そこは古き懐かしきフランスでした : ラ・ヴィエイユ・フランス 本店

今年も残りあと僅かとなりましたが、皆様の2017年はいかがだったでしょうか。

出来たこと、やり残したこと、色々あると思いますが、
私もやり残しの一つ、絶対店舗へ行こう！と決めていたパティスリー、「ラ・ヴィエイユ・フランス」へ行ってきました。
マパテで何度か頂いたことがあり、どのケーキも美味しかったので、店舗へ行きたいと常々思っていました。

シェフの木村氏はパリの「パティスリー･ラ･ヴィエイユ･フランス」でシェフパティシエを勤めた実力者
がっしりとした風貌で、ケーキを作りそうに見えないところも素敵です（笑）

場所は京王線「千歳烏山駅」南口から歩いて10分ほど
千歳烏山を含めた京王線沿線は、ここ数年で新店が幾つかオープンし、スイーツ激戦区になりそうな様相。
駅を挟んだ反対側には「ユウササゲ」がありますね。

街に溶け込んだ、落ち着いた雰囲気の外観の店舗。
ストライプのテントは「ラ･ヴィエイユ･フランス」に合わせたそうです。

店内は、クラシックなウッド調でまさにフランスのパティスリーのイメージ！
商品も20種類以上のケーキをはじめとして、アイスケーキ、マカロン、焼き菓子、コンフィチュール、
珍しいものとしては、野菜の酢漬け、オイル漬け、などなど、このお店だけでスイーツが全部揃ってしまうのでは？というほど多岐に渡っています。
しかし、店内は撮影禁止なので、雰囲気を紹介できないのは残念であります。

コンフィチュールも600円、焼き菓子も100円後半、ケーキは500円とお求め安い価格帯
そして、大きすぎず、小さすぎずで値段も500円台と考えられたラインナップです。
この雰囲気の中で私の気分が上がらない訳がなく、グッと気持ちを抑えて、何とか6個に絞りました。

また、保冷剤は1時間までなので、不安な方は保冷バッグも一緒に購入されるのがよろしいかと思います。
お店のロゴが入ったデザインはおしゃれで素敵ですよ。

以下、レビューになります。
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■フレジエ（520円）★4.7
　まずは催事で頂いて気に入ったフレジエから。
　アーモンド入りのスポンジ、カスタードにイチゴ、土台には薄く板チョコが引かれています。

　ジュワッと染み出るイチゴの酸味に、濃厚なカスタード、アーモンドが香るスポンジと次々に味わえます。
　そして、カスタードに含まれるキルシュ（さくらんぼ）が効いていて、さくらんぼの風味で全体を変化させています。
　最後に少しショコラの味が感じられますね。
　うーむ。美味しい。とくにキルシュとイチゴ、カスタードのバランスが抜群で、イチゴだけでなくキルシュの風味も見事に活かしていますね！

■キューブ ア ラ バニーユ（520円）★4.7
　お次はバニラ系をいってみましょう。
　バニラクリームをホワイトチョコレートムースでサンドし、土台にはヘーゼルナッツの構成の一品

　バニラとホワイトチョコムースのなめらかな食感に、
　バニラの上品な香りを感じた後、土台のヘーゼルナッツがアクセントになり、ナッツの香ばしさも味わえます。
　儚ない味わいから力強さへと変化していくお見事なケーキ。

■カフワ（520円）★4.5
　少し変化球でコーヒーを使ったケーキを買って見ました。
　タルトにアーモンド生地を焼きこみ、コーヒークリームを加えた一品。

　このコーヒークリームが絶妙で、コーヒーの風味と甘さのバランスが抜群。
　香ばしいコーヒーの風味を感じながらも、しっかりと甘さも味わえる満足感のあるケーキ。
　土台のタルトのザクザク感もコーヒーの風味とマッチしますね、

■プラリネ＆レモンのミルフォイユ（540円）★4.0
　お次は王道のミルフィーユ。
　ヘーゼルナッツプラリネとレモンクリームをサンドしたミルフィーユです。

　上の層はカスタードクリーム、下の層はレモンクリーム。
　パイ生地のザクっとした食感、プラリネ生地の香ばしさを味わいつつも、
　時折、レモンの酸味が顔を出し、全体をさっぱりと仕上げています。

　レモンの酸味も良いバランスで、全体を引き締めるギリギリのバランス。
　これ以上だと、酸っぱさが出てきてしまうかと思います。

■グレープフルーツ＆ピスタチオのタルト（280円）★4.0
　小ぶりですがお安いのでチョイスした一品。

　ピスタチオペーストを練りこんだ生地に、グレープフルーツを焼きこんだタルト。
　ピスタチオの風味を十分に感じられながらも、グレープフルーツの酸味も感じられ、
　お互いを引き立てあい、どちらかに偏ることなく、バランスの良い味わいに仕上げられています。
　これも美味しいですね。

■マロン＆カシスのサントノーレ（540円）★3.9
　これも外せないサントノーレ。
　カスタード入りプチシューを栗クリームで飾り、中にはカシスクリーム入りの一品。

　想像よりも、マロンとカシスは抑え目でした。
　カシスの優しい酸味に、ほんのりとマロンが香る優しい味わいのサントノーレ。
　控えめな味わいでありながら、どちらの味わいも感じさせてくれます。

■トワ・ダルザス（480円）★3.7
　アルザスのとんがり屋根をイメージした形のケーキ。ショコラ系も買って見ました。
　プラリネクリームをスポンジでサンドし、チョコでコーティングした一品。

　ウィスキーが香る生地にプラリネをサンド。
　チョコにふんわりと香るプラリネとウィスキーが味に変化を与えています。
　他のケーキに比べると大人しめのケーキでしたね。

■ガトーバスク（350円）★4.0
　焼き菓子も買ってみました。

　ほろほろとしなやかに崩れる生地に、アーモンドクリームが濃厚で美味しいです。
　うーむ。焼き菓子のかなりのものですね。

■百合根とベーコンのキッシュ（550円）★3.8
　キッシュも美味しそうだったのでチョイス。シェフのおすすめとのＰＯＰの一品。

　玉ねぎと百合根から甘味がたっぷりと感じられ、そこにグリュイエールチーズの塩味、コクが良く合います。
　キッシュも美味しいですね。
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マパテでその実力は分かっているつもりでしたが、改めて食べてみると、やはり美味しかった！
久しぶりに唸ってしまうほどのケーキ達でした。
遠いですが、また頑張って伺いたいお店がまたひとつ増えましたね～

お向かいの「ユウササゲ」と比べると、クラシックでこちらの方が甘さ控えめのため、食べ比べてみるのも面白いですね

また、私は取り置きをお願いして、3時頃に受け取りに戻りましたが、
どのケーキも十分に残っていたので、少し遅めの訪問でも、売り切れることはなさそうですよ。

さて、これで今年最後の投稿となります。私自身、食べログを通した出会いもあり、素敵な1年となりました。

私の稚拙なレビューにコメントを下さる方、マイレビュアー様、「いいね」を下さる方を含めた全ての方々へ、この場を借りてお礼申し上げます。
そして、来年も皆様が素敵なお店と出会えることを切に願っています。
来年も何卒よろしくお願い致します。m(_ _)m
それでは、良いお年を。

Camera：
　　Fujifilm X-T20
　　Fujifilm X70
Lens：
　　Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4

ここ東京において、私の中でスイーツ激戦区となりつつある千歳烏山。

今回はその中の一つ「ラ・ヴィエイユ・フランス」へ行ってきました。

店名の意味は、古き良きフランス。
正統派のフランス菓子の名店で、千歳烏山の中でも評価が高いお店ですね。
新宿伊勢丹に期間限定で出店していたので購入しました。

事前に出店の情報を掴んでいたので、
仕事が終わると同時にダッシュで伊勢丹へ向かい１８：３０頃に到着。

しか～し。。ショーケースはほとんどスカスカでした。。。　フレジエが最後の一個残っていたので何とかゲットできました。
なんでも15～16時くらいであらかたのものは売切れてしまったそうです。勤め人には辛いところですな～
やはり土日に行かないと厳しいかもですね～

以下を購入しました
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■フレジエ　★4.5
　甘さたっぷりのイチゴジュレ、カスタードクリーム。土台にはうっすらとチョコレート。
　イチゴの酸味の後に、まろやかで甘さたっぷりのカスタード、最後にチョコレートの甘さが来ます。
　最後にチョコレートというのが面白いですね～。
　カスタードクリームも私好みの甘さで美味しいです。オススメです。

■セイロン　★4.5
　オレンジ風味が香る、紅茶のクリームサンド、最後にうっすらチョコレートの層。
　オレンジの風味とクリームの甘さのバランスが絶妙です。
　そして、ほのかに香ってくる紅茶が良く合います。
　美味しいです。

■トロワショコラ　★4.0
　ミルクチョコ、ホワイトチョコ、ビターチョコレート、クランチの土台と
　チョコレート尽くしの贅沢な一品。
　サクサクとした食感と、それぞれの層のチョコレートが味わえます。
　また、ムースなので重くなく、非常にまろやかでペロリと食べれますね。

■モンブラン　★3.7
　マロンペースト、中に生クリーム、さらにその中にキャラメリゼしたメレンゲです。
　マロンペーストは甘さ控えめで、栗もそこまで主張せず、生クリームも控えめです。
　土台のタルトの間にカスタードクリームが甘さを主張します。

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見た目が地味なケーキが多かったですが、
全てのケーキのレベルが高く、私好みで買ったものにハズレがありませんでした。
皆さんの評価が高いのも頷けますね～

まだまだ食べたりないので実店舗に再訪確定です
「ラ・ヴィエイユ・フランス」でした。