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店名 |
風我亭(フウガテイ)
|
---|---|
ジャンル | パスタ |
予約・ お問い合わせ |
03-3724-7329 |
予約可否 |
予約可 ※夜は予約制 |
住所 | |
交通手段 |
大岡山駅から218m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
16席 (テーブル16席(4卓×各2席+2卓×各4席)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
ドリンク | ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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夏休みで大学生も少なく静かな佇まいを見せている大岡山の街。
亜熱帯のような湿度が身体にまとわりつく。
先ほどまで青かった空に徐々に暗い雲が広がり始めた。
不快感から逃れるためか、雨を予想してか、店への脚を速める。
雲と速さを争うわけではないが。
駅から北へ300mほど歩いたろうか、店への階段を登り、店内に入る。
13時過ぎだというのに小さな喫茶店の様な店内はほぼ満席。
学生と近隣住民と思しき客には昼休みは無縁なのだろう。
メニューを見るとランチはパスタのみの様だ。
パスタを食べるつもりで来たのだから文句は無い。
唯、種類が13種もあり目移りして困りそうだ。
ランチには飲み物が付いていて、私には不要だが、大盛りは+¥200。
学生の街らしい。
店は厨房に年配の男性1人、フロアも年配の男性が1人で対応している。
サービス担当の男性に人気のあるものを訊くと、3種類ほど挙げてくれた。
その中からメニューの一番最初に載っている、あさりのトマトソーススパゲッティ、を選んだ。
トマトソースにクリームが少し入っていると言うところに惹かれた。飲み物はアイスコーヒー。
熱した身体がエアコンの冷気で冷めて来た頃、スパゲッティの皿が運ばれて来た。
最近、料理が早く出てくることが多く、本がゆっくり読めない。
本を閉じ皿を見やる。紺色を基調とした、女性が喜びそうな皿だ。
パスタも彩り鮮やか。トマト小片の紅、微塵に切られ散らされたバジルの緑。
浅蜊の貝殻は夏を感じさせる。
さて、いただこう。
フォークにスパゲッティを巻きつけ一口。
トマトの味と浅利から出た潮っぽい旨味を最初に感じる。
クリームはあまり感じない。もう少しクリームが欲しい。こくを増すために。
茹で具合はジャポネーゼの店の様に緩くはないが、さりとてイタリアンレストランの様な本物のアルデンテでもない。
家庭で上手く茹で上げたスパゲッティと言った趣きである。
この茹で上がりは、少なくともこのソースには合っている。
食べ進むと、ソースにこくが足りないと、矢張り感じる。
テーブルに置いてある粉チーズが目に入り、振りかけてみるか、と手を伸ばす。
あまり合わないが、少しばかり旨味が足されたか。
テーブルにはタバスコも置いてあり、この辺からもこの店は、昭和のスパゲッティ屋であろうことが推し量れる。
浅利の身を殻から外し、口に放り込む。
プリプリした弾力のある身が歯の間で縮む。舌に浅利の旨味が浸み出す。
質の良い浅利でだ。2つほど身を取り出し、スパゲッティと一緒にし、口にほうばる。
これはいい。浅利の旨味がコクが欲しいトマトソースを助ける。
身の弾力とパスタのもっちりした腰が、異なる食感の妙を奏でる。咀嚼する楽しみが増す。
浅利の個数もパスタの量も私には十分で、やや多めに感じるくらいである。
食べ終わると直ぐにアイスコーヒーがテーブルに届けられた。
外は雨模様に変わっている。大粒の雨だから程なく止むだろう。
それまで先ほど中断した本を楽しもう。