A5和牛がこのお値段で食べれるのは驚き！！ : 和牛焼肉 Beef Factory73

この日は、上の娘の誕生日祝いの会を地元武蔵小山で行うことにしました。
と言うのも、今回の設営にあたって、なかなか家族の都合が合わず、日曜日の夜というあまり歓迎しないシチュエーションにならざるを得なかったため、それなら近場で済ませようということで決まったものです。

あまり意に沿わないみたいな書き方になってしまいましたが、地元武蔵小山は未攻略の良店もまだかなりあり、以前住んでいた横浜・戸塚なんかと比べるとハイレベルな飲食店が圧倒的に多いので、店選びにはそれほどの支障はありません。

と言うことで、今回は肉が食べたいという主賓のリクエストにこたえる形で、家内がオススメのこちらのお店が浮上しました。

当店は、武蔵小山のパルム商店街から枝分かれした一番通り商店街にありますが、オープンしたのが2013年1月。
と言うことは、既に丸7年が経過していることになります。
浮沈の激しいこの業界、特に焼肉の大激戦区の武蔵小山で7年続くというのは、しっかり市民権を得ていることの証しだと思いますし、食べログ評価でも3.3点オーバーですので、健闘していると言っていいでしょう。

当店を経営しているのは、株式会社エーサインという会社です。
和牛焼肉 Beef Factory73を、1号店＝本店にあたる当店と、駒沢店（2号店）の2店運営しています。
2017年4月には3号店として学芸大学店を出店したのですが、そちらは短期間で閉店し、「焼肉輪牛」というお店にリニューアルしたとされています。
考えられるのは、店員の独立＝のれん分けみたいな形かもしれませんね。
ただ、その焼肉輪牛は、オープン後まもなく1年になろうとしているのに何故か食べログレビューが1件もないので、何か事情があるのかもしれません。

当店は、一番通りの中ほど、ファミリーマートの近くの建物の2階で営業しています。
1階はイタリアンビストロの「レオンビアンコ」です。
建物に向かって右手に階段があるので、それを上がったところが店内になっています。

店内はテーブル席のみの配置で、全てのテーブルに無煙ロースターが組み込まれています。
この日は17時半から予約を入れて伺いましたが、窓際のテーブル席がキープされており、そこに通されました。

卓上にはメニューが置かれていますので、それを見ながら注文を検討します。

ドリンクは、当店がレモンサワーが名物だということだったので、未成年の次女以外は全員思い思いのレモンサワーにしました。

肉はまずは、和牛上カルビ、厳選ハラミ、中落ちカルビを2人前づつオーダーしました。
カルビについては、和牛上カルビは@680円。
別メニューに特上カルビ@1,480円というのがあったのでどんなものかと思ったのですが、結論から先に言って、和牛上カルビで十分過ぎるほど満足でした。
色合いも鮮やかですし、サシの入り方はやや歪ながらも脂身の美味しさは文句無しです。
厳選ハラミもカルビと比べると見た目は鮮やかではありませんが、柔らかくてとても美味。
中落ちカルビも家内がイチオシと言ったようにとろける旨さは格別でした。

この3点だけで当店の素晴らしさはある程度分かりました。

注文は続けて人気ホルモン3種盛りにします。
これは、タンナンコツ、センマイ、和牛ホルモンの3点でしたが、塩味でサッパリしたタンナンコツ、コリコリのセンマイ、そして脂たっぷりの和牛ホルモンのバランスが良くて、とえも美味しかったです。

粗挽きウインナーとチヂミで少しお腹を膨らませますが、チヂミはもっちりしていて旨味たっぷりで特に美味しかったです。

次は、この日のメインイベントとでも言うべきザブトンと特上厚切りタン塩を注文します。
ザブトンは、まさしく座布団の形。
1枚1,980円と当店のメニューでは最高値に近い贅沢メニューですが、やはり絶品です。
1枚の状態で焼いた後、ハサミでカットしてわさび醤油でいただきましたが、表面のカリカリ感と中のとろける感がなんとも言えないですね。
わさび醤油が味全体を引き立てており、値段に恥じない旨さでした。
旨さという面では、特上厚切りタン塩も負けてはいません。
焼く前の色合いの鮮やかさと肉厚のビジュアルで美味しさはある程度想像出来ますが、サクッとした噛み応えは厚切りならではのもの。
高級牛たん専門店の厚切り牛たんと比べても全く遜色のない極上の逸品でした。

焼肉の合間にビーフファクトリーサラダ、キムチなどもつまみましたが、ビーフファクトリーサラダはとにかくドレッシングが美味しい。
洋食屋さん顔負けといった感じですね。

キムチも海鮮の旨味がよく出ていて、辛さも旨味を引き立てる絶妙のバランス。
とても美味しいキムチでした。

この素晴らしい内容で、お値段は一人4,500円程度で収まりましたので、コスパも文句無いです。
主賓の長女も大満足で、いい誕生日祝いの会食になりました。

武蔵小山周辺だと、暮れに「ホルモンしばうら 武蔵小山店」というお店に行きました。
そちらも人気店ですし、私も高く評価したところだったのですが、当店の方が上ですね。
また、2020年1月13日には、当店と同じ一番通り商店街の26号線を越えたところに「ニクアザブ 武蔵小山店」というお店が鳴り物入りでオープンしたところで、武蔵小山の焼肉専門店は益々競合激化の様相を呈していますが、この日は、迎え撃つ立場の当店の素晴らしさをまざまざと見せつけられた思いです。
そのうち、ニクアザブも行ってみたいと思っていますが、当店との比較は楽しみですね。