんないんだよね」
その先輩の言葉はまだ若かった私にはとても鮮烈で。
非常にびっくりしたのを１０年経った今でもはっきり覚えています。

彼女の最初の旦那さんと仲のよかったカイル。
こちらを私に紹介してくれたのは彼女でした。

趣味で始めたお菓子作りでしたが、周囲のすすめもあっていつの間にか職業になりました。
お店は中野通り沿い、中野駅からは１０分くらい歩きます。
早稲田通りを越えて歩く事４，５分、左手の趣味の悪いピンク色のマンションの角っこにかなり控えめに収まっています。
アメリカンスイーツなのでフランス系のジュエリーのようなガトーを好む方々には受けないお店です。個人でやっている小さな小さなお店という事、また色々思い出のあるお店と言う事もあり、大切な日に利用しているお店ですがあまり派手に取り上げた事はありませんでした。久しぶりに伺って「写真をとってもいい？」と聞いたら、残り少なくなった商品を綺麗に並べてくれました。でも殆ど商品なんて残っていません。
愛想のない、あまり日本語をしゃべらないカイルですが、少しでもこちらのお店を知って、そして気に入ってくれる方がいたら嬉しいなあ。

東京グルメに書いていますが、基本は注文。
余ったものやそのついでに作ったものをお店で売っている為、欲しいものが必ず店頭にあるとは限りません。
逆に欲しい商品がある場合、電話かファックスでお願いしておくと何でも作ってくれ、余った分が店頭に並びます。
注文は１ピースでも構いません。
今日はたまたまふらりと伺ったため、４種類しか商品がありませんでした。
ブラウニーは私が最後の２Pをお買い上げで完売。
どれもこれも非常に良心的なお値段です。

【バナナケーキ】
以前に比べると随分甘くなくなりました。でもこれ基本。
とにかく食べて下さい！！
一本焼いてもらって三日間くらい掛けて朝ご飯に頂くと、それだけで一日の始まりが華やぎ、あぁ今日も頑張ろう！！という気持ちになれます。
でも残念ながら今日はありつけず（泪）

【ブラウニー＠２１０円】
ピースで買うとこの値段なのですが、一枚頂くと１６ピースで２５００円くらいだったかな。
何でもそうですが、ここはホールで買った方が断然お得です。
でもって、ここのブラウニーは文句なくうまいっ！！
周囲はかりっかり、でもその直ぐしたからとろけるようにしっとりしているのです。アメリカンスイーツですからかなりがっつりです。以前に比べると少々軽めになってしまいましたが、それでもかなりしっかりした甘さがあります。胡桃の量は控えめですが、この甘さにアメリカのソウルを感じます。
ここのブラウニーを食べずしてブラウニーを語るなかれです！

【ベーグル＠１５７円】
以前、失敗したベーグル。
ですが、これが進化していました。
本日頂いたのは胡麻。
ちょっと素人っぽいごつごつっとした外観、愛嬌があって憎めません。
お味は少々甘め。
しっかりした食感ですが、今回は前回のように硬過ぎる事はありませんでした。ドウ臭さはなく、意外にも優しい味わい。
かなり美味しいです。
警戒しないでもっと買ってくればよかったなぁ。

白眉はお誕生のケーキ。
とてつもなく大きく、そしてこってりなので通常の日本人の集まりには受けないかもしれませんが、この写真、みんなケーキなのです。
注文は２日前まで、ポストカードなどを持っていけば、大抵のものはこんな感じに焼いてくれます。以前、プーさんの違うイラストのものを焼いてもらいましたが、アメリカのスーパーで売っているようなちょっとケミでチープな味わいに、思わず泪が零れ落ちそうになりました。

ほのぼのとしたお店です。
中野散策の折、機会があれば是非立ち寄ってカイルのお菓子を食べてみて下さい。
ちなみに、高田馬場「ベンズカフェ」でもカイルのケーキが頂けます。
が、もちろん、こちらに伺ったほうが断然お得です。