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食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2023 選出店
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季節を感じる野菜と肉と魚。日本の旬を、抜群のセンスのイタリア料理で。
ひとりでモンドランチしてきました✨
モンドのお向かいに超高級マンションが完成していてビックリ。ここに住む人はモンド徒歩1分もかからなくていいなあ。3LDK3億6千万円だよっ
それはさておき、モンドのランチは気分がいい。大きな窓から差す日差しが、避暑地の光ように輝いている。
今年になってモンドと、姉妹店のファロは新しいメンバーが入ってますます強力な布陣になった。特にいさごださんの存在感は素晴らしい。25年間のイタリア生活を経て、日本に帰国した女性です。モンドに新しい風を送ってくれている。
もう本当に素敵で。彼女がいるだけで温かい空気に包まれる。イタリア帰りだからといって、ムダに陽気だとかいうことはないのでご安心ください むしろ慎ましやかな方です。
キッチンには、代官山ファロから古市くんが来ました。若き実力派の彼がいて、今のモンドはグングン回っています。
本日のランチはこちら。
・お野菜のスープとオリーブのフリット
・五島列島スジアラと極みエノキ
・ジェットファームのグリーンアスパラとしめ鯖のヴェッルタータ
・冷たい “フェデリーニ” 鮎と木の芽
・ニョッキ サマーポルチーニとルーラルカプリ農場ヤギのフロマージュブラン
・エゾ鹿内ももとお日さま農園の野菜
・すいかとヨーグルトのドルチェ
大・充実大会 昼間からすみません!
スジアラと極みエノキ、美味しかったあ。スジアラは白身の上品な甘さにコラトゥーラの香りがのって最高の仕上がり。パリッと焼かれた皮まで美味しい。
そこへ絡む、極みエノキ。なんじゃこりゃああああ。マジで極めてる。食感がポリポリで心地いい。そして爽やかな旨味がある。極みエノキ、売ってたら買いたいなあ。どこで売っているんだ?
ハセパラは今年初めて。昨年より更に味が濃く強く個性が強化されていました。ハセパラはアスパラというカテゴリーから頭ひとつ抜けていて、独自の存在感がある。その個性が年々更新されているのがすごい。
ハセパラに合わせたのがなんとシメ鯖。驚くことに、これが相乗効果で極上の音楽のように心地よいリズムを刻む。今ふうの言葉で言うとシナジーだね。ハセパラの低音
の甘みに、キュッと高音のシメ鯖。こんなんよく思いつくわ宮木さん。
鮎と木の芽のフェデリーニは目の覚めるような特別感。摘みたての木の芽の香りは日本人の脳幹を直撃する。しかしあくまでもエレガントで、ビリビリしたりはしない。一体どうやってこの素敵な香りと穏やかな味覚を両立させてるんだろう。
そこへもってきて、あえてラフに炙った鮎。ワイルドだろう? 上品なフェデリーニにこのワイルドな鮎のコントラストがめちゃくちゃかっこいい。
サマーポルチーニのニョッキは、ポルチーニを愛してやまないわたしの意を汲んで、宮木さんが濃厚な作りにしてくれた。コリコリした食感をわずかに残しつつ、全体はねっとりと濃い。どこをどう食べても至福。ヤバイ。
エゾシカはまた一段と柔らかくきめ細かかった。お肉にも旬があるのだなと思った。今が一番美味しい季節なのかも。
調べたらやっぱり、7月上旬の今こそが鹿の一番美味しい季節なのだと書いてあった。抜群のタイミング。
おひさま農園の野菜のあしらいも夏らしく、とても良い季節を感じた。
スイカとヨーグルトのドルチェは、スイカに隠し味がしてあり、レストランならではの楽しさがあった。ヨーグルトはフワッとしたクリーム状になっており、ほぼ生クリームのよう。
食後に田村さんとも少しお話できて、色々とキャッチアップできた。
モンドは来年、新しいお店を出すのですよ。楽しみ!
「ひとりでレストランに行くのは苦手」という話をたまに聞きますが、ひとりで行ってこその楽しみや収穫もあるものです。
わたしはひとりで行くのと友人と行くのと半々ぐらいがちょうど楽しいな。今度また、友人たちと行きたいです。そろそろそんなこともできそうです。
モンドさん、明後日で14周年だそうです。おめでとうございます✨
#自由が丘
#自由が丘グルメ
#モンド
#イタリアン
#東京グルメ
肉、野菜、魚。すべてが進化して前よりどんどん美味しくなる。
ここんところ毎年12月30日にモンドに行ってる気がする。一年の最後に行きたくなるのです。おつかれさま自分、的なやつ。たいしたことしてないんですけどね。はははっ!
本日のランチコースはこちら。
・お野菜のスープとオリーブ
・岩手県産 月の輪熊とmondoの畑のサラダ
・白子と菊芋
・スパゲッテ 伝助穴子と発酵白菜
・鮎の熟れクリームとズワイ蟹のリゾット
・天城軍鶏とロメインレタス
・アップルパイ
月の輪熊サラダは、野菜を乾燥させたり発酵させたりリーフサラダ風にしたり、たくさんの要素が集まりつつ非常にバランスが良かった。味と食感の祭典。
そこへ絡まる月の輪熊のサラッとした薄切りの肉。清らかな肉の旨みが舌に喜びを与え、何か体にええんとちゃうかな?と感じるほどの特別な力がある。
モンドさんが畑を始めたって話は折々に聞いていましたが、これだけまとまったサラダになって出てきたのは初めてかも。立派に育ちましたなあ。
白子と菊芋は、わたしの大好物の白子を宮木さんがまたまた新しいアレンジで出してくださいました
外側のクリスピー感がハンパない! カリサクパリパリ。内側の白子はトロトロ。菊芋のペーストとチップスと絡めると、これまた新たな香りと食感。至福の時間です
スパゲッテ 伝助穴子と発酵白菜は、兵庫県産の伝助穴子を使ってるそうな。
ビシッと香ばしく焼かれた、脂のノリの良い穴子は絶品❣️ 発酵白菜との相性も素晴らしく、穴子の強い主張を軽い酸味でナイスキャッチ。
鮎の熟れクリームとズワイ蟹のリゾットは、熟鮓のクリームをリゾットにするというズルいくらいに美味しいやつ。濃厚な旨みあふれるリゾットに負けないくらい存在感のあるズワイ蟹のご馳走らしさが華やか。
天城軍鶏とロメインレタスは、軍鶏自体のクオリティが史上最高でした
特にムネ肉がものすごく美味しくて、この繊細にして至高の味わいはなんなんだーーーっ!と叫びたくなる。なんかわからんけど、旨味の情報量が多かった。軍鶏が筋トレしてたのかもしれん。
そこへ添えられた無花果の葉のソース。めっちゃめちゃ合う。なんてオシャレな味! このソースと軍鶏を咀嚼するあいだ、わたしは目が回りそうでした。いや、回っていたかもしれません
最後はアップルパイ こうきたか。薄焼きサクサク、焼きたてアツアツ。わたしは手で持って齧り付いた。なんという幸福。ありがとう宮木さん。ありがとうリンゴ。
いやはや今年もビックリするような美味しいものを色々とごちそうさまでしたモンドさん。
パンデミックのため通常の30分の1ぐらいの外食数でしたが、そんな中でもモンドに何度か行けたことは幸運でした。
思えば2011年のあのときも、モンドさんと手を取り合うような気持ちで過ごし、ボランティアなどにもかかわり、ともに光の見えるほうへ向かって歩いていた過去を思い出しました。
2022年もまた輝く光に向かって歩いていけますように。モンドもわたしも皆さんも。
#自由が丘
#イタリアン
#モンド
#外食
#2021
北海道から五島列島まで、究極の日本食材を生かし切る完全なるイタリア料理。
モンド❣️ 一人でランチしに行きました。
そもそもモンドは常にヤバいお店ですが、最近の田村さんの投稿を見ていたら、ますます限界突破の美味しさを感じたので直ちに向かいました。
モンドの料理写真はソムリエ田村さんのアカウントが最も更新頻度が高いです。フォローおすすめ。
https://instagram.com/m.tamura?utm_medium=copy_link
@m.tamura
本日のメニューはこちら。
・お野菜のスープとオリーブ
・ひ・み・つ
・五島列島産のスジアラと乾燥空豆
・スパゲッティ 真蛸と青唐辛子・ヘベス
・シュパッツレイ 白子とクラウティ
・江別産 庵夢豚ロースのサルティンボッカ
・シャインマスカットのゼリー寄せとバニラアイス ヨーグルトクリーム添え
通常10人のキャパを6人に減らしての営業。天井が高く開放感のあるダイニングは、非常に清潔感と光に満ちていて安心できます。
「ひ・み・つ」ってなんだよと真っ先に思いましたが、あえて触れず。
定番のお野菜のスープはいつもより少し甘めでかわいらしかった。
オリーブのフリットはいつも何も考えずに食べているけど、実は手間がかかっているということに気づいて感謝した。
さあ、一皿目の秘密が暴かれるときがきました。どっひゃ。フレッシュのポルチーニのフライ‼️
キタわーーーー。ド直球できましたね。わたしの大好物❤️
コリコリの食感と生の香りをいい感じで残して揚げてくれてます ソースは卵とチーズ。ぐうの音も出ない美味しさ。
こういう、冒頭でいきなり驚かせるタイプの流れ大好きです
続いては、五島列島産のスジアラと乾燥空豆。
スジアラという魚を初めて食べました。なんか赤くてでっかい魚です。ハタの一種で、沖縄の三大高級魚なんだとネットに書いてあった。
カリッと焼いたスジアラの上に、極々薄切りのグアンチャーレが乗っている。魚と豚、こんなに合うなんて。旨みが止まらない。
スジアラの食感は独特で、噛むとボヨンとした弾力を一瞬感じて、すぐにほどける。高級感のある白身の旨み。厚みのある身に喜びを感じる。
スパゲッティ 真蛸と青唐辛子・ヘベス。実は今日のお目当てはこちらでした。
先日テレビ「植野食堂」でモンドの宮木シェフとソムリエ田村さんがdancyu編集長植野さんとタコ釣りに行き、帰ってすぐタコの料理を作るというのが放送されました。
そこで紹介されたタコのパスタを自分で再現したら、とても美味しくて!
宮木さんが作った本物はどんなにか美味しいだろうかと。興味津々で食べると、予想を遥かに遥かに超える美味しさでした
うーん、まいったまいった。トマトさえ入ってないというんですが、タコの力だけでこんなにも濃厚な味わいを引き出しているのが謎です。どうかしてる。
青唐辛子とヘベス(スダチみたいな柑橘)が相乗効果でタコワールドの華やかさを増幅させていました✨
そして、シュパッツレイ 白子とクラウティ。
シュパッツレイというのは、ホロホロのムニュムニュになった、ポップコーンより小さいパスタ。これもわたしはたぶん初めてでした。
めっちゃめちゃ美味しかった。たまご麺の下にプリプリに茹でた白子がひそみ、まるでソースのような役割を担っています。そのまた下に自家製のザワークラウト。
あああ、この酸味が全体の濃厚さを和らげてまとめてストンと落としどころを与えております。少ない要素で完璧な料理。宮木さんすごい。
お料理の最後は、江別産 庵夢豚ロースのサルティンボッカ。アイマトンと読むらしい。
奄美大島の島豚を北海道の黒豚(バークシャー種)と交配させて作ったのだとか。
なるほど。もはや豚を超えて何か新しい種類の美味しいお肉になっている。豚の上に豚の生ハムをのせて、セージや胡椒を並べて焼いてありました。ソースはマルサラです。
うっま。これでごはん食べたいな。もうおなかいっぱいですが 脂身と赤身の美味しさが、畳みかけるように次々と襲ってくる。ちとひとやすみにと、じゃがいもを食べる。そしてまた肉に溺れる。ギルティです
デザートは、シャインマスカットのゼリー寄せとバニラアイス ヨーグルトクリーム添え。
シャインマスカット❤️❤️❤️ 大好き❤❤❤ バニラアイスとヨーグルトクリームにまみれて、シャインマスカットが幸福を極めていた。
しかも、ごく細挽きの黒胡椒がかかっている。しゃれとる‼️
今日はわたしがランチ最後の客だったので、超ディスタンスをとってくだらない話を皆さんと少しした。そんなひとときを持てる幸せ。
モンドはわたしのホームだなーといつも思う。ありがとうございます。
本当に美味しかったし幸せです。
モンドはいつだって、一人で行っても最高に楽しいし、友人たちと行けば心から気持ちが高まり合う。
もうちょっとしたらまた、友人たちとワイワイ行けると嬉しいですね。まだかなあ。早くそんな日がきますように。
#自由が丘
#モンド
#イタリアン
#ポルチーニ
#タコ
#シュパッツレイ
#庵夢豚
#シャインマスカット
岩手の天然きのこと4ヶ月熟成の但馬牛の祭典。
モンドにきのこ狩りに行ってきました
お品書きはこちら。
・お野菜のスープとオリーブ
・マハタと天然舞茸
・白子と香茸
・タリアテッレ 白トリュフ
・ストラッチ ポルチーニ茸
・京中式熟成但馬牛とお日さま農園のお野菜
・シャインマスカットとフロマージュブラン
多種多様のキノコを4皿連打された後には、大真打ち京中さんの熟成但馬牛のグリルがドカーンと登場❣️ 美味しすぎて危険でした✨
本日のランチは、緊急企画、京中熟成牛特別コースなり
京中の加藤さんから直々に、「今年最高の仕上がりになった肉がありますけど、モンドさんでいかがですか?」と打診があったそうな。
そんなんうまいに決まっとるやん。相当うまいよ。予想はついていた。しかしその予想を遥かに凌駕する美味しさでした てっぺん超えた。
大体牛肉ってこれぐらい美味しいものだよねという、わたしの既成概念をブチ破りまくりましたね。この世にこんな美味しい牛肉があったのか‼️という次元です。
当然ながら、A4A5とかいう話とはまた別次元のベクトルで相当すごい。サシの量や繊細な入り具合がとかいう以前に、肉自体の味が猛烈にうまい。まことに形容し難い美味。
本日の但馬牛、4ヶ月もの長期間にわたりドライエージングしたそうです。2ヶ月前後でも十分に柔らかくて美味なのですが、さらに柔らかく!さらに旨みが強く!さらにサラッとした食後感でした。
一般的な熟成肉と異なり、京中さんのお肉は余計な熟成香がしません。言われなければフレッシュな肉と感じられるかと。そこが本当に粋でカッコイイ。
今日は宮木さんが2種類のカットの仕方で出してくれました。繊維を断ち切る方向と、繊維に沿った切り方。
なるほど確かに切り方の違いで味が違うものですね。繊維に沿った切り方のほうが旨みオイル多めだったかな。断ち切る方向だと赤身の力強さが咲く。もちろんどちらもデラックスな美味しさです
周囲をぐるりと囲むのは、山形県お日さま農園のお野菜。なんて美しくて美味しいんだろう❤️ 畑から一直線にお皿に乗ってきたような強い生命力を感じます。
お花のついたツルムラサキの可憐な可愛さにノックアウトされし。
さて、きのこ部門。
マハタと天然舞茸は、岩手の天然舞茸が聳え立つ凛々しい一皿。マハタの身のふくよかさ、皮目のクリスピー感、スープの包容力。美しい。あまりにも美しいお料理です。
白子と香茸は、大好物の白子と特別中の特別な香茸を合わせて、宮木さんがわたしを殺しにきました。やられし。
食べる前に見せてもらった香茸の大きさと、強い香りが衝撃的。ひと傘で大人の男性が手を広げたぐらいの大きさ。こんな大きな香茸は滅多にないでしょう。宮木さんが独自の人脈を駆使して入手したらしい。やっぱり只者ではない。
タリアテッレ 白トリュフは、宮木さんが白山のバーゼさんで教わってきた技法で作ってくれた極薄のタリアテッレ。習ってから初めて作ったと言ってたけど、驚異的に美味しかったです‼️
本当に薄くてピロピロで、舌と歯に当たる感覚が快感でしかない。その食感のみならず、たまご感の強い黄色っぽい麺、匠の技を思い知らされる粉のざらつき、鼻から抜ける麺と白トリュフとシンプルなバターの風味の完璧さ。白トリュフの食べ方として、これ以上ストレートな正解ってないんじゃないかと思うほど。
ストラッチ ポルチーニ茸は、カッチリとした大きめのパスタに、フレッシュのポルチーニがワンワン絡んでいる。ポルチーニ大集合。わずかにコリっとした食感と、秋の香り。包囲するのは鮎の熟れクリーム。ここはどこだい? 秋の野山に放り込まれたかのような気持ちのよさ。
ひとくくりで言えばきのこなれど、一皿一皿に強い個性と工夫が凝縮されており、この短いチャンスの時期を逃さずモンドに来て本当に良かったと思いまくりました。
デザートは、シャインマスカットとフロマージュブラン。シャインマスカットはフレッシュとドライ! ただならぬ体験。
食後の小さいお菓子までもが進化していました。パッションフルーツのゼリー美味しかったなあ。ポレンタの焼き菓子も、どんどん美味しくなってます。
モンドさんはいつだって最高なんですが、今日のランチはわたしとモンドさんの十有余年のおつきあいの中でも、エポックメイキングな内容だったと思います。きっと一生忘れられません。
はっきりしない日々を送らざるを得ない曖昧なストレスを、レストランという場所で晴らしてもらえることの僥倖に感謝するばかりです。
モンド最高
#レストラン
#restaurant
#イタリアン
#自由が丘
#lunch
#mushroom
#きのこ
#熟成肉
#但馬牛
ソムリエ兼、釣り人の田村さんが釣った本マグロの祭典。
モンドランチ。今日は特別中の特別。ソムリエの田村さんが、ついにマグロを釣り上げました‼️
7年越しの念願達成ですよ。おめでとうございます㊗️ これは絶対食べに行かなくてはと、スケジュールを無理やり調整して駆けつけました。
料理名にすべて「アノ」がくっついてる。そう、アノ釣り上げたやつですよね。本マグロ、鬼カサゴ、真鯛。すべて田村さんが青森で釣ってきたピチピチのお魚。冷凍してなーいやつ。ホントこんな貴重なお宝を食べられて、我々ゲストも幸運です。
本日のメニューは、
アノ 本マグロのタルタル
アノ 本マグロのフライと赤キャベツ
アノ 鬼カサゴとオーボリー
アノ 真鯛とへべすのリゾット
サマーポルチーニと鮎の熟鮓クリームのタリオリーニ
天城軍鶏とズッキーニ
スイカのサンブーカ風味 ヨーグルトのムース
ときたもんだ。豪華すぎて目眩が。まさにこういうのをプライスレスというんでしょう。値段がつけられないからか、逆にいつもと同じランチの値段でした。
まずは本マグロのタルタルから。あー、いつも食べてる普通のマグロとは違う。鉄の味がごく薄くて、生き生きとしたタンパク質の弾力を感じる。爽やか且つ、熟成味もしっかりとある。
続いて本マグロのフライ。大トロの部分に衣をつけて揚げてる。モンドでこういうタイプの揚げ物が出るのは珍しい。もうほんとにフワフワ。きめが細かくてしっとり柔らか、軽い質感。大トロの脂っぽさは感じない。ひたすら上品な甘さ。
鬼カサゴとオーボリー。マグロの前日にこの鬼カサゴを釣って、今回はこれが一等賞と思っていた子なんだそうで。かなりの大物。
鬼カサゴの頭を持って宮木シェフが現れた。おおっ!? 新しい制服を着てますね。コックコートふうの夏服‥‥。こういうの誰が考えるんだろう(^o^)
鬼カサゴ、身は味も食感も濃い目。和の味の魚だなあとしみじみ心に響く。皮目はパリッと焼いてアクセントに。焦がし加減が最高。
オーボリーは「たまごたけ」というキノコ。生で食べられる。臭みのほとんどない優しい味のキノコ。とても美味しい! 鬼カサゴとの相性が鬼合ってる。
真鯛とへべすのリゾット。へべすはスダチっぽい柑橘類です。真鯛、甘〜い❤️ 自分から出汁をどんどん出してる感じの積極的な旨み。その旨みを吸ったリゾットが怖ろしく美味しい。深い深い味わい。究極の出汁茶漬け。
サマーポルチーニと鮎の熟鮓クリームのタリオリーニは、すごいポルチーニ量でズガーンと心を射抜かれた。かすかに香る鮎の焼き目。濃い目のたまご味と、噛み心地が快感でしかないタリオリーニとの組み合わせで極楽行き。
天城軍鶏とズッキーニでお肉成分も補給。天城軍鶏、さすがに美味しい。こんなに美味しいなんて。当然ながらやはりチキンとは別の食べ物であった。弾力の強さと歯切れよさの両立。濃い旨みと軽快感の両立。美味しい餌を毎日食べて、ガンガン走り回って鍛えた筋肉をいただいている感覚。まことにありがたきご馳走。
デザートは、スイカのサンブーカ風味 ヨーグルトのムース。めちゃめちゃ美しい! サンブーカはリキュールの名前。リキュールを吸い込んだスイカが、ちょっと大人の顔を見せた。
充実のランチコース。大満足でした。こういう経験ができるのも、レストランという場所あればこそ。しばらく手料理しか食べてなかったので、改めて新鮮な感動がありました。
そういえばモンドさん今月は12周年記念月間で、ディナーも超スペシャルなんだそうです。アノ、京中熟成肉の特別料理が食べられるんだとか。それはスゴイ。皆様こぞってお出かけください。
ソーシャルディスタンスでお席がいつもの半分です。早めの予約がお薦め。
#イタリアン
#自由が丘
#マグロ
#釣り
#tuna
食材へのリスペクトを最大限に表現する、力強い料理。語らずともすべてのお皿に膨大なストーリーが潜んでいる。
営業再開! 早速モンドランチに行ってきました。
緊急事態明け最初の外食は、絶対モンドに行こうと決めていました。その日が来て嬉しい。
と言ってもモンドに行くのは3日ぶり。ここ2ヶ月、ちょいちょいテイクアウトを買いに行ってて。人と会うのはモンドさんとスーパーのレジのお姉様ぐらいという日々でした。
モンドの皆さんとちょっとした雑談をするだけで、心が生き返るような気持ちがしたものです。あざーした。
さて久々のレストラン❤️ 落ち着きますね。スカッと抜けのいい客席に座り、見上げれば庭の樹々が揺れている。BGMはいつものロック。キッチンは忙しそうな気配。フロアではゆかこさんがゆったりと微笑む。これぞモンド。
本日のおまかせメニューはこちら。
・お野菜のスープとオリーブ
・鮎のクロカンテ ぬか漬けのガスパチョと青パパイヤ
・王様しいたけと蝦夷アワビのハーブバター焼き
・子持ちヒイカのタリオリーニ
・ジェットファームのグリーンアスパラガスとスカルモッツァチーズのリゾット
・ふくどめ小牧場の幸福豚ロースとお日さま農園のお野菜
・サクランボのクレスペッレ
狙われた感じする。直球ストライク⚾️ ドカーン‼️と来ましたね。いきなりです。2ヶ月ぶりの外食ってだけでもエキサイティングなのに、このクオリティ、しかも大盛りモリモリ。
いつも何の気なしに口にしている、お野菜のスープとオリーブの時点で、コーン!とテンションが上がる。やっぱりプロの味は違うなあ。こんなにも違ったのかと思い知る。いつもよりスープのお味濃い目❤️
鮎のクロカンテ ぬか漬けのガスパチョと青パパイヤは、今まで何度かいただいてきた鮎のクロカンテの、最新にして最高バージョン。鮎のカリカリ感、身のふっくら感、ぬか漬けガスパチョの発酵感、青パパイヤの清涼感、全部が相俟ってひとつの世界を作っている。
そういえばmondoって、世界・万物・天地って意味なんだそうですよ。
次なるお皿は、宮木シェフ自らがキッチンからスゴイ速さで持ってきた。王様しいたけと蝦夷アワビのハーブバター焼き。グッツグツ! なんという良い匂い。
いっっそいで写真を撮って、すぐに食べた。ああなんという幸福。しいたけがアワビと同じくらい美味しい。見た目が同じで、口に入れるまでどっちだかわからない。そういう仕掛けも最高に楽しい。
わたしこういう、見た目が似たもので構成されたお料理が好きなんですよ。どうしてそんなマニアックなこと知ってんのかな?
子持ちヒイカのタリオリーニは、めちゃ柔らかくていたいけなヒイカを粗暴なほどに噛み砕き、ポリンポリンの食感の手打ちタリオリーニのたまご感とともに味わう高度な趣味のパスタ。
ここまで美味しいともう、趣味の世界ですね。もともとモンドは麺が美味しいレストランですが、ここ数ヶ月でますます進化した気がします。
ジェットファームのグリーンアスパラガスとスカルモッツァチーズのリゾットは、普通のアスパラガスとは違う生き物とさえ思えるスンゴイ美味しいアスパラガス。青味の濃さ、甘さ、シャッキリ感、すべてが素晴らしい。シンプルな白いリゾットで、そのアスパラの美味しさを純粋に伝えている。
ふくどめ小牧場の幸福豚ロースとお日さま農園のお野菜は、豚の旨味汁がタプタプに溢れていた。美味しすぎてジュースのような豚。
聞けば、このわたしのお皿を作るために、ちょっとした塊肉を焼いて削ぎ落としてくれたのだそうだ。ありえへん。本当にありがとうございます。
豊かな彩りにあふれるお日さま農園の野菜は、見たことのないような野菜もあり、どれもが生きたままお皿に乗っている。野菜って割とすぐに死にますよね。この野菜は畑にいたときと同じレベルで生きてました。強い生命力をもらった。
サクランボのクレスペッレは、生クリーマーのわたしをもてなす気持ちを表現してくれたものと思われる。すんごい幸せ❤️ プロの技でシャシャシャーっと薄焼きにしたクレープもまた極上。
食後にはカプチーノを。もう、のけぞるほどに幸せでおなかいっぱい。
いつものパンも美味しくなってました。イマフンに変えたそうです。
なんか、外食するなんて当たり前のことだと思ってたけど、こんなにもわたしに力を与えてくれて、人生に影響するほどの体験だったんだなあと改めて感じました。
緊急事態宣言中は、モンドさんがインスタライブでお料理教室をしてくれて、食材の生産者さんたちを遠隔ゲストに迎えて面白いお話をたくさん聞かせてくれました。
そういったコミュニケーションを通して、ますます食材への尊敬、人として料理することの尊さ楽しさを教えてもらいました。
そのすべてがお金に代えられない宝物です。わたし自身も、自宅で毎日料理をする日々が続いて、何かしら成長した気がします。それもこれもモンドさんのおかげ。そして来週訪れる予定の、ラボンヌターブル中村シェフのおかげです。
モンドさんとラボンヌさんが仲がいいなんて知らなかった。これも不思議なご縁ですね。
あまりにも色々あって、とりあえず一山越えた今、ますますレストランという場所の素晴らしさを味わえるようになったのかもしれません。これからがまた楽しみです。
食材の豪華さに頼りすぎず、徹底的な思考で至上の料理に変えるシェフの才能がすごい。
個人的に恒例の、年末モンド。クリスマスを過ぎた頃に、一年間がんばった自分へのプレゼントのような気持ちでモンドさんに行っています。一人で。
この時期は色んな意味で狙い目。ジビエの美味しい季節でもあり、シェフの一年の集大成的な料理を連発してもらえたり、クリスマスディナーのおこぼれで特別な食材やワインが揃っていたりします。
本日の完全おまかせコースの内容はこちら。
・お野菜のスープとオリーブ
・福田農園の王様しいたけと京中式牛ハム
・シャラン産鴨の燻製と白神山地のセリ
・イカスミとじゃがいものカプチーノ仕立て
・お米と白子・白トリュフ
・ウンブリチェッリ ツキノワグマのサルシッチャ ちりめんキャベツとカルドンチェッリ
・エゾ鹿内もものロースト 根セロリ・ジロール茸・赤キャベツ
・ティラミス???
メニューを見ただけで頭クラクラ。豪華食材の大盤振る舞い and わたしの大好物シリーズ。
さすがに10年も通い続けているので、シェフの宮木さんはわたしの好みを熟知してくださっているのです。ありがたや。
ちなみにモンドさんは各テーブルごとにコースの内容が違うことが多々あります。お好みやシチュエーション、過去出してもらった料理と重なり過ぎないようになど、すごくよく考えて出してくれているのです。皆さんも通えば通うほど、好きな料理がズラリと出てくるようになりますよ。
さて今日のわたしのホームランは、鴨と白トリュフでした。別枠でMVPがデザートの「ティラミス???」です!
実は予約の段階で、「可能なら生クリームを使ったデザートを作ってもらえませんか?」とお願いしてみたのです。最近、生クリーム熱がますます加熱しているのでワガママ言いました。
そしたらこんなに美味しいパフェが! チーズクリームとコーヒーアイスをベースに、大好きないちごが散りばめられ、パイ生地があしらわれ、トップには生クリームがグルングルン。ここまでやってくださるとは。本当にありがたいですね。
そして、「お米と白子・白トリュフ」では、料理で頭がぶっ飛ぶという鮮烈な体験をさせていただきました。あまりにも美味しくて、舌よりもダイレクトに脳に来ました。危険なほどの多幸感。
白子をフォークで軽くつぶして、お米にまぶして食べるだけでもパラダイス。なおかつそこへ、世にも美しい色と香りの白トリュフが❤️ 完全に天国行き。今年食べた中で一番美味しかったお料理!
「シャラン産鴨の燻製と白神山地のセリ」は、ほぼレアな仕上がりなのに、燻製と絶妙な熱の加え方で、鴨の旨みを深く濃く生き生きと味わえました。添えられたセリが根っこまで美味しい。むしろ根っこが美味しい。コースの序盤で出てきたのに、もはやメイン級の迫力。
「福田農園の王様しいたけと京中式牛ハム」は、ごく軽やかに薄くスライスした牛の生ハムが、こんなにも牛らしい牛の味わいを力強く伝えてくれるなんて。口中に旨みエキスが無限に湧くような生ハムでした。喜びの渦。
「イカスミとじゃがいものカプチーノ仕立て」は、あまりにも人気が出てしまったため逆に登場を控えめにしているという貴重な料理。忘れた頃に出してくれます。なんか今日は量を多くしてくれたようだ。
白い部分はまさにカプチーノの泡のようにプクプクしたじゃがいも。黒い部分はイカスミまみれのイカ。この組み合わせが驚異的に美味しい。初めて食べた人は、あまりの美味しさにみんなビックリします。
「ウンブリチェッリ ツキノワグマのサルシッチャ ちりめんキャベツとカルドンチェッリ」は、ウンブリチェッリという太麺に、ツキノワグマのサルシッチャをほぐしたものと、カルドンチェッリ茸を絡めたパスタ料理。
意外と淡白な味わいのあるツキノワグマ。後半に行くにつれて、クマの透明な脂がキノコに滲んでくるところが素晴らしかったです。ウネウネした太さにアクセントのあるウンブリチェッリは、手打ちうどんのように作り手の心が伝わってきます。いや、手打ちうどんよりも手間がかかってますね。
本日のメインは、「エゾ鹿内もものロースト 根セロリ・ジロール茸・赤キャベツ」。エゾ鹿の本当の美味しさをわたしに教えてくれたのも、モンドさんでした。
鹿ってこんなに美味しいのかと感動し続けて早10年。中毒性がありますよね。鹿があるとなるとどうしても食べたくなる。「鹿」というキーワードに出会ってしまうと、下手すると鹿を食べる妄想で一日が終わる。
今日のエゾ鹿は、史上最高に品格があり、柔らかく、噛むごとに清らかな旨みのエキスが口の中を巡るようでした。根セロリのペーストは肉料理に本当によく合う。ラズベリーのソースも完璧っす。
何もかもパーフェクトなコース。
なんだか美味しすぎて頭がぶっ飛んだ末に酩酊状態になってしまいました。話しかけられても気がつかないぐらいボーッとなった。下戸だからワインは飲んでないのに‥‥。
そして今日もレビューが結構な長文になってしまった。仕方ないです。モンドさんの素晴らしさは一言では言えないんさ。
今年も美味しいものをたくさん食べさせてくださってありがとうございました。そしてモンドの皆さんとの楽しい会話もわたしにとって最高の御馳走でした。
来年もよろしくお願いしまーす!
#イタリアン
肉・魚・野菜を極めたおまかせコース。至上の美味なおかつ前よりボリュームアップ。
モンド❤️ たまには一人で行こうかなと思い立ち、当日予約でおじゃましました。
最近はいつも友人たちと来ていて、一人モンドは久しぶり。仲間とワイワイ食べるのももちろん楽しいけど、一人で真正面から料理と向き合うのも別の楽しさがありますね。
料理って、何を食べるかよりも誰と食べるかがまず大事と、いつも思っています。どんなに素晴らしい料理も、同席者との相性によってはアレですから!
気が合う合わないというのももちろんありますし、それ以前の波長的な問題なのか何なのか、「この人と食べると美味しい」のみならず、「いい人なんだけどなぜか美味しくなくなる」というパターンもある。人生の永遠の課題です。
そういったややこしい問題抜きに、一人でディナーするのはお気楽です。レストランに一人で行くのを嫌がる人は多いですが、一人で行ってこそ料理と一対一で向き合えるし、お店の人とも話しやすいってこともあります。
ある程度以上のお店に一人で行くのはお店の人に迷惑なのではないかとか、間が持たないのではないかとお考えの方もいるかと思います。わたしもそう思ってました。
しかし、その話を某伝説のサービスマン氏にしたら、「一人で行ってはいけないお店なんてありませんよ♪」と言われました。「え、そうだったんだ!」と驚きましたね。
実際その後どんなお店に行っても、一人だからって邪険にされたことなど一度もなく、寧ろ手持ち無沙汰にならない程度に軽く気にかけていただけて良い思いをすることが多かったです。
初めて行ったお店で、常連さんやグループ客のサービスに夢中で放置気味‥‥ということは数回ありましたが、まあ放置される分には構いません。
というわけで、「いでよお一人様!食めよディナー!」というお話でした。
前置きが長くなりました。
さて本日のディナーは、
・お野菜のスープとオリーブ
・ピオトジーニの生ハムとイチジク
・甘鯛としいたけ・じゃがいものヴァポーレ
・シャラン産 鴨胸肉のローストと緑茄子
・タリオリーニ 鮎と青唐辛子
・スパゲッティ ポルチーニと自家製サルシッチャ
・京中 熟成但馬牛 内もも インサラータ ミスタ
・桃のコンポートとヨーグルト・白コショウのジェラート
うおおおお、メニューを見ただけで、素材と量にまず圧倒されました。急に来たのにわたしの好物ばかり。ルルル〜♪
前回のレポートでも書きましたが、モンドさんはここのところランチもディナーも品数が増えてボリュームアップしたんですよ。
お野菜のスープとオリーブは今後定番化して毎回いただけるとのこと。毎回スープの味に変化があるのは、そのときの野菜次第だからでしょうね。今日はなんとなくコーヒーのような深みのある味でした。
ピオトジーニの生ハムとイチジクは、イチジクがなんと糠漬けになっています! これがめちゃめちゃ美味しい糠漬けで、生ハムとの相性バッチリ。食べてみそ。
甘鯛としいたけ・じゃがいものヴァポーレは、甘鯛が本当に甘くてプリプリで、鮨屋で食べたら(値段が)大変なことになるのではないかと思うぐらい極上の味。しいたけとじゃがいもが軽い酸味のあるソースで煮てあり、上にかかっているのはマッシュルームと豆乳の泡。この発想がモンドでしょう。
シャラン産 鴨胸肉のローストと緑茄子は、濃厚なのに後味サッパリの育ちの良い鴨。緑茄子の素焼きに、セミドライトマトやサクッとした葉っぱ(真空調理?)やクリームがはさまっていて、添えられたソースとともに味の変化を楽しめました。
鮎と青唐辛子のタリオリーニは、鮎が思ったより和風にカリッと焼き上げられていてすごく男前な味。タリオリーニの細さと硬さがちょうど心地よくて、生理的に美味しいと感じました。
ポルチーニと自家製サルシッチャのスパゲッティは、わたしの好物がこれでもかと投入された贅沢品。「今日のパスタ特に美味しいなあ、誰が作ったんだろう?」と思ったら、最若手の鵜飼さんでした。スゴイ!
今度の日曜日(2019.9.15)に、20種類ぐらいのパスタだけを提供するパスタデーが開催されるそうです。モンドでこういうイベントをやるのは本当に珍しいこと。お時間がある方はいらしてみては? 予約の必要なし、12時から19時の通し営業です。
さて本日のメインは、京中 熟成但馬牛 内もも インサラータ ミスタ。京都の中勢以(京中)からの熟成肉です。
3ヶ月も熟成した内もも肉! さすがでした。噛むごとにゆるゆると溢れる旨み。底の見えない肉の深み。グルリと肉を取り囲むのは、秋の色のインサラータ ミスタ、YO!エブリワン囲って彩って放たって肉の世界をイェー!
この季節感、良くないですか。光り輝く紫色の葉っぱは、ツルムラサキの葉。これが異常に美味しい。なんという麗しい味と香り。聞けば、山形の農園から取り寄せた野菜なのだそうで。そうか〜〜。市販してないような、現地の人だけが味わえるようなやつを取り寄せてしまったんだな。
感激ひとしお。途中ヒップホップに無理がありましたことをお詫び申し上げます。
デザートは、桃のコンポートとヨーグルト・白コショウのジェラート。
この桃の大きさ! めっちゃフッワフワのヨーグルトと食べると幸せ! 最高! ストレートに良い!
つーわけで、一人は一人なりに超楽しいディナーを堪能いたしました。ありがとうございます。あ、でもまた友だちと行きたいな。「うまい!」って叫び合いたいから(笑)
#イタリアン
素材への追求度、調理工程、仕上がりの完璧さ。すべてに関して向上し続ける、わたしの最高のレストラン。
先日のmondoランチ。新しいレイアウトになってから、初めてのランチでした❤️ 肉仲間3人で参上。
初夏のモンド、素敵ですね! 窓ガラスから見える美しい新緑 まるで避暑地のようです。
本日のメニューは、
・お野菜のスープとオリーブ
・軽く干したカマスの炙りと新玉ねぎ・ピゼッリ
・明石 穴子のフリットとジェットファームのグリーンアスパラガス
・タリオリーニ ホタテと生海苔
・リングイネ 京都中勢以のハムと焼き茄子
・岩手・石黒農場のホロホロ鳥とレタス
・フォンダンカカオとパッションフルーツ
でした。カフェもつきます。
以前よりランチの品数が多くなってる〜。幸せ。それに、ひとつひとつの素材への追求度がアップしてますよ。ディナーもランチも。
先月の貸し切りディナーで大好評だった、北海道ジェットファームのアスパラガス、再び食べられました。明石の穴子のフリットに添えて。
このフリットがすごい絶品で。わたしは鰻が苦手で穴子が大好きという、人に理解されにくい嗜好があるのですが、穴子の美味しさをとことん極めた味がしました。鰻の脂っこさや青臭さの真逆に位置する爽やかさ。ひたすら純粋。
二種のパスタはどちらもヘッドバンキングしたいぐらい納得のお味。麺自体の味とテクスチャーが最高だし、ソースの絡ませ方が並じゃない。なんかまた進化した。
特にハムと焼き茄子のリングイネに深く感動。フワッと薄切りのハムがパスタの熱でゆるゆると溶けていく感覚。トロットロの焼き茄子。魔法としか思えないクリームソースとチーズの融合感。
本当にこれは良かったです。定番にしてほしいぐらい。
メインはホロホロ鳥。なんという上品かつコクのある旨味! 鶏肉好きとして、こんなクォリティの高い鳥料理に出会えてラッキーです☆
実は今までホロホロ鳥を美味しいと思ったことがなかったんです。なんか白っぽくて硬くて味が薄いって印象だった。石黒農場のホロホロ鳥は全く別モノですね。
肉がちゃんと走り回ってる鳥の筋肉の色をしているし、脂身が適度にのっていて味がたくましい。皮目がパリッと、身はしっとりと。どことなく照り焼きっぽいソースと手作りのマヨネーズは、ベストの組み合わせ。
デザートは、フォンダンカカオ。レストランならではの、温かい、香り高いカカオ。フォークを刺すときのサクッとする感覚が至福。
やっぱり昼間のmondoもいいですねー。明るい日差しにキラキラ反射する宮木さんのお料理。こんな多幸感がほかにあるでしょうか?
この日のランチは満員。夜は「イッセーノセの会」で、こちらも満員とのインフォメーションでした。ますます人気高まるmondoさんについていきたい。
#ランチ
常に刷新される、気概に満ちた料理。火曜日が面白いけど他の日も圧倒的に食と五感の渇望感が満たされる。
英会話クラスの皆さんと、8人でモンドへ。
兼ねてから、「ワジョさんの一番好きなレストランはどこ?」とクラスメイツに聞かれては、「モンド」と答えておりました。そんじゃそのモンドに行ってみようということになったわけです。
毎週火曜日の「イッセイノセ〜の会」に、いきなり行くのも面白いかと思いましたが、まずは通常進行のモンドから知ってもらおうと、月曜のディナーを予約。
第一希望の日にお席が取れて良かった。モンドは最近ますます雑誌や書籍などへの登場回数が増え、注目度が高まっています。しかも席数をあえて少なくしてる。
そんなわけで予約が取りにくいイメージがありますが、案外空いてる日もあるんですよ。お店のブログかfacebookを見れば、空席情報が見られて予約しやすいと思います。
さて、ほとんどのメンバーが初モンドだった今回。道に迷うのが当たり前のロケーションの中、見事に皆さん探し当てて来ました。思ったよりちゃんと集まれて良かった。
お店に着いてみたら、今日はワジョの会みたいに準備してくれてました。わたしの好きな食材のオンパレード。
しかも品質的に、申し訳なくなるほど選りすぐりのものを全国から集めてくださっていました。ひー、ありがとうございますうううう宮木さん田村さん。
本日のメニューは、
・お野菜のスープとオリーブフリット
・軽く燻製をかけた桜鱒のティエピド・大根とヨーグルト
・相模湾マゴチとアスパラソバージュ ガスパチョのソース
・ウイキョウの葉を練りこんだ”マッケロンチーニ”マイワシとケッパーのソース
・椎茸と鮎の熟れクリームを詰めたジャガイモ生地の”ラビオリ”
・牛山精肉店の山形牛ランプ炭火焼きとジェットファームのグリーンアスパラガス
・チェリーのクレープ
ガガーン。気合い入りまくり。メニューを見た段階で喜びが抑えきれなくなりクラっときました。
モンドってもう10年もやってるのに、今もなお年々進化しているんです。ここのところ何ヶ月かご無沙汰していたら、その間にもこんなに進化してた! びっくり! 明らかに変化しているんですよ。
たとえば、常に刷新されるパスタのテクスチャー。
根本的に見直された様相の、つけあわせとメインの役の割り振り方。
アッと驚かせる1℃刻みの温度感。
予想を遥かに上回る繊細な仕上げ(誰も気がつかんレベル)。
挑戦的な料理であればこそ、アイデアと試作を慎重に繰り返したであろう、こなれた味に終結させる力。
既に知る最高の食材を更に上回る、現時点での最高値を常に探し求める貪欲さ。
口の中の味はもとより、命を包み込むような包容力のある力強い料理のオーラ。
などなど。
もはやお金に代え難いような次元になってきてるなーと思います。「芸術的」なんて言葉さえ追いつけない。料理というものが表現し得るものに、限界はないのだなどと思います。
さてさて、
「お野菜のスープとオリーブフリット」は、こりゃまたサラッと出してきたけど、とんでもない手間暇をかけたスープだって皆さん気がついてました。
だってね、ただ単に長時間煮ただけでもないし、味付けが変わってるわけでもない。ほぼ野菜そのものの味だけでできてるのに、今まで経験したことがないぐらい美味しい。最初からやられました。
オリーブはタネを抜いたところにお肉が入っていて、フリットすることで全体に穏やかさが増しています。
「軽く燻製をかけた桜鱒のティエピド・大根とヨーグルト」は、ここんとこずっと食べたいと漠然と思っていたものにバッタリ会ってしまった感じ。しかも最高の形で。
まず、このカットの形と大きさがよいですね〜〜。身の繊維が優雅に崩れる様を楽しめる。
桜鱒はかなりレア寄りの半レア。全体の温度がドラマチック。表面だけ焦がして、中はプルプルのレアでいてほんのりうっすら温かい。この温度感に、命の温もりを感じる。
ザワークラウトっぽい大根と、スープのように洒落た味のヨーグルトソースが抜群に合う。
「相模湾マゴチとアスパラソバージュ ガスパチョのソース」は、マゴチ、ゴチになりました!
わたしはお肉命なんで、お肉の味を邪魔しないようなお魚が好き。マゴチは確実に邪魔しないし、その上ものすごく良い香りを印象付けて美しく去っていく。
アスパラソバージュがコチの優しい味に寄り添うかのよう。オレンジ色のソースはガスパチョ。もはやガスパチョとは思えぬ、こなれた味。最後の一滴まで大切にいただきました。
「ウイキョウの葉を練りこんだ”マッケロンチーニ”マイワシとケッパーのソース」は、長いマカロニみたいなパスタ。
手打ちで作ってくださっていて、一本一本が生きてるような存在感。この食感が素晴らしい。プリンプリンのクニュクニュで、噛む喜びに口の中が踊る。
生地に練り込まれたウイキョウ(フェンネル)の風味が結構効いてる。そこへ絡まるマイワシとケッパーのソース。パーフェクト!
適度なオイル、溶けそうなほど柔らかいマイワシ、ケッパーの刺激。立ち上がって叫びたいぐらい美味しかった。
「椎茸と鮎の熟れクリームを詰めたジャガイモ生地の”ラビオリ”」は、鮎の熟鮓のお米の部分をクリームにしてラビオリに包んだもの。よくそんな料理を思いつきますね。
食べてみても、熟鮓がベースになっていることを全く想像できない。ひたすら深く優しく上質なクリーム。その上、ラビオリの生地がジャガイモのニョッキの生地でできてるという謎展開。謎なんだけど完成度が異常に高い。
ラビオリの横には、兄弟店ファロでおなじみの王様しいたけ。このしいたけ、美味しいんですよ。ただ大きいだけではなく、本当にしいたけらしいしいたけの良さがギュッと凝縮している。
「牛山精肉店の山形牛ランプ炭火焼きとジェットファームのグリーンアスパラガス」は、今夜のハイライト。
うむむむむむむむ、美味しすぎる!!!!!
わたしは毎日お肉を食べていますが、ここ数年で食べたお肉の中で一番美味しかったです。最初の一口のみならず、最後まで一口一口、「美味しい!」と言わずにはいられなかった。
今宵はワジョの会ということで(勝手に命名)、火曜日じゃないけど特別に大きなかたまり肉を焼いてくださいました。マジ感動。
ある程度の大きさがないと表現できない、表面の焦げから中心のレアへの美しいグラデーションを、視覚的にも味覚的にも強く堪能しました。
牛山精肉店というのは、沼津にあるお肉屋さんで、全国から極め付けの美味しいお肉を集めて、独自のエージングを加えている人なんだそうです。
かなり変態なんだろうなって思います。おっと、変態は食べ物業界で最高の褒め言葉ですよ。
付け合わせのアスパラも、絶品中の絶品。これは間違いなく北海道現地クォリティ。味が濃くてジューシーで食感がパキッとしてる。
新鮮で高品質なアスパラって生で食べると美味しいんですよね。今回、上のほうだけ焼いて、下のほうはあえて生で出してくれました。わたしの好きな食べ方。
ついこの前、モンドさん御一行様で北海道に行って来て、新たな生産者さんとの出会いがあったようです。ますます今後に期待。
デザートは、「チェリーのクレープ」。実は本来のメニューのデザートに苦手な食材があったため変更していただいたのです。
急な変更と思えないぐらい、わたし好みのすごく美味しいクレープをいただけました。クレープの下にクリームが! すごくオシャレな味がした。
食後のカフェを飲みながらおしゃべり。この新しいテーブルの不規則さには最初ビックリしたけど、案外使い勝手がいい。
今日は貸し切りにしてもらえたので、テーブルの写真も撮らせていただきました。
四角いテーブルを8人分くっつけるよりも、8人がこのテーブルの思い思いの場所に座ると、全員がゆるやかにつながってフレキシブルに会話ができる。
隣の人との、フワッとした距離。遠くないけど近すぎない。この距離感が、ストレスフリー。
逆に一人や二人の少人数でも、なんとなく居心地がいい。さりげなく雰囲気に紛れこめる。特に気を使って周りの人とお話ししなくても平気なんですのよ。
最近は密談向けに、普通の四角いテーブルも手前のお部屋に用意してる様子。
とにかく最高の夜でした。一緒に行ったみんなもすごく喜んでくれて、自由が丘民としての任務を遂行した気分(笑)
また近いうちランチにも行きたいな。昼間のモンドも自然光がいっぱいで素敵なんです。昼も夜も、わたしのベストレストランであることに変わりはありません。
#ディナー
火曜日コースが面白すぎる。大きな塊肉をゲスト全員でシェア。特別感満載の究極のモンド料理。
昨月(2018年7月)に10周年を迎えたmondoが、11年目のスタートとともに面白いことを始めました。
毎週火曜日のディナーに限り、19:30の一斉スタートで全員が同じメニューを食べるスペシャルコース。面識のない他のゲストと料理を共有し、塊肉や大きな魚をまるごと焼いて美味しく食べるというコンセプトです。
今回はフランス産リムーザン牛サーロインの炭火焼きを、皆さんとシェアしました。生肉の状態から見せていただいて感動。すごい重量感。
色んなレストランで、これから焼く肉を生肉の塊で見せてもらうことがある。そんなとき、「ああ、この塊をそのまま食べたい」と思う。その夢が叶ったわけです。
写真だとそんなに多く見えないかもしれませんが、多くのゲストが「すごいボリューム!」と感嘆するぐらいありました。
しかもこれ、塊肉ならではの魅力がぎっしりで、本当に本当に美味しかった。表面にガリッと力強い焼き目が入っており、中心に向けてレアになっていく味と色彩のグラデーションがあまりにも美しい。通常営業でいただくお肉ももちろんすごく美味しいのですが、更に飛距離を大きく伸ばす表現法でした。
一皿の中にあるグラデーションが大きいという意味では他のお皿も同様で、コチもオレキエッテ(パスタ)もラザニアも、複雑かつ深みがありつつ、一つ一つの素材の味の輪郭がくっきりとして伝わってくるのです。
たとえば、「オレキエッテのクルーダイオーラ お日さま農園のお野菜」は、多種の野菜をあっさりとした塩スープで煮たものがパスタソースになっていて、驚くほど美味しい。野菜の滋味深さが心の奥底に響くほどに素晴らしく、一滴もスープを残せませんでした。
「コチと黒トリュフ・ビーツ・コチのスープ」は、コチを丸ごと一尾焼いて、ビーツのペーストと黒トリュフのペーストをつけて食べるもの。
火曜日コースのもうひとつの魅力は、宮木シェフが目の前で料理の仕上げをしてくれるのを見ることができる点。
宮木さんがコチをフワッとスプーンのようなもので切り分けているのを見て、「ああ包丁じゃなくてこんなに優しく切り分けているのか。だから美味しいのか」と発見できた。
当たり前なんですけど、分け方が本当に上手で美味しそうなんですよね。宮木さんが取り分けるってだけで美味しい。もちろん取り分ける前の過程あってのことと知りつつ。
カチョカヴァロの焼き方ひとつにしても、自分で焼いたときはなぜあんなに下手だったんだろうと改めて疑問に思うぐらい簡単そうに見えて、抜群に美味しかった。
才巻きエビは驚きの調理法。ヴェッキオサンペリというお酒を飲ませて酔いつぶれたエビを目の前で焼いてくれました。
食前にmondoの庭で摘んできたウイキョウの香りのするフィンガーボウルで指を洗い、その指の香りごとエビを味わうのです。なんてオシャレなんでしょう!
オシャレなだけでなく、エビの味が濃くてめちゃめちゃ美味しい。そうですmondoはオシャレなだけの上っ面の料理なんてひとつも出てこないお店。必ず美味しい。
熟成牛のラザニアは、ほぼ肉料理と言っていいほどのお肉感。兄弟店代官山ファロのラザニアが美味しいので、あんな感じのものが出てくるのかと思ったら、全く別モノでした。どちらも良い。
強い肉肉しさに負けない酸味の効いた焼きトマトが添えられていて、それを潰しながらソースにして食べるのです。極楽。
メインの炭火焼きビーフを食べたあと、まだ食べられるなら追加でたまごパスタを作りましょうと宮木さんが言ってくれた。もうおなかいっぱいだけど、宮木さんがパスタ作ってくれるなら胃袋がススっと空くじゃないですか。
全員に希望のグラム数を聞いて作ってくれました。わたしは50gで。普通はこういうタイミングだと、30〜40gだと思います。10g希望の人もいました。
もうそれが満腹とは思えないがっつき方でペロリと食べまてしまい。こんなに美味しいなら100gって言えば良かったなと後悔するぐらいでした。卵かけご飯的な、シンプルかつ強力なキラーコンテンツです。
いよいよデザート。フルーツのココット焼きは、スイカ、桃、パイナップル、バナナをココットで焼いたものに自家製バニラアイスクリームをのせたもの。
焼いたフルーツの甘みと粘りが独特で、レストランならではのスイーツと感じました。
一緒に行ってくれた高橋さんが、本当に美味しかったし楽しかったと言っていた。特に美味しいワインのラインナップに満足なされた様子。実に、楽しさ倍増でしたね!
大きいほうのお部屋全体をリノベーションして、ダイニングテーブルも新進気鋭の設計士さんによるオリジナルに変身。さながら迷路のような奇想天外なデザインにときめきます。
そして個人的に爆発的に嬉しいのが、ピュアオーディオで音楽を聴けるようになった点。
mondoにこんなお宝が眠っていたとは!! オールドラックスマンのアンプにスピーカーはタンノイのエジンバラですよ。なんでこんな名機を持ってるの!?
ラックスマンはわたしも自宅で使ってるのですが、宮木さんのラックスマンのほうが年代が古くてガチガチのラックスマンでした。見た目も音も最高です。トーレンスのレコードプレーヤーもありました。
音の話をすると長くなるので割愛。皆様のお耳で確かめてください!
19時半の一斉スタートで他のテーブルの人と料理を共有すると聞いて、本音を言うと何か気を使ったり話さなくてはいけなかったりすると億劫だなと思っていました。
実際はそんな心配はなく、話そうと思えば話せそうでしたが、特にがんばらなくても平気でした。皆さんとても礼儀正しくて素敵な方たちです。
火曜日コースは、食材の入荷次第で毎週少しずつメニューが変わるようです。今週のメニューはこちら。
キノコとカチョカヴァロ
才巻エビとヴェッキオサンペリ
コチと黒トリュフ・ビーツ・コチのスープ
オレキエッテのクルーダイオーラ お日さま農園のお野菜
熟成牛のラザニア 焼きトマトと一緒に
フランス産 リムーザン牛サーロインの炭火焼きとポテトフライ
(追加)たまごのパスタ
フルーツのココット焼き
あまりにも楽しく、美味しく、腹の底まで満足の沁み渡るディナーでした。
通常は見ることのできない、宮木さん、田村さん、鵜飼さん、ゆかこさんの掛け合いも見ものです(笑)
鵜飼さんがお料理なさるときの仕草が宮木さんそっくりでびっくりした。
まさに五感への訴求力ハンパない新しいmondoに、ますます期待できそうです。
火曜日が楽し過ぎる。また行きたい。
昼から全力投球。今が旬の素材の旨みがギュッと集う味。
mondoごはーん!
今日は女友だち4人で集合。本日のモンドランチは女性率100%でしたわ。そういう日もあるのね。
今、モンドはソムリエ田村さんが代官山ファロに気合い入れに行ってるのでご不在。入れ替わりでファロの女将のゆかこさんがモンドでサービス担当をなさっています。
久しぶりにお会いしたゆかこさんは、すっきりと明るい笑顔。ショートカットがお似合いでした
さて本日のメニューは、
白子とモリーユ茸のスープ
黒鯛のポッシェ 金柑とレフォール
ホワイトアスパラガスと地蛤のココット焼き
飯蛸の炭火焼きとセロリのスパゲッティ
赤鶏もも肉とちちぢみほうれん草
紅玉のミッレフォーリエ
でした。
白子とモリーユ茸のスープは、白子をフルフルと低温で温め、美味しいものを煮詰めたスープに浸したもの。この一口で、寝ぼけていたわたしの心と体がズガッと目覚めた。
本日のワジョ的ドストライクは黒鯛のポッシェ。クラクラするほど美味しい。黒鯛の生の食感を上手に残しつつ、奥までしみるスープの旨み。黒鯛自身の甘み。相性抜群の軽い甘さの金柑。完全なる世界。
ホワイトアスパラガスと地蛤のココット焼きは、ハマグリの味が濃厚ですごい贅沢感。ホワイトアスパラガスにもハマグリの出汁がドバドバきいていて最高。
飯蛸の炭火焼きとセロリのスパゲッティがまた、黒鯛に並ぶ衝撃的な美味しさ。軽い炭火の香り、ふんだんに盛られた飯蛸の、それぞれのピースの持ち味。
そこへっ、絶品のセロリのソースが春らしさをまとい絡みつく。パスタの茹で上がりと飯蛸の焼き上がりとセロリソースの配分を緻密に計算しないとできないお料理だと思います。宮木さん天才!
赤鶏もも肉とちちぢみほうれん草は、究極の鶏肉。旨み、コク、柔らかさ、プリプリ感、香ばしさ。すべての要素が極まってる。最後は手掴みで骨までしゃぶっちゃいます。
デザートは紅玉のミッレフォーリエ。パラパラのパイ生地を雪のように降り積もらせて、中には紅玉のコンポートと、紅玉の香りの紅茶で作られたアイスクリームが。オシャレだわ〜。
最初から最後までテンション高まるまま、幸せな時間が過ぎていきました。
今日のランチはディナー並みの威力。とても温かいエネルギーをいただきました。ありがとうございます。
宮木さん、ゆかこさん、鵜飼さん、ごちそうさまでした!
今年食べた料理の中で一番美味しかった。
今年ラストのモンド訪問。年内もうほぼ満席で、辛うじてランチ予約できました。隣のテーブルが知ってる人でびっくり。
さて本日のランチのお品書きは、
カルガモのモモ肉とサラダ
大和牛のタルタル
鳴門の村さんのボラの軽い燻製
蕗の薹と桜海老のスパゲティ
梅山豚と黒キャベツのココット焼き
紅玉×紅玉
ですよ。あああああ! またわたしのツボを押しまくってきましたね。モンドさんは、来れば来るほど美味しさと感動が増してくるお店です。
昼と夜とどちらが好きかといえば夜モンドなわけですが、たまに来る昼モンドも素晴らしい。太陽光でキラキラと輝く宮木料理の神々しさたるや。ありがたし。
本日のハイライトは、なんといっても梅山豚! 梅山豚(めいしゃんとん)は非常に稀少な品種で、中国国内でも滅多に流通しないのだとか。
珍しいとかを別にしても、純粋にめちゃくちゃ美味しい。今年わたしが食べた料理の中で一番美味しかったです。ハッとする鮮烈な味に心を射抜かれました。
深いコクがありながら脂の粘っこさはなく、食感は柔らかくサクサクと歯でちぎれる感覚も快感。つけあわせの黒キャベツがベストマッチ。特にキャベツの焦げの部分に甘みがあって最高です。
肉をただ焼くだけではなくて、中から出た脂を回してコンフィのようにして、肉も野菜も時間をかけて丁寧に仕上げてくれたようです。しつこく聞いたら教えてくれた❤️
モンドさんは途轍もなく手間のかかった料理をよく出してくれるのですが、あまりにも普通に出してくるので、気がつかないとなんとなく食べてしまうというトラップがあります(笑)まあ見抜かなくてもただただ美味しいだけなので問題はありません。
カルガモは初めて食べました。食べられるものなんですね。柔らかくて、若い鴨の肉のような独特の軽さがある。噛みしめるとドクドクと旨みがいつまでも出てくる。カルガモがこんなに美味しいものだなんて。
大和牛のタルタルは、3ヶ月も熟成したものだそうです。深みとムチムチ感がすごい。香りは美しく新鮮。つけあわせのチーズやビーツの組み合わせの妙も楽しい。技術の結晶だと思います。
鳴門の村さんのボラの軽い燻製。ああ、昼からこんな贅沢を。ごめんなさい、ありがとう。ほんのり香りづけ程度の燻製で、ボラそのものの汗の香りを感じるような肉感的存在でした。モリッと立体的なほどの肉厚。ゴボウのペーストが異常に合います。
蕗の薹と桜海老のスパゲティ。この桜海老の量! 笑っちゃいます。しかも大きいよ〜。食べると口の中で本当にずっとサクサクいってる。サクサク。美味しい。サクサク。いい香り。サクサク。合間に蕗の薹のほろ苦さ。
なんという完成度の高さ。本当にありがとうございます。
ここで梅山豚を食べて、ほおおおおおおと一息ついて、デザートです。
紅玉×紅玉は、林檎の紅玉と、紅玉という名前のお茶のムースを掛け合わせたデザート。よくできてますねえええ。甘酸っぱいムースと、紅玉の皮と、パイのサックリ感を合いの手に入れる。
ああもう200%満たされました。胃袋のみならず全身全霊に満ちる幸福感。モンドはいつもわたしをこんな気持ちにしてくれる。
今年もありがとうございました。来年もますますモンドりたいと思います。
インフォ。モンドの田村さんと、代官山ファロのゆかこさんが2018年の1〜6月の期間だけ交代するそうです。デヴィッド・ボウイTシャツでファロの炉端に立つ田村さんを応援しに行こうっ!
9年の実績と、立ち止まらない進化。行くたびに驚かされる感動の料理。
mondoさん9周年おめでとうございます!
初めての人はほぼ辿り着けないという伝説さえあるこの住宅街の真ん中にありながら、生き馬の目を抜く飲食業界で9年目を迎えることの奇跡といったらウルトラ級です。
されどmondo、一度ハマればリピートは確実。料理もサービスも空間も、どうしてもここでなければという特別感に溢れています。
周年記念メニューっていうのは毎年やってるはずなんですが、なぜか今年は特に気合が入っているように思います。何があったんでしょうか。普通は10周年だとかキリのいいところでやらないでしょうか。
宮木シェフ、突然頭も坊主にしました。「宮木さんてどうしてときどき坊主になるんですか?」と聞いてみたら、「単純に坊主が好きなんです」と少し恥ずかしそうに言ってた。多分何の裏もなく本当にそうなんでしょう。
宮木さんて天才肌ですごいシェフなんだけど、人間的な素朴さとユーモアをたたえていて、実に面白い人。こんな人がわたしのためにお料理を作ってくれるなんて、それだけでたまらなく面白い。
わたしがmondoに9年間飽きることもなく通い続けているのは、そういう宮木さんの人間的な魅力がお料理に反映されているからです。
そしてソムリエ田村さんの、超個性的で勘の冴え渡るサービス。この限られた数席の空間は、すべて田村さんによる結界で護られているのです。
mondoがただの食事の場という以上に特別で快適な空気を常に漲らせている事実は、田村さんの信念の強さに比例しております。
さて本日のお料理はすべておまかせ。
自由が丘mondo 9周年特別コース 10000円(税込・サ別)
鯒と焼き茄子
鳴門のフッコとポルチーニのフリット
伝助穴子の炭火焼き
焦がし小麦のカヴァテッリ 鮎とアスパラソバージュ
純血軍鶏を詰めたトルテリーニインブロード
大和牛のグリル
温かいティラミス
カフェ
ぶっ飛びました。こんなに何度も来てるのに、こんなに心から驚かせてくれるなんて。美味しいっていう次元を超えて、どっか行っちゃってます。連れて行かれるって言うのが正しいかしら。
つきだしの鯒と焼き茄子で既に驚き。口の中でほどけるような鯒の軽く程よい熟成感。茄子の粘度を利用した、柔らかいソースのような味わい。ひらりと添えられたバジルがまた効いてる。
本当に、季節をさり気なく取り入れるセンスが素晴らしい。いかにも夏という余計な演出はなく、ストレートに味で表現する。
今日一緒に行った友人はmondoに来るの3年ぶりぐらいだったんですが、その3年の間にもはっきりと進化を遂げていて驚いてました。
鳴門のフッコとポルチーニのフリット! これを〜〜食べたかったのですよ! facebookのmondoさんの投稿で見て陥落。絶対わたしの好きな味です。
うわああああっと立ち上がりたくなるぐらいの美味しさ! スタンディングオベーションしたかった。捻挫してなければ。
フッコ、甘くていい香り。フリットになってるのに素材の良さがビシビシ伝わる。サマーポルチーニこんなに良いところをフリットにしてもらってしまってすみません。ストライクです!
フリットの下にはジャガイモのピューレを泡にしたソースが敷かれていました。めちゃめちゃ合うしオシャレだな。
伝助穴子の炭火焼きは、もう完全にイキのいい穴子なんですけど味付けはサラッとさり気なくイタリアンで新しい感覚でした。
焦がし小麦のカヴァテッリ 鮎とアスパラソバージュは、イタリア プーリア地方の希少な食材を使ったお料理。味わい深い焦がし小麦の風味と、山の香りと川の香りを豊かに纏う鮎の味が意外なマッチングながら必然かと思うほど好相性。
純血軍鶏を詰めたトルテリーニインブロードは、今夜のハイライト。見た目は物静かですが、中のお肉の味が感動的。ものすごく深みがあって肉の味の濃い軍鶏肉です。こんな味のお肉、食べたことがない。軍鶏料理は数多く世にあれど、純血の軍鶏はなかなか珍しいのだそうです。
お待ちかねの、大和牛のグリル。爆発的に美味しいです! 和牛の良いところを凝縮した感じ。特に説明文などはないものの、実は2ヶ月ほど熟成している熟成肉なんだそうです。
ただ、一般的な熟成肉の特長とされる独特の香りや見た目は敢えて出さず、言われなければ新鮮なお肉のすごくいいやつと思ってしまうようなシュッとした印象。
考えてみると、水分が適度に抜けていて和牛らしい味わいが凝縮しています。脂身がサラッとしていて甘い。相変わらず宮木さんの火入れは抜群。焼肉の美味しいところを全部集めたような贅沢さです。まわりにアレンジされた野菜もひとつひとつ美味しく、美しく、完成度の高い一皿になっています。
このお料理を食べ終わって一息ついた瞬間、友人とわたしが全く同時に「参りました」と言ってハモった(笑)「今ハモったよね!」って大笑い。いやー、さすが肉友。宮木さんに聞かせたかった。
デザートは、温かいティラミス。最初に白いモワモワしたものが運ばれてきて、「まだ食べないでね!」という。すぐに茶色いかたまりを持った鵜飼くんが登場。カカオのかたまり? おろしがねでお皿の上にシャシャシャッとふりかけてくれる。
お皿に落ちると同時に溶け始めるカカオ。香りが良くてたまらない。
熱いお皿にフワフワの白くて温かくてほんのり甘いもの。これは何だったんだろう。聞くの忘れた。フワフワの奥にカリッとしたコーヒー豆みたいなものだとかが隠れていた。
とにかく温かいのが美味しくて、冷めないうちにパクパク食べた。
すごい満たされ感。ありがとう、神様宮木さん田村さん鵜飼くん。そして一緒に行ってくれた友よ、ありがとう。
mondoさんの10周年も、またその先の10年も、ずっとずっと楽しみです。これからもわたしたちを驚かせてくださいね!
「東京最高のレストラン」イタリア料理部門で1位に。ますます進化する独自のモンド料理。
【2016年12月ディナー】
モンドさんで、今年最後のスペシャルディナー。昨年もそうだったように、今年も営業最終日に伺いました。
今夜も肉仲間筆頭の親友と一緒♡ 彼女と今月2度目のモンドです!
12月のモンドって、特別に良いんですよね。もちろんいつだって良いには違いないのですが、12月は特に凄い。そういう印象があります。
本日のおまかせメニューは、
桜エビと帆立のフリット
甘鯛と菜の花のポシェ
鳴門のボラ ごぼう 黒トリュフ(12日間寝かせたボラ)
ズワイガニのタリオリーニ
キジのラグー ニョッキ
秋田ヒドリ鴨のロースト
ヴェッキオサンペリ ハチミツ ゆず
でした。
ひょえ〜〜〜〜。メニューを見た時点で体が2センチ浮く。スペシャル食材連発。しかもわたしがこの前から食べたい食べたいとしつこく言っていた鴨をちゃんと用意してくれてた! 嬉しい(^o^)
満席の中、軽快なテンポでスタート。桜エビと帆立のフリット。サックサク! 異常に油切れが良くて軽い仕上がり。桜エビの香ばしさに心を奪われたかと思えば、下からムチムチの帆立が存在感を主張してくる。美しきせめぎ合い。いきなり感動です。
続いて、甘鯛と菜の花のポシェ。悶絶級の美味しさ。この甘鯛の甘美な旨味はなんなんでしょう。焼いてるんじゃなくて煮ているんだそうです。そうかー、柔らかい。身が厚くてフルフル。皮と身の境目がないほどの一体感。それが菜の花のうっすらとした苦味とよく合い、えも言われぬ美味の世界を創造している。宮木さんの世界観がきれいに描かれている一皿。
さあ次は、鳴門のボラごぼう黒トリュフ。ボラは12日間熟成したもの。いやあ凄い。さすがと言うしかないセンス。ボラをこんなに澄み切った品格ある味に仕上げるとは。しかも黒トリュフと合わせるなんて。
ズワイガニのタリオリーニは、そびえ立つほどのカニ量の奮発ありがとう! あいや〜〜〜〜美味しい!!!! もう麺自体が抜群に美味しいし、カニがめちゃくちゃいい仕事してる。美味しいものと美味しいものが美味しく仕上がりました。これ以上のものはないね。
モンドのパスタは今年一年というスパンで考えても、ずいぶん進化したと思う。もともと美味しいのに、どんどん美味しくなってきてる。来年はどうなってしまうんだろう?
次はキジのラグーのニョッキが届きました。キジ美味しい。確かに鳥類だなという味。適度に脂が乗っていて、前半より後半が味わい深い。あくまでも上品でいて、旨味が強い。
そしてついに、秋田ヒドリ鴨のロースト♡♡♡ 予想を上回る手応え。というか、こう来るのか!! というサプライズ。芯は正統派なのに、きっちり個性を突き付けてくる。実にモンドっぽい。
どっしりとした生命力を感じる鴨の肉。この鴨にも人生があったのだとすら思いを巡らせてしまうほど、生き生きとしている。ガッツリ火入れがしてあり、美しく盛り付けられていても、命をいただいている感覚がする。
満たされ感がハンパない。やっぱり今日は特別な日だ。
最後にデザートを。ヴェッキオサンペリ ハチミツ ゆず。ヴェッキオサンペリっていうのはお酒の名前らしい。ものすごく香りの良いお酒の効いたバニラアイス。はちみつとゆずのソース。飴飾り。
オシャレだわ。こんなのどこにも売ってない。レストランで作り立てじゃないと食べられない味のデザート。見た目も美しく、華やかな気持ちになれる。
食後のミルクティーを飲みながら、ソムリエの田村さんと「今年は色々あったね」なんて話をした。
兄弟店のファロが代官山にオープンしたのも今年でしたね。もうずいぶん前のような気がしていました。モンドはモンドで、ファロはファロの色が既にできているのが面白い。どちらも大好きです。
2016年は、デビット・ボウイの訃報に始まり、ジョージ・マイケルの訃報に終わる年でした。音楽フリークの田村さんの悲しみたるや。もちろんわたしも同じ気持ちです。
今夜のディナーの感想を一言で言えば、「モンド8年間の集大成をここに見た」ということ。
もちろんこれからもモンドは続いていくのですが、いよいよここまで来たのだなという感慨がひとしおにありました。ある意味、ステージをいくつもクリアして、来年から次の段階に入るのではないかという予感。
「東京最高のレストラン」イタリア料理部門で1位になったり、フランスでミシュランと並ぶほど権威ある「ゴーエミヨー」の日本版に掲載されたり、目に見えてはっきりとした評価をこれほどいくつも得たのも今年が初めてだったのではないかと思います。(以前から出てましたけど今年は目立ちました)
おかげさまで良い年末を迎えることができました。わたしはまだ大晦日まで仕事ですが、すっかり仕上がった気分(笑)
宮木さん、田村さん、鵜飼さん、良いお年をお迎えください。来年も猛烈に期待しております(^^)
【2016年11月ディナー】
「ここがわたしの本命店」
自分の誕生日を過ごしたいお店を親友に聞かれて、「モンドさんに行きたい!」とワガママ言わせてもらいました。
心の底から行って良かったです(^^) 最高の誕生日になりました。こんなにわたしの心のストライクを連打できるのは、モンドの宮木シェフしかいません。やられたって感じ。
おそらく、わたしが予約を入れた時点から数週間かけて準備してくれたんだと思います。素材的にも、仕込みにかかる日数的にも、完璧に準備しないと出せないものばかり食べさせてくださいました。有り難すぎて泣けます(;_;)
本日のおまかせコースは、
外房の赤ハタとカブのタルタル
相模湾スズキとポルチーニ茸の炭火焼き
タラと白子のムニエル 白トリュフかけ
桜エビのタリオリーニ
月の輪熊のラグー ニョッキ
島根の猪と蕪のロースト
イチゴとココナッツのロールケーキ
でした。
やっばいですよ。突然始まったジビエ祭り。聞いてないです(笑)わたしがジビエ大好きなの覚えていてくれたんですね。しかも月の輪熊なんて食べられるの知らなかった! それがすごーく美味しかったんですよ。
非常に深いコクがあり、森と大地のエネルギーがめいっぱい蓄えられていました。なんかわからんけど、月の輪熊を食べたら元気になった。途轍もないパワーです。
コクがあるのに後味はさっぱりしていて、スルッと体の中に溶けていきました。変なクセやにおいは全くなく、これならジビエが苦手でも食べられるんじゃないの? と思うぐらいです。
イノシシもすごかった。適度に脂身を残して炭火で焼いてくれた。この脂身が赤身の部分を焼くときに適度にまざって身が硬くなるのを防いでくれるそうです。
脂身がカリッとしていて最高。全然いやみのない脂です。赤身の部分はいつまで噛んでいても味が出てくるんじゃないかってぐらいに旨みが洪水状態。
添えられた蕪がまた異常に美味しくて。皮ごと焼いてあった。その皮がやけに美味しい。栄養がありそう。中身はトロトロに甘くて柔らかい。
順番が前菜に戻りますが、外房の赤ハタとカブのタルタルは、赤ハタの味がよくこなれていて、見た目はシャキッとしているのに味に熟成感がありました。
上にかかっている粉状のものは2年間熟成して作ったと言っていた。2年間! んで何を熟成したのか忘れてしまってごめんなさい(^^;
相模湾スズキとポルチーニ茸の炭火焼きは、お誕生日ありがとうってぐらいの直球メニュー。
スズキを釣る漁船の上から始まり、釣って、締めて、輸送して、寝かせて、調理するというすべての段階において、漁師さんとモンドのソムリエ田村さん、宮木シェフの知恵を集結した料理です。
モンドの皆さんの魚に対する情熱はちょっと異常なほどで、釣りの雑誌にもちょいちょい出るぐらい本気の釣り人たちなのです。特に田村さんは突き抜けてる。もう仕事っていう域を超えて情熱を傾けまくっておられます。
そんな人たちが、「モンド8年間の集大成とも言える料理です」って言うのよ。美味しくないわけがないじゃないですか。筆舌に尽くしがたい美味しさです。
スズキを寝かせるとこんなに美味しくなるなんて。モンドに来たスズキは幸せだと思う。こんなに美味しく食べられて。
一緒に行った人が、「美味しい。美味しい。美味しい」と20回ぐらい言っていた。「やばい、美味しいしか言葉が出なくなった。壊れた」だって。そりゃ壊れるわ、こんな美味しいと。
添えられているキノコはフレッシュのポルチーニです! こんな大きいポルチーニをまるっと焼いて出してくれるなんて♡♡♡ 宮木さんさすが。わかってるわ〜。
タラと白子のムニエル 白トリュフかけは、脳天が爆発するぐらい美味しかった。
「確か白子がとてもお好きだったんじゃないかと思って」と宮木さんに言われたけど、わたしがモンドで白子美味しいって言ったの多分5年以上前だった気がする(笑)よく覚えてましたね。
白子を焦げ目がつくぐらいに焼いて、白トリュフまでかけてくれて、土台のタラがまたタラとは思えないぐらい味が濃い。これもモンドの熟成技術ゆえか。
桜エビのタリオリーニは、桜エビのサクサクした食感とエビエビしい強い味わいがなんとも言えず胃袋掴まれた。そしてモンドのパスタ(麺そのもの)は、年々どんどん美味しくなってる。
イチゴとココナッツのロールケーキは、ずっと前同じものを食べたと思う。これもまた進化して美味しくなってた。何が違うんだろう。見た目は大体同じなんだけど。
デザートプレートにはお誕生日おめでとうのメッセージがありました(^^) ありがとう!
節目の歳。おかげさまで最高のスタートを切ることができました。
内容的にどう考えても鼻血が枯れるほどの出血大サービスだと思います(笑)すみません。でも嬉しい。人生色々あったけど、今わたしは幸せなんだと思えた。
ここぞと思った本命の店とじっくり長く付き合うことこそ、最も贅沢で見返りが大きい。そんなことを改めて感じました。
これからも末長くお付き合いさせてください、モンドさん♡
【2016年9月ディナー】
「美食の癒し。この上なく強力なリセット装置」
ちょっくら一人でモンドごはん。モンドに予約を入れると、その日に向かう気持ちで元気が湧きます。
久しぶりのディナータイム。やっぱ昼間のほうが写真がきれいに撮れるんで、なんとなくランチに行きがちですけど、夜は夜で独特の時間の流れがあり、深く癒されます。
モンドは長いあいだ撮影禁止でしたが、今は撮影OKになってます。様子見ながらだと思うんで、もしかしたらまた禁止になるかも。写真好きの皆様は今のうちにいかが?
メニューは今日も宮木シェフにおまかせのスペシャルコース(^^)
秋刀魚と里芋のテリーヌ
新イカとアーティチョークの炭火焼き
甘鯛のクロッカンテ きのこスープ
焦がし小麦のカヴァテッリ 白ギスとブロッコリー
フランス ランド産の鳩とポルチーニのニョッキ
藁の香りをつけた仔羊のロースト
クレスペッレ フレッシュベリーとバニラのジェラート
でした。うほっ♡
今日のわたしのナンバーワンはニョッキ。なんて美味しいんでしょう♡♡♡
ポルチーニも品種によって秋が旬で、特にこの季節になると傘がヒラヒラと大きくなって柔らかくなるものを選んでいるのだそうです。
めちゃ柔らかい。フワフワ。溶けちゃいそう。しかもきのこ味が濃厚です。素晴らしい!
鳩もこうして煮てみると良い出汁が出るんだなーと思いました。鶏よりも強く攻めてくる感じ。
甘鯛のクロッカンテ きのこスープも、舞茸をはじめたくさんの種類のきのこをドサドサ入れてくれました。天国行き(♡∀♡) 秋はきのこ好きにはたまらない季節ですね。
あとは仔羊のロースト! この大きさにして、ほとんどの部分がレアで、芯まで温かく、繊維が非常に繊細で柔らかく、味わいは濃い。奇跡のバランスです。
藁の香りはほのかにかぐわしく、粗野な印象はありません。あくまでも上品な仕上がり。宮木さんぽいです。
今日はソムリエ田村さんと音楽の話ができて楽しかった。モンドはイタリア料理店なのにBGMが80〜90年代ロックというのが大きな特色。これが苦手というタイプの人もいるみたいですが、わたしがモンドにハマった理由のひとつがこの音楽のセンスです。自分の趣味にドンピシャなんですよね。
この前わたしが行ったクイーンのライブの話や、ジョージマイケルの話、田村さんとスティービーワンダーにまつわるサプライズなお話などなど。本当に田村さんは音楽愛がハンパない。
この上なく趣味の良い素敵な空間で、こんなに美味しいものをいただいて、自分の好きな音楽の話をしながら、そのCDをかけてもらったりして。わたしはずいぶん幸せ者だなと思った。
モンドで過ごすこの時間。報われなかった過去さえ癒されるほどに強力なリセット装置です。
ありがとうございます(^^) んじゃまた来月あたりに。
【2016年8月ランチ】
「中勢以熟成肉コース、ワジョスペシャル」
5月にオープンした姉妹店ファロに行ったときにいただいたチケットで、ランチをば。中勢以熟成肉コースをほぼ半額ぐらいのお値段で食べられるという太っ腹な企画です。
本日のメニューは、
オーボリ(タマゴ茸)のフェデリーニ
新イカとアーティチョークの炭火焼き
甘鯛のクロカンテ 松茸のスープ
スペイン地鶏とポルチーニのニョッキ
但馬牛熟成肉 5月23日から約3ヶ月熟成した内もも肉
フレッシュベリーとジャスミンのジェラート
ですです。
やってくれるな〜〜。わたしの大好物、きのこ尽くしですよ! 宮木さん、ありがとう!
モンドのお料理は、毎日シェフのおまかせコース一本なんですが、決して一種類ではなくて、テーブルごとに出てくるものが大概違います。
何が好きで何が苦手系とか、さりげなく顔に出したり伝えたりすると、どんどん行く回数を追うごとにストライクのお料理ばっかり出てくるようになる。
従って、何度行ってもサプライズがあって楽しくて美味しい。前に一ヶ月で3回ぐらい行ったことがあったけど、そのときも全然違うものが出てきて面白かった。宮木さんの引き出しは無限大に広がっております。
今日はもういきなり前菜からエンジン全開でびっくりした。タマゴ茸、美味しい!! 生のタマゴ茸と炙ったニンニク、冷たいフェデリーニ。まだ一皿目でさえない前菜で即死するレベル。
次の新イカがまた素晴らしくて! 小さい赤ちゃんのイカ。フワフワに柔らかい。そこへペースト状にしたアーティチョークとイカスミを練ったソース。上からパラリときのこのトッピング。やばい〜〜。やられた。
そして更に次の料理でノックアウト。甘鯛のクロカンテ 松茸のスープ。うろこサクサク。白身が甘くてホワホワ。松茸のスープが激烈に美味しい。どう考えても上質な昆布ダシの味なんだけど、生ハムやドライトマトなどの食材から取った出汁なのだそうです。マジック!
スペイン地鶏とポルチーニのニョッキ。パーフェクト! 完全にわたし好みの要素だけでできている。しかも何気なく大盛り(笑)ありがとう☆
そして来ましたああ! 中勢以熟成肉、但馬牛内もも肉です。これも大盛り(^^; 恐縮です。しかも内もも肉なんて一番いいところじゃないですか。脂ノリノリ赤身ネッチリ、三ヶ月近くの熟成で余分な水分が抜けて、旨みが凝縮しています。
中勢以の熟成肉を宮木さんの火入れで食べる経験をすると、ほかの熟成肉は熟成加減が中途半端に感じてしまうことがある。難しいことはわからないけれど、熟成も色々やり方あるみたいだし、こういうものの火入れはすごく料理人の人格が出る。宮木さんは、とても丁寧で優しい。牛に対しても食べる人に対しても優しい。
野菜が嫌いなわたしでも飽きずに楽しく食べられるように、スルッとした食べやすい野菜を絵のようにあしらってくれた。本当にありがたいです。
デザートはフレッシュベリーとジャスミンのジェラート。仕上げにテーブルでベリーの温かいソースをかけてくれた。酸っぱくなくて美味しい。甘みもちょうど良くて、夏のデザートにふさわしい。
カプチーノを飲みながら、ソムリエ田村さんと少しお話した。最近の食べ歩きの話とか、音楽の話とか。いつもわたしの知らないことをさりげなく教えてくれて助かる。今年こそ田村さんがマグロを釣れるようにお祈りしていますよ。
どえらいごちそうさまでした。原価割れしてませんかね‥‥。少し心配です(笑)ありがとうございました。
【2016年7月ランチ】
連休明けを狙って、一人でモンドランチ。
姉妹店の代官山ファロが、「ちょっと今日行こうかな」と、フラッと立ち寄って好きなものを自分で選ぶお店だとしたら、モンドは何日か前に予約して、「宮木シェフ、今度はわたしに何を作ってくれるのかな」と心の準備も含めて楽しむお店。
とか言いながら当日予約で爆弾のように飛び込むこともあるのですが(笑)
開店8周年を迎えたモンド。隠れ家レストランにもほどがあるよという、わかりにくいエントランス(^^; にもかかわらず、変わらぬ人気を誇る繁盛店です。
わたしは開店して2年目から行ってたかしら? とにかく好きでたまらない。あらゆる飲食店の中で、一番好きなレストランがモンドです。食べ歩きの原点であり、故郷とも言える場所。一言で言ってホームです。
もっと格付けが上のお店や、予約困難なお店や、食べログの点数が上のお店にも行きますが、心の真ん中にはいつもモンドがあります。
なかなか普通のイタリア料理店ではあり得ないような個性があり、ハマらない人にはハマらない。わたしは相性が良かったみたいでめちゃくちゃハマりました。
至れり尽くせりでペコペコしてほしい人には向かないかも。紳士的な気に満ちた美食の密室という感じ。心静かに向き合えば、必ず期待以上に応えてくれます。
何度行っても、「こんなに美味しいのか」という感動があり、「わたしの好きなもの、作ってくれた」という喜びがあり、適度に話し相手にもなってくれるし、疲れてるときにはそっとしておいてもくれる。その察しの深さとタイミングがものすごい。
音楽好きのソムリエ田村さんのサービスが、絶妙な距離感とタイミングを心得ていて、常に心地よいのです。彼の五感の良さがサービスに表れている。
料理に関しては、「今日はタヤリンが食べたいな」とボンヤリ考えていると、タヤリンが出てくるし、「ポルチーニ食べたいな」と思ってるとポルチーニが出てくる。以心伝心?
今回は、「ポルチーニソースの料理と、何か塊肉のローストが食べたいな。鹿肉が食べたいけど季節じゃないな」などと考えていたら、マナガツオの炭火焼きがポルチーニソースで出てきたし、季節じゃないのに蝦夷鹿のローストが手品のように現れた。
最近は蝦夷鹿が増え過ぎてるから、秋冬以外も狩猟できるみたい。そうだったのか。びっくりしたよ。
宮木さんが用意してくださった本日のおまかせメニューは、
イカスミとじゃがいものカプチーノ仕立て
カツオのタルタル
マナガツオの炭火焼き
白イカのタリオリーニ
蝦夷鹿 内モモのロースト
桃のドルチェ
田村さん直筆のお品書きを見た時点で、テンション急上昇。好きなものばっかり(^^)
イカスミとじゃがいものカプチーノ仕立ては、宮木さんのスペシャリテ。この味にハマる人が後を絶たない。イカスミとじゃがいもとは思えない美味しさ。想像を超える味わいです。
カツオのタルタルは、えらい手間暇かけて発酵したソースを作ってくれました。めちゃめちゃ新鮮なカツオと、ある意味漬け物みたいな香りのクリアなソースが相性抜群。わたしは魚に微かにでも臭みがあるとダメなんですが、これならいくらでも食べられます。
マナガツオの炭火焼きは、大好きなポルチーニのソースを下敷きにしてくれました。どストライク。宮木さんはきのこ好きのわたしに、よくポルチーニやきのこの料理を出してくれます。そのすべてが常に一期一会で、またとない料理なのです。そして年々進化している。
白イカのタリオリーニは、イカの出汁がパスタに染み込みまくっていて、この上ない美味しさ。パスタ自体の味も、前より更に美味しくなってるように感じました。
蝦夷鹿のローストは、夏鹿独特の若々しい味わい。繊維が繊細で、ミルキーです。秋冬シーズンよりもきめ細やかなのではないかしら。そこへ合わせた赤ワインとベリーのソースが絶品で。この肉にこのソースというのがまことに至福の喜びでした。
桃のドルチェは、完熟の桃をザバイオーネ仕立てにしたもの。自然な甘みがスルスルと喉の奥に落ちていく。ものすごい勢いで食べてしまった。
いつもはディナーに行くことが多くて、たまには気楽にランチでもなんて思っていたら、この充実感。
いつも行くたびに思うんです。今日はモンドに行って良かった。なんかトクした気分だなあって。金銭的な感覚以上の、体感的なおトク感なんですよ。うまく言えませんが(笑)要するに心のギフトを受け取りに行ってるんですね。
記念日などハレの日に利用される方が多いお店です。そんなモンドになんでもない日にこそ行くと、その日が特別な一日になりますよ。
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店名 |
mondo(モンド)
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受賞・選出歴 |
イタリアン 百名店 2023 選出店
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2023 選出店
イタリアン 百名店 2021 選出店
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | イタリアン |
予約・ お問い合わせ |
03-3725-6292 |
予約可否 |
完全予約制 アラカルトはなく、おまかせコースの用意。ご予約の際お苦手な食材をお申し付けくださいませ。 |
住所 | |
交通手段 |
東急東横線・大井町線「自由が丘」駅正面口より徒歩8分 自由が丘駅から629m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥6,000~¥7,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、VISA、Diners、Master) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
10% |
席数 |
10席 (席数を16から10に減らして、よりきめ細かいサービスになりました。) |
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個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くにコインPあり、駐輪場もございません。自転車、バイクでのご来店はご遠慮ください |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
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料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
お子様連れのご予約はお電話にて承ります。 |
ドレスコード | 短パンサンダルというカジュアルすぎるのはご遠慮いただくようお願いいたします。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2008年7月8日 |
備考 |
2018年8月より大きなテーブルをお客さんで共有する座席に。お料理もより生産者をフューチャーした内容に。一見見たことある料理でもより深い味わいになっています。 |
お店のPR |
自由が丘の隠れ家で、北&南イタリアで育まれた郷土の味を堪能する
【mondo】は自由が丘の住宅街にある隠れ家イタリアン。車道から小径に入り、階段を降りると一軒家の店が現れます。敢えてわかりにくい場所を選んだのは、到着までのワクワク感を楽しんでもらいたいから。そんな期待に膨らむゲストの気持ちに、オーナーシェフの宮木康彦が応えます。料理は昼も夜もおまかせコース一本で、季節の食材を散りばめたもの。北イタリアや南イタリアなど宮木氏が現地で学んだ郷土料理をベース... |
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昨夜はモンドのディナーへ。ディナータイムは久しぶり。友人と二人で濃厚な幸せを味わってまいりました
コースはこちら。
・お野菜のスープとオリーブのフリット
・もくじ
・メカジキとピスタチオのタルタル
・甘鯛のヴァポーレ、 岩手産天然キノコのズッパ
・ “タリオリーニ” 穴子と揚げ茄子
・“リゾット” ポルチーニ茸とフォンティーナ
・沼津牛山精肉店の和牛イチボ炭火焼きとインサラータミスタ
・黒胡椒のパンナコッタとシャインマスカット
ああああ、やられた。悩殺された。
モンドはいつだって死ぬほど美味しいのですが、秋ともなれば尚更。
収穫の秋、野菜は色濃く、肉は深みを増し、魚はしなやかに、シャインマスカットはひたすら輝き、きのこの香りもノリノリです。
季節のせいだけではありません。フィレンツェに25年暮らした、いさごださんがモンドのサービス担当として登場なさってから、ますます進化が早まり深まった印象があるのです。
その人がそこにいるだけで、空気が大きく変わる存在。彼女はどちらかというと控えめな姿勢なのですが、存在感と影響力がすごい。よくぞモンドに来てくださいました。
さて、いつものようにお野菜のスープとオリーブのフリットから始まります。今日はきのこ出汁がくっきり。オリーブの中のサルシッチャがいつもより山盛りだった気がします。
メニューの2列目に「もくじ」と書いてあり、もくじって一番上に書く言葉なんじゃないの? ちょっとしたボケをかましてるの? と思ったんですが、「もくじ」っていう一皿のお料理でした。
今日出てくる素材を素に近い状態で一通り出してくれて、来たるべきご馳走への期待感を高める役割を果たしてくれていました。
メカジキ、甘鯛、穴子、ポルチーニ、和牛。もうこの段階で頭の中も心の中も幸せいっぱい❤️
一番いいところを少しずつつまめる喜び。幸せというのは、幸せの予兆が始まった瞬間にこそ魔法を強く感じるものなのかもしれません。
メカジキとピスタチオのタルタルは、序盤にして至高のアート出ちゃってました。
ピスタチオで自家製の味噌を作ったのだと。確かに味噌だった。それがピチピチに活きのいいメカジキに抜群に合う。
ピスタチオ、アーモンド、ごま、マジョラム、トマト。美しくてとんでもない美味しさ。これがレストランの楽しみだよなー。
甘鯛のヴァポーレ、 岩手産天然キノコのズッパは、キノコの旨みを吸った甘鯛がフンワフンワに柔らかくてヤバヤバ。様々な種類のキノコが合わさって、山よ大地よありがとうと語りかけたいナチュラルな美食の極み。
“タリオリーニ” 穴子と揚げ茄子は、見た目が東北地方のお料理みたいで食べたら超絶現代的なイタリアンだった。口当たりが軽快。
舌と歯に当たる麺と野菜と魚の感触が快楽的。一体感があるのに、ひとつひとつの素材の間に隙間が意図的に作られているような、不思議なお料理。
“リゾット” ポルチーニ茸とフォンティーナ!!!!
おおおお、フォンティーナよ。お前はなぜポルチーニと表裏一体となってわたしを誘惑するのだ!!
やっぱりプロはすごい。フォンティーナチーズの量の加減、ポルチーニとのバランス、リゾットとしての適度なボリューム感。これがねえ、美味しすぎてこの世のものと思えなかった。異次元に来ちゃったかと思った。震えた。
そして本日の主役、沼津牛山精肉店の和牛イチボ炭火焼きとインサラータミスタ。たましい持ってかれるスペシャル。至福の味。
皆さんご存じと思いますけど、わたしはお肉が好き。毎日お肉食べてる。そんなわたしが椅子からズドーンと飛び上がるほど美味しいと思えるお肉って滅多にない。
このお肉は赤身も脂ももはや芸術作品。お肉自体がミラクルだし、宮木さんの火入れがまた天才すぎる。こんなに赤身が赤いのにアッツアツで、なのに脂が脂のまま旨みと甘みを主張している。一体何をどうやってんだい?
イチボはわたし的に当たりはずれの大きい部位という印象がある。当たったときのイチボは強烈に優秀。このイチボは大当たり 人生最高レベル。
お肉の合間にはさむ野菜が一口ごとに違う種類を食べられるのも楽しい。山形お日さま農園さんの野菜はやっぱり美味しい。
デザートは、黒胡椒のパンナコッタとシャインマスカット。きましたー大好物! シャインマスカット、今年はあんまり食べてなかった。
それはそれは甘くて美味しいシャインマスカットでした。更にその下には、めっちゃ濃厚なパンナコッタ! ねっちりムチムチ。だが後味はしつこくない。満たされる〜〜。
はあ、あまりにも美味しくて燃え尽きました。灰になった気分です。すっかり浄化。
お料理マニアでイタリア料理への造詣も深い友人も絶賛してくださり、モンドファンとしては誇らしい気持ちでいっぱいです。
何やら最近のモンドさんはお客さんがバンバン戻ってきてる様子で忙しそうですが、まだ予約取れますので皆さん行ってみてください。ガチで美味しいんで。
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#イタリアン
#モンド
#超絶美味しい