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店名 |
丸長 豪徳寺店
|
---|---|
ジャンル | 中華料理、ラーメン、つけ麺 |
お問い合わせ |
03-3420-7789 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
東急世田谷線【宮の坂駅】徒歩5分 宮の坂駅から306m |
営業時間 | |
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
14席 (テーブル4卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 近くに数台程度のコインパーキングが点在 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
1961年11月 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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<2017.10> ラーメン
とある敬愛するラーメンつながりの方から、「満来@豪徳寺」の情報提供をいただきました。なんと200円台で中華そばを提供する街中華だとか!。その氏の青春感じる一杯を、ちょっと小田急線を途中下車して突撃してみました。ところがですね・・・・その満来は休業状態。「しばらくお休みします・・・店主」と言う貼紙があって寂しいーーー。そんなオレのあまりにも落ち込み様が激しかったのか、また同情を誘ったか、その向かい側にある青果店の店主から「兄さん、そこはずっと休みだよ」と声をかけられました。
そりゃそうだわ。だって豪徳寺駅前、横断歩道の目前にはあの「日高屋」がデカデカと営業をしている。しかもメニューも豊富で通し営業。客を完全に食われても仕方がない。そう言うオレも日高屋には日頃お世話になっているものの、この裏にある「満来」のことを思えば、今回だけは腹が減ってもそこ(日高屋)で食う気がしないよ・・・。しかし少しでもせっかく来た豪徳寺でラーメン爪痕を残したい!そこで探ってみたのが「りらくしん」さん(暮らし安心クラシアン♪をなぜか連想)。そこからちょっと歩いたけど、ま・いいか!?って行ってみたらギャー・・・大行列!。嗚呼、これではやってられん(号泣)。そこで思いついたのが、道中にあった「丸長」さんでした。
<さすが「丸長のれん会」、定番の味わいは安心感と共に安らぎを与える魚介醤油感!>
店に入ると客がディープ!昼間から、おばちゃんはビールあおって、おやじ達は仲良く炒め物食いつつだべっている。客は3人しかなく、小さいテーブル席しかなく、端っこに座るしかない。「スンマセーン!ラーメンひとつ!」って声張り上げて、厨房の店主に伝えるしかないね(笑)。すると店主が汗だくがならニコリと笑顔で受けてくれて、嗚呼この店アタリなのかな!って期待をしてしまいます。
さて配膳されたそのラーメン。「切り詰めた」感覚と、「それでも楽しませよう」感覚が両方混在しております。トッピングが多くを語るまいですが、全体質感に安っぽさをあまり感じない。丼にも歴史を感じるが、それ以上にスープの存在感がなかなか重厚だったのかもしれません。
端的に言うと「大勝軒の中だったら、あっさり系な醤油系スープ」と言った感じか?。鶏もあるかは知らねど、豚系の動物感がナチュラルに煮だされ、嫌味なく甘みと感じさせてくれます。そこにやや魚介が滲んだ醤油が滲み複合して、全体的には円やかに仕上がっている感覚です。しかし甘ったるいわけでなく、塩気も適度に含んでいて、基本的には醤油系なのだと最後に気づかせてくれる塩梅です。
全体的に、あっさり過ぎず、物足りなくない安堵感が支配します。最近流行のキレはありません。近年勢力を拡大しているガッツリインパクトもありません。しかし、最終的にここにたどり着くかな?と思える気楽さがあり、それが溢れる感覚が実に良いね!。毎日食べても飽きないとはこのことだと・・・・。
<廉価とは言わせない自家製麺の意地!グルテンの”汁吸い”と”風味”のバランスがナイス!>
麺の茹であげと、チャーハン炒めが大変そう。こんなに客が少ないのに、なんで厨房は忙しそうなんだろうと思えば、出前注文が多いわけね。店先のバイクはそれ用だった次第で、実は結構流行ってる店でした。そんなことを感じつつ、いざ麺を啜りあげて噛み締めると、のれん会侮れず!と感じました。
自家製麺だとすぐわかる「素朴さ」と「丁寧さ」がありあり。ストレート細麺なのですが、角切歯のカットを感じる上に汁を吸い込んで、多少のふくれっ面がいい感じです。密度感がそこそこあって、芯はないけれど、スパスパと強めに噛み切った後から、ふわっと漂うグルテンの風味感。適度な密度があってこそ、風味が生きると言う感じです。奥歯へ送ってプレスすると、クチリとたやすく潰れる一方で、ふわっとした甘みも吐き出すような感覚。そこにさっきまで吸い込んでた汁を吐き出し、そして混じるわけで・・・急激にうまさを感じます。ひょっとして、うまさとは糖質なのか???
意外にしなやか過ぎることなく、捩れ感を解くことなくそのまま口元にタッチし、のど奥へと吸い込まれていきます。なので、チュルチュルとした滑らかさよりは、喉越しを楽しむタイプかもしれません、
<昭和の憧憬を思いおこさせるチャーシューの「サイズ感」、必要十分条件のトッピングたち>
具は・・・語るところ少ないのは愛嬌と捉えていただきたい。大都会東京の世田谷で、ワンコイン以下で提供し続けているのだから。そう考えてみると、駅前近くにあった「満来」は、素晴らしい店だったに違いない。チャーシューは、スープ生成にすごく貢献したかのように、脂が抜けている。スカスカと言いたくない。あとからスープを逆にスポンジのごとく吸い込んで、あとから昇華してくれる肉片です。豚肉だけの味でなく、魚介エキスも多少とも染み込んだ肉はうまい。ハードな歯ごたえでも、満足感が得られます。
またメンマは薄味で、関西人な私にはすぐに理解できる味わいです。何の抵抗感もない一方、これで酒を飲もうという気にはなれないレベル感ではあります。
総じまして、「豪徳寺に生き残る良心!大切に残そう昭和の食文化的ラーメン!」と言う感覚でしょうか。冒頭では、目的を外して食いそびれるか!?と大変不安でしたが、かなり上手くリカバリーできたと自画自賛です。ここはロケーション的に、頻繁に訪れることはできませんが、それでも心の中でブックマークはし続けたいかと思っています。次回は、つけそばを所望かな。荻窪本店との違いをどうのこうのと言うのではなく、自然体でうまさに向かいたいです(笑)。そんな感覚ですが、素直にちゃらっと詠って、今回は締めたいと思います。
しみじみと
庶民感覚
馴染む街
じわじわ染みる
新旧交代
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!