家族的な雰囲気と高い気品が共存する世田谷屈指の高級住宅街の正統派フランス料理 : アシエット

今日は、ママン親友・船倉朱美氏のピアノリサイタルが経堂であってフレンチ探し。世田谷区内なのに住みの東横線と目的の小田急線はひどく時間がかかってしまうマジック。今日伺ったのは、成城らしい上品でかわいらしい一軒家、一階がキッチンで二階がメインダイニング。。《一皿で食べた人の心に花を咲かせたい》というコンセプト、そういうお気持ちのシェフのお料理に出会いたく期待してまいりました。おお、エントランスでシェフが自らお出迎えをしてくださいました。笑顔の素敵なマダムもご一緒に。素敵な予感です。

いろいろメニューがあって困りますが時間があまりないので
ランチコース・パン、前菜、メイン、デザート、カフェ、小菓子、にいたしました。季節メニューもありお楽しみ満載です。
母はこれにスープを付けたコースです。

【アミューズ・ブシェ】
「じゃがいものピュレ・コンソメジュレ・オリーブオイル掛け」
じゃがいものムース状にコンソメのゼリー・ジュレ塩気でいただく一品。柔らかい食感にまず癒されました。

【スープ】
「じゃがいものポタージュ」
風味がよくあたたかい、ひつこさのないあっさりといただけたスープだったようです。
ほかにはスープドポワソンがありました。
【アミューズ】
海の幸6種類の盛り合わせオードヴル
１． スモークサーモンのマリネ、シーザードレッシング
２．タコのマリネ、赤玉ねぎのソース
３．海老のマリネ、カクテルソース
４．帆立のマリネ キャロットラぺ添え　ニンジンのビネガードレッシング
５．マグロのマリネ クスクス添え
６．カニのマリネ　赤キャベツ添え
すごい新鮮な魚貝さんをかわいらしく盛り付けられてオードブルの真髄、楽しませていただくお料理。「フレンチおせち」みたい。見栄えだけでなく、それぞれソースが異なり、相性いい組み合わせでこだわりの味付け、これもわくわくしながら、美味しくいただきました。バランスいいのばかり！（おうちではシーフードは、お醬油ソース！）
母の前菜は【10種の野菜のテリーヌ】
見た目これも美しい。おやさいの寄せ。いろいろお野菜、一つ一つお味付けられて計算して組まれたテリーヌ、丁寧なお仕事です。

【パン】
「生のリのねりこんだパン」「ライ麦パン」自家製とのこと。もっちもち、まるでポンデケージョぐらい生地がのびます。おいしく食べやすいサイズ、完璧美味しいです。

【メイン】
「本日のお魚料理　　(ハタのポアレ・サフラン入りブールブランソース」
ガルニチュールたくさん、ヤングコーン、なす、おくら、しいたけ、パプリカ、トマト、ズッキーニやカブ、赤大根、モロッコいんげん、キタアカリの揚げじゃが芋等。すこしかための焼きで私はこの歯ごたえが好きなんです。おさかなは皮目カリカリ焼き！火加減最高！おさかなの身はふっくら焼きあがってやわらかく、お魚本来の旨み凝縮。モンサンミッシェル産のムール貝もお味がサフランとあいまって濃縮スープになっておりました。組み合わせからなるソースが見事なおいしさあ！パンが進む。。フランス料理ってやっぱりソースが肝心ですね。再確認したのでした。
メインのお料理ほかには・オマールえびのポアレ・小鳩のロースト・牛フィレのグリエ・仔羊のグリエ・白金豚肩ロースのソテー・牛タンとほほ肉の赤ワイン煮込み、和牛のステーキ マディラソース　等の数種類がありました。

【デザート】
「モンブランとミルクアイスクリーム」
ヴァニラアイスも濃厚でおいしーい。モンブランにはさくさくのウェハースみたいなメレンゲパフ？がカリカリのトッピング。なめらかな栗のクリームが逸脱、なかの生クリームもたっぷり。したにはさくさくのラングドシャみたいなクランブルたっぷり敷き詰められて満足！！ひつこくない甘み控えめの生クリームなのでいっぱいでもペロリ。。（事前にショコラ系避けていただく旨の申し出に応えてくださって感謝です）

【ミニャルデイーズ】
「キイチゴのギモーヴとマドレーヌ」
単純なマシュマロではない、フランスレシピのものですね。もっちり。アメリカンとは全く異なる。マドレーヌはバター風味より強いたまご感のあるお味。

【コーヒー】
まるいタイプでよかった。。（ニガクナイ、ということ）

等々力育ち自由が丘在住の私としても、おなじ世田谷ながら、成城はやっぱり豪華さ、セレブさはかなわない街。この地で開業１９周年のアシェット、地元セレブに絶大な信頼とご支持を得られているということですね。お客様もご近所の上流マダムやファミリーばかり。この穏やかな空間とお料理の「至福の時間」にお呼ばれされている理由がわかりました。すでに名門の風格です。どうやらシェフも成城学園ご出身とのこと。成城出のお友達見ても元気な品のいいお育ちの子ばかりだから洗練されたホスピタリテイも自然に出るのでしょうね。