2021年最終観戦のあとも秀（旗の台）へ : 広島流お好み焼き 秀

今日は今年最後のDeNA戦観戦。
雨で試合開始が一時間遅れ、気温は13度、ハマ風のせいで体感温度はもっと低く感じる。
首位ヤクルト相手に途中まで競ったいい試合だったが、
夕食の店の予約を18時半にしていたことと寒さに耐えきれなくなってきたことで、
7回裏のDeNAの攻撃が終わったところで球場を後にし、日本大通り駅へ。
向かうは「広島風お好み焼き 秀」。
振り返ればくしくも今年最初のDeNA戦観戦のあとにもこの店に行っているのだ。

18時23分に着くと、ちょうど空いた4人用テーブル席を片づけているところで、
すぐに案内され、私は生ビール500円、妻はアップルワインお湯割り450円で乾杯だ。

メニューを見る。
いつも鉄板焼きのつまみを4品を食べたあとに〆のお好み焼きを注文するパターンだ。
最近年のせいか、このパターンだとちょっと量が多く感じるようになってきたけれど。

一品目はトンペイ焼き400円。
豚肉やネギ、天かすなどを卵で包んで焼いたもの。
チーズが入ったらもっと美味いかも、なんて思いながら食べる。

二品目は豚キムチ450円。
もやしをいっぱい食べられるのがいい。

ここで日本酒熱燗一合400円を。
ちょっとぬる燗めで出て来る。

三品目はゲソ竜田焼き500円。
絶対にはずせない、DeNAで言えば宮崎みたいな品だ。

四品目、つまみラストはなす焼き400円。
なすには下味がついていて、生姜をのせて食べる。

そしてお好み焼きはいつも通り、最上級メニューのトリオ1,500円だ。
トリオは海老、イカ、タコの海鮮三品が入る。
以前一度うどんで食べたことがあるが、そばの方が好みだとそのとき思い知った。
構造は上から玉子、そば、豚肉、海鮮具材、もやし、キャベツ、生地であり、
上にソースが塗られ、広島観音ネギと紅生姜がかかり、マヨネーズはかからない。
美味いね。
トリオに限るね。
そばダブルの注文が多いけれど、我々はシングルで十分。

ん？・・・移転？
なんと年明けから武蔵小山パルムで営業するのだそうだ。
主人と他の客との会話によれば、立ち退きで移転せざるを得なくなったよう。
でも移転後は50席以上と今よりもだいぶ広くなる。
最初にこの店に来たのは、今の住まいに引っ越してきた16年前くらいのこと。
その当時はカウンター席しかなかったが、やがて隣の建物と棟続きになり、テーブル席ができた。
新店舗は我々にとっては今までの店舗と行きやすさはほとんど変わらないが、
できれば瓶ビールや純米酒などを置いてほしいなあと思う。

会計は二人で4,600円、PayPayで支払った。
退店後スマートフォンで、9回に山田哲人の3ランが出てDeNAが敗れたことを知った。
暗黒時代へ逆戻り。
楽しみは牧の新人王だけ。
来年は魅力的なチームになってほしいけれど、難しい気がするなあ、何となく。

13時試合開始のDeNA-巨人戦が淡々と進んで16時過ぎに終わってしまう。
もともと食事をして帰ろうと考えていたのだが、時間が中途半端で、
想定していた幾つかの店はいずれもまだ営業時間前だ。
考えた挙句、土日祝は昼から通し営業の旗の台のお好み焼き店、
「広島流お好み焼き 秀」に4年ぶりに行くことにする。

16時50分頃に店に着くと、先客は男性一人客と若いカップルの3人のみ。
「お好きな席にどうぞ」と店員に言われ、4人用テーブル席につく。

ドリンクは私は生ビール500円を、妻はレモンサワー400円を注文し、
DeNAベイスターズの勝利を祝して乾杯する。
因みに当店の主人は広島東洋カープの大ファンであり、
店内にはカープ関連のポスターやグッズ、選手のサインが飾られている。
だから我々は、観戦中に着ていたベイスターズのユニフォームを、
途中の電車の中で脱いでカバンにしまってから店に来ている。

フードメニューを見ると4年前から値段が全く変わっておらず、
新メニューもない。
きっと、経営的に何かを変える必要がないのだろう。

さて、料理は豚キムチ450円からスタートだ。
豆板醤などで和えられた脂身の少ない薄切り豚肉片、白菜、もやしに、
青ネギがかかり、ある程度加熱された状態で銀紙にのって出される。

二品目は、この店に来たら必ず注文するなす焼き350円だ。
これも鉄板で焼かれた後に銀紙にのって出される。
薄く醤油味がついていて、おろし生姜と共に食べる。

ここで日本酒一合400円を注文する。
日本酒はこの店では常温か熱燗になり、冷酒、純米酒などはない。

三品目はつまみ系の看板品とも言えるゲソ竜田焼き450円だ。
イカゲソに片栗粉をまぶして鉄板で焼いていて、下味がついている。
ゲソ焼きと言いながらゲソ揚げの食感で、文句なしに美味い。

続いてはウインナー450円。
私は焼いたり炒めたりしたウインナーが大好物なのだ。

そして、〆のお好み焼きは明太子焼き1,150円を注文する。
妻の「今まで食べたことがないものがいい」との要望を受けての選択だ。
そばかうどんか選べるが、そばを指定する。

玉子、小麦粉の生地、そば、野菜や肉が層になって重なる
広島のお好み焼きのフォルムは本当に美しい。
マヨネーズは頼むと出てくるが、我々はいつもソースだけで食べる。
妻がヘラ（こて）で６つに切り分ける。
生地の下から焼かれた明太子が出てくる。
このフレーバーは意外とうどんが合ったかもしれない。

会計は二人で4,600円、注文した品の値段を足しただけの明朗会計だ。
相変わらず美味かった。
主人が店員たちを叱る声が聞こえてくるのも、正直言って慣れてしまい、
むしろ微笑ましく聞けるようになった。
我々が店を出る18時過ぎにはほぼ満席になった。
次に来るときはお好み焼きのチーズトッピングにチャレンジしてみたい。