2018年最後の飲み会は目黒のイキのいいお店にて : 酒嚢飯袋

2018年の東京大賞典は3連単6点買いでゲットしました。
家で予想していた時は、どう見てもJRA所属の上位3頭で決まる公算大と考え、3連複1点か3連単2点で勝負するつもりだったのですが、いざ競馬場に着くと道中に得た情報も含めて色んな情報が入ってきて迷います。
その中で特に説得力を感じたのが、クリストフ・ルメール騎手の2着癖というやつ。
年間最多勝記録を更新して、G1を勝ちまくったルメールが最後はそのツケが回ってきて2着病に泣くというもの。
現に有馬記念→ホープフルＳとそうなっていますし、仕事や私生活、他の勝負ごとの経験などと照らしてもこの説には共感するところが多く、直前まではそのルメール騎乗のゴールドドリーム2着固定の3連単2点でほぼ固まっていました。

ところが、さらにレースが近づいた段階で、今回同行した同僚2人が揃ってサウンドトゥルーはまず3着までには来るという説を力説。迷いが再び生じます。
この日はメインレースである東京大賞典の前まで片目すら開いていなかったので、つい弱気になり、ゴールドドリーム2着固定にはしたものの、サウンドトゥルーを加えることになって、結局3連単6点買いになりました。
結果は、見事14倍を的中したのですが、最後の弱気が祟って、メイン前までに背負っていた負債の一掃には至らず、ちょい負けという結果になってしまいました。
それでもサウンドトゥルーは4着に来て最後の直線では楽しませてもらったので、まあ良しということだと思います。

同僚2人もほぼトントンに近い成績だったので、2018年の忘年会第8弾を兼ねたこの日の飲み会は、祝勝会でも無し反省会でも無しというあまり冴えないものになってしまいました。

その飲み会の会場選びは私の役割ですが、今年も最近の恒例となっている目黒駅界隈からの探索となり、食べログ評価も参考に当店をチョイスしました。
しかし、「酒嚢飯袋」とはなかなか読みづらい店名ですね。一応、「しゅのうはんたい」と読むらしいですが・・

目黒駅から権之助坂を少しだけ下ったメグロードビルという雑居ビルの2階にあるお店。
混雑を予想して、18時からということであらかじめ予約をしたうえで伺いましたが、お店に着くと、店頭には「予約満席」との表示があり、やはり予約は正解でしたね。
4人テーブル席にすぐに案内されました。

お店は、若い店主が一人で切り盛りされているようでした。
とても腰が低くて、好感の持てる方です。
その店主、注文を迷っている我々を見て、「うちのお店で大体の方が頼むのはFoodおまかせというメニューです。」とおっしゃられました。これは、おまかせの料理3点ないし4点のコースで、さらにそれに飯を付けるコースも選択できます。
そのおススメに従い、おまかせ4皿＋飯という@2,300円のコースをお願いしました。

赤星で乾杯して一皿目のあての盛りをつまみます。
このあての盛りですが、いぶりがっこ、奈良漬け、うずらの卵の燻製、ホヤ、レンコンのきんぴら、わさび漬け乗せサラミ、ポテサラ最中というなかなか凝った料理のオンパレード。
ここで皆日本酒を頼み、私もにごり酒の菊姫を注文しました。
あての盛りは、全てとても美味しいですし、バランスの良い料理で素晴らしいですね。

二皿目は、生野菜の盛り合わせ。フレッシュな8種類の生野菜をゆず味噌マヨネーズでいただきます。
珍しい野菜もあってこれもとても美味しい！
このあたりで当店が当たりだというのを確信しました。

酒は、純米大吟醸の楯野川を頼みましたが、ちょうどそれに合わせて三皿目の馬肉ユッケが提供されました。
これは絶品で、同僚2人も絶賛でした。
競馬帰りに馬肉というのもいささか趣味が悪いかもしれませんが。

おまかせ料理の最後は、糠さんまの塩焼き。
帯広単身赴任時代には行きつけの焼き魚のお店（ひかり）があって、そこで糠さんまや糠ニシンを随分食べたものですが、今回久しぶりにいただきました。やはりこれは旨いです。糠の効果で、魚の身がしっとりして、旨味が倍加します。
正直このお店で糠さんまが出るとは思っていなかったので感動しました。

同僚も酒は進み、競馬の話題を肴に盛り上がります。やはり料理が美味いと話しにも活気が出ますよね。

〆のごはんはわっぱ飯。
輪箱に入った賄い食風の料理で、たっぷりの魚介が爽やかさを演出して〆には格好の料理でした。
これもとても美味しかったです。

2時間ほどの宴席でしたが、美味しいつまみと日本酒で心地よいひと時を過ごせました。
会計は、〆て13,000円をちょっと超えましたので、一人当たり4,000円少々。
コスパもなかなかいいですし、とても良いお店だと思います。

しかし、このお店を一人で切り盛りされるのは大変ですね。
人手不足の時代なのでバイトの確保に苦労しているのかもしれませんが、その苦境を抜群のオペレーションで乗り切っているのですから流石だと思いました。

この日は、馬場入りする前に験担ぎのとんかつを始め、休日の食べログ活動をこなしてきた訳ですが、それらのレビューは差し置いて、まずは東京大賞典の結果報告も兼ねた本レビューを優先してリアルタイムにアップしました。
競馬の方は新年は金杯から始動の予定ですが、一応、年末は、有馬記念→ホープフルＳ→東京大賞典とＧ１を3連勝しましたので、その勢いをキープして臨みたいところですね。