無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
03-3376-5336
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
きゅいそんさんの他のお店の口コミ
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
キノシタ(RESTAURANT Kinoshita)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
フレンチ 百名店 2023 選出店
食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店
フレンチ 百名店 2021 選出店
食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | フレンチ、ビストロ |
予約・ お問い合わせ |
03-3376-5336 |
予約可否 |
予約可 2か月前より予約可 |
住所 | |
交通手段 |
小田急小田原線【参宮橋駅】徒歩6分 参宮橋駅から348m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX、Diners、VISA、Master) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料5% |
席数 |
20席 (カウンター4席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる |
公式アカウント | |
オープン日 |
1996年10月 |
備考 |
FAX:03-3376-5336 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
10年ほど前、半年先まで予約でいっぱいだった人気フレンチ。
ラ ベットラとともに、予約困難店の先駆け?的なお店です。
ただ今は落ち着いて直近でも簡単に取れるし、web予約もできるので便利。
ということで、訪問。
予約困難店は避け勝ちなヘタレなので、実は初めてです。(^^ゞ
入るとカウンターとテーブルがあって、一人なのでカウンターに案内されました。
オープンキッチンで、木下シェフの真ん前という超特等席。
ディナーは、4000円(お任せ)・5300円(プリフィクス)・8500円(お任せ)の3コース。
8500円のコースは、希望があればアレンジもしてくれるみたいです。
一番注文が多そうなのは5300円のコースと思われ、リーズナブルですな。
内容的に良かった、8500円のコースを注文。
当日の内容は、以下になります。
*アミューズ ラタトゥイユのムース トマトのエスプーマ
*前菜1 昆布森の牡蠣 玉ねぎのピュレ はまぐり出汁と白ワインのジュレ
*前菜2 フロマージュ・ド・テッド ラヴィゴットソース? 白インゲン豆のトマト煮込み
*前菜3 甘エビ 雲丹 スモークサーモン キャビアの冷製カッペリーニ ライム風味
*魚料理 黒ムツのポワレ ヒュメ・ド・ポワソンのソース 十穀米のリゾット セップ茸
*肉料理 本州鹿のロースト ローズマリーの香り 鹿のシヴェ添え 林檎のピュレ
*肉料理 鹿と鳩のロワイヤル パイ包み焼き 赤ワインソース(サービス)
*アバンデセール ココナッツとパッションフルーツのソルベ
*グランデセール コーヒーアイス入りモンブラン
*カフェ
素晴らしかったです。
思ったより、味が濃いとか重い感じが無い。
素材を生かした、きちんと美味しいフレンチという印象。
そして、ソースがクリアで後味が綺麗というのも、印象深かった。
シェフに依れば、以前と比べご自身がシンプルな味を好むようになり、そういう料理になって来たとか。
鹿の煮込み(シヴェ)が、その象徴かも。
赤ワインと鹿のフォン(出汁)だけのソースは、赤ワインの酸味が立ちながら雑味の無い澄んだ味。
キリッしした旨さが際立ち、感動の美味しさ。
鹿肉も、以前はしっかり熟成していたのだけれど、今はしない方が美味しく感じられるということで、繊細な風味。
なるほど。で、代わりにローズマリーをアクセントにしてバランスを取る。
一方で、鹿と鳩のロワイヤルのパイ包みはきちんと熟成を掛けて、その香りを楽しむ一皿に仕上げる。
このパイ包みも、悶絶するほど美味しかった。
パテ系は熟成を掛けた方が旨いというシェフの言葉に納得だし、同じ鹿肉でも調理によって素材の熟成を変える技がニクイ。さすが手練れのベテランシェフですな。
前菜も、比較的シンプルで素材が生きてる。
牡蠣の前菜は、下に少量敷いた玉ねぎのソースの甘さに唸り、牡蠣との相性にも唸り。
素材も、牡蠣は日本一美味しいと思っている産地、昆布森のものを使っているし、雲丹なんかも甘くて質が良い。
セップ茸も、相当良いもの。これを惜しげもなくたっぷり添えてくれる心意気が嬉しい。
そして肉料理は、こちらの食べっぷりを見て、一皿サービスしてくれる気前の良さ。
それが、前述の絶品パイ包みなのだから、嬉しいことこの上なし。
満腹にならないと申し訳ないからだとか。
でも、そういうお店はさすがに稀有。
この男気に惚れた。(#^^#)
シェフ目の前のカウンターということで、色々と話も出来て、楽しかったな。
これで8500円と超リーズナブルだし。
かつての超人気店。
今は人気も落ち着いているものの、でも人気だった理由が十分納得なくらいに輝いていました。
超幸せな気持ちで帰途に。
ご馳走様でしたー。
以下、料理の詳細です。
*アミューズ ラタトゥイユのムース トマトのエスプーマ
トマトのエスプーマの酸味とラタトゥイユのムースの甘みの対比が、良いな。
爽やかで、スターターとして申し分ない。
*前菜1 昆布森の牡蠣 玉ねぎのピュレ はまぐり出汁と白ワインのジュレ
昆布森の牡蠣は、トロッとした旨みが濃厚でとても美味しい。
玉ねぎのピュレは甘く、牡蠣のトロッとした旨みとも相性が良い。
ハマグリと白ワインのジュレは、白ワインの酸味がそれらの旨み・甘みを引き出し、ハマグリのすっきりした旨みは、牡蠣の旨みを白ワインを繋ぐ橋渡し的な役割をし、全体がまとまる。
*前菜2 フロマージュ・ド・テッド ラヴィゴットソース? 白インゲン豆のトマト煮込み
豚の皮や耳などを使った煮凝りをカリッと香ばしく焼いた、伝統的な料理。
ゼラチン質のトロッと感と焼いたカリッと感の対比が、これまた楽しい。
ソースはハーブの香りが豊かで、良い具合に軽やかさを与えてました。
*前菜3 甘エビ 雲丹 スモークサーモン キャビアの冷製カッペリーニ ライム風味
穏やかに添えたライムの風味が、とても良い。
オリーブオイルが控えめなのも良いな。
前述のように、雲丹の甘さに唸る。
甘エビや雲丹の甘さとスモークサーモンの燻香のグラデーション心地よい。
*魚料理 黒ムツのポワレ ヒュメ・ド・ポワソンのソース 十穀米のリゾット セップ茸
黒ムツは、脂が乗ってる。
たっぷりのセップ茸が美味しいな。
ヒュメ・ド・ポワソン(魚出汁)のソースも、旨みがありつつクリア感のある味。
*肉料理 本州鹿のロースト ローズマリーの香り 鹿のシヴェ添え 林檎のピュレ
火入れがとても良い。
今年から始めたというローズマリーでの香りづけは、もう少し控えめでも良いかな?と思うものの、その試みは楽しい。
で、前述のように添えた鹿のシヴェに悶絶。
ほろほろと崩れる繊維は、赤ワインの酸味と鹿肉の旨みが鮮烈で、でも強すぎることなく、鮮やかな印象を残す。
*肉料理 鹿と鳩のロワイヤル パイ包み焼き 赤ワインソース(サービス)
色々な素材の話をしていて、「鳩が好きなんですよー」と言ったせいか、「もう少し食べられるなら・・」とサービスで出してくれた皿。
これが素晴らしく美味しい。
熟成を掛けた鹿と鳩のパテは、旨みと官能的な熟成香に溢れる。
トリュフの香りとも相性が良かったし。
パイもサクサクで、ソースも濃くがありながら重くなく、美味しい。
悶絶しながら食べてました。
これをサービスとは、食いしん坊としては感涙以外の何物でもない。
*アバンデセール ココナッツとパッションフルーツのソルベ
さっぱりしつつ、パッションフルーツの酸味を抑えて、ココナッツとのバランスが取れてる。
気温が高めの時期にパッションフルーツの酸味で爽やかさを出すお店は多いですが、多くの場合は酸味が勝りがち。そうでないところが良いな。
*グランデセール コーヒーアイス入りモンブラン
数種から選べます。
秋なので、これを。
これも思ったより軽い感じで、でもクリクリ感はしっかりあって、美味しかった。
*カフェ
ハーブティーを頂いたのですが、ちゃんとフレッシュのハーブティーでした。
ミントの爽やかさとカモミールの優しさが嬉しい。
以上です。