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店名 |
宝来
|
---|---|
ジャンル | 中華料理、ラーメン |
予約・ お問い合わせ |
03-3791-7057 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
東横線中目黒から山手通りを南。駒沢通りの交差点を恵比寿方面に。中目黒から7~8分 中目黒駅から233m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
(座敷2卓。カウンター。) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
公式アカウント | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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私は「中国料理」が大好きです。
もともと中国料理は好きだったのに加え、15年前に北京に初上陸して以来、
毎年3-4回、北京で仕事の折に中国四千年の料理に魅了されてますます中国料理好きになりました。
ところで、日本の中国料理と中国の中国料理?はかなり違います。
例えば、北京の家庭料理の木須肉は豚肉と卵と胡瓜に木耳などを加えたの炒め物ですが、日本では胡瓜は使いません。
四川料理の回鍋肉は、日本ではキャベツを使いますが中国では豚肉と数種類の唐辛子を炒めた料理です。
東京の大学を優秀な成績で卒業し中国音楽業界の重鎮となった友人(毎回中国で旨いものを食べさせてくれる)曰く
「留学時代に餃子の王将にかなりお世話になった。あれは中国風の日本家庭料理だよ。それなりに旨いけどね。」とのこと。
さて、駒沢通り沿いに「来々軒」的な旨い中国料理店があると聞きました。今まで気がつかなかったが、言われてみればあったような気がする。
ふと餃子が食べたくなって「そうだ、あの店に行ってみよう」と出撃しました。
改めて店の前に立つと、「これは典型的な通過店」だよなあと思いました。
店の中は煩雑を極め、カウンターにはキープされてると思しき紹興酒の一升瓶がずらり。
カウターの中のキッチンには女性が二人。サービスは男性一人。
完全なる家族経営の店です。
テーブル席が2席あり、他に小上がりが2テーブル。
小上がりを取り巻くように凄まじい種類のメニューが掲げられています。
今回は餃子が食べたかったので、まずは焼餃子。皮は厚めのモチモチで北京の鍋貼に近いです。
でも餡は野菜中心でとても柔らかい食感。
鳥の唐揚げ好きの私はもちろんオーダー。山椒潮が添えられてます。
衣が厚めというか天麩羅に似た特徴がありますが、揚げたてはパリパリで中はジューシー。
私の流儀で辛子酢醤油で食べたら何気に旨かったです。
回鍋肉は大きめのキャベツが積み込まれた山の中に豚肉がいっぱい隠された盛り付け。
中国のように辛くはなく、むしろ味噌炒めに近い濃厚な味付けです。
この料理が、昔の中国家庭料理の特徴そのもので、大量の油を使った痕跡があります。
スタイルを気にする女性はちょっと引いてしまうかもしれませんね。
中国料理でもフランス料理でも昨今は健康志向が主流となりつつありますが、
昔は大量の油、大量のバターで作ってました。
それでも中国人女性があんなにスタイル良いのは大量のお茶を飲むからだと言われてます。
だから、お茶を大量に飲みながら食べればいいのですよ!
この店は、ある意味で昔の中国家庭料理の典型なのだと感じました。
旨いものを食べる時にいつも健康志向でいるとつまらないと思いませんか!?
そこはバランスだと思います。私はバランス取れていませんが(汗)
他に食べたのは、
肉団子唐揚げ、普段は甘酢に絡めるのだそうですが、カスタムオーダーです。
五目炒飯、これは完全におふくろの味ですね。
叉焼麺、子供の頃の出前の中華そばを思い出す味です。
搾菜、私は刻んだ方が好きなのですが、ここは大きなスライスですね。
自家製ぬか漬け、これが何気に旨い。
さて、タイトルに「三平二満」(さんぺいじまん)と書かせていただきました。
「十分ではないが、少しのもので満足し、心穏やかに過ごすこと。」という意味です。
星のついたレストランでの芸術的な料理に舌鼓を打つのも良いけど、毎日それでは疲れ果ててしまいます。
子供の頃のご馳走を食べたくなるのは歳のせいとも言えますが、
私はよく「子供の頃の〇〇食べたいな〜」と思います。
そして、「旨かった。ごちそうさま」と小さな幸せに浸れるのですよ。
そんな気分を満たせてくれる、中国料理のおふくろの味を堪能させてくれる「宝来」です。
最後まで読んでいただき感謝です!
Peace on Earth,
masarucci