ニクまつり！ : 肉屋 カーニバル

昨日再訪。
4人で訪問。
またしても飲みほうだい付のラムのコース

構成は同じだが、シャルキュトリーの内容やサラダが変わっていた。

ローストビーフ、パテカン、リエット、ポークハム、レバー
リエットはけっこう柔らかくてふわっとしている。

相変わらずワインがすすむ。

名物パクチーサラダ
今回はズッキーニを薄くスライスしたものやシーアスパラガスが入っていて
そのしゃきしゃきしてる触感と塩味が口腔に広がる様が面白い。

そしてお待ちかねのラム。
今回は塊で登場。
息をのむ美しさ。
目の前でカットしてくれるパフォーマンスも素敵だ。

ピンクのダソメソに身悶えながらほうばる。

〆はニクパスタ。
これもパクチーモリモリで圧巻。

デザートは桜の入ったチーズケーキ。
春の装いを味わえた。

食べてる途中に写真を見て途中参加してくれた友達のおかげで
なんと、ロバも注文できた。

ロバ。
始めた食べたけど、牛ぽかった。
馬ではなく、けっこう脂身もあり。
ロバ美味しかった。


今回も大満足の夜でした。


以下は2016年1月初回訪問時

下北に美味しいニク料理のお店があると聞いて友達と行ってみた。

下北に下りるのは10数年振りなこともあるのだが、兎に角駅が様変わりし過ぎていてびっくりした。
千代田線経由のオバＱ線で行ったのだが、ホームが地下に下りたようで、出口にたどり着くまで何回エスカレーターやら階段登るのかと まるで新御茶ノ水か東京駅の横須賀線乗り換えのエスカレーターかと見間違う程の深さであった。
出口まで5分はかかる遠路はるばる（笑）巡って地上に降り立った。
南口改札からは3分もかからない距離なので改札を出てからは近い。


入り口に豚の頭が案山子のように立っている。
ニクが食べられるぞ！というイメージを存分に発信している。

路地の奥に入り口があるので地図の建物の差す位置からは少し奥まっている。
豚の案山子がなければ入り口がわかりずらいので注意だ。

階段を上って二階にお店がある。


ウッディな店内に野菜の絵があったり、金で塗装された骨や髑髏などが並ぶちょっと変わった内装。

向かって左側は長いカウンターテーブル。
右はハイテーブルのテーブル席だ。
ちょっと遅刻して行った20時だったのだが、最初は人もまばらであった。
下北という場所柄も影響してか、二十代前半の若者やどうみても学生としか見えないお兄ちゃんたちが後から入って来て、
想像はしていたがそれを上回る若者の客層に驚いた。

さて、お料理はニクをがっつりと食べるニクのコース。塊ラムチョップとパクチーずくしのコースワイン飲み放題付きの5000円。
最初に別でビールを頼んだ。

メニューは
シャルキュトリー 鹿のテリーヌとスモークパストラミビーフ
パクチーこれでもかともりもりのサラダ
ラムチョップ
締めはストロッツアプレティ
そして、ニクのアイスなどのデザート
だ。

鹿のテリーヌは驚くほど臭みがなく、食べやすくさらに肉肉しい。
スモークパストラミビーフは程よい柔らかさもあっていい。
ピンクペッパーで茶色一色になりがちなプレートを鮮やかに彩っている。

パクチーサラダはマァ、モッコリなもりもり具合で、ぱっと見葉物だけのサラダと思いきや、その下にトマトや肉が隠れていてその和えられているドレッシングと上のもりもりのパクチーをトングでまぜまぜして食べるという パフォーマンス的な要素もいい。


こんな沢山だと、野菜だけでお腹いっぱいになっちゃうじゃない？！と当初思ったのだが
ドレッシングと和えることでしんなりしてそれほどパンパンにならないのもいい。

いよいよメイン
ニクの登場だ。

見てくれ、この見事なピンク色のダソメソを！
絶妙な温度帯で熱いというより温かいというレベルなのだが
まったく生っぽさがなくそして柔らかくてジューシーだ。
味付け用のオニオンのグレービーソースや塩、マスタード、甘めのソースなどが出てくるのだが
素材の良さと下処理、そして絶妙な焼き加減で
もはや塩でさえいらない。
ブラックペッパー好きなのでお願いしたら
その場で挽いたブラックペッパーを出してくれた。
正直、ブラックだけで充分だ。

最初はおしとやかにナイフとフォークでこちょこちょやっていたのだが、そのうち堪えられなくなって豪快にギャートルズで行ったw

ありえないクオリティで食べ終わったあともぼーぜんとしていた。

申し訳ないが、二十代前半と思しき若者や大学生に、このニクのクオリティを正しく理解してもらっているとは、到底思えない。
はっきり言って、出す場所を間違えている。

ワイン飲み放題のワインもたぶんハウスワインと思われるのだが、飲み放題だからといって安かろうそれなり のレベルではなく
きちんと堪能できるレベルのワインであった。

我々は飲兵衛なので3人で都合2本半開けてしまい、正直これじゃあ採算とれるのか？と心配するくらいだ。

久しぶりに痺れる美味いニクを喰らえた。

さらに、締めはストロッツアプレティ何種類かのチーズで味付けされている。
手でひねったそのパスタはちょっと長さがばらばらで クリームやチーズ系のパスタの場合もう少しショートで食べやすくした方がいいのでは？とおもった。
あと、（個人的に私は塩味が強すぎる味付けが苦手なのがあるが）ニクをあれだけがっつりと食べた後の味付けにしては濃すぎる。

折角のニクの至福の印象が薄れてしまうように感じた。

もしくは、パスタの量を少なくするなどの考慮もあっていいかもしれない。

最後のデザートは
ニクのアイス。
ニク尽くしで揃えたい気持ちもわかるが
イマイチ まったりしていて良さがわからなかった。最も、私は甘い物が苦手で殆どデザートは食べない質なのでデザートについては参考にならないが。


全体的な印象が物凄くよかった。
兎に角、お肉の質が良いのとシェフの腕が素晴らしい。
まだ28歳とは思えない。恐るべし。


あと2〜3000円上がっていいからもっと近くにあれば月1か2は通うのに〜。
と、思えるお店だった。

さらなる成長に期待。