鮨通に愛される、在るべき姿の鮨店 : 小笹寿し

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小笹寿し

(小笹寿司 小笹すし こざさすし)
  • 料理・味 3.61
  • サービス 3.55
  • 雰囲気 3.54
  • CP 3.71
  • 酒・ドリンク 3.26
  • 行った 304人
  • 行きたい 2352人

評価分布

予算:

夜の予算 ¥10,000~¥14,999

昼の予算 ¥8,000~¥9,999

定休日
水曜日

この口コミは、辣油は飲み物さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

辣油は飲み物

辣油は飲み物(2423)さんの口コミ[携帯電話番号認証済]男性・東京都

1

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999
1回目

2016/03訪問

  • dinner:4.3

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク -
    使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999

鮨通に愛される、在るべき姿の鮨店

昨年11月下旬に訪問した粋な鮨店。
予約不可、お好みのみと言う鮨好きとしてはグッと来るスタイルのお店で、
記憶に残る味わいでしたので、この度、季節を変えて再訪しました。
気合を入れて平日の16時半に伺いましたが、既に先客2名。
その後も続々と訪問され、開店17時の段階でカウンターは満席。
しかも、他は全員常連さん。
前回は17時でもカウンターに空きがありましたが、日によって違う模様。
なので、訪問される場合は、16時半頃に伺うか、
18時半〜19時頃に下北沢駅から電話確認するのが確度が高いかと思います。

たくさんある種札を眺め、迷いながら13貫を頂きました。
なお、この度はほぼ全て1枚撮りなので、クオリティにブレがあり恐縮です。

真鯛
前回も印象的な旨味だったが、やはり素晴らしく濃厚な旨味。
肉厚な切り付けで歯応えもしっかりしているのに、歯切れやシャリとの一体感は高い。
コク、余韻も申し分なく、正直なところ他の高級店で頂くよりも数段旨いです(キッパリ)。


これもまた鮮烈な旨味だが、鯛よりもあっさり、キリッとしている。
こうして、お好みで白身魚の旨味や香りの違いを楽しめるお店は素晴らしい。

潮汁
前回は縞鯵を用いておられたが、この度は真鯛。やはり旨い潮汁。

針魚
素晴らしい〆加減。
旨味を凝縮しており、ぷりっとした身を噛みしめると香りと甘みが充満する。


肉厚で旨味がしっかりとある鯵。
葱と生姜を叩いたこちら発祥の付け合せ調味料が鯵の輪郭を強調。

小鰭
心なし、前回よりもソフトな〆具合に感じ、身を噛みしめるとじゅわっと旨味が滲む。
身には酢を浸透させており、清々しい味わい。


女房を質に入れても食いたい初鰹。
爽やかな酸味はこの時期の鰹特有。
江戸ッ子の見栄は正直分かりませんが、戻り鰹とは異なる魅力があるのは確か。

トリ貝
小さめだが甘みと香りは十分ある。
良い目利きで仕入れておられるのが分かる。

ミル貝
芳醇な甘みが印象深く、特有の香りもクドくない。

海老
クラシカルな鮨店では珍しい茹で上げ。
前回同様に肉厚な車海老を使用されており、満足度が高い。
頂いた後に供される炙った海老の頭は日本酒に合う。

小柱軍艦
噛みしめて、びっくり!
なんと三ツ葉を挟んでおり、爽快爽快。
サッと湯をくぐらせている三ツ葉なので食感も問題無く合致。


蛤は「煮蛤」と言われるがこれは通称で、
実は煮た後に漬け汁で寝かす「漬け込み」が正しい。
最初の火入れと漬け汁の塩梅、煮ツメの旨味で味が決まるが、
こちらはバランスが取れており腑に落ちる味わいの蛤。

煮烏賊
硬過ぎず柔らか過ぎず、安定感のある火入れ。
煮烏賊も出すお店が少なくなっているが、古典的な仕事して楽しんで欲しい。

穴子
こちらの穴子は、美味い。
小ぶりな穴子(メソっ子)なのに旨味をしっかりと立たせており、これぞ仕事!
柔らかに煮た穴子を強めに炙っているところが魅力的。
紛れも無くここでしか頂けない穴子だと思う。
前回は煮ツメの量が多く味が濃く感じたが、今回は丁度良い塩梅で、
同行者ともども笑顔になった。

干瓢巻き
これもオススメです。

玉子
媚びるところの無い実直な味わいで、やはり〆に頂きたくなる。

以上に加えてお酒も飲んで12,000円を切ってきます。
タネのクオリティ、仕事の精度、CPを考慮すると、やはり稀有なお店です。
鮨好きのために残された数少ない楽園と言えるでしょう。
やっぱり、ふらりと伺えてお好みで美味しい鮨を頂けるのは幸せだなァ…

本記事は下記のブログをベースに投稿しております。
http://edomae-sushi.hatenablog.com/


【2015年11月】
小笹寿しは多くの鮨通に長年愛されているお店。
「名人」と謳われた岡田周三氏の後を継ぎ、
現在は西川勉氏が暖簾を守っておられます。
こちらは元々は戦後に創業された「銀座小笹寿し」の流れを汲んでおり、
伝統的な江戸前仕事を楽しむ事が出来ます。
その仕事は、岡田氏の頃から通っている方々をして、
「全く風化していない」と評されております。
こちらは予約を受け付けておらず、「お任せ」は無く「お好み」のみ。
これこそ正に在るべき姿の鮨店だと感じます。
「お任せ」と言うシステムは確かにお店側のロスを防ぐ事が出来て、
親方の描くストーリーを余すところ無く楽しむ事が出来る反面、
鮨を食す側の楽しみや職人の成長を奪いかねない両刃の剣。
全て食すに値しない(ストーリー性が弱い)職人の「お任せ」がまかり通ったり、
人気に乗じて価格を釣り上げるお店も少なくない。
「お任せ」の弊害について分かり易く言うと、
味の濃いタネを連発した後に淡い味のタネを立て続けに出したり(逆も真なり)、
鮪がそんなに上質でないのに赤身、中トロ、大トロと出して高額を付けたり。
お好みであれば自分の好きな順に頼んでストーリーを構成したり、
赤身を頂いて「鮪は弱いので他にしよう」と方向修正出来ます。
「お任せ」が当たり前となり、鮨店で食べ手が機械的に「お任せ」を頼む風潮には辟易する次第です。
酒に流れ「お任せ」に迎合するは極めて安易。

閑話休題。
鮨店のシステムの話ばかりになってしまいましたが、
こちらで頂ける鮨は費用対満足度が実に高い。
次代に流されず、通人に愛されてきた為であると感じます。
このようなお店に出会えるのは、鮨好きとしては無二の感動を覚える。

シャリは米酢の酸味が軽く立ち、粘度もあり、温度は少し低め。
当世流行りのシャリとは全く異なるものの、ほどけ加減とタネとの調和は実に良い。
その理由は明白。
握りの腕によってシャリに精彩を与えている。
握りの所作は淀み無く、手数少なく、左手の親指を強く利かす。
シャリは「扇の地紙型」に形成され、大ぶりなタネをも悠々と背負う。

鮃(ヒラメ)
生で肉厚な切り付けなのに、旨味、甘みが濃厚。

真鯛
これも肉厚でびっくりしたが、香りと甘みが極めて強く、
噛みしめるごとに旨味がシャリと調和する。
鯛は皮の扱い方にお店の実力を如実に表す。
そして、白身魚は熟成に傾倒し過ぎず食感を活かして頂きたいもの。

縞鯵
こちらも皮下の甘みと香りを活かした切り付け。
白身魚を頂き感じましたが、ご主人の包丁は豪胆に見えて繊細です。

墨烏賊
時期にしては比較的穏やかな反発(食感)。


聞く所によると、葱と生姜を叩いた付け合せは岡田周三氏が考案したもの。
今でこそ一般的になっておりますが、鯵との相性は抜群です。
そして、相性以上にこちらの配合は素晴らしい。
葱の爽やかな香りが走り、生姜がキリッと引き締める。
香りと脂の強い光物の魅力が向上する。


若手のお店と比較するとやや強めの〆加減。
鯖の脂の旨味を凝縮しており、印象深い。

赤貝
ピンではないですが中々。

煮烏賊、鮑、蛤を頼んだところ、なんと三種盛りに!笑
煮烏賊は硬過ぎず柔らか過ぎず個性を感じさせる火入れ。
幸鮓弁天山美家古寿司の中間くらいでしょうか。
煮烏賊だけでなく、蛤の火入れも絶妙で微かな柚子皮が嫌味なく合う。

穴子
こちらの酒肴のスペシャリテに【雉焼き】というものがあり、
じっくりと火を入れて提供されるそうですが、握りの穴子は煮たもの。
【雉焼き】と比べると軽い炙り加減のようですが、
煮穴子としては比較的しっかりと焼かれており、山椒が掛かっているところが個性的。
西の人間としては穴子の焼き加減は中々魅力的でしたが、
煮ツメの「しょっぱさ」が少々気になりました。
煮ツメの根幹とも言えるコクを醤油の塩梅がやや凌駕。
量が多いのが要因ですが、下味だけでも十分美味しいように感じます。

針魚
生に非常に近い針魚。
冷蔵庫の温度なのが気になりました。

小鰭
塩よりは酢を立たせ、柔らかに仕上げており、鯖よりも軽めの〆加減。
長年受け継がれてきた重みを感じさせる仕事です。

鮪赤身

車海老
老舗にしては珍しく茹で上げ。
非常に肉厚な為か強めに火を入れております。

海老の頭炙り

干瓢巻き
甘みがあり、醤油もしっかり利かせた干瓢。

玉子
じっくり焼かれた玉子で、三回に分けて焼いているところが特徴。
砂糖と味醂を用い、懐かしい甘みの玉子です。
ちなみに、玉子に関しては、すし処ととやのものが現状ベストです。


忘れてはならないのが、こちらの潮汁。

訪問時は縞鯵を使用されており、濃厚な旨味と適切な塩分が印象に深く残る。
以上、15貫に巻物1本、玉子、椀、日本酒1合を頂いて約12,000円。
いやはや、圧巻のコストパフォーマンスです。
ストイックな空気が流れているお店ですが、
緊張感を心地良いと感じられる鮨好きにとっては、
鮨に向き合える素晴らしい鮨店なのではないかと思います。
通な方に愛されている理由を身を以て感じた次第です。

本記事は下記のブログをベースに投稿しております。
http://edomae-sushi.hatenablog.com/

  • 小鰭

  • 穴子

  • 小鰭

  • 鮑、煮烏賊、蛤

  • 穴子

  • 干瓢巻き

  • 玉子

  • 潮汁

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店舗基本情報

店名 小笹寿し (小笹寿司 小笹すし こざさすし)
ジャンル 寿司
お問い合わせ

03-3413-0488

予約可否

予約不可

住所

東京都世田谷区代沢3-7-10

交通手段

下北沢駅から648m

営業時間

[月~土]
17:00~21:00入店まで
[日・祝]
12:00~魚がなくなったらおわり

日曜営業

定休日

水曜日

予算(口コミ集計)
[夜]¥10,000~¥14,999 [昼]¥8,000~¥9,999

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支払い方法

カード不可

席・設備

個室

禁煙・喫煙 分煙

カウンター禁煙、テーブル席喫煙可

駐車場

空間・設備

カウンター席あり

携帯電話

docomo

メニュー

ドリンク

日本酒あり

特徴・関連情報

利用シーン

一人で入りやすい 知人・友人と

こんな時によく使われます。

サービス

テイクアウト

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