マルコのマルコ : マルコ

マルコはマルコでも新丸子ではないよ。
下丸子だよ！
(´= ϖ =`)ﾉ ｺｺ、ｼｹﾝﾆﾃﾞﾙｶﾗ!

以前、美味しんぼの話で、カップルが東横線新丸子と目蒲線(現多摩川線)下丸子の待ち合わせミスから十年以上すれ違い続けたというエピソードがあった(詳細は漫画「美味しんぼ」36巻第2話「柚餅子の縁」)

まぁそんな駄ネタは置いといて、東急多摩川線下丸子駅から徒歩２分ほどで当店に到着する好立地にある当店へ初訪。
当店の存在は大田区在住の友人より、恐らく多摩川線界隈で唯一の釜焼きピッツァを味わえる町イタリアンがあると聞いて、なら行ってみようかということに(位置付けはトラットリア)

総評としてはどの品も普通に美味い、期待し過ぎずに気軽にピッツァをはじめとした料理を外さないで戴ける店。
あとは其々の単品で、個人の好みや味覚で刺さるか刺さらないか。

先ずは生ビールで喉を潤しつつ、野菜中心につまみをチョイス。
魚はアジを食べたかったのだが、この日は切れていたので未食。

◉にんにくブロッコリー
アーリオオーリオで和えた冷製ブロッコリー。温製ソテーを想定していたのでちょい意外。
味付けは普通に美味いが、ブロッコリーの茹で加減が少しだが柔目な仕上がり。
これは好みなので仕方ない点ではあるが、当方はコリッと仕上げた固茹でが好きなので当方の嗜好からはやや外れる。
塩分は丁度良かった。

◉パルマ産生ハムとルッコラ、マッシュルームのサラダ
生ハム、ルッコラ、マッシュルームは普通の味わい。
しかし、ドレッシングでかなりビネガーが利いていて、こちらは当方の好みにドンピシャ。
この酸っぱさは以前綱島に在ったトラットリアバラティエのサラダの酸っぱさに迫る勢い！
これ、凄く口内がサッパリして油物を食べた後の口直しに最適。

◉自家製ボイルソーセージ"サルシッチャ"
太めで食べ応えのあるサイズ感。
皮がブリブリで、備え付けのナイフでは中々歯が入らなくて難儀したので、ここはカトラリー見直しが必要。
サルシッチャは素材の豚からの臭みは無く普通にいけるが、数回咀嚼していくと段々と口内の水分が無くなっていくのが気になった。ボイルの調理法がいけないのか、素材力が起因しているのかは知らないが…
サルシッチャって噛むとジュワッと溢れる肉汁が信条と思っているのは超力だけか？

頃合いでパスタを一品注文。
しかし注文違いでオルトラーナ(パプリカ、茄子、ズッキーニの濃厚トマトソース)が来ちゃったのだが、作り直すのも大変だろうということと、値段も変わらないので受け入れた。
味は普通に美味い。
パスタの茹で加減はアルデンテよりやや柔だが悪くなかった。

良い感じにお腹もととのってきたので〆のピッツァを注文。

当店はローマ風の薄生地ピッツァとのことで楽しみにしていた。

◉マルゲリータ
やはり初訪のピッツァはマルゲでしょう。
見た目の感想は、モッツァレラ少なくない？
薄生地のためピッツァはカットされずにそのまま提供されるため、客でローラー入れて適度にカット。
合う合わないは別として、ここまでの薄皮ピッツァは当方は食べたことが無いので凄い新鮮な感覚。
スーパークリスピーでとても軽い食感。
生地からマキの香りはしてこなかったので、石窯ではあるが熱源はガスの様だ。

トマトソースはシンプルで普通。
フレッシュプチトマトが良い働きをしていたね。
モッツァレラは量が少ないため殆ど溶けてしまっていて存在感を味わえなかった。
悪くは無いけど、普通に美味い。
ボリューム感は皆無。

◉ クロトロフォルマッジ
あまりにも食べた感が湧かなかったマルゲだったので、もう一枚いってみようと言う事に。
となれば次はチーズベースで違いを愉しむ。

感想としては今日一の美味さで本日初めて普通を超えた（笑）
４種複合チーズの濃厚さと超薄皮の軽いクリスピー生地が絶妙にマリアージュ。
皮の軽さが奏功して具材の重厚な味わいを受けてしつこさを感じさせない印象深い味わいを醸している。
これには味にうるさい友人も当方と同じ感想で高評価。
これだけなら3.8クラスの味わい。

こちらは昼夜ともクレジットカード、電子マネーは使用出来ないので余裕をもって現金を持参すること。
それでも単品で2,000円未満のメニュー構成なので良心的な価格設定だと思う。
あとは飲み過ぎない様にすればそこそこのコストパフォーマンスを発揮するだろう。

味、店の雰囲気、サービスを含めて大体3.3くらいか。
地元応援点として0.1を加算して3.4としたい。