平日にランチが１８時まで : 釜めし やき鳥 成城

今更、なんだい？何度目のレビューなのか？

と言われそうだが、このお店の特性（？）として
平日１８時までがランチであるということを伝えておかねばなるまい。

まあ、１５時から１７時まで休憩なのでその分はないのであるが、
休憩を跨いで１８時までがランチなのである。これには度肝を抜かれている。
ランチの概念はないのか！　と思うがうちら以外にも早めに仕事を捌けた人や
ご老人がビールを頼んで一杯やりながら定食をつまんでいる。
子どもの学校の父母会に妻が出席し、その帰りに駅で待ち合わせをする。

１７時すぎにちんたら家族３人で行ってみると、おや、開いている。
これは念のため入ってみるかと家族３人。

いつものようにボックス席に案内される。
「ランチはまだやっていますか？」との問いに「Oui.」という店員さんの声。

僕ら家族の３分の１はここの鶏肉でできている。
つまりはよく来るということ。
頼んでからすぐに良く揚がった唐揚げがやってくる。早くも皿をはみ出している。
この時間からこんなものを食べてしまってはアウトである。

ボリュームにノックアウトされる。
素晴らしき、かくある世界！
息子は大きい唐揚げをバリバリと食べ進む。乳歯が抜けてちょっと間抜けな顔になるが、それでも咀嚼を止めない。

「うんまい？」と訊くと「美味しいよ！」と返してくる。
さすがにまだ一人で定食を食べきるのは難しいから僕と妻の定食のおかずをちょっとずつカンパしてあげている。
最初は「僕も定食、たべるよ！」と言っていたが、そこですかさず「一人二種類定食は豪華だなぁ」というと
なんのことはないお得感たっぷりな「パパママ、カンパ定食」を選択（笑）

「人は何かを選び取って生きて行かなくてはならない」と、いつも息子に言い含めている。

夜はグダグダになりがちだが、「今すぐ寝る」のか「寝ないでテレビをぼんやり見ているのか？」、
その結果、明日の学校へ行くのにどんな影響があるのか考えてみるがいい、と。
眠い頭で色々と考えて、「寝る～」ということに落ち着く。
夕ご飯の前もそうだ。お菓子を食べて「うっぷうっぷ言いながら大好きなうなぎを食べる」か、
「お腹を空かせて美味しいな～と、うなぎを食べた後にうれしい気分でデザートとしてそのお菓子を食べる」か、

どっちだ？と。

息子は頭を最大限にフル回転させて考える。そして、後者を選択する。
たしかにどっちを選んだほうがパパママが喜ぶかを忖度しているのが大きいのかもしれないが、
それはすべて理由を含め自分が選択しているのだ。
たまに、ドラマ「相棒」が観たいというときもあるが、それは明日のことも織り込み済みのことである。
腫れぼったい目で起きることは覚悟の上である（笑）

人はどちらも手に入れることはできない。

それは僕にも言えることだ。
家族がいて、子供をクソ高い私立に行かせていて、クソ高い賃貸マンションに住み、親父のこづかい２万円。
僕には、１０年前に給料をそのまま自分本位に使える選択肢（独身でいること）もあった。
だが、僕は妻と結婚して子を為した。
それは僕が選び取った生活である。
僕は正直、子供がクソ私立に受かるなんて思ってもみなかったので、
そこがそもそも人生設計が狂ってしまったわけだがどうにもこうにもやるしかないのである。
いつまで続くのかなぁと思うが当分続くと思って間違いない。

妻以上に、僕は不満であり、不安だ（笑）
ましてやコロナ禍で接待や出張もないとすると一体どこで発散すればよいというのか。

ボリューム定食を食べながらそんなことを考えてもみる。

ポンコ。

息子が幼稚園に通い始めた。
制服に身を包んだ息子は初夏の日差しを手で遮りながら
「今日もこれ、暑くなるねェ」などとのたまう（笑）

今、通い始めた幼稚園は園内規律が凄く厳しいところで
その幼稚園の制服で寄り道などはもってのほかであり
家に帰るまでは園と関係のない場所に行くことは絶対的に禁止されている。
自販機でジュースを飲んだり、デパートで買い物をした父母が通報を受けて
園から呼び出されて注意されるということもあったらしい。
もちろん制服で抱っこなんかはしてはいけない。
それくらい父母に厳しい幼稚園なので僕ら夫婦はとりあえず規律には従っておく
というスタンスをとっている。ここで叛逆者になる意味がわからん（笑）

とにかくそういう規則は子供にも徹底的に守らせなければならない。
それが社会性を育んでいく一つの方法に他ならないからだ。

そうはいうものの、
一日休日をとって僕は息子の幼稚園の帰りに合流して一緒に帰ってきた日のことである。
休日はもっぱら息子と一緒に抱っこか肩車で外出するのであるが
息子は明らかにパパに抱っこも肩車もしてもらえないことに明らかな不満の様相を呈していた。
それでも言葉や行動にあらわさずに黙々と家路を急ぐ息子を見ていると
胸が締め付けられるように痛いのである。

「ねえママ、その角を曲がるともう家だから抱っこぐらいいいだろう？」　「ダメ！」
「なあママ、もう敷地内だから抱っこはいいだろう？」　「ダメよ！」

家に着くと息子は拗ねたように寝室に行ってしまったが
僕は息子を抱きしめると自分がおいおいと泣いてしまった。
息子は「？」という顔をしていたが「パパよしよし」と撫でてくれた。

「よく我慢したね」　「うん」
「よしこれから今日一日は抱っこ祭りだ！　肩車もつけるよ！」　「うんっ！」

「なんでパパが泣くのよ、○○ちゃんが泣けないじゃない（笑）ナミダ泥棒だね」
「ナミダドボロウ？」　「違う違う、泥棒だよ、思い出だってかっさらうんだぞ」

僕はもらい涙を倍にして相手をドン引かせる特技を持っている（笑）
これはコントロールできない技だから「技能」には入らないだろうな。

そんなことがあった日、
件の店「やきとり成城」で親子丼を頼んでみる。
良い日、今日は。

ポンコ。

もうほぼ３年ぶりくらいで行ってみる。
なかなか子どもがいると外食は難しいので自重したりする。
もうそんな息子も４歳になり、いろいろと経験しているところである。

とはいえ、
子どもが同伴だと快く受け入れてくれる店もあればそうでない店もある。
そこで働く従業員も然りである。
とある店では露骨に嫌な顔をされたし、
「たかだかバイトだろう？　オマエにそんな権利はない」
と口から出そうになった（笑）

そう思うなら店の看板に
「当店は小学生以下のお子様にはご遠慮いただいております」
って書いておけ！ってんだと怒ったこともしばしばある。

対応する人によって違うのだけどそのあたりお店のことを考えているのかな？
と思うことがある。

こちらの「やきとり成城」の従業員の方はとても好感が持てる方で、
アルバイトさんとの意思の疎通が素晴らしいと思いました。
ランチで２回・夕飯で１回お邪魔させていただきましたが、
子どもへの気遣いと言葉がけ、他のお客との齟齬を感じさせない態度。
とても素晴らしいものがありました。

こちらでは僕は「唐揚げ定食」と妻は「チキンカツ定食」を頂きましたが、
両方の鶏はジューシーに仕上がってうれしい一品です。

「唐揚げ」は大ぶりなもも肉を５つ漬けたれで味付けてサッと油にくぐらせましたね。
先日、某お蕎麦屋さんの唐揚げが以前と変わってしまって寂しいと申し上げましたが、
ここの唐揚げは変わらずに大ぶりジューシーでいいですね。
４年前は７００円だったのですが、７８０円に上がっても仕方ないと思わせてくれます。
その分、ご飯・鶏スープはお替り自由で１７時までランチ価格というからいいじゃないですか。

「チキンカツ」は衣が薄く、ふっくらとした仕上がり。
ささみのおいしいところが上手くチキンカツになりましたと言う感じ。
わりと丁寧な仕事だと思います！

ただ個人的な好みの話だと思うのですがこちらの焼き鳥って、
ぱさぱさな感じなんですね。
夜に焼き鳥丼を頼んでみたのですがちょっと好みじゃないなぁと思ってしまいました。
あとたれが濃いんですよ。
僕がアテで頼むのだったら、「とり天」や「唐揚げ」を頼みます。

でも、成城学園前の居酒屋さんで特に頑張ってほしいお店なので
星はちょっと甘いかもしれませんが、いいお店です。
子どもが大きくなって、君はここの唐揚げで大きくなったんだよと
言ってあげたいですね（笑）そんなお店にしたいです！

ポンコ。

値上げに関して色々といいたことはあるものの
食材を含む、材料などの物価高騰には飲食関係者はかなり頭を痛めているのではないだろうか？

魚介類なども漁船のガソリン代などのあおりを受けて割とダイレクトに跳ね返ってくる。
肉類だってそうだ。エサ代として掛かる穀物だって値上がりしている。

アメリカを通して、
色々な規制を受けながら成り立っているのが日本経済なのだからしょうがない。

政治はすべてを変える。僕たちの生活もあり方も変える。
正直、僕は安倍は嫌いだけど、鶏の唐揚げ定食は大好きだ（笑）
この日本が、多数決の民主主義なのだからいくら安倍が嫌いだって、
最大公約数的に選び出されたのがヤツなんだから仕方がない。

食べログにも政治的な発言を載せたらどうなんだろうね（笑）
そんなことを思う今日この頃。

こういうのは、右左（みぎひだり）の論調じゃねえんだよ。
実利的に国民に跳ね返る政治なんてだれも考えちゃいねえんだ。
政治家が小さくなったもんだぜ。


(ノд・。) (ノд・。) (ノд・。) (ノд・。) (ノд・。) (ノд・。) (ノд・。) (ノд・。)

【再訪】いい日、チキンカツ。

昼間の点数を引き続きもうちょっと上げた。

以前、オーナーが替わったばかりの頃、
「チキンカツ定食」を頼んだら、
小さい切れ端のようなチキンカツが４つのった皿がやってきた。

そのオーナーが替わる前は
大きい胸肉の一枚でつくるチキンカツだったので
落胆が大きかった。

今回、２年ぶりくらいに「チキンカツ定食」を頼んだら、
大きいカツが二つ付いたかなりボリュームのあるものになっていた。
揚がり具合もいいですね。
ちょっと、油が汚れているのでは？とも思ってしまいますが、
これはいいのでは？


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【再訪】Good Job！（いい仕事してますね）

昼間の点数をもうちょっとあげた。

元・鳥ぎんなのだが、
オーナーが替わって「やきとり成城」になったのが３年ほど前、
そのときのランチの唐揚げ定食の唐揚げがしょぼくなったことをきっかけに
行くのを控えていたのだが、現在、いい仕事をしてますね（笑）

大ぶりのもも肉をからりと揚げて、
かぶりつくと美味しいですね、やっぱり（笑）

夜は焼酎を飲みに来ることがあります。


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【再訪】恋はあせらず（you can't hurry love）　


昼間の点数をちょっと上げた。

恋はあせらず…
ひとつずつ昇りつめていかないとね。

私たちっていつになったら達するのかしら？
もしかすると永遠に達することはないのかもしれないけれど、
達してしまったらその後、私たちは存在することができるのかしら？
それほどまでに狂おしい事実、既成事実が必要な関係って…

とにかく、今の僕の恋の相手は「焼き鳥　成城」なのだ。
漬けまぐろ丼をランチで頼んでみて、
これまでのランチへの評価が変わりつつあるのだ。

悪くない。

冷凍まぐろじゃない「漬けまぐろ丼」っていいよね。
スジが固い「中トロ」なんてものが出てこないだけでもうれしい。


【再訪】暗闇でドッキリ！（shot in the dark）


よく行っていた「清庵」に振られ、
それでもテイクアウトで待ちますよ！と言ったら、
「無理！」と言われてピシャリ！と扉を閉められてしまった。

こんなじゃ常連は離れる一方だぜ。
さよなら、清庵。またきて、シカト。

というわけで「成城」にやってくる。

芋焼酎を飲みたかったのもある。
まずは「村尾」。
すっきりとした甘さのなかに潜む辛いアルコールの掴みが鼻から抜けていく。

次に前も飲んだ「日南娘」もすっきりとした飲み口。
芋の薫りがぎゅっと凝縮されているなかに舌苔の間から湧き出す岩清水っ！
こりゃ美味い。さてもう一杯と思ったら、これで瓶はお終い。だから、たくさん入れてくれたのね。
じゃあ今度は、

「うなぎ」。

なんじゃこりゃ？と思っていたけど、名前のインパクトとは違って、
ずいぶん繊細な味。ぐいっと来ないけど後を引くウマさ、というか。なんていうか。
もしかして口開けだったかな？

やっぱり食べ物は夜に限る。

「梅のぱりぱり大根サラダ」は梅の味がすごくインパクトがある逸品。

「揚げだし豆腐」もきちんとした仕事。衣の具合もハラハラ剥がれるような柔なもんじゃない。

やっぱり、「鶏の唐揚げ」かな？これは絶品！　大ぶりの鶏のもも肉を漬けだれにつけてさっと揚げたもの！
鶏は鶏屋であると思い知らされる。

〆は「鶏釜飯」と「鶏スープ」。特に「鶏スープ」は美味しい！
これは別料金であるが、頼んだほうがいい。

これは満足です！

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「雨をみたかい？」


以前、｢鳥ぎん｣チェーンの屋号だったのだが
その時のランチはとても良かった。

鳥の唐揚げ定食をよく食べていたのだが、
大ぶりの鶏のモモ肉を特製のたれで漬け込んで揚げる普通の唐揚げなのだが
さすが鳥は鳥屋だ、と思ったものだ。

2年前くらいにオーナーが代わってから
しばらく遠ざかっていた。
そして…　

今回、妻が成城学園前の駅に来てから、
急に｢鶏釜めしが食べたい｣と言いだした。
言われてみると久しぶりである。

ある程度幻滅を感じていたのだが、
こちらに久しぶりに入ってみると
芋焼酎を色々取り揃えたお店になっていたから、吃驚！

入ってまずメニューで焼酎がオール５００円！しかも、
佐藤の黒やら魔王やら、あの日南娘（ひなむすめ）まである。
最初、僕はなんちゃって芋焼酎に名前をつけたのだと思った。
でも、どうしても気になってしまい日南娘のお湯割りを頼んだ。
お湯割りなら化けの皮が剥がれるだろう、そう思っていた。

ところが…

出てきたものは
柔らかい味の中にグッと芋の薫りが凝縮されたとても良いものだった。
はじめ本当に信じられなかった。

｢どうしたの？｣と妻が訊く。

｢どうやら本物らしい｣　｢何が？｣　｢焼酎の味さ！｣

次にお替わりを持ってきた店員にちょっと訊いてみた。

新しい陶器のコップにお湯を足しながら、
｢ええこれ、珍しい一品なんですよ！｣とにこやかに応える。

｢この日南娘は市場にもあまり出回らないもので、もともと数がないんです。
大量に生産しようにもできないものなんです。｣

｢そうそう、お醤油の醸造所が片隅で芋焼酎を作っているんですよね。｣

｢お客さん、よくご存じで｣と嬉しそうである。

この人、芋焼酎LOVEな人だ。
にこにこしながら一升瓶でお湯割りをつくる。
僕の情報なんて宮崎のアンテナショップで仕入れたネタではあるがただの付け焼き刃でしかない。

｢あ、ちょっと待ってて｣と言い残し、店員の彼は焼酎コレクションをもってきてくれた。
それが５、６本。そして、あらたにもう何本か持ってきてくれた。

｢屋久の石楠花｣　｢尽空｣　｢舞芋｣　｢六代目百合｣　｢黒カメ仕込み｣　

あとまだあったけど、店員の話を聞くので精いっぱいだった！

上に挙げた焼酎のなかで｢舞芋｣をロックで飲んでみた！
これはガツンとくる芋。
舌にピリリとくるけど、ふわっと広がる花火のようだ。

すごいこんな焼酎があったのだ！
僕なんか｢赤霧島｣で大喜びしていたが、まだ色々とある！
当たり前だけど新しい知識がこんなに自分を興奮させるものだって
久しぶりに認識した。

あと、懸念の「鶏の唐揚げ」は、
夜の部に関しては大きいモモ肉をタレにつけて
たっぷりの油で揚げた逸品だったことは付け加えたい。
昔からある｢鳥ぎん｣の唐揚げであった。

また、夜に行ってみよう。
焼き鳥や唐揚げなどはなかなか。

コッキンポンコ。