祖師ヶ谷大蔵のイタリアン : フィオッキ

妻と結婚記念日にて利用

ランチメニューは3種類
4000円6皿/7000円9皿/10000円11皿になっています、
記念日なので奮発して10000円のコースを予約しました。
(予約時に決めなければなりません)

【各料理を★の数で評価してみました】☆は0.5


1皿目stuzzichino(付け出し)
増田さんのトウモロコシの冷製パッサータ
館山の薔薇とギリシャのオリーブオイル

カクテルのようなグラスで出てきます、
糖度20以上有ると言っていたトウモロコシは甘く、
皮の食感も心地良い感じです。
★★★☆


2皿目Antipasti(前菜)
焼き茄子のクベッティとモッツァレッラ、生ボタン海老
トマトのガスパッチョとUMAMIジュレ　バジリコ風味

保温瓶のような変わった容器で提供されます、
茄子とボタン海老がトマトのドロドロとしたガスパッチョが絡みとても美味しいです。
★★★★


3皿目
伊那の植松さんが7年間育てた岩魚の冷薫製
新じゃが芋、瓜、ハーブ、サマートリュ　山の水辺

もう見た目からして釣り人の心をくすぐる一皿、
これって渓流だよ!
岩魚は7年育てた尺物(30センチ以上)を使用との事、
種類は聞いてませんが(日本の岩魚はニッコウイワナ/ヤマトイワナ/エゾイワナと3種類居る)
場所が伊那との事ですので恐らくニッコウイワナなのかな？
肉質はとても深みの有る白身で艶も有り身もぷりっとしていて堪らない!
イノシン酸の最大値は死後硬直後10時間後位だから、
絶妙に寝かせて提供していると思われます。(冷薫だから当然とも言えるが...)
(過去に食べた岩魚の中で一番美味かった)
★★★★★


4皿目
イカ墨を練りこんだ冷製タリオリーニ
アオリイカの炙りとオクラ、生うに、ミナント

天草のアオリイカ使用との事ですがちと量が少ないのが残念、
炙って塩加減絶妙のイカちゃんはアオリらしくねっとりとしていてとても美味しいです(もっと喰いたい!!)
昔はエギングで西伊豆のアオリちゃんを捕獲しまっくてたのを思い出しました、
個人的には火加減はもう少しレアの方が好みかな～(あぁ白ワインに合う)
パスタも生パスタらしくもっちりしていてうまい、
そこにオクラのねばねばとウニが混ざって不味い分けがないでしょぅ。
★★★★


5皿目Primi piatti(直訳すると第一の料理)
カヴァテッリ　兎のラグーとロースト
万願寺唐辛子、アーモンドとレーズンのモーリカ、オレンジの香り

カヴァテッリとは？パスタの一種で小さな貝殻のような米粒みたいなパスタでした、
兎を食べたのは初めてでしたが鶏肉に似た感じでクセが無く美味しく頂けました、
万願寺唐辛子も適度な苦みを提供していて良いですね。
★★★☆


6皿目Secondo piatto(直訳すると第二の料理　いわゆるメインディッシュ)
長良川天然鰻の炙り焼き　イタリア産サマーポルチーニ茸のトリフォラート
シェリーヴィネガーとハチミツ、リクイリーツィア

鰻の皮がパリッとしてとても美味しい!!
うなぎと言えばかば焼きか白焼きしか思い浮かばないが、
こう言った料理にするのも良いですね。
但しこれだけ美味しい鰻なので塩で食べるのが一番だと思う、
シェリーヴィネガーソースが強すぎて鰻が負けてしまうのは残念でした。
(ソースはパンに着けるとgoodでした)
★★★★☆


7皿
夏鹿のロースト　初夏の森のコントルノ
ブルーベリーヴィネガーと鹿のスーゴとサマートリュフ

深い森の中でハンティングした鹿をイメージを彷彿させる一皿。
どしても鹿の臭みが抜けず私と妻共に牛か豚の方が良いねと意見が一致、
ジビエ好きの人は良いのかな？
臭みが有る肉は苦手です。
(ソースは美味でした)
★


8皿目Dolce
弓削瓢柑のグラニータとジュレ、ヨーグルトのアクセント

これも食べた事の無い柑橘類でしたが、
適度な甘みと酸味が夏を連想させフレッシュな味わい、
もっと食べたかったなぁ。
★★★★


9皿目
チェリーの赤ワイン煮のズッパイングレーゼ
メリンガ、ヴァニラのジェラート、スパイス、ナッツ、チョコレート

嫁の方は記念日バージョンにして頂きちょっと豪華になってました、
見た目も奇麗な一皿でした。
★★★


Cafe
小菓子とカフェ
エスプレッソは普通に美味しいです。


飲み物　スプマンテ×1杯/白×1杯/ミモザ×2杯

スプマンテ1200円
フランチャコルタのスパークリングワインはとても美味しかったです、
もっと飲みたかったが昼なので一杯にしておきました。

白900円
ちゃんとソムリエのお兄さんが説明してくれましたが、
銘柄忘れました(爆)
魚に合う白のグラスを頼んだら2本紹介されて、
海の近くのブドウ畑だと言う此方にしたらとても美味しかったです。
(一寸恥ずかしいけど写真撮らせて貰えば良かった...)

ミモザ1000円
嫁は此方を飲んでいました、
アルコール軽めでオレンジベースなのでさっぱりしていて美味しいみたいです。

【総評】会計　28630円
堀川 亮氏の料理は季節感や臨場感を大事にしているのだなと感じました、
次回は二階に有る『ズッペリア オステリア ピティリアーノ』も行ってみたいな。
ランチにしたらお高い感じがしますが、
ディナーと同じ物を昼間食べたいのなら良いと思います。
あとナイフはラギオールでしたね、
特別切れるワケでは有りませんが、
あの蜂のマークを見ると嬉しくなってしまうのは自分だけかなぁ。

追記
サービスが低めな理由を書くの忘れてました、
男性のソムリエさんは物腰柔らかく丁寧で店の雰囲気と合っていましたが、
若い女の子が飲み物の注文を取るタイミングがズレていて残念でした、
まだグラスに残っているのに進めてきたりして間が悪い、
カジュアルなイタリアンレストランなら気にしないけど、
この価格帯の店レベルに達して無いと思いました。
(キツイ事書きますが今後に期待します)