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食べログ 喫茶店 百名店 2022 選出店
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流れる様な所作の一杯点てコーヒー
あれから数度通っているのだが、今日は初めてカウンターに座ってみた。
左端に居られるのがマスターかなと思い、その近くに。
先ずはブレンド。
ブレンドは一杯建てでは無いが、やはりバランス感覚に富んだ素晴らしい味わい。
しかしこの日は折角マスターがいらっしゃるので、一杯点てのコーヒーを所望。
一杯点ては右側のメニューでシングルとなっている。
自分の好みと苦手な部分を伝えてこんなのどうでしょうとお勧め頂いたのがマンデリン。
渋味の王者とのこと。
これはもう乗るしかないでしょ~。
先ずは豆を挽くのだが思った以上に豆の量は多目だ。
この時点でもうコーヒー豆の素晴らしい香りが漂う。
鮨屋の例で言うと、上質な蒸し鮑を切り付けている時に鮑の馥郁たる香りがカウンターに漂うが如し。
コーヒー豆をネル網に満々に入れて、湯が漏れ出ぬ程度に豆全体に蒸らしを入れる。
暫くして挽いた豆はモコモコとしてくる。
適度に蒸らした後に外側から内側へ円をクルクルと描いて細く注いでいく。
次に内側から外側へとクルクルと回し掛けてモコモコしてきた豆の泡が漏れ出ない様に。
最後に少し温め直してカップに注ぐ。
カップも素晴らしくコーヒー色が映える。
酸味は全く無いわけではないが、入口で挨拶をした後は持ち味の渋みと深いコクが顔を出して色々と口腔と鼻腔を愉しませてくれる。
他所のマンデリンと比べると嫌味な角が取れて円味(まろみ)を帯びた味わいと言おうか。
一番感じたのは美味かろうが不味かろうが長く後味を引っ張らないこと。
コーヒー飲んだ後に口の中がニチャニチャしてしまう事があるが、そういったことも無い。
スパっと切れて後味爽やか。
マスターはコクテル堂のコーヒーを扱う様になって43年になるが、ずっとニレを入れているとのこと。
豆の種類によっては浅目にしか焙煎してこないので、店で再焙煎して好みの具合に調整されているのだ。
例えばモカ。
その香りを嗅がせて頂いたのだが、何という芳醇で深淵な香りなのだろう。
嫌味な角が取れて、円やかで濃厚な旨味が凝縮されている様な香りと言おうか。
まるで名物パティシエが作ったオペラの様な重厚な香りに色艶。
次回からマスターの淹れるシングルも順次愉しんでいきたいと思わせてくれる。
巧い具合に枯れていて重厚感ある味わい
ここも新人時代に職場の先輩達と自由が丘でフレンチを食べたりかんだりした際によく寄っていた店であるが、職場を異動してからはとんとご無沙汰となっていた。
ブラームスで美味しい食事をした後に重厚なコーヒーが飲みたくなり、こちらに。
店内は煉瓦造りのアール・ヌーヴォー調で、落ち着いた色合いに落とし気味の照明。
店に流れるのは小気味の良いJAZZ。
心地良い音色でやや眠くなる(笑)
◎ブレンド
渋味と苦味のバランスが良く、杏仁の香りに仄かな肉桂の様な風味で酸味は微細。
巧い具合に枯れているが重厚感を堪能できるミドルボディ。
一杯一杯ネル・ドリップで淹れられたコーヒー。
御手洗いに行く際にカウンターではマスターらしき人がネルフィルターに入った豆に丁寧に湯を回し掛けていた。
伝票に目をやると、こちらの豆はオールドビーンズをフレンチスタイルでドリップとある。
生クリームも本物で純正品!
濃厚で生乳の風味がまったりと口内を巡る。
良質なクリームである事が確認出来たので、後半はクリーム&シュガー少々で愉しんだ。
また濃縮しているのでクリームでコーヒーの味わいが薄まって煩雑にならずに個性を保っている。
更にコーヒーの美味さが引き立つ生クリームである。
これぞ本当の役割を為した生クリームだ!
そこで、伝票に記載しれていたお代わりは300円という嬉しいサービスを利用して、もう一杯戴く事にした。
また丁寧に淹れられたコーヒーは初めのうちはブラックで香りとコクを十分に愉しみ、後半に生クリーム&シュガーで単独では為し得ぬ境地へ辿り着くのだ。
20数年前にはこんなに美味しく感じなかったのは当方の好みの変化や大人になったという事かな。
これはまたこちらに来て味わいたいコーヒーと店の味わいだ。
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超力招来
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店名 |
カフェ・アンセーニュ・ダングル 自由が丘店
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受賞・選出歴 |
喫茶店 百名店 2022 選出店
食べログ 喫茶店 百名店 2022 選出店
喫茶店 百名店 2021 選出店
食べログ 喫茶店 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 喫茶店、カフェ、ケーキ |
お問い合わせ |
03-3725-4749 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
東急東横線・大井町線 自由が丘駅北口 大井町線線路沿い すぐ 自由が丘駅から162m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
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貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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お店のPR |
ドアを開けると・・・・・ネルドリップで丁寧にいれた
近年カジュアルなコーヒーショップが増える中、35年間変わらぬ味、雰囲気を守り続ける正統派珈琲店。年輩の方には懐かしい、若い方には新しい、そんな空間で最高の珈琲と自家製チーズケーキクロックムッシュを堪能してみてはいかがですか? 一歩ふみ入れると・・・・・アールヌーボーの家具、エミールガレのランプ、そしてバカラの花瓶に生けられたバラが目に入るシックな空間・・・・・ |
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この日はエチオピア・モカを愉しませてもらった。
合わせるお供にガトー・フロマージュ(チーズケーキ)も。
マスター、ハンドドリップにネルを装着し、念入りに具合を観る。
瓶に入ったエチオピア・モカを取り出し、計量して電動ミル機で挽いていく。
挽いた豆はネルに入れて豆に湯を細く注いで蒸らしに入るのだが、凄いモコモコして来た。
モコモコの泡が外に漏れ出さない様巧みに注いでいく。
挽いた時、淹れている時に香り立つアロマが何とも言えない癒し効果。
豆は活きているんだなぁ。
カウンターは正に齧り付き席だね。
適温に温度を上げ、湯煎で温めたデミタスカップに注いでサーブ。
ああぁ。
美味い!
う・ま・い・ずぉおおおーーー!!!
なんて深い味わいなのだろう。
もう一口目からこいつの虜になってしまった。
当方の嫌いな酸味は前回のマンデリンより更に抑えられ、体躯のシッカリとしたフルボディな旨味が堪らない。
シングルなのに、幾層にも折り重なる旨味と言おうか非常に奥深き味わい。
また味わいの変化が愉しい。
中盤でほんのりとチェリーの様なフルーティなテイストになったかと思へば、喉を通る頃にはカカオ含有量が80%以上のビターチョコの様な高貴な風味が口腔内を駆け抜けていき、最後はスッキリとしたキレ。
先日モカの再焙煎の豆の香りを嗅がせて頂いたて、もうこの豆のコーヒーは美味しい事は確信済であったが更にその上を越えていった。
これは最後まで単体で飲むに足る風格あるコーヒーだ。
ガトー・フロマージュとの取合せも申し分無く、モカは乳製品との相性が頗る良い。
ジェラートやアイスクリームでモカをよく見かけるが、当方も好きなフレーバーの1つである。
ブレンドは都度、ネルドリップしてポットに入れておき、アイスやカフェオレ等ブレンド関連の品々に使っていくとのこと。
コーヒーは淹れ立てより、少し寝かせて落ち着かせた方が味わいが膨らんで美味いとマスターから教わった。
当方の今までの経験上確かに一理ある。
折角なので、マスター淹れ立てのブレンドをおかわりで頂戴した。
モカの様な突き抜けた旨さでは無いが、こちらのトータルバランスの優れたブレンドコーヒーは中々お目に掛かれない。
嫌味な酸味は感じられ無いで、コーヒー豆の味と風味がしっかりと味わえる一杯だ。
これもフロマージュと合わせたので生乳は入れずにそのまま戴いた。
〆に一時置いたブレンドをおかわりでいただいた。
成る程成る程!
マスターの仰っていた事がわかる。
淹れ立て出来立ての物と、少し時を置いたものとをすぐに飲み比べるとわかりやすい。
味が落ち着いて飲み易くなっていると言おうか。
中々言葉で簡単に表すのは難しいが、例えば若さ溢れる新入社員が淹れ立てのコーヒー、入社2〜3年目の若手社員が一時置いたコーヒーの様な感じだ。
荒削りな部分はうまく削がれて諸先輩方の指導の元自分の行くべき道を歩んでいる。
そんな感じだ。
カップはロイヤルコペンハーゲンを基本軸として大倉陶園の物なとが目立つ。
この日はモカをロイヤルコペンハーゲンのブルーフラワー、ガトーフロマージュにはリチャード・ジノリのボンジョルノ・プルーンをさり気なく。
ちなみに後のクリームポットには大倉陶園のブルーローズ。
青い花を基調とした陶器が落ち着いた雰囲気を醸成し、色の濃いコーヒーとの対比も素晴らしく映える。
あとは喫煙さえ何とかしてもらえれば•••