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地元に馴染んだ老舗鰻屋。価格も良心的
連休最後の夜、初台のオペラシティのコンサートホールで催された、今年度のショパンコンクール優勝者リサイタルに出かけた。
今回の優勝者は、韓国の21歳のチョ・ソンジンと言う新鋭で、プログラムは当然ながらオールショパンで、しかもメインの曲は3日前ユンディ・リがサントリーホールで弾いてボロボロだったプレリュード全曲。
両者を聴き比べる意味でも、大いに興味を持って臨んだ。
開演前の食事のために選んだのは、こちらの鰻屋。
前回も値段の割には満足度が高かった記憶が有り、味の面でもちょうど今が旬であるため、足を運んでみた。
5時を少し回った時刻なので先客の姿は無かったが、予約の札が置かれているテーブルも有り、持ち帰りの注文も多く入っているようで、3~40分ほど時間が掛かると告げられた。
開演は7時なので十分間に合うため、前回と同じ「うな重 梅」を頼み、「ビール」を空けながらのんびり構えることにする。
お通しに「ブロッコリーのマヨネーズ掛け」が出されたが、これだけでは間がもたないだろうと「板わさ」をもらう。
厚めに切られた2切れに、練りワサビがちょこんと乗っただけだが、260円と言う値段からすれば納得。
運ばれたお重の蓋を開ければ、結構な大きさで身の厚みも有る鰻一尾半が、ほぼ表面を覆い尽くしている。
2,400円と言う値段からすれば、申し分のない景色である。
多少串を抜く際に身が崩れてしまっているが、それは柔らかい証拠。
表面はカリッと中はとろけるような舌触りは、江戸前鰻の醍醐味である。
ご飯の炊き具合、たれの加減も相変わらずで、すいすいと箸が進む。
今回は前回頼みそこなった「肝吸い」(200円)を付けたが、こちらは肝の他に鳴門・麩・椎茸などが入った具沢山。
塩加減がややきつかったのが残念。
休日の夕刻と言う事で、何時しか店内は満席。
この内容に照らせば、人気が有るのも当然である。
(新規に4枚の写真を追加掲載)
p.S. 当日の演奏について一言。
チョ・ソンジンは一貫して音色が硬質のため、もう少し柔和さが欲しい気もするが、一曲ごと実に丁寧に仕上げており、確かな構成力と見事なテクニックで概ね満足。
これからが楽しみな、伸び盛りの逸材と言える。
恣意的とも疑いたくなるほどの崩れを見せている、ユンディ・リとの差は歴然であった。
≪2014年10月のレビューの抜粋≫
日曜日に「オペラシティ」で催されたマチネに出かけた。
実際の開演は4時なのだが、その前の昼食に「初台」ではかねてより一度訪れてみたかった、こちらの鰻屋に立ち寄る。
場所は甲州街道の南側の商店街の中で、駅からはすぐのところ。
12時半過ぎの時刻のため、混んでいるのではと心配したが案外空いていた。
しかしこちらは小さな店ながら地下にも席が有り、予約して訪れた団体客が居る様子が窺える。
鰻の他にも刺身など面白そうな料理もいろいろと有るのだが、コンサートの前なのでゆっくりと昼酒と言う訳に行かないのが残念。
今回はすぐに「鰻重 梅」(2,400円)を頼み、酒は「瓶ビール」1本にとどめる。
お通しに「蓮根のきんぴら」の小皿がついた。
30分ほどして鰻重一式が運ばれて来た。
少し焦げ目は有るが箸を当てれば、表面はカリッと中はフワッとした触感が伝わって来る。
皮目も柔らかく、概ね丁寧な仕上がりと言える。
仕事はどの段階まで済ませているかは定かではなかったが、それほど混んではいない状況で登場までの時間を考えると、少なくとも`蒸し´から後は客の顔を見てからの仕事のようだ。
「たれ」は辛めのさっぱりとした味わいで、掛かる量も丁度良い。
ご飯は堅めの炊き加減で、最後の一粒まで美味しい。
添えられた椀物は「味噌汁」。
あまり考えることなく注文してしまい、そのメニューもすぐに下げられてしまったため良く確認しなかったが、こちらでは「肝焼き」を出しているので原則として鰻重に付くのは「味噌椀」で、200円プラスすれば「肝吸い」となるシステムのようだ。
味噌汁の具は豆腐とわかめと言う、スタンダードなもの。
しかしこの味噌汁は、決して鰻の味を邪魔することなく、出汁の薫り高く控えめな味加減はなかなか良かった。
「お新香」は自家製の白菜漬けと大根と胡瓜の糠漬けで、家庭的な味わい。
全体的に真摯な仕事振りが感じられ、昨今の鰻事情からすれば値段は極めて良心的。
接客も家族主体のようで、穏やかな応対振りは好印象。
店構えは町場の食堂風で、高級感は無い。
内装や椅子・テーブルもちょっと草臥れているが不潔感は無く、その分値段が抑えられていると思えば何ら不都合はない。
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蓼喰人
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店名 |
うなぎ赤垣(あかがき)
|
---|---|
ジャンル | うなぎ |
予約・ お問い合わせ |
03-3370-2763 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
京王新線初台駅中央改札南口徒歩1分 初台駅から122m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
¥3,000~¥3,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
48席 (1Fのテーブル:20席、地下の座敷:28席) |
---|---|
個室 |
有 (10~20人可) 地下の座敷は個室としても利用可能 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
備考 |
夏場は一週間前電話予約。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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10月末の土曜日「日本音楽コンクール」のピアノ部門の本選が催される、初台のオペラシティコンサートホールに出掛ける。
この日の開演は半端な時刻の16時で、終演も18時半ごろだった。
通常のコンサートのほとんどが19時開演のため、夕食時と重なるのが困りものなのだが、今回はその後で食事をして帰るには丁度良い。
オペラシティの建物内にも初台駅の近所にも飲食店は多いが、久々に「赤垣」の鰻が食べたくなった。
週末のこの時刻に予約なしでは無理かなとダメ元で行ってみると、混み合うほどでは無かったのはちょっと意外。
お運びの女の子に温かく迎え入れられ、4人掛けのテーブルの1つに通される。
入るなり'お出しするまで40分ほど掛かりますが宜しいでしょうか'と言われたが、それは百も承知。
一杯やりながらゆっくり焼き上がりを待つのが、蒸しの工程が加わる江戸前鰻屋ならではの古よりの習わしである。
まずはビール(サッポロ黒ラベル)をもらう。
鰻重は折角なので「特上」を注文しておく。
つまみは「肝焼き」は出来るかと訊くと、今捌いている最中なので串一本分取れるかどうか分からないとのこと。
こちらは鰻重には特別に頼まないと「肝吸い」は付かず味噌汁となるため、他の方の注文の如何によっては肝焼きにありつけるわけで、ここにもいちいち注文が入ってから捌き始める真摯な姿勢が表れている。
とりあえず「くらげうに」をもらう。
出来合いのものだが、ほど良い食感と味加減でなかなか美味しい。
程なく'肝焼きがお出しできます'と告げられ、もちろんお願いする。
それほど待つことなく登場した串には、3尾分の肝が刺されて香ばしく焼かれている。
早速頬張ると嫌な苦みや臭いなどが全くなく、肝は味が深く腸管の部分はプリッとした食感で、やはり捌き立ては違うなと思う。
ビールは早々に無くなり酒を追加。
メニューに載る日本酒は程よい品揃えだが、裏面はワインリストになっておりそのラインナップに驚く。
ご主人の趣味の延長なのか20種近くが並んでおり、確かに鰻に赤ワインは合うものの、果たして1本15,000円のダヴィド・デュバンが出るのかは大いに気になるところ。
私が実際に選んだのは「上喜元 特別純米」。
注文が入るとご主人自ら、客の前でガラスの徳利に注いでくれる。
すっきりとした味わいが、「肝焼き」や「くらげうに」に良く合った。
酒が尽きかけた頃、タイミングよく鰻重が登場。
吸い物は「肝吸い」になっている。
実は注文の際に味噌汁を肝吸いに変えてもらうように頼んだが、「肝焼き」に回されたため「肝吸い」は付けられないとのことだった。
途中で'お一人分の肝が確保できました'の言葉があり、喜んでそうしてもらった次第。
さて鰻重の蓋を開ける瞬間は、毎回心浮き立つものである。
芳しい香りとともに目の当たりにした景色は、まずまずの大きさの一尾分が表面を覆い尽くしており、3,200円の値段にしては申し分ない。
多少の焼き斑は見られるが、反り返った身に躍動感があり実に美味そう。
表面はカリっとしているが箸を差し込むとすんなりと入り、蕩けるまでの柔らかさは無いが身と皮が一体化した優れた仕事である。
たれは甘さ控えめで、その分鰻の美味さが端的に伝わる。
ご飯の硬めの炊き上がりも好ましく、たれの掛け具合も適量。
肝吸いは肝のほかに鳴門・椎茸・三つ葉が入り、吸い地の加減も強めだが決して悪くない。
お新香は自家製と思われる胡瓜・大根・白菜の糠漬けで、家庭的な味わいが好ましい。
美味い鰻を食べたという思いが強く残る。
やはり捌き立てを料理すると一味違うことを実感。
焼き上がりを一杯やりながら待つ時間も気分を高めるには丁度良く、これは江戸前鰻ならではの楽しさである。
お勘定は外税ながら6,000円弱で、充実した内容からすれば申し訳ないような安さ。
こちらはこの辺りでは随一の人気鰻屋だが、雰囲気も接客ぶりもいたって庶民的。
昔ながらの食堂のように高い所にテレビが置かれ、普通に番組が流されている。
鰻重の器も特上を頼んでも、蓋に蒔絵風の装飾など施されていない素っ気無い年代物。
しかしそこがこちらの持ち味で、高級店のような気取ったところが無く、気さくな接客ぶりと良心的な価格が維持されているのは有り難い。
これからも時々寄りたい名店である。