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食べログ そば EAST 百名店 2024 選出店
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店名 |
蕎や 月心(つきごころ)
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受賞・選出歴 |
そば 百名店 2024 選出店
食べログ そば EAST 百名店 2024 選出店
そば 百名店 2022 選出店
食べログ そば 百名店 2022 選出店
そば 百名店 2021 選出店
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そば 百名店 2019 選出店
食べログ そば 百名店 2019 選出店
そば 百名店 2018 選出店
食べログ そば 百名店 2018 選出店 |
ジャンル | そば、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-3791-1173 |
予約可否 |
予約可 お席のご予約可 但し お蕎麦のみでのご予約は不可 |
住所 | |
交通手段 |
東急東横線 祐天寺駅、学芸大学駅 祐天寺駅から557m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥8,000~¥9,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
クレジットカード決済は【夜営業】のみ *お会計 8000円以上から ※夜営業のみサービス料5%頂戴しております |
席数 |
13席 (カウンター9(4人掛けテーブルとして使用出来る箇所あり)+テーブル4 ※相席にならないよう、ご案内しております) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 終日禁煙 |
駐車場 |
無 近所にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒にこだわる、焼酎にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン |
お子様連れ |
大学生未満(高校生以下)のお子様のご入店はお控え頂いております |
ドレスコード | お蕎麦 お料理 お酒など 食事の妨げになるような過度の香水/ボディクリーム等 |
ホームページ | |
オープン日 |
2009年8月20日 |
備考 |
※最新情報はお店のホームページから確認して下さい |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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土曜の昼、予約を取って行く。
各所に予約を取ることを推奨すると店が書いている理由は、訪れてすぐわかった。
4組もお客さん取ったら、店が埋まる。元々それくらい小さいうえに、ここもとのコロナでスペースを取らないといけないから、余計に実稼働が減る。だからこの日も、行ってみたら「本日は予約のお客さんのみ」と記した札が店先にかけてあった。
予約の場合、蕎麦以外に飲み物・料理1品ずつ、と謳っていたのも、回転を求めないで客単価を取って商いを成立させる方針からだろう。メニューの構成一つとっても、店を訪れて丁寧に本日のお勧めというので、旬の物を使った料理を説明してくれる。それも、かなり手数が多い。この日はイワシ、アワビなどを主軸に、いいものの仕入れがあったので、と勧めてくれた。
蕎麦のメニューも相応にあるが、蕎麦前が豊富だ。「蕎や」と看板にかけているが、蕎麦ではなく蕎麦前が主役なんじゃないかってくらい、品数が豊富だ。手数が豊富ゆえ、中々、組み立てに難渋する。メニューから店の真髄を読み取る楽しみもある。
あまりに多すぎて何がスペシャリテなのか俄かに読み取れなかったので、土台の蕎麦は細挽のせいろを思い抜くことにして、サンマと大葉の天ぷら、鴨のつくね、そしておススメに乗ってアワビの煮物をどれも一人用のサイズでつまみ、店の懐を探ることにした。飲み物はスダチソーダ。
結論、選んだ3種はどれも見事にまとめられている。アワビは絶妙な柔らかさで、ダシを上手く煮含ませていたし、鴨のつくねの濃いタレの味に、卵黄をまとわせたまろやかな仕上がりも極めて上々。サンマと大葉の天ぷらも、カリっとした衣、中身の火の通り具合が絶妙だった。どれも定番といえば定番なのだが、その日の仕入れに合わせて旬の物を、どれも完璧に作りこんで提供するというのはお見事と言うよりほかない。
だが、どれも一級であるが、「酒」の存在を前提に置いている仕立てなので、酒を飲めないことを心底恨めしく思った。
〆に頼んだのは、細惹きのせいろの大盛り。蕎麦は新蕎麦とか言ってた感じ。爽やかで淡麗な仕上がり。つゆは塩辛さよりもダシの旨さが前に出て来る仕立て。雑味のない、きれいな旨みだ。自分の好みはさておき、これはこれで大いにアリ。
勘定は〆ておよそ3,600円。これだけ多品種堪能して、この価格ならばかなりリーズナブルと言える。
全体的に、回転で稼ごうという気がさらさらない店なので、「蕎麦屋」と思うとゆったりしたサーブのペースに苛々するかもしれないが、この店は「〆に一級品の蕎麦が出て来る小料理屋だ」と思えば、納得できるはず。だがそういう意味では、蕎麦屋は蕎麦屋酒も楽しみの一つである一方、酒が無くても食事の用を足すという考え方があるが、この店においては酒が無いというのは死活問題だろう。訪れた印象も、酒があって完成する店だなというもので、これは酒が飲めるようになったらまた改めて、うかがわなければならぬという思いを強く抱いて店を出た。