ミルキーはママの味♪。 : RODEO

全く日時が合わず、再訪しようにもできずにいた当店。
ロデオカフェ、ロデオハナレ、そして本店のこちらと3店舗巡回したのち、やはり本店イズベストという結果になりましたのでなんとか日程調整し再訪です。

中目黒駅から徒歩7分ほどでしょうか、TSUTAYAのある出口を背にしてひたすらに右にゆくとあります。

この日も満員御礼のようで賑やか。
店員さんは、前回の私のデータを把握しているようで、何月何日に何を注文したかまで事細かに記録として残っていました。人間というのは不思議なもので、毎度毎度似たり寄ったりな料理を注文してしまうらしい、ということで今回もホワイトアスパラを。
黒板からは生しらすのオイルがけ、カツオの炙りカルパッチョ、ホタルイカとスティックセニョールのガーリックバターソテー、グランドメニューから焼き野菜の盛り合わせ、メインは豚でととりこ豚肩ロースを。

スターターは定番の大人ポテトチップス。
心做しかちょっと油ごい気がしました。以前より細々とした端切れみたいなのが多い気もしました。

生しらすのオイルがけ、新鮮で美味しいのですが、こういったガッツリ塩気な前菜であれば、やはりバゲットとかフォカッチャが欲しくなるところ。

焼き野菜の盛り合わせ、よりどりみどりの野菜がたっぷり。
シンプルに塩のみの味付けであり、これぞ素材なひと皿。
サラダよかボリュームは控えめらしいのですがしっかり量もあるので野菜不足を懸念される方には頼んどいて損はないでしょう。

炙りカツオのカルパッチョ、上にちょこんと乗ってるパプリカのソースがアクセント。新鮮で臭みがなくさっぱりとした身質です。
片面を炙っているため香りもbetter。

ホタルイカとスティックセニョールのガーリックバターソテー、こちらはちょっと東南アジアチックな味付けで、一言で表現するなら空芯菜の炒めのあの味。そう。激しく酷似しています。イタリアンと言われるとちょっと謎な味ですが、お酒のアテにはピッタリ。お米も進みそうなガツンとガーリックの効いたオリエンタルディッシュです。

茹であげホワイトアスパラはイタリア産。これは正直水っぽいというか魂の抜けたような味わいで微妙です。
ならばソースをもう少し強めにするだとかパルミジャーノを多めに振りかけるなどした方がバランスが取れそうな気もしました。
とはいえやはり、フランスのロワールとかボルドーとかあの辺りのが濃ゆくて美味しいなあと思った春の日。

メインはととりこ豚肩ロース、単刀直入に言うと、お肉は全然タイプじゃないという。
豚に関しては割としっかり火が通ったものを好むわたしとしては生すぎにつき、残念ながら旨味を感じる余裕がありませんで。
ついでに言うと、強めの味付け路線な当店からは想像出来ないほど塩気がなく、色んな意味で原始的なメインに感じました。
あまり牛をチョイスしたがらないわたしたちですが、裏メニューでオススメされたやつを頼むべきだったのかもしれません。

パスタは敢えてのフレッシュトマトのスパゲティを選出。
これが大吉で簡素ながらに超美味しい。
素材そのものが味の八割を左右すると断言しても良いぐらいシンプルなのですが、ふんだんに用いられた甘酸っぱいトマトが綺麗にパスタと乳化し、そして塩と一体化され、この上ないまとまりを奏でています。
薪焼きで名を馳せるRODEOですが、個人的にはパスタが推し。あ、スペシャリテのミートスパゲティではなくです。

デザートは瀬戸内レモンのシャーベット、お連れはミルキーアイス～ママの味～。
ミルキーはママの味♪というCMが頭の中で再生され、半ば半強制的に頼みなよ～とオススメしたわけです。
その名の通りの味であり、皆が想像するあの激甘です。
瀬戸内レモンのシャーベットはプチプチと花火のように口の中で弾けて楽しい。酸味がテイストの大半を占めておりお口直しのグラニテ的なあれです。ウマウマです。

と食べて飲んで2人で2万円を切りました。

今回はメインのお肉で沈没しかけましたが、まあ元は私の好きな路線のお店であるので選択ミスということで。次回に期待したいです。
というか個人的にはパスタを推したい。

ご馳走様でした。

わたしのRODEO開拓は本店のこちらで終結しました。
中目黒から徒歩7分くらいでしょうか。
大きな通りの路面店ですので迷子にはならないかと思いますが、思ったよりも歩くため、私のように伊勢丹でフルーツを買い込んで行く方は注意しましょう。
手がちぎれそうになります。

お店はカウンター、テーブル2席の狭めな印象。
加えて私の席は簡易的に設置されたと言ってもいいようなカウンターの端オブ端。
とても窮屈です。これなら無理に予約を取らない方が印象が良いかと思われます。
出だしげんなりでスタート。

アラカルト制ですので、自分の食べたいものを好きなだけ頼みましょう。
オススメだというイワシのビネガーマリネ、三陸産の焼きガキ、イタリア産茹であげホワイトアスパラ、焼き野菜の盛り合わせ、北海道 松野さんの蝦夷鹿、青森 シャモロック、たっぷりカラスミのパスタ、RODEOのビーフカレーでストップ。

まずは烏龍茶とペリエで乾杯。
イワシのマリネがきます。
RODEOは3店舗共にお皿に重点は微塵も置いてないようで超シンプル。
青魚は嫌な生臭さが出やすいのが常ですがマリネならば皆さん安心でしょう。
身こそお世辞にも厚いとは言えないものの、絶妙な塩加減で激ウマ。
これはオススメなだけあり是非皆さんにも食べていただきたい1品。

牡蠣は広島のイメージがありますが、三陸産も負けていません。どうでもいいですが個人的には長崎の牡蠣も好きです。

続いて大好きホワイトアスパラ。
これはふにゃんふにゃんになるまで茹でられてしまい可哀想な具合に。
ただでさえ普通のアスパラに比べて柔らかいのですから茹で加減はとても大事です。

野菜不足な方もこれを食べりゃ一気に血液サラサラりんになるでしょう。
多種多様、色とりどりの野菜が名物薪焼き技法で焼かれて登場。
素材本来の甘さな苦さ旨み全てを感じることができ今自分がカブを食べてる、ロマネスコを食べてると分かりやすくシンプルなのもとてもよいです。

メインのお肉の出番がやって参りました。
先月ハナレにお邪魔した際、食べたかった鹿がないとのことで今回は1ヶ月越しの待ちに待ったご対面。
シンプルなお皿にシンプルな盛り付けですが、野菜同様、肉そのものの濃さを噛み締めました。
薪焼きを舐めていたとも言えるでしょう。
3店舗訪問した中で1番のお肉でした。
続いてシャモロック。
比内地鶏よりも気持ち柔らかめ、いや堂々かな？な肉で、しっかり脂ものっています。
美味くないわけがなく、塩コショウの究極に簡素な味付けですがこれがいい。
素材がとてもいいのであれこれ味付けする必要がないのです。
弾力があり、脂もあり、ジューシーで最高でした。

ひねくれているので敢えての名物は頼まず。笑
相方ちゃんと、やっぱカラスミじゃない？と皆さんのすりおろしチーズ(名物ミートパスタ)の光景をみながらブツブツ談話していると到着。
痛風まっしぐらな大量のカラスミに悶えました。ハート
これは５倍量でもガチ余裕でいけるでしょう。
犯罪的な美味さで肉に続き感動を抑えきれぬままカレーに突入します。
カレーも超ウマかよ。
なんだよ。といろんな野菜の旨みがぎゅぎゅっと入った素晴らしき逸品でこれもオカワリを激しく迷いました。
というか、fuckなまんぼうのせいで時間切れだったので出来なかったと言った方が正しいでしょう。笑

デザートは瀬戸内レモンのシャーベットをシェア。
さっぱりとしていて非常に食べやすい。
甘さ控えめなので私のような甘めスイーツが苦手な方にはもってこい。

以上でRODEO3店舗ツアーは終了しました。

どの店舗もよさはあり、Cafeと本店はメニューがほぼ一緒なので立地で選ぶと良いでしょう。
そしてCafeではコースではなくアラカルトを推奨します。
Cafeと本店のデメリットとしては、Cafeのが若干騒がしい、本店はカウンターがメインなので狭く、わたしのようにタイミングが悪いと端っこに座らせられる、メリットとしてはCafeのが予約が取りやすい、本店は店員さんさんの対応がピカイチ。
わたしはたまたまCafeでコースを選んだため決められたものを食べると言ったデビューだったためこちらより評価が若干下がりましたが味はほぼ同等でしょう。

ハナレはここぞと決めたいデートで使うのがよろしいかと。
落ち着いた大人の雰囲気はそこそこムードがあります。
けどなあ、、追加料金のお肉が高いからなあ、、。笑

私の中では値段も高くなく女子会で使いやすいので最高のお店です。

席さえおまけ席でなければ。笑

ご馳走様でした。