レギュラータイムは華ちらしと蕎麦もオープン、初めての「あさごはん」以外の利用は蕎麦から‼︎ : ひとしなや

昼間の羽田なので、初めての「あさごはん」以外のhitoshinaya さんに伺うことにしました。フルオープンだと「華ちらし」、「あさごはん」、「十割蕎麦」の3店舗が軒を連ねている長屋のような独特の雰囲気があります。朝は「あさごはん」しか開いてないので、3軒揃い踏みは初めて見ました。そうか、私は北ウイングにはあまり来ないからかもしれません。
こちらの蕎麦は店名の通り十割蕎麦、難しい食材ですが楽しみです。メニューは2種類、もりと天もりです。
天もりそば 1780円 に期間限定の 辛味大根(赤) 130円 を追加していただきました。
最初に水と一緒に出汁が出されました。これはひとしなやさんでは共通になっています。塩分を加えていない出汁のみの優しい味で癒されます。ほどなく蕎麦がトレイで供されました。天ぷら、蕎麦、蕎麦つゆ、薬味(胡麻、削り節と海苔、ネギ、山葵)、追加の辛み大根、蕎麦湯という豪華なビジュアルです。十割蕎麦は濃い色味で田舎蕎麦風な配合でしょうか? しっかりした歯ごたえのある蕎麦なので喉越しよく、とはなりませんが食感と香りを楽しめます。蕎麦つゆでいただく海老、玉ねぎ、大葉の天ぷらは軽い仕上がり、海老も4尾としっかりとした内容で、これならお値段通りの期待値を実現できていると感じました。ビールを一緒にオーダーしていた方がいらっしゃいましたが、この内容だと日本酒も合うのではないでしょうか?

ひとしなやは空港内レストランやケータリングの日本エアポートレストランの運営なのですが、カレーうどんのcuudなども含めてかなりレベルの高いお店をプロデュースしていると思います。こちらの蕎麦も空港とは思えないクオリティ、蕎麦なのでサッといただいてすぐ撤収がお約束なので、満足度の高いランチに感謝しつつ出かけることにしましょう。

久しぶりにこちらの朝食が食べたくなり、少し早めに空港に着くように出ました。まだ全体的にフライトが少なく、空港の人出はまばらです。それでもこちらは根強い人気があり、利用する席を空けてお客さんがいらっしゃいました。
いただいたのは雰囲気、クオリティともに最強の和定食の組み合わせだと密かに思っている 鮭膳 1500円 です。器の使い方、素材、料理の組み合わせ、日本を代表する空港に相応しい朝食だと思います。特にこの日は鮭の皮がパリパリに仕上がっていて残すのはもったいなかったので、ご飯を皮巻きにして大根おろしを乗せて頂いてしまいましたσ(^_^;) 確か水戸光圀が、畳いっぱいに鮭の皮を敷き詰めて食べたいと言ったとか言わなかったとか⁈ 黄門様ではないですが、パリパリに焼かれた鮭の皮は脂の旨味が凝縮していると思うのです。水っぽい鮭だと生臭い皮ですが、こちらの素材と焼き方が良いのでしょう。いつ来てもハズレなしの安定のクオリティでした。

こちらは5月から同じ運営である両脇のお店の業態が変わるそうです。朝はここしか開いていないので、いつか昼間のフライトに当たる時に隣の利用してみたいと思います。

始発便の前に行くならカレーかこちらか、と悩みますが、今回は北ウイング発なので迷わずこちらでモーニングです。開店直後は入店できる人数を絞っているため、相変わらず待ち行列が長いです。時間に余裕があってよかった‼︎
列に並んでから10分程度で中に入れました。今日はちゃんと魚が食べたかったので、鮭膳(税別1350円) を選択、少し時間がかかる旨伝えられました。こちらのメニューは盛り付け、配膳がとても美しいので、1人分のセットに時間がかかるのです。とはいえさすがに空港レストランだけのことはあり、それほど待つこともなく運ばれてきました。
焼き鮭、酢ばす、玉子焼きが恭しく盛り付けられた角皿を中心におひたし、銀あんがけの冷奴、サラダ、香の物、お椀、白飯が配置されていて、これぞ和食と言わしめる内容です。いや～、これを自宅で作ってもこんなにきれいには整えられません。鮭は厚みがあり皮はパリッと、身はふっくらと仕上がっていてこんな風にいつかは焼いてみたいと思いますし、奴にかかっているあんは上品な出汁味で見た目も美しく手をつけるのがもったいないと思えるものです。なんてことに感心しながら上質の朝食となりました。

願わくは開店直後のスタッフをもう少し増やして早朝の待ち行列を解消していただきたいところです。でもゆったりした店内もこちらの魅力の一つなので、痛しかゆしと言ったところでしょうか?

朝一のフライトの前にさっと朝食にするべく、こちらにまいりました。珍しく今日は並んでいないので、ラッキーかも⁈
朝は2種類のご膳があり、白粥ご膳 980円 です。まずはお茶代わりのお出汁が出され、一気に和みモードに切り替わります。ご膳の内容は、お粥(おかわり可)、鮭や高菜などの3種類のお粥用のトッピング、五品の台の物、香の物です。お粥にはトッピングもありますが、あんをかけていただけるよう別添えで醤油系の濃い色のあんが付いてきます。色は濃いですが醤油と出汁の味のバランスは悪くなく、ついトッピングよりもこちらをかけてお粥をいただいてしまい、後でトッピングだけお出汁とともにつまむことになりがちなのが我ながら学習効果がなく情けないσ(^_^;)

こちらは慌ただしい出発前にほっとできる和の空間で優しいごはんがいただけるので、第1ターミナルの始発ならばぜひ利用したいお店です。