甘味がクセになる中毒性を孕んだ醤油つけ麺。 : 麺処 びぎ屋

2020年11月22日（日）

昨夜は二軒目にこちらの店を7ヶ月ぶりに訪問です。

因みに、今回のお目当てはYouTubeでSUSURU君が絶賛していた「醤油つけめん」です（笑）

19時20分に到着すると、夕食時を大幅に過ぎている為に、店内には先客が5名のみの状況です。

先ずは「醤油つけめん」の食券を購入し、席に着いて店員さんに食券を渡すと待つ事7分ほどで待望のつけ麺が到着です。

漬け汁の器には色が濃いめな醤油スープが注がれていて、上には微塵切りのネギ、三ツ葉、唐辛子が大量に浮いています。

そして、更にスープの中を箸で探ってみると、普通のメンマや穂先メンマと共に細切りのチャーシューが姿を現します。

一方、麺の器には全粒粉入りの細麺が盛り付けてあり、その上には刻み柚子と共に海苔が一枚添えてあります。

先ずはスープを飲んでみると、醤油のキレや風味と共に調味料の甘味や酸味を結構強めに感じます。

出汁は恐らく鶏と乾物魚介が主体と思われますが、醤油と調味料が味の大半を占めていて出汁の風味は至って希薄な印象です。

一方、醤油の風味が結構強めに効いているにも関わらず、醤油つけ麺に有りがちな塩角や過剰な塩味は一切感じられません。

ただ、何れにせよ調味料が支配的な味わいで、私個人的には苦手なタイプのスープです（汗）

次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が適度な硬さに茹でられていて、靱やかさには欠けるものの噛み締めると小麦粉の甘味が舌に鮮明に伝わります。

そして、麺をスープに漬けて食べてみると、微塵切りの薬味がスープを含みつつ麺に絡み付く為に、スープの甘味や酸味が落ち着く事なく舌にダイレクトに伝わります。

ただ、スープの甘味が麺の風味や鶏油のコクと絶妙にシンクロしていて、苦手なタイプのスープである筈なのに食べる箸がどうにも止まりません！！

そして、味わう事を忘れて知らない間に完食に至り、既に三軒目であるにも関わらず大盛りにしなかった事を深く後悔しました（汗）

食べ終えた感想ですが、SUSURU君の感想と同様にとても美味しいつけ麺だったと思います。

ただ、私個人的には万人に受ける味と言うよりもハマる人にはハマるマニアな味に感じます。

改めて訪れる機会があれば、次回は「特製醤油つけめん」を是非大盛りで食べてみたいと思います。

ご馳走さまでした。

2020年4月11日（土）

本日はラーメン娘のリクエストでこちらの店を初訪問。

12時55分頃に到着すると、店内は既に満席でしたが、運良く待ち客は誰も居ませんでした。

私は「醤油らーめん」、ラーメン娘は「醤油らーめん半熟味付玉子入り」の食券を購入して店員さんに渡します。

そして、外で待つ事5分ほどでカウンター席に案内され、席に着いて待つ事5分ほどで待望のラーメンが到着です。

醤油スープの上には香味油が浮いていて、全粒粉入りのストレート細麺の上にはチャーシュー、メンマ、笹掻きにした白ネギに輪切りの万能ネギ、海苔が乗っています。

先ずはスープを飲んでみると、ほど良い醤油の味わいと共に、魚介系を中心とした出汁の風味が口の中にジワリと染み渡ります。

カウンターに置かれた説明書によると、出汁は鶏と豚骨による動物系に、煮干しや魚介節による魚介系との事ですが、私が味わう限りでは魚介節の風味が一番突出しています。

強いて例えるならば穏やかめの蕎麦ツユに動物系の風味を足した様な味わいで、インパクトには欠けるものの日々食べても飽きが来ない様なホッとする味わいです。

次に麺を食べてみると、加水率が僅かに低め寄りの細麺がほど良い硬さに茹でられています。

コシには若干欠けるものの歯切れが良く、麺を啜り込むとほど良く絡んだスープの味わいと共に、小麦粉の仄かな甘味が舌にジワリと伝わります。

次にチャーシューを食べてみると、豚バラ肉の煮豚と豚肩ロースの焼豚が若干厚めに切られています。

ただ、両者とも醤油ダレで深めに味付けされている為、塩味がやや舌に触ると共に、赤身の繊維質が若干パサ付いているので、豚肉本来の旨味がやや舌に伝わり難い印象を受けます。

食べ終えた感想ですが、確かに美味しいラーメンではあるものの、味わいがオーソドックス過ぎて、私個人的にはあまり印象に残る味ではありませんでした。

魚介節の風味が突出している分、醤油味にするとウドンや蕎麦に味わいが近づく為、馴染み深く感じる一方でマンネリ感を覚えてしまうのかもしれません。

次に訪れる機会があれば、出汁の風味がより際立つと思われる「白醤油らーめん」を食べてみたいと思います。

ご馳走さまでした。