【業歴40年】日常食としてエリアに根付いている : むらもと

2023年7月2日昼。4年4か月ぶり。当店を知ったのは2000年発行の石神さんのラーメン本。訪問回数は正確には数えていないが5回程

【総評】
・1983年6月創業。業歴40年
・かつては永福町大勝軒インスパイアの代表格
　初代は永福町大勝軒の味が大好き
　独自に研究を重ね、その味を目指したそう
・長い時を経て日常食寄りに変化
・上質な材料で丁寧に作られているとの印象
・食べ手にやさしい
・一番大きな変化はラードの使い方
　ラードのオイリーな感じは皆無
・お手本のようなWスープ
・無化調で出汁はマイルド。塩気は穏やか
・最初の1口は、やや物足りなく感じたが
　食べ進めていくうちにちょうどよくなり
　食べ終わりがピーク
　スープを最後の1滴まで完飲
・麺は自分の適量を選択可
・一過性ブームの外にいて
　日常食としてエリアに根付いている
・インパクト重視や濃い味を好む方には
　ススメないが個人的には好み

■麺類メニュー
・ラーメン(1.5玉)1,030円
・つけ麺(2玉)1,030円
　麺0.5玉の増減で価格が60円変動

■トッピング
・メンマ180円
・煮卵90円
・ゆで卵70円
・生卵60円
・ほうれんそう90円
・のり3枚60円
・チャーシュー1枚100円
・刻みチャーシュー150円
・野菜100円
・きゃべつ50円
・もやし30円
・にんじん20円

■注文の品
・ラーメン(2玉)1,090円

■ラーメンの構成
・麺
　縮れのあるプリプリの中太麺
　2玉だと大ボリュームで腹パン

・スープ
　煮干しが適度に香る
　お手本的なWスープ
　無化調で塩気は穏やか。ゴクゴク飲める
　胡椒や七味と相性良好
　最後の1滴まで完飲

・具材
　肉厚のチャーシュー。肉の味が確りする
　シャクシャク食感のメンマ
　刻み葱、ナルト

■卓上
・胡椒、七味、ラー油
・割箸、つま楊枝、お冷のポット

＜訪問記録＞
■日時・待ちの状況
・2023年7月2日14:02。4年4か月ぶり
・入店待ちはなし
・先5、後客1。私を含め、男女比6:1
・提供待ちは5分強。食事時間25分

■場所
・最寄駅は大岡山。徒歩3分
・マクドナルドと東工大の間の
　道を150m南進
・駅から南側を見るとすぐ当店の
　看板を見つけることができる

■お店の構造
・町のラーメン店そのもの
・カウンター6席
・2人卓×2+4人卓×1
・キャパ14名
・席間隔に余裕あり

■お店の状況
・入口右手に手指消毒液と給水機
・手指消毒しコッブを調達して着席
・調理2+接客2の4名体制
　(2名ずつの交代制かも)
・近隣住民が家庭の食卓の延長として利用

■トイレ
・厨房右手。男女兼用。洋式。TOTO製
・手洗い用の水道は個室外
・キレイキレイ泡ハンドソープ
　ペーパータオルを用意

(2023年7月3日)
評価平均3.46
レビュー216件。3.57
マイレビュアー様6件。3.57

【総評】
・1983年6月創業。業歴36年弱。かつて永福町大勝軒インスパイアと言われたお店。
・初代は永福町大勝軒の味が大好きで独自に研究を重ね、その味を目指したそう。
・プリプリ感のある麺、ラードの浮かぶ煮干しスープ、チャーシュー、葱、メンマ、ナルトというシンプルな具材。
・ベクトルは永福町大勝軒と同じだが、長い時を経て当店の方がより食べやすく、いい意味で日常食寄りに変化していると思う。
・スープは永福町に比べると穏やか。出汁はマイルドになっているしラードも控え目。
・麺の量を選べるので自分の好きな量を食べることもできる。
・一過性ブームの外にいて、当地に確りと根をおろし、愛されているお店。

■注文の品・ラーメンの構成
・ラーメン小と生玉子(☆3.7)890円。
・上質な材料で丁寧に作られているとの印象。
・麺：縮れがあるプリプリ感のある中太麺。
・具材:肉厚のチャーシュー、シャクシャクとした食感のメンマ、粗く刻まれた葱、ナルト。チャーシューは肉の味が確りする。
・スープ:スープを冷めにくくするため、表面にラードの脂が浮く。煮干しの香りがメイン。支えるのは豚骨と昆布等の魚介系の出汁。

＜訪問記録＞
■日時
・2019年3月17日12:05。2年強ぶり。
・数人の外待ちがあり入店待ちは約10分。
■当店を知った経緯:2000年発行の石神さんのラーメン本掲載。
■場所:最寄駅は大岡山。正面口→マクドナルドと東工大の間の道を150m強南進。徒歩3分程。駅から南に目を向けるとすぐ当店の看板を見つけることができるくらいの距離感。
■お店の状況
・まさに街のラーメン店そのもの。
・壁沿いのカウンター席と偶数人掛のテーブル。キャパ15名程。席間隔には余裕がある。
・完全に代替わりされたよう。厨房に初代の姿はなし。
・息子さんが厨房を仕切り、初代と当代の奥様と思しき女性お2人が接客、給仕、会計担当。
・近隣住民が家庭の食卓の延長として利用。
(2019年5月2日時点：レビュー100件。3.52/マイレビュアー様6件。3.48)

【総評】
・1983年6月創業。業歴34年弱。かつて永福町大勝軒インスパイアと言われたお店。初代は永福町大勝軒の味が大好きで独自に研究を重ね、その味を目指したのだそう。開店当初は麺をその大勝軒から仕入れていたとの逸話もある。
・久しぶりにお邪魔してみると厨房に初代の姿はなく、息子さんと初代の奥様と思しきお2人での切盛り。
・プリプリ感のあるボリューミーな麺、ラードの浮かぶ煮干し香るスープ、チャーシュー、葱、メンマ、ナルトというシンプルな具材。ベクトルは永福町大勝軒を彷彿とさせるが、長い時を経て、当店独自の色というか、味わいになっていると感じた。
・休日の夜の訪問だったが、ラヲタのような感じの客はいないし、行列ができたり大混雑している気配もない。近隣男性がボッチ飯をし、家族連れが家庭の食卓の延長として利用している。派手な一過性のブームの外にいて、当地に確りと根をおろし、愛されているお店だと感じた。

＜訪問記録＞
■訪問日時:2017年2月25日19時頃。2000年発行の石神さんのラーメン本に触発され、過去数回の訪問歴あり。最終訪問は確か2006年なので約11年ぶり。
■場所:最寄駅は大岡山。正面口→マクドナルドと東工大の間の道を150m強南進。徒歩3分程。駅から南に目を向けるとすぐ当店の看板を見つけることができるくらいの距離感。
■お店の状況等
・まさに街のラーメン店という風情。入店時の第一印象は11年前と大きく変わらず。
・壁沿いのカウンター席と偶数人掛のテーブル。キャパ15名程。席間隔には余裕がある。
・厨房に2代目と初代の奥様と思しき姿が見える。
・夜のピークタイムのはずだが、入店待ちはなし。
・男女比はほぼ半々。家族連れと男性お1人様がメインの客層。小さい女の子から初老の男性まで年齢層も性別も多様。

■注文の品:ラーメン(1玉半)900円。

■味・ラーメンの構成
奇をてらったところは一切なく、派手さもない。ただ上質な材料で丁寧に作っているとの印象だけが残る。
・麺：縮れがあるプリプリ感のある中太麺。
・具材:肉厚のチャーシュー、シャクシャクとした食感のメンマ、粗く刻まれた葱、ナルト。チャーシューは肉の味がきちんとする。
・スープ:スープを冷めにくくするため、表面にラードの脂が浮く。煮干しの香りがメイン。支えるのは豚骨と昆布等の魚介系の出汁。
歴史の重みか、お店もお客さんも地に足がついている。敬意と喜びを感じつつ、お店を後にした。
(2017年4月23日時点：レビュー68件。3.52/マイレビュアー様3件。3.60)