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中野、「大勝軒」。【144th】
僕は、歴史や知識で食べるコトを好まない。
でも、ソレを以ってしても、「丸長」と「大勝軒」の橋渡しをしているような一杯であると感じるのである。
歴史的事実して、そう述べるのではない。
「味」である。
「丸長」も荻窪はむしろ後発で、目白や新井薬師では、25年、30年と長年に渡って食べてきた。
そして、いわゆる東池袋系の「大勝軒」も、30年前から食べている。
何故、ソレを繋ぐ、中野や代々木上原に足を向けなかったのだろう?
まぁ、食べログを始める前などは、そういうコトには無頓着だったセイもあるのだが…。
2017年、長年封印していた大勝軒巡りをした際に、この店の本質がわかった気がした。
それから、度々短期間に通っている感じである。
券売機方式。カウンター席のみ。
「肉入りつけそば」(790円)+「麺 大盛」(130円)+「のり」(100円) ―― 写真の通り。
前回ラーメンだったので、またつけそばに戻した。
この店では、丸長同様、僕にしては珍しく、ラーメンよりつけそば派なのである。
「肉」と呼ばれる刻みチャーシューがたくさん入っている。
その様は、新井薬師丸長と何ら変わらないようにさえ思う。
つけ汁の質感も、酷似している。
もう少し酸味を足されれば、目を瞑って当てるのさえ難しくなると思う。
25年以上も好きで通っている新井薬師丸長の味がわからないハズはないと自信を持ってはいるのだが、ソレとて、必ずしも一定ではないので、ブレのような範囲まで想定すれば、怪しくなってくるのである。
麺は、明らかに違う。
コチラの方が、より低加水で、太くコシもある。
コレこそが、後に、永福町系大勝軒には見られなかった、丸長からの大いなる麺の変化である。
その流れは、あの池袋の大勝軒へ受け継がれ、いわゆる東池袋系大勝軒に広がっていくのである。
トッピングの「のり」は、粗めのあおさ海苔のような雰囲気のモノである。
コレも、つけ汁によく馴染み、麺をすすったときの通常の感覚よりも、濃さを増す役割りまで果す。
メンマは、シナチクである。
かつて、竹の子ラーメンと言われていた頃からのメンマであるように思う。
最後に、割りスープをいただき、完食完飲。
器のボトムメッセージは、シンプルに、「大勝軒」。
文字の字体にまで、歴史を感じる。
こういう字体の大勝軒の文字、代々木上原と、意外にも調布の大勝軒にも見受けられたように記憶する。
ごちそうさまでした。
(文責:京夏終空、2020.3.5)
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中野、「大勝軒」。【144th】
今回は「つけそば」でなく、「ラーメン」にいってみた。
僕は、いわゆる「つけ麺」派でなく、「ラーメン」派である。
でも、何となく、この店では、やはり「つけ麺」だろうと思うと、そういう入り方もする。
目白や新井薬師前の「丸長」などでは、むしろラーメンを食べた記憶がハッキリしない。
まぁ丸長では「つけそば」と呼ぶのだが、専らソレである。
そう、この中野・大勝軒でも「つけそば」と呼ぶ。
東池袋系では「もりそば」という呼び方が主流だが、この店ではあくまでも「つけそば」。
歴史的に鑑みれば頷ける部分もあるし、当たり前だとも思う。
さて、この中野・大勝軒、やはり「つけそば」の記憶しかない。
その日の気分もあったが、ラーメンにいってみた。
「チャーシューメン」(780円)+「のり」(100円) ―― ビジュアルは写真の通り。
豚肩ロースの大き目なチャーシューが3枚、4ツ切りの海苔が3枚と8ツ切り1枚。
麺は、太麺・細麺の選択制で、太麺を選択。
前回、ムダに特盛にして多すぎた印象があったので、無難に通常のまま。
その麺、ツルもち。つけそばの麺と同じかも知れない。
滑らかな表面の雰囲気と、コシのある麺。
かと言って、それほどのチープさは無い。イイ感じ。
そして、スープ。
つけそばの時より、よりオイリーさを感じる。
湖面の海苔の表情や、自分の唇の雰囲気でわかったりする。
かなりキレのある油が、相当量入っている。
つけそばの酸味を少なくすると、より永福町大勝軒に近い感じを受ける。
いや、逆だ。
ココから、永福町へと受け継がれていった原点とも言える流れがよくわかる感じ。
濃いラーメンや、パンチをウリにするラーメンと比べれば、薄いとか、昔ながらだとか、言いようはいくらでもあるだろうが、こういう系のラーメンを多くすすってきた者からすれば、シッカリとした味わいがあり、完成された一杯だと感じる。
動物系ガラが下支えをし、魚介、つまり煮干し・サバ・カツオの順で感じられる丁寧な味わい。
カエシの醤油量も、そのダシと油の兼ね合いから、絶妙なバランスをとっている。
薄いのではなくて、淡めだが芯が通っているスープ。ウマい。
チャーシューもメンマも海苔も、各々美味しいし、スープによく合った味わい。
満足。ごちそうさまでした。
ラーメンなど1億総評論家、各々の好みで好き勝手に論じられる。
しかし、半世紀を超え支持されている味わいなのがよくわかる感じである。
単なる流行とかでなく、ラーメンの中の様々な種別でもなく、また、好き嫌いとかという次元でもなく、凛として存在するラーメンの一つであるような気がする。
それは、味のバランスや、響き方や、揺らぎ方など、根本的な味の構成であり、絶対的とも言える濃淡と旨みによる味わいなのだろうと思う。
一部の例外的な事例まで引き出すつもりはない。
ただ、歴史的に脈々と流れる、日本人が求めてきた味わい、例えば、味噌汁とか、卵かけご飯とか、そういうレベルでの話である。
(文責:京夏終空、2019.4.10)
(170件/3.52)
中野、「大勝軒」。【144th】
歴史的な順番通りの味わいなんだと思う。
あまりそういうコトに頓着する人間ではなく、むしろ、無頓着であり、今まさに対峙している一杯に素直に向かい合いたいといつも願っている。
しかし、そうは言え、多少の知識でも持ち合わせていると、合点がいく場合があるコトも事実だ。
荻窪「丸長」から始まった、この偉大なる系譜。
大いなるレジェンドの一つである「中野 大勝軒」である。
旧東池袋大勝軒を愛し過ぎた男が故、この店のコトについては、実はあまり良い印象を抱いていない。理由は故Y氏と同じである。東池袋の地に、別な境地が花開いたコトからもわかる。
でも、である。
血脈主義とかまで持ち出す気はないが、確実に流れているモノがある。
「肉入りつけそば(特盛)」(1,020円) ―― うわぁ~、麺が多すぎた。(-_-;)
「300g」の表示の前に「+(プラス)」が付いているのを見落とした。…そうだよね。
でも、何故か、自分に対する呆れ顔と同時に、笑顔になっている自分もいる。
もくもくと麺をすくい上げてはつけ汁につけて口に運ぶ。
新井薬師前の「丸長」のように、チャーシュー肉の細切りがわんさと入っている。
麺は、意識している麺というか、意識し始めた最初の麺のような風格。その後の東池袋系の系譜に受け継がれるコトになる。ココが、永福町系との大きな違いだとも言える。
つけ汁は、今認知されている大勝軒ではなく、むしろ丸長寄り。
淡いがシッカリとした風味がある。
カエシの醤油や酸味や甘味がキチンと下支えをしている。
今となっては、逆に油がやや特徴的だが動物系のクセをある程度残している。コレが好きか嫌いかで、このつけそばの評価は分かれるような気がする。
ソレは、最後に割りスープをもらった時に、より顕著にわかる。
例えば、この動物系のクセを最大に出しているのが、東京ラーメン大番系だと思う。
あえて、濾していないというか、豚ガラの良い部分も悪い部分も全部出しきっているような風味が感じられる。
ソレに似た、いや、ソレの走りなのだろうと思われる。
さすがに、麺の特盛は多すぎた。腹一杯。
ごちそうさまでした。
こうして、よくよく味わっていると、やはり歴史を感じざるを得ない。
「丸長」と「大勝軒」の橋渡しをしているような一杯である。
2017年、僕にとっては、久々の大勝軒巡りの年となった。
僕の愛すべき「麺屋 ごとう」以外、長年封印していた大勝軒巡りを今年急に再開した。
現在の「東池袋大勝軒」、その「南池袋店」。それに、「滝野川大勝軒」「お茶の水大勝軒」、「大勝軒まるいち 赤羽店」「大勝軒まるいち 新宿東南口」「大塚 大勝軒」などにとどまらず、「永福町大勝軒」「飛田給大勝軒」ひばりヶ丘「サニー」大山「さい。」など、すべて今年になって再訪・訪問している。
現在の「東池袋大勝軒」と「滝野川大勝軒」、それに「永福町大勝軒」には、複数回行った。
また、更なるレジェンド丸長系も、何度も訪問している目白・新井薬師前だけでは物足りなくなり、「荻窪丸長」まで行ってしまった。
であれば、年内に代々木上原の「大勝軒」と藤沢の「豪快」には、少なくとも訪問したいと思っている。
(文責:京夏終空、2017.12.11)
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店名 |
大勝軒 中野
|
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ジャンル | つけ麺、ラーメン |
お問い合わせ |
03-3384-9234 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR中央線・東京メトロ東西線 中野駅 南口 徒歩2分 中野駅から231m |
営業時間 |
|
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
8席 (カウンターのみ。) |
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個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1951年12月30日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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約3年ぶりに来たら、いろいろ変わっていた。
券売機が、ボタン式から真新しい感じのパネル式に代わった。
店内の雰囲気もやや違う。入口の扉や窓枠の木材やガラスも変えたのだろう。
特にカウンターは以前より薄い色合いの木材になった感じか。
「肉入りつけそば」(1,100円) ーー 写真の通り。
つけ汁。以前よりも、何かを削ぎ落とした感じで、よりシンプルな味わい。
麺は、かなり成長した雰囲気。加水率が少なくなって小麦感が前面に出てくる。
肉入りつけそば、肉と呼ばれる刻みチャーシューが、つけ汁でなく麺にのせられれていた。
器の「大勝軒」の柄も違う。
あとは、価格。コレは、致し方ないか。
しかし、僕はこの店では、細々としたそういうコトを求めていない。
いわゆるエッセンスである。
あの大勝軒にも、丸長にも通った人間として、その両方を感じられてさえすれば満足なのである。
何度も書いているが、僕は基本的に、歴史や知識で食べるコトを好まない。
しかし、大勝軒の中でも、この中野大勝軒と、代々木上原大勝軒の2店舗は、どうしても意識してしまうのも事実である。
そして、いつも思うのである。
歴史的事実としてでなく、味わいとして、「丸長」と「大勝軒」の橋渡しをしているような一杯であると。
そういう部分で、多少変わったとしても、今回も美味なる中野大勝軒のつけそばを十二分に堪能できたと思える。
あぁ、最後にもう一つ。
割りスープには、獣的な特徴が以前より強く出ている感じがした。
ごちそうさまでした。
お店を出て振り返ると、のぼり旗の色合いも、昔あったポイントカードの色合い、オレンジ色に黒文字での大勝軒。
懐かしい・・・。
(文責:京夏終空、2023.7.31)
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