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味の面では概ね良好だが、居心地は今一つ
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「プレミアムモルツ生」
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「お通し2品」
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「蕎麦屋のポテトサラダ」
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「桜えびと春野菜のチーズ焼き」
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「亜麻猫」
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「生からすみ」
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「自家製 ぶ厚い揚げ」
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「裏鍋島」
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「せいろ」設え
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「せいろ」
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蕎麦湯はとろとろ
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蓼喰人
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店舗情報（詳細）
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店舗基本情報
| 店名 |
閉店
蕎麦 シカモア（そば Sycamore）
|
|---|---|
| ジャンル | そば、日本酒バー |
| 住所 | |
| 交通手段 |
東急世田谷線上町駅より徒歩2分 上町駅から168m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
￥6,000～￥7,999 |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード可 （JCB、AMEX、Diners、VISA、Master） 電子マネー不可 QRコード決済可 （PayPay） |
| サービス料・ チャージ |
お席料・お通し代として550円（税込） |
席・設備
| 席数 |
20席 （カウンター6席、テーブル14席（2席×2、4席×1、6席×1）） |
|---|---|
| 個室 |
有 （6人可） |
| 貸切 |
可 （20人以下可） |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり、プロジェクターあり、電源あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| お子様連れ |
子供可（乳児可、未就学児可、小学生可）、ベビーカー入店可 |
| オープン日 |
2013年3月27日 |
| 備考 |
PayPay・せたがやPay使えます |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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こちらのオープンについては、方々から情報が入ってきていた。
主人は豪徳寺の「あめこや」にいた、まだ若い方であること。
蕎麦屋らしからぬ斬新な店構えは、一見の価値はあることなど、様々な予備知識に興味は尽きなかった。
ちなみに店名の「シカモア」とは、ギターやヴァイオリンに使われるカエデ科の樹木の名前らしい。
土曜日の午後、京王線沿線での用事の後、少し遠回りして足を運んでみた。
下高井戸から長閑な世田谷線に揺られて、開店直後の5時半に到着。
店舗は地下と聞いていたが、コンクリート打ちっぱなしの建物の、階段を降りた地下のフロアーから地上1階の吹き抜け部分を利用した贅沢な造り。
多分以前からここに在ったお洒落な飲食店に居抜きで入ったと思われ、採光のために天井に近い部分に設けられた窓から、外を歩く人の足元が見えるのが面白い。
広い壁面に設けられた大型スクリーンに向け、プロジェクターから主人の趣味であろうサーフィンの光景が映し出されている。
BGMもアコースティック系ジャズが流されているが、店名から察してこれにも主人の嗜好が窺える。
一人なのでカウンター席の一番奥を選ぶ。
まず「生ビール」（プレミアムモルツ）を注文。
お通しは「山芋の醤油漬け」と「山菜の胡麻和え」の2品。
山菜は主に長野から取り寄せているようで、素材を生かした抑えた味付けで、まずまずのスタート。
料理の品書きは結構豊富で、さすが「あめこや」出身だけあって、意欲的な創作料理も並んでいる。
その中から
「蕎麦屋のポテトサラダ」：材料はほとんどジャガイモだけで、サラダと言っても酸味は強くない。
ほくほくとした食感の中に炒った蕎麦の実と、天盛にされた蕎麦の若芽がアクセントになった一品で、なかなか美味しい。
「桜えびと春野菜のチーズ焼き」：アイデアや見た目は面白いが、チーズは乗せて焦がしただけなので、味に一体感が無くちょっと残念な出来。
酒の品揃えにもこだわりが感じられ、珍しい銘柄も見られる。
以前「あめこや」で良かった記憶のある、秋田の「亜麻猫」を一合。
洒落た錫の揃いの酒器で供されるが、上々の満足感。
追加の肴に
「生からすみ」：珍しいが、味や食感は「生たらこ」とあまり変わらないなという印象。
「自家製 ぶ厚い揚げ」：油揚げと厚揚げの中間的なものだが、香味野菜を添えての味はなかなか良い。
酒には佐賀の「裏鍋島」を追加したが、これも結構なもの。
最初は雰囲気の良かった店内も、予約客も含めて席が埋まるにつれて、次第に雑然としてきた。
カウンター内部の様子がどうしても目に入り、寛げる気分は徐々に損なわれていく。
早々に蕎麦を頼んでおく。
蕎麦の種類は限られており、今回は基本の「せいろ」1枚。
まず「つゆ」の入った徳利と「薬味」が出され少し含んでみた。味の濃さは中庸だが、少し節の癖が感じられる。
薬味はきちんとした仕事。
やや時間をおいて出された蕎麦は少し太めだが、茹で具合は精妙。
香りがあり、適度なコシと滑らかな舌触りは、なかなか宜しい。
感心したのは蕎麦の温度で、冷えすぎていないため香りを楽しむには最良の状態である。
蕎麦湯は当然のように手が加わった「とろとろ系」で、しかもポットに作り置きされているのはちょっと残念。
蕎麦も料理も一定以上のレベルにあることは確認できた。
しかし結果的に、今回はあまり寛げる「蕎麦屋酒」とはならなかった。
土曜日の夕刻という時間帯が悪かったとも言えるが、慌しさが直接伝わるオープンキッチンのスタイルはやはり落ち着かない。
レイアウトがゆったりしている分、動線も長くなるため、手が回らない状況をより強く感じてしまう。
主人もパートナーの男性もまだ若く、所作や客あしらいに余裕が無いのは仕方ないのかなと思う。
最初はお洒落に見えた独特の空間も、混んでくるとゆっくりと楽しめない。
一回の訪店で断定的な物言いは控えたいが、現状について端的に述べさせていただいた。
開店からまだ2か月であり、徐々に良い方向を見出すことと思うが、頻繁に通える場所でもないため少し間を置きたいと思う。