2回目も確実に旨い : 中華そば ふくもり 駒沢本店

◆前置き
ふくもりさん復活祝いに続き2回目。

◆オーダー
中華そば　890円
麺大盛　130円

◆味の感想
前回イメージ刷新の抜群のうまさでしたが、今回もそれと違わずぶれない確かなうまさでした！

ふくもりさんってこんなにうまかったっけ？と思うほど。
しっかりと煮干しが効いたスープ。
しかしながら煮干しのえぐみや塩味がしつこくなくほどよいマイルドなバランス。

それに刻みネギ、柚子の相性よく角の立ったぷりっとしたストレート中華麺がトロミのあるスープを纏いて熱々ながら抜群に旨い。

かなり完成度の高い名店のひとつに数えられるお店だと思う。

ぜひ人様にもお勧めしたい4.0です。

◆前置き
こちらのふくもりさんの最後の記憶は「湯切りが甘い」という残念な印象で
（もうしばらく行くことはないかもな・・）
と思い、足が遠のいていたらいつのまにか
「掲載保留」
となりまさかの閉店。

いつのまにか有楽町～新橋のガード下のラーメン横丁みたいなところに出店されて
（なんだかなぁ）
と思ってやはり
「行くことはない」
というお店に整理されていました。

先日ふと駒澤大学駅周辺を通過する際にお店を探したらなんと「ふくもり」の営業情報が！
建物建てかえにともなう閉店、そして建物完成後の営業再開ということを今更知りました。

これはまたいかねばと思いついに今日訪問に至りました。
（もう「行くことはない」だったんじゃなかったの？）


◆本日のオーダー
中華そば　890円
麺大盛　130円


◆味の感想
・スープ
　まずは懐かしのスープをレンゲでひとすくい。
　（！！！）
　うん！この味！
　変わることない「ふくもり」さんの優しくまろやかで煮干しの効いた「やりすぎない」絶妙なバランスが絶品。

・麺
　かどの立った太すぎず細すぎずで固すぎず柔すぎず、こちらも絶妙なバランスでいつまでも啜っていたい麺でスープとの相性もまた抜群

・トッピング
　角煮に使いそうなバラ肉のスライス。
　煮豚というほど味が濃いわけではなく坂内さんのチャーシューのよう。
　メンマは太タイプで噛み応えがありながら固すぎずこちらも美味。
　あとは海苔になるとに刻みネギ少々と。
　柚子もしつこすぎない控えめな風味が全体のバランスを壊さず名わき役。


◆総評
前回の湯切りの甘さは全くなくスープも麺もトッピングもすべてがバランスがよく
（うーん！うまいっ！！）
と唸ってしまうほどの満足感。

煮干し系だと苦みや塩味が出すぎた「やりすぎ」なお店が少なくない中で、いずれも「やりすぎ感」がなく絶妙なバランスでまとまりのある一杯と感じます。
残念な印象が刷新され、
「定期的に通いたいお店」
という印象に変わり、人様に
「美味しい煮干し中華そばありますよ」
と紹介したいと思う4.0でございます。

午後2時半。
おなかペコペコです。
世田谷通りのタナカロボさんに行ってみたいもののちょっと遠い。
しかも今のこのおなかペコペコ状態でいわゆる「けんね的」店ではおそらく満足度は低いでしょう。

【けんね的店とは】
私の独断と偏見で勝手に分類しているお店の総称ですが、
・今流行りの上品な盛付（スープ透明・麺をきれいに揃える、チャーシューは低温調理で薄ピンク）
・一番安い基本メニューで800~900円
・麺量が少ない
・食べログ評価が高い
・なんか上品ぽくおしゃれっぽくしていて鼻につく
とへそまがりへんちくりんな私の偏見のカタマリです。が、世間の評判と私の満足度が一致せず不信の念をこめてこう呼んでいます。
ちなみに「けんね」の語源は椎名誠先生のエッセイをお読みください。
自分とは対立する主張を持つものがそれを強要するかのような描写の際によく登場します。

と、話はそれましたがそんなわけでふくもりさんに立ち寄り。
久しぶりの訪問になりましたがお店の前にずっと置いてあったあれは不動車だったのでしょうか、SUZUKIのGSX刀が無くなっていました。
まこべえが若い時はいくらでもありましたが今となってはかなり珍しい車両だったのでよかったんですけどねぇ。

さて、なかなかラーメンの話になりませんが、
中華そば　750円
大盛　120円
計　880円
この価格設定は自分のなかではギリギリですね。
特に大盛りの20円　つけめんに至っては150円。
言っちゃなんですが麺の原価なんて大したことないじゃないですか。
たしかにお店からすれば大盛りを100円にするよりも売り上げが2割ないし5割増します。
お客さんにとってもたかが20円、50円なので、これで大盛りを諦める人もいないでしょう。
でも、そこにつけこんでというか、ほんのちょっと値段を高くする、そういうところには心意気というものは感じません。
魂胆というものを感じてしまいます。

（あれ、好きなお店のはずなのに今日は辛口なのね）

さてさてほどなく5分くらいで着丼。

いただきまーす。
スープを一口、、うん、これこれ。
煮干しダシらしいけど煮干し煮干ししすぎていなくて、あとは何かしら鶏？豚のような臭さはなく、柚子が香り、主張は強くないんだけどまとまっていてバランスが良い印象。
そしてなぜかほっこりする家庭的な一面も。

（やっぱりふくもりさんのスープは美味しいわ）

と、麺を啜ると、、、

（あれ？なんか水（お湯）っぽい…）

せっかくのスープが麺の湯切りがしっかりされていないせいか麺を口に運ぶとスープのパワーが4割減くらいの印象。

（あれ？ふくもりさんの仕事ってこんな雑だったかしら…）

と厨房に目をやってみると、

すいません、これは完全に偏見と捉えられる発言かもしれません。
でもこの雑なブレの要因を探してみたらここしかとりあえず見当たらず。

とりあえず厨房を見て気づいたことは、
厨房には外国人の方しかおらず日本人の方がいらっしゃいませんでした。

だからブレたのかはわかりません。
これ以上の発言は問題があると思いますのでここまでにします（あとはご想像にお任せします）。

さきほどの大盛のちょい値上げといい、お店に管理・監督者をおかずに外国人アルバイトだけで営業している（想像です、事実と違っていたらすいません）と、このような世の中で飲食店の営業が厳しいというのはあるでしょうけれども、コスト削減・営利追求型のスタンスというのはなんだか大丈夫かなぁと心配になってしまいました（余計なお世話ですが）。

一方ではこの世の中で閉店せざるを得ないお店もあるので、難しい問題ではあると思いますが、おそらく私の足が今後ふくもりさんに向かうことが減るのだけは間違いないと思います。

禁ラーメンを解禁して以来、二郎さん系のペースが平均週１ほどでかなりヤバいす。

一年我慢分をこの2ヶ月で回収してしまいました。

このままではヤバいと思いながら足はふくもりさんへ。

今度こそは中華そばの大盛りにするのだ。
（前回は辛つけの誘惑に心がブレてしまいました）

今日はあっちこっちに行っていた為体ヘトヘト。
店内が空いていたのでお座敷の席をお願いしました。

畳に座ったの何ヶ月ぶりだろう。
お座敷って癒やされますねぇ。

掘りごたつよりも座敷のほうがいいなぁ。

さてお座敷でゆったりしていてほどなく着丼。

大盛りだからかスープがナミナミです。

そうそうこれこれ。
さっそくレンゲでスープを一口。

（優しい・・・）

見た目はトロッとこってりしていて濃厚豚骨っぽくも見えますが実はあっさり。
それでいて旨味はじんわりと。
こちらは魚介（煮干し）系のおダシのようです。

とはいえガツンと香る煮干し臭というわけではなく、さり気なくそれでいてしっかり。
また刻み柚子が柑橘系の爽やかさを演出。

麺はつけ麺に合う太めのプリップリ麺。
個人的はもう少し細めで粉っぽい麺でスープをしっかり吸って絡みつくような麺だったらなお好みですが。

トッピングはザ・中華そばなナルト、海苔、焼豚、刻みネギ、挽肉少々。
それぞれ小振りで二郎さんと比べてしまうとトッピングはまぁあれですね、ハイ。

スープの表面には薄い脂の膜が張っていてずっとアッツアツです。

こちらのスープは飲み干せる優しさで出来ています。

ご馳走様でした。

好きです、ふくもり。

基本二郎さん系、たまに家系、さらにたまに永福町系もしくは大勝軒系の東京中華そば。

そんな選択肢が主です。

このとろっとした甘みのあるスープは勝手に大勝軒系と認識してます。

六厘舎から全国に流行った『いわゆる』魚介豚骨スープに魚粉トッピングの『正しいつけ麺』スタイル。

でも大量発生しすぎてその『いわゆる』な味には正直うんざりしてきます。

そんな中、なぜか一際輝きを放っている（と私は思っている）のがこちらのふくもりさん

左足は常に二郎さんのピボットターンですが、たまに食べたくなるんです。

アンチつけ麺な私。
つけ麺が人気のお店（勢得さんとか）でも必ず中華そばな私。

この時も断然中華そばのつもりで訪問。

ところが入口の案内板に『辛つけ』の案内が。

これが妙に気になってかなり珍しくつけ麺、しかも辛つけをオーダー。

でも辛み自体には味が無い？

もっと麺自体に辛味噌みたいな味を勝手に想像していたのですが食べ始めには『辛』のインパクトを感じず。

見た感じ、なんというか焼きそばみたいに麺に味がしそうにみえませんか?

結局食べ終わる頃にスープが真っ赤になりしびれるようになりようやく『辛』を感じるようになりました。

辛つけも悪くはなかったけどやっぱり中華そばかな。

でもたまにまたふくもりさんはおじゃまします。