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生ハムのアーキテクト
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店名 |
ピアッティ(PIATTI)
|
---|---|
ジャンル | その他、惣菜・デリ |
お問い合わせ |
03-3468-6542 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
井の頭線「駒場東大前」駅より徒歩13分 代々木上原駅から563m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB) 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 コインパーキング「タイムズ駒場公園」など |
利用シーン |
|
---|---|
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
オープン日 |
2009年 |
備考 |
イタリア食材厳選のお店 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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店の前を車で何度か通りかかり、なぜこんな場所に食材屋さんがあるのだろうと気になっていたが、何回目かに店内に入って、それ以来足繁く通うようになった。
生ハムが主力商品といえるだろう。パルマ、サンダニエーレ、ノルチャなど産地別、熟成期間別に何種類かを常にラインナップしている。店主は生ハムの特徴や産地の様子、ハムから骨を抜き縫い合わせる方法を現地で学んだこと、いかにスライスが味に影響を及ぼすかなど、いろいろなことを熱心に語ってくれる。パルミジャーノレッジャーノを小割にする公認の資格(技術検定?)を持っている数少ない日本人でもいらっしゃるとのこと。私は当然、この人は「調理の世界から入って、食材の輸入商になった」もしくは、「食材などを扱う商社から独立した」などの経歴の方だと思っていた。ところが、驚いたことに店主の前職は構造設計を専門とする建築士とのこと。どうやらゼネコンにお勤めだったらしい。なぜこの世界に飛び込まれたのかお聞きしたが、30代の頃、どうしてもイタリアに行きたくなったことが始まりだったらしい。この辺はライターの方が是非ともインタビュー記事を書いていただきたいぐらいだが、あまりにも驚きの転身である。
生ハムは農産物であるがゆえに、産地別のプロフィールは傾向に留まる。それ以上に肉の個体差や製造過程の天候などの状況により、味わいが異なる。外国の農産物はワインに顕著だが、このような時々の出来栄えの違いも楽しむものだ。日本は均質な品質管理を求める傾向にあると思うが、この楽しみを表す適切な言葉もある。「一期一会」である。生ハムとはそういう商品であると教えてもらった。
この店では切りたてのハムをその場で試食させてくれるが、パルマでもフレッシュな香りのするもの、サンダニエーレでも熟成した芳香を強く漂わすものなど、千差万別である。また、この素晴らしい香りは切りたてならでは。生ハムは切り始めてから消費し尽くすまで酸化が進む。したがって、その店で日々どれだけの量が捌けるかは味に大きく影響するそうだ。ピアッティが生ハムで有名になり、扱い量が増えるほど味が向上するという仕組みだ。もっとも、現在でも繁忙期に店主は一日中ハムをスライスし続けている状態だそうで、これ以上繁盛すれば弟子を雇うようかもしれない。
不思議なめぐりあわせで食材を商うようになった店主のこだわりは、自分の力で人生を切り開いてきた努力と自信に裏打ちされている。これが一味違うと感じさせる所以だと思う。