分かっちゃいるけど やめられねぇ : 牛太郎 武蔵小山店

城さん、これまでずっとお世話になりました。


武蔵小山には開店直後…いや、まだ開店前からほぼ満席になってしまうような、これぞ昭和の雰囲気漂う名酒場「牛太郎」があるんです！

開業は昭和３０年！それから６０年以上変わらずに営業してる、武蔵小山を代表する老舗の名店であることは間違いない！
コの字カウンターに、木製の８人がけの長椅子が２つ、４人がけの椅子が１つと、２０人座ればもういっぱいになってしまう店内なので、店内の入り口側にある待ち専用の長椅子で座って待ってる人や店内がいっぱいで外で待つことなんか当たり前のとても人気のある店なんですよ！

そんな牛太郎は、２代目店主の城さん、主に焼き場担当の高橋さん、ちょっと遅い時間に出てくる店主の奥さんの３人で切り盛りしてる店。

なぜこの店はこんなに人気があるんだろうか？
それはもう驚きの連続！本当にこれでいいんですか（笑）

★食べ物
・とんちゃん（名物メニュー）：120円
・煮込：120円
・ガツ酢：120円
・おしんこ：90円
・枝豆：120円
・トマト：120円
・にらキムチ：120円
・スモークチキン：120円
・ポテトサラダ：120円
・スパゲッティサラダ：120円
・オニオンスライス：100円
・チョリソー：100円
・キャベツ：100円
・ナムル：100円
・ねぎ焼・ピーマン焼：100円
・厚あげ：200円
・煮込とうふ：300円
・つくね（プレーン、大葉、めんたい、辛口）：200円
・もつ焼（９種類）１本：100円

☆ドリンク
・ホッピー
・ハイッピー
・サワー類
・ハイボール（↑390円）
・日本酒、瓶ビール、焼酎などもありますが、
・ワイン（赤・白）：170円
・ブドー酒：150円

などと安すぎると思いませんか？これでもちょっとだけ値上げしたらしいんですからね^ ^

そしてこの店には、たくさんの人も書いてますが、常連さんになれば全く関係ない「暗黙のルール」というものが存在するんですよ！

◆牛太郎の暗黙のルール
①初めに店主の城さんに声をかけられた時に「飲み物」だけを頼むことができる！
②次に声をかけられた時に「もつ焼き以外の食べ物」を注文することができる！
③その後はタイミングを見計らって「もつ焼き」などを注文する！

いつ常連として気に入ってもらえるのかなんてことは行ってみなきゃわからない！

こちらでは、店主のタイミングを見ながら、常連さんや隣で頼んでる人のタイミングに合わせて一緒に注文するか、もしくは店主の奥さんに頼んじゃうのなんてのもいいかもしれませんよ^ ^

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そんな店で飲むことが大好きな僕は、これを調べた上で、ここはいったいどんな店なのか、ぜひ行ってみたいと思っちゃうんですよ^ ^

初めて伺った時はまだ開店前、暖簾は出てないのですが、店内はすでに飲んでる人がいっぱい^ ^
店の外で入っていいのかと迷ってるグループの客もいましたけど、僕は迷うことなく店内に入って待たせていただきますよ（笑）

長椅子の端に座り、店主が声をかけてくれる開店時間になるまで何も言わずに待ってみる！
僕のようにまだ注文できずにジッと待ってる人も何人かいたみたいですが、早い時間に来てるほとんどの人は常連さん。みんな愉しそうに飲んでいる。

ところどころ剥がれ落ちている壁や天井、そこに飾られてある番付表なんかを見ると、この場所で古くからやってきたという老舗の貫禄を感じる！

オープンの時間になり、店主が暖簾を出してから店に来た順に初めて飲み物の注文を聞きに来てくれるんですね^ ^

ここでももちろん黒ホッピーからのスタート！
少ししてから食べ物の注文を聞きにきてくれましたので、こちらの名物である「とんちゃん」と「煮込み」を注文してみましたよ。
そしてここでも忘れずに写真撮影をお願いしてみれば、「そんなこと言われたことないから好きにどうぞ！」って（笑）
僕はいつも初めての店では撮影許可をいただいてるんだけど、隣に座ってた常連さんらしき人が僕の撮影許可のひと言に妙に納得してくれまして、初日からその人と話して愉しく飲むことができました^ ^

どれを食べても本当に美味しいですし、安すぎて会計してもらうとその値段に驚きますよ！
ここまでＣＰのいい店なんて他にはないのではないでしょうか？

常連さんは初めて来た人にも優しく接してくれる人ばかりですので、また行きたくなってしまう気持ちになりますし、毎日のように早い時間から満席になり行列が出来るというのにも納得できますね！

■名物メニュー とんちゃん
・ガツ、ニンニク、ショウガ、ニラ、味噌などを合わせて蒸し焼きした名物料理！自家製のオリジナル味噌タレに絡めて食べる。ホッピーとの相性も抜群ですよ！

■煮込み
・白モツがメインとなってましてトロトロに煮込まれた濃厚な旨みと甘みを味わうことができる。この値段でこのボリュームは文句なし！

■ガツ酢
・コリっとしたガツにポン酢がかけてあり、そこにカラシ、ニンニク、ネギが添えられてありますのでサッパリといただくことができる。

■もつ焼
・全て１本から注文可！注文ごとに冷蔵庫から出してきて焼いてくれます。素材の良さから焼き方の腕の良さまで抜群ですよ！タレは継ぎ足しのもので、塩は独自にブレンドしたものをたっぷり使ってますので肉の旨みを存分に愉しむことができます！

２回、３回と仕事が休みの日のまだ暖簾も出てない早い時間に伺うようになり、初めて伺った時と同じ席に座って、１週間に一度ぐらい来てるらしい初回に一緒に飲んだ人とも会い、ここの常連さんしか知らない裏メニューなども教えていただいたりと愉しく飲むことができるようになっていきました！
だけど僕は常連じゃない…新人なんだ！
当たり前だけど、店主の城さんはオープンしてからやっと飲み物などの注文を聞きにきてくれる。

そんなある日、ちょっとだけいつもと違う変化があったような？
あれは僕が牛太郎に４回目に伺った時！
注文などはいつものようにオープンしてからなんだけど、飲み終わって帰る時に「美味しかったです。ごちそうさまでした〜！」って店を出ようとしたら、城さんからひと言。
「また来週も来てくれるんでしょ！」って！
えっ、それって僕に言ってくれたんですよね？
「はい！また来週もお願いしますね！」
なんか気分がいいですよね！まだ４回しか伺ってない僕にそんなことを言ってくれるなんて！

「先週あんなこと言ってくれたんだから、なんかいいことあるかもなぁ〜？」
そんなことを考えながら５回目の訪問！この日ついに奇跡のようなことが（笑）

いつものようにまだオープン前に店に入り、いつもと同じ席に座って注文を待ってますと僕と反対側に座ってる人から
「おまえなんでそっちに座ってるんだ！ちょっとこっちに来い！」
その人はオープン前からとっくに飲み始めてる知らない常連さん。まだこちらに来て間もない僕なんかが横に行ってもいいんですか？

話してみるとその人はこちらの超！がつくほどの年配の常連さん。見た目は怖そうな顔をしてるけど（笑）実はとてもいい人^ ^

その人に突然呼ばれて一緒に飲ませていただいた時から、たくさんの常連さんとも仲良く飲ませていただくようになり、たくさんの知らないおすすめの店を教えていただいたり、知らない店に連れて行っていただいたりなんかもね^ ^
また、その日からは店主の城さんは何も言わなくても、何時に行っても、
「黒ホッピー＆僕がいつも頼むメニュー」を出してくれるようになり、とても仲良く話してくれるようにもなったんですよ！

そしてこんな風に、いつも愉しく話しながら飲んで食べて、会計してみると毎回「2000円」なんて超えたことはありませんからね！
ほとんどは、「1000円前後」ってところでしょうか？
いつもご一緒させていただいてる常連さんは、会計した後に、いつも安すぎて悪いというので、おつりの小銭は受け取らないで帰る人ばかり。
だから僕も常連さんを見習ってそのようにしてるんですよ！

こちらこそ今回のタイトルに使わせていただいた昭和のサラリーマンの応援歌！
植木等さんの「スーダラ節」の名台詞のモデルに使われてたような店ですよね（笑）はしご酒にもぴったりですよ^ ^

まだこちらでは新人の僕ですけど、
みなさん！これからもどうぞよろしくお願いしますね〜(^o^)/

♥︎「僕に突然声をかけてくれて、その日から毎回仲良く飲ませていただいてる、名前は言えないけど地元の超常連さん」＆
その日からずっと常連さんと同じ扱いをしていただきいつも愉しく過ごさせてくれる
「こちらで関わってくれている全ての方に」
お店ではこんなこと言えませんけど（笑）、言葉にはできない精一杯の感謝の気持ちを込めて
この４００件目のレビューを捧げます！

イノガシラゴロ〜 2016.10.22