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ソース焼きそばのパンセット!? 屋号にふさわしい漢らしい一皿!
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SaltyDog
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店名 |
閉店
野郎ラーメン 中目黒店
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、つけ麺 |
住所 | |
交通手段 |
東急東横線中目黒駅徒歩1分 中目黒駅から152m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 |
サービス料・ チャージ |
チャージ料なし |
席数 |
22席 (※奥にテーブル席あります。4人、2人対応。) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキング有り |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
是非お待ちしております。 |
ドレスコード | お気軽にどうぞ。 |
オープン日 |
2013年4月26日 |
備考 |
一部店舗・地域にて販売価格が異なる場合がございます。 |
関連店舗情報 | 野郎ラーメンの店舗一覧を見る |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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ラーメン二郎インスパイア系の中でも、独自の戦略を多々試みているせたが屋グループの野郎ラーメン。その支店のひとつ、中目黒店で焼きそばを提供していると知ったのはしばらく前のこと。さらにさらに何故かそれにパンを付けたセットまであるそうな。なんだそりゃ、食べなきゃ!
5月下旬、平日の22時近く。中目黒駅の正面改札を出て、山手通りを少し北へ進むと、墨痕鮮やかな「野郎ラーメン中目黒本店」の看板が現れた。店内は奥に長い造りで、カウンター席がずらっと並んでいる。一番奥にはテーブルもあるらしいが未確認。
注文は食券制。かなり奥まった場所にある券売機に千円札を入れて焼きそば、正確には「茹でやきそば」の文字を探す。……が、みつからず。
「あのー、焼きそばが券売機にないんですが」
「あ、すみません、口頭で大丈夫っす!」
「じゃ、茹でやきそばの豚玉入り(880円)、パンセット(+120円)で」
「時間掛かりますがよろしいですか?」
「いいですよー」
食券ならぬ現金を渡して手近なカウンターに着席。券売機の後ろにぶら下がっている品書きによると、カレー茹でやきそば(850円)というのもあるらしい。が、まあ今日のところはノーマルのソース味でよいだろう。
野郎ラーメンは炒めた野菜=焼き野菜をトッピングで選べるのも特徴のひとつとされていて、それ用の中華鍋も置かれている。しかし焼きそばは中華鍋ではなく、その横に設えられた鉄板で調理していた。右手にトングと左手にコテを持ち、茹で上げた麺を炒め、中華鍋で炒めたもやしを乗せ、さらに豚肉や玉子を焼き上げてトッピング。パンを添えて出来上がり。
器はかなりデカいステンレス製の銀皿だ。麺は二郎系ではおなじみのオーションを使ったゴワゴワの極太麺。鉄板で炒めてあるが焼き目はついていない。その上に野菜。大量のモヤシと僅かなキャベツと数本のニラは、たぶんラーメンの焼き野菜と同じ構成だろう。さらに大きな豚肉が3切れと、目玉焼きのトッピング。左脇に紅生姜、そして右にコッペパン。パンセットなのでパンがあるのは当たり前なのだが、違和感は否めない。
味付けは甘めのソースで、ものすごく濃い。シズル感を通り越してビシャビシャというか、ここまでしなくてもとも思うが、まあこれがこの店の流儀なのだろう。素人考えに過ぎないけど、麺・スープ・具、それぞれの自己主張の強さで、「毒を以って毒を制す」的なバランスを指向するのが二郎系なのではあるまいか。ま、今回はスープじゃなくてソースなのだが。
さて肝心のコッペパン。上下二つにスライスしてあり、断面がカリッと焼かれている。これに焼きそばを挟んで焼きそばパンとして召し上がれ、という趣向なわけだ。麺の長さに難儀しながら少量を乗せ、肉と紅生姜も一緒にサンドしてかぶりつく。ふむ、これはなかなか旨い。濃い味付けがパンで中和される。ただパンはそんなに大きくないので3口ほどで平らげてしまった。パンセットと言っても、あくまでも焼きそばが主役でパンは添え物なのだろう。なお食べる際にどうしても手が汚れるが、目の前にティッシュが箱で置かれているのでその点は安心だ。
パンを食べ終えた段階で、焼きそばは半分以上残ってる。二郎系らしくボリューミーなのは嬉しいけど、元の味付けが濃すぎて味変を楽しめないのが惜しい。終盤は目玉焼きの黄身を絡めたりしつつ完食。食べ終えた皿を上げ、「ごちそうさま」と告げて店を出た。喉が渇いて痰が絡むが、その辺は覚悟の上なので良しとしよう。
万人には薦めづらい品だが、試みとしてはなかなか興味深い一皿だった。二郎インスパイア系の焼きそば的な品だと、以前紹介した肉汁らーめん公の焼らーめんを思い出す。味付けは全く異なるが、食べ比べてみるのも面白いかも知れない。あっちはさすがにパンセットはないけどね。