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食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店
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タケマシュラン
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7th Moon Club(北谷町 / カフェ、ステーキ、ダイニングバー)
店名 |
龍口酒家 本店(ロンコウチュウチャ)
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受賞・選出歴 |
中国料理 百名店 2023 選出店
食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店
中国料理 百名店 2021 選出店
食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 中華料理、飲茶・点心 |
予約・ お問い合わせ |
050-5869-0597 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
京王新線 幡ヶ谷駅より 徒歩10秒 (駅から直結のビル内) 幡ケ谷駅から69m |
営業時間 |
|
予算 |
¥6,000~¥7,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T4011002033735 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
席数 |
36席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | ワインあり |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、健康・美容メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト |
公式アカウント | |
オープン日 |
1998年5月2日 このお店はリニューアルしました。※リニューアル前の情報は最新のものとは異なります。 |
電話番号 |
03-5388-8178 |
備考 |
R6.3月6日よりハチペイ |
初投稿者 |
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幡ケ谷直結の「幡ヶ谷ゴールデンセンター」という趣深い飲食店街にある、創業1983年の老舗です。
60席以上はある広い店内。テーブル間隔にゆとりがあって、カジュアルな内装ながら落ち着いた雰囲気です。我々は個室風の一画をご用意頂けました。
石橋幸シェフは皇帝の為の薬膳料理「皇膳料理」を提案し、料理のメニューは無く全ておまかせで「ストップ」の声が出続けるという関西の串揚げ屋形式です。「8月〇~〇日は雲南へ研修へ行くので休業です」との張り紙に気持ちが高ぶりました。
前菜盛り合わせ、酸味のきいたキュウリ、トマト、ミョウガに味の良く沁みたタコ。極太のクラゲ。骨付きの大山鶏ローストに霧島豚のチャーシュー。この時点で確信しました。このお店は本物です。投げやりな点やどぎつさは一切なく、どの料理も優しくしみじみとした味覚に満ちています。
インゲンマメ的な野菜(?)の炒め物。塩味主体のあっさりとした味覚であり、アクセントに加えられた豆の風味と絶妙にマッチ。
アスパラと水ダコの炒め物。アスパラの青い味がとにかく強くフレッシュ。水ダコのグニグニとした食感は食べる楽しみを与えてくれ、唐辛子の刃のようにピリっとした瞬間に背筋が伸びる。
焼売。肉よりも肉が詰まっているかのようなジューシーな1皿。脂の甘さと旨味が肉の繊維に入り込み、料理っていいなと感じる瞬間です。
万願寺唐辛子と豚肉の炒め物。品がよく清々しい味覚の万願寺唐辛子と主張しない肉の味わいがバランスよく同居しています。調味はごくごく薄く、素材の味が活きた一皿。
サービスでお出し頂けたスープ。表面はピカピカと輝き器の奥底まで見える程澄んだスープなのですが、何とも複雑で奥行きのある味わいです。薬膳な何かたたっぷりと煮込まれ丁寧に濾された1杯でした。
白ゴーヤと牛肉。年に10回は沖縄に行く私ですが、白ゴーヤという食材の存在を初めて知りました。一般的なゴーヤよりも苦味が抑えられており、牛肉の臭みを消し旨味を引き出す名脇役となっています。
エビチリ。一般的なものよりも酸味が抑えられ旨味が強いスタイルです。下に敷かれたゴマの香ばしさとネギの爽やかさが混然一体となり、スパイスの複雑な風味がややこしい味わいを奏でます。
中華料理の頂上とも言うべき素材の競演、フカヒレと金華ハム。ハムの塩味も旨味も濃厚で、キラキラと輝くフカヒレに奥行きのある風味を添加します。量もケチケチしておらず、今おれはフカヒレを食べているとしっかり認識できるほどの気前の良いポーション。
スズキを揚げたもの。軽やかに揚げられた白身魚にハッキリとした酸味のソースがよく絡み、満腹に近いながらもスルスルと胃袋に収まっていく。
金時草(キンジソウ、スイゼンジナ)の炒め物。金沢や沖縄でよく用いられる食材であり、ヌルっとした舌ざわりに濃い緑の味わい。まさに健康といった味覚です。
ここで「もう閉店時間が近くなってきた」とのことで、こちらからストップをかける前に閉幕。我々の勝利である(何が)。〆の食事はチャーハンか麺かをチョイスできるということだったので、両方を選びました。
チャーシューのチャーハン。ごくごくシンプルな炒飯なのですが不思議と旨い。玉子やチャーシューという具材はもちろん美味しいのですが、何とも米が美味しく感じました。この段階でこの量をスルっと食べ切るあたり、相当なレベルの高さです。
スペシャリテの里麺(リーメン)。細麺で凝縮感のある麺にクロレラが練り込まれており、妖艶で美しい色合いに仕上がっています。香りのよい油がたっぷりとまぶされており、チャーシューの旨味で全体の味を調える。まさにペロリという形容が適切な食べっぷりで完食。
そこそこ飲んで死ぬほど食べてひとりあたらい9千円弱。なんなんだこの費用対効果の高さは。また、これだけ食べても医食同源もかくやと思わせるキレイな味わいな料理ばかりであり罪悪感など微塵も感じません。翌朝は未だ満腹であったものの胃もたれや胸やけとは無縁であり、幸せに満ち満ちた中華料理でした。
今年は5回も香港に訪れそれなりに中華料理は食べ込んできましたが、ここまで心に残るお店は中々ありません。スーパーオススメです。大食いのお友達とワイワイ楽しみに行きましょう。
■写真付きのブログはコチラ→ https://www.takemachelin.com/2019/08/chinahouse.html